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ちえ）は愚魯（おろか）になりしにより、願（ねが）はくは汝（なんぢ）の恩寵（おんちょう）、此（こ）の真実（しんじつ）なる塩（しお）はこれをあらためよくせんことを。心腹（しんぷく）を試（こころ）みる前知者（ぜんちしゃ）よ、われ汝（なんぢ）に何（なに）をいはんや。水（みづ）なき地（ち…

せいへんか）に由（よっ）てはイエズス、キリストの御体（おんからだ）と御血（おんち）に成変（なりかは）りパンと葡萄酒（ぶどうしゅ）の偶成即（ぐうせいすなは）ち形（かたち）、色（いろ）、味即（あぢはひすなは）ち外観（ぐゎいくゎん）の下（もと）に実際（じっさい）に在（ましま）すのである、是（これ）ぞ聖体（せいたい）の秘跡（ひせき）である。…

んちょう）に富（と）まさるるものは大（おほい）なる謙遜（けんそん）と中心（ちゅうしん）の悲（ひ）傷（しょう）とに居（お）り、己（おのれ）を以（もつ）て一物（いちぶつ）も有（も）たざるまづしきものと為（な）して、左（さ）の如（ごと）く思（おも）はん…

wikisource:宗教 > シリヤの聖イサアク全書 ← 第四十五説教 第四十七説教 → シリヤの聖イサアク全書 第四十六説教 << 真実（しんじつ）なる知（ち）識（しき）の事（こと）、試惑（しわく）の事（こと）、及（およ）び陋劣（ろうれつ）薄弱（はくじゃく）にして学（まな）ばざる人（ひと）のみなら…

天地万物（てんちばんぶつ）は因（もと）から有（あ）るものでない。因（もと）は無（な）かったのに、天主（てんしゅ）が之（これ）を造（つく）り給（たま）ふたのである。併（しか）し職人（しょくにん）が物（もの）を造（つく）る如（ごと）くでない、寧（むし）ろあらしめた、出来（でか）した、即（すなは）ち…

しんぴ）なる智（ち）慧（けい）を日（ひ）にますます感知（かんち）せん。 問　人（ひと）は如何（いか）なる確実（かくじつ）の指示（しじ）又（また）は近（ちか）き徴候（ちょうこう）により、霊中（れいちゅう）に隠（かく）れたる果（み）を自（みづ）から見（み）るを始（はじ）めたるを感知（かんち）すべきか。…

べく感謝（かんしゃ）すべく順（したが）ふべき御父（おんちゝ）に今（いま）まで背（そむ）き奉（たてまつ）った事（こと）は、如何（いか）にも反逆（はんぎゃく）と忘恩（ぼうおん）と厚（あつ）かましさの沙汰（さた）ではないか。嗚呼天（あゝてん）の父君罪（ちゝぎみつみ）は何程憎（どれほどにく）み嫌（きら）ふべ…

しんかう）の最（もっと）も肝要（かんえう）な基礎（どだい）であります。 即（すなは）ち将来信者（せうらいしんじゃ）を教（をし）へ活治（かつをさ）める道（みち）を使徒等（しとたち）に誨（をし）へ給（たま）ふた。殊更（ことさら）に、 第（だい）一、自（みづか）ら御父（おんちち…

ち）はすべて如何（いか）なる有形物（ゆうけいぶつ）にも占有（せんゆう）せられざらん為（ため）なり。また彼（かれ）は信（しん）を以（もつ）て主（しゅ）を希（き）望（ぼう）して、主（しゅ）の惠（めぐみ）と助（たすけ）とを常（つね）に待（ま）ち…

あた）るものか些（ちつ）とも怕（おつ）かない事（こと）は無（な）いから私（わたし）が家（うち）に居（ゐ）なさい、みんなも心配（しんぱい）する事（こと）は無（な）い何（なん）の此子（このこ）位（ぐらゐ）のもの二人（ふたり）や三人（さんにん…

しんちゅう）に無（む）量（りょう）に喚起（かんき）せられて神（かみ）に似（に）るに至（いた）らん。』 又（また）『祈祷（きとう）とは何（なん）ぞや』と問（と）はれければ、次（つぎ）の如（ごと）く答（こた）へり、『すべて此（この）処（ところ）にあるものより自由（じゆう）を得（え）て智（ち…

しんち）を得（え）たるパウェルは絶妙（ぜつみょう）に之（これ）を言（い）へり。曰（いは）く『此世（このよ）に於（おい）て智（ち）なる者（もの）と意（おも）ふ者（もの）あらば智（ち）とならんが為（ため）に愚者（ぐしゃ）となるべし』〔コリンフ前三の十八〕と。さりながら汝（なんぢ）は信仰（しん…

△（縣）県知事（けんちじ）に當（あた）ります。 〇よろしい。常（つね）に數人（すうにん）の司敎（しけう）の上（うへ）に、大司敎（だいしけう）と云（い）ふものがあります。大司敎（だいしけう）は他（た）の司敎（しけう）と同（おな）じく、自分（じぶん）の管轄地（くわんかつち…

ン）は農人（のうじん）の為（ため）に甘（あま）からん、義（ぎ）の為（ため）に為（な）ししこともハリストスの知（ち）識（しき）を受（う）けたる心（こころ）に甘（あま）し。軽（けい）侮（ぶ）と貶黜（べんちつ）とは善（ぜん）意（い）を以（もっ）て忍耐（にんたい）せよ、神（かみ）の前（まえ）に勇気（ゆうき）…

ん〕最優越（いとゆうえつ）なる希望（きぼう）の慰藉（いしゃ）を有（ゆう）す、即（すなはち）我（われ）らが心中（しんちゅう）にある信仰（しんこう）の言（ことば）を有（ゆう）するなり。捧神者（ほうしんしゃ）の一人（いちにん）は善（よ）く言（い）へり、信（しん…

ちち）は英領（えいりょう）印度（インド）植民地（しょくみんち）駐屯（ちゅうとん）の或聯隊（あるれんたい）の将校（しょうこう）で厶（ござ）いましたが、私（わたくし）はまだ極（ご）く幼（おさな）い折（おり）に母（はは）を失（うしな）いまして、英国（えいこく）には他（ほか）に親戚（しん…

（じゅんじょ）に於（おい）ては、清潔（せいけつ）より始（はじ）まりて愈々（いよいよ）高（たか）まり智（ち）は更（さら）に心中（しんちゅう）の黙示（もくし）の二（ふたつ）の級（きゅう）に登（のぼ）らん。 願（ねがは）くは神（かみ）は我（われ）らにも之（これ）を惠（めぐ）み給（たま）はん。「アミン」。…

）なる階級（かいきゅう）にあるを察（さつ）知（ち）すべし。>> 人（ひと）は怠慢（たいまん）にある間（あいだ）は死期（しき）を畏（おそ）れ、神（かみ）に接近（せつきん）する時（とき）は審判（しんぱん）を迎（むか）へんを畏（おそ）る、しかれども殿門（でんもん）に全（まつた）く入（い）るときは、彼（か…

ちう）と謂（い）ふ。發（はつ）して皆（みな）節（せつ）に中（あた）る之（これ）を和（わ）と謂（い）ふ。中（ちう）は天下（てんか）の大本（たいほん）なり。和（わ）は天下（てんか）の達道（たつだう）なり。〉 致中和，天地位焉，萬物育焉。 〈中和（ちうわ）を致（いた）して、天地（てんち…

しん）を惹起（ひきおこ）すべし、何（なん）とならば熱心（ねっしん）は心（こころ）を醒覚（せいかく）して心中（しんちゅう）の思（おもひ）を暖（あたゝ）むればなり。怠慢（たいまん）の時（とき）に当（あた）り、刺激（しげき）は肉欲（にくよく）に反対（はんたい）して天性（てんせい）を助（たす）けん…