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/ 53p 第30講話　聖堂（せいどう）にて教訓（きょうくん）を聞（き）きし後（のち）、衆人（しゅうじん）互（たがひ）に関係（かんけい）し、特（こと）に父（ちち）の子（こ）に関係（かんけい）して如何（いか）なる本分（ほんぶん）あるか / 55p 第31講話　たゞ大祭（たいさい）の日（ひ）に…

、義（ぎ）人（じん）の武（ぶ）装（そう）に就（つ）きて云（い）へり。吾人（われら）も亦（また）強（つよ）きものと弱（よわ）きものとを分（わか）ちて、特（こと）に笑（わら）はるべき人々（ひとびと）が畏（おそ）るる所（ところ）のことを畏（おそ）るべからず。彼（かれ）等（ら）は実際（じっさい）何事（なに…

公教要理説明（こうけうえうりせつめい） 第（だい）六課（くわ）　原罪（げんざい） －35－ ▲否（いな）。人祖（じんそ）は悪魔（あくま）の誘惑（いざない）に随（したが）ひ、天主（てんしゅ）の誡（いましめ）に背（そむ）き、其特恩（そのとくおん）を失（うしな）ひました。 とは、聖寵及（せいてうおよ）び之（これ）に特別（とくべつ）…

一。　元来（がんらい）善（ぜん）を行（おこな）ふことは困難（こんなん）にして行（おこな）ひ易（やす）からざるも、特（こと）に之（これ）を行（おこな）ふ善人（ぜんにん）の少（すくな）き時（とき）を然（しか）りとなす。旅行（りょこう）は困難（こんなん）なるも、特（こと）に旅行者（りょこうしゃ）が唯（ただ）一人（いちにん）にして同伴者（ど…

）に感謝（かんしゃ）せんことを要（よう）す。是（こ）れ悪（あく）魔（ま）の為（ため）に畏（おそ）るべき矢（や）なり、是（こ）れ悪（あく）鬼（き）の為（ため）に致（ち）命（めい）の打（だ）撃（げき）なり、光明（こうめい）なる榮冠（えいかん）は特（こと）に之（これ）が為（ため）に賜（たま）はらる。然（さ…

答　其（それ）の信経（しんけい）の第三か條に申（もう）して御座（ござ）いまする通（とほ）り、私（わたくし）共（ども）の為（た）め、特（こと）に私（わたくし）共（ども）の罪（つみ）の救贖（あがなひ）の為（た）めに天（てん）よりお降（くだ）りになったので御座（ござ）います。…

）の弟子（でし）も偕（とも）に從（したが）ひぬ 2 また前（さき）に惡鬼（あくき）を患（うれへ）たりし者（もの）病（やまひ）を痊（いやさ）れたる婦（をんな）等（ども）も從（したが）ひたり即（すなは）ち七（ななつ）の惡鬼（あくき）を逐（おひ）出（いださ）れたるマグダラと稱（いふ）マリア 3…

して命（めい）じ給（たま）ふ筈（はず）はない、唯人（たゞひと）は種々（いろ〱）の邪欲（じゃよく）に目（め）を暗（くら）まされ易（やす）く叉悪魔（またあくま）に騙（だま）され易（やす）いので、始終之（しじゅうこれ）に敗（ま）け [下段] ず少（すこ）しも罪（つみ）を犯（をか）さにやうには努（つと）めか…

月（つき）に累（かさな）りて千萬金（せんまんきん）にいたるとおなじ　我（われ）等（ら）の罪（つみ）を負（おふ）ことは特（こと）に悪（あく）事（じ）をなすことばかりをしかりとせず悪（あく）をなさざるも亦（また）必（かなら）ず負債（ひきおひ）することあり　いかにとなれば為（なす）まじき事（こと）をなすも…

）の慈善業（じぜんげふ）を以（もっ）て顯（あらは）します。 とは、人（ひと）の靈魂（れいこん）を助（たす）けるに施（ほどこ）す所（ところ）であるが、特（とく）に聖書（せいしょ）に載（の）せたのは七（なゝつ）ある。即（すなは）ち、第（だい）一、人（ひと）の惑（まどひ）を解（と）いて善（よ）き指図（圖…

▲何（なに）より嫌（きら）はねばならぬのは罪（つみ）であります。 悪魔（あくま）よりも罪（つみ）が憎（にく）むべきものである、何故（なぜ）なれば罪（つみ）を犯（をか）さぬなら遉（さすが）の悪魔（あくま）も害（がい）する事出来（ことでき）ず、罪（つみ）を犯（をか）して悪魔（あくま）に害（がい）せられるのである。…

れ）の為（ため）に極（きは）めてこれを哀（かなし）むなり、然（しか）れどもかゝる場（ば）合（あい）に於（おい）ても属（ぞく）下（か）たる者（もの）、特（こと）に通常（つうじょう）の人（ひと）は彼（かれ）を議（ぎ）するの権（けん）利（り）あらざるを我（われ）は断定（だんてい）するなり。司（し）祭（さ…

心（こころ）を同（おな）じうして相（あひ）勞（いたは）り、兄弟（きやうだい）を愛（あい）し、慈悲（じひ）謙遜（けんそん）にして、 9惡（あく）を以（もつ）て惡（あく）に報（むく）いず、罵（ののしり）を以（もつ）て罵（ののしり）に報（むく）いず、却（かえつ）て祝福（しゆくふく）せよ。是（これ）世嗣（よ…

苦労（くろう）は只（ただ）外形（そとかわ）許（ばか）りで其（その）内（ない）部（ぶ）は矢（や）張（はり）幸福（しあわせ）なもので御座（ござ）います、特（こと）に神様（かみさま）は其（その）独（ひとり）子（ご）でありまするイイスス・ハリストスを此（この）世（よ）にお降（くだし）になってアダムが犯（お…

問　悪（あく）魔（ま）を詛（のろ）ふと申（もう）しますると、何（ど）うするので御座（ござ）います。 答　信仰（しんこう）と祈（き）祷（とう）を以（もつ）てイイスス ハリストスの名（な）を呼（よ）んで悪（あく）魔（ま）を自分（じぶん）より追（お）ひ佛（はら）ふことで御座（ござ）います、悪魔（あく）は実（じつ）にイイスス…

薫物（たきもの）は固（もと）より自（おのづか）ら美（び）にして香（こう）ばしけれども、これを火（か）上（じょう）に置（お）く時（とく）は、特（こと）に芳香（よきかおり）を発（はつ）せん、祈（き）祷（とう）もかくの如（ごと）し、固（もと）より自（みづか）ら美（び）なれども、熱心（ねっしん）…

（あら）ず政（まつりごと）また權威（けんゐ）また斯（この）世（よ）の幽暗（くらき）を宰（つかさ）どる者（もの）また天（てん）の處（ところ）にある惡（あく）の靈（れい）と戰（たたか）ふなり 13 是（この）故（ゆゑ）に神（かみ）の武具（ぶぐ）を取（とる）べし是（これ）あしき日（ひ）に遇（あひ）て敵（あ…

世（よ）の神（しん）を己（おの）れに有（ゆう）する此（この）世（よ）の人々（ひとびと）の為（ため）には、地（ち）上（じょう）の王（おう）を見（み）、特（こと）に其（そ）の全（まった）き光栄（こうえい）とを見（み）るは最（もっとも）願（ねが）ふ所（ところ）ならん。けだし王（おう）の䰗（くじ）の赫々（…

14[13]汝（なんぢ）來（きた）る時（とき）、我（わ）がトロアデにてカルポの家（いへ）に遺（のこし）置（お）きたる上衣（うはぎ）と書物（かきもの）と、特（こと）に羊皮紙（やうひし）とを持（もち）來（きた）れ。 15[14]鍛冶屋（かぢや）アレキサンデル大（おほ）いに我（われ）を惱（なやま）せり、主（…

何（なに）も爲（せ）ぬ時（とき）は、種々（さまゞゝ）の悪事（あくじ）の原（もと）に成（な）る。能（よ）く働（はたら）く時（とき）は、悪（あく）に誘（いざな）ふに悪魔（あくま）を要（えう）すれど、閑居（かんきょ）する時（とき）は、悪魔（あくま）を要（えう）せず、自（みづか）ら罪（つみ）を求（もと）め…