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おうみょう）神聖（しんせい）にして諸族（しょぞく）の為（ため）に実（じつ）に神（しん）秘（ぴ）なりしも、後来（こうらい）ハリストスの来（きた）るによりて現出（げんしゅつ）したる奥（おう）秘（ひ）を前表（ぜんぴょう）せるなり。預（よ）言者（げんしゃ）は霊魂（たましひ）が主（しゅ）をうけて主（しゅ）の光…

）に輸出（ゆしゅつ）するとは惜（おし）む可（べ）きに非（あら）ずや。一俵二円（いっぴょうにえん）の米（こめ）なれば、毎年（まいとし）作（つく）り出（いだ）したる米（こめ）の内（うち）より六十万俵余（ろくじゅうまんぴょうあまり）の高（たか）を集（あつ）めて、之（これ）を海（うみ）に投（とう）ずるに異…

ょう）乱（らん）とに陥（おちい）らしめ、予（よ）が智（ち）力（りょく）を黙想（もくそう）のことを慮（おもんばか）るより引誘（いんゆう）し去（さ）るのみならず、黙想（もくそう）を棄（す）て、行（ゆき）て同（どう）物品（ぶっぴ…

ょうけつ）に達（たつ）せずんば、其（そ）の概念（がいねん）は、神（しん）秘（ぴ）なるものを観察（かんさつ）する程（ほど）照明（しょうめい）せらるゝを得（う）る能（あた）はざるべし。而（しか）してすべて有形（ゆうけい）造物（ぞうぶつ）に於（おい）て見（み）る所（ところ）の有形（ゆう…

ょよ）せられたる望（のぞ）みに堅（かた）く立（た）ちて、之（これ）を遂（と）ぐべきを保証（ほしょう）せられん、是（こ）れ使徒（しと）の謂（いは）ゆる勧誘（かんゆう）〔ガラティア五の八〕即（すなはち）保証（ほしょう）にして我（われ）等（ら）に許約（きょ…

ょう）に寝（ね）通（とお）すに堪（た）ふる能（あた）はざればなり。人（ひと）がその口（くち）に禁食（きんしょく）の印（いん）を押（お）さるるときは、その意思（いし）は痛悔（つうかい）を学（まな）ぶべく、その心（こころ）は祈祷（きとう）を流（なが）すべく、その面（おもて）に憂色（ゆう…

ゆうけいてき）慰（い）藉（しゃ）を有（ゆう）すると共（とも）に恩寵（おんちょう）に属（ぞく）するものをも受（う）くることは上（じょう）文（ぶん）にしるしし如（ごと）く、かくの如（ごと）き場（ば）合（あい）に於（おい）て一（いつ）の摂（せつ）理（り）する者（もの）にのみ知（し）らるる神（しん）秘（ぴ…

ない）部（ぶ）の安静（あんせい）を濫（らん）費（ぴ）するより之（これ）を救（すく）はん為（ため）なり。貞潔（ていけつ）を愛（あい）せよ、祈（き）祷（とう）の時（とき）神（かみ）の前（まえ）に耻（はぢ）ざらん為（ため）なり。その行（おこない）に浄潔（じょうけつ）を求（もと）めよ、汝（なんじ）の霊魂（れ…

ゆう）して、罪（つみ）は神（かみ）の憎（にく）む所（ところ）なるをあらはせり。けだしノイと同（どう）時（じ）代（だい）の族（ぞく）は、如何（いか）にして洪水（こうずい）に滅（ほろ）びたるか。人々（ひとびと）狂乱（きょうらん）してカインの女（ぢょ…

ょ）を以（もっ）て助（たす）けを彼（かれ）にあらはすは之（これ）を以（もっ）て神（かみ）の照管（しょうかん）の力（ちから）を大（おほい）に彼（かれ）に感得（かんとく）せしめん為（ため）なり。顕然（けんぜん）なるものを了解（りょうかい）するにより神秘（しんぴ…

ょう）を有（ゆう）したりき。けだし『人（ひと）を恕（ゆる）せ、然（しか）らば汝（なんぢ）等（ら）恕（ゆる）されん』〔ルカ六の三十七〕との言（ことば）を主（しゅ）よりきくや、其時（そのとき）侮（ぶ）辱（じょく）者（しゃ）を以（もつ）て恩恵者（おんけいしゃ）と思（おも）ひ、侮（ぶ）辱（じょ…

ど）は其（その）心（こころ）は祈（き）祷（とう）に於（おい）て勇（ゆう）気（き）を得（え）ん。されど人（ひと）が多（おほ）くの事（こと）に引（ひ）かるゝ程（ほど）は、神（かみ）の助（たすけ）を失（うしな）はん。肉身（にくしん）上（じょう）の欠乏（けつぼう）を憂（うれ）ふるなかれ、何（なん）となれば死…

、前表（ぜんひょう）を以（もっ）て希望（きぼう）を養（やしな）ふによるに非（あら）ず、顕然（けんぜん）として来（きた）るにあらず、神秘（しんぴ）なる智力（ちりょく）に印（いん）せられたる形象（けいしょう）の内部（ないぶ）に於（おい）て思（おも）ふことなく自（し）然（ぜん）に顕（あら）はるるなり、何（…

（し）念（ねん）は神聖（しんせい）なる活動（かつどう）にして、清（きよ）き心（こころ）と智（ち）との活動（かつどう）は神（しん）秘（ぴ）なる者（もの）を神（しん）秘（ぴ）に讃（さん）頌（しょう）する物（もの）静（しづか）なる声（こえ）なればなり。 問　霊的（れいてき）祈（き）祷（とう）とは如何（いか…

ぴん）を取（と）らんと欲（ほつ）し、此事（このこと）に決（けつ）意（い）して逃（のが）るるを延引（えんいん）せり、されば視（み）よ、敵（てき）来（きた）りて彼（かれ）を捉（とら）へ、捕（ほ）虜（りょ）として異（い）族（ぞく）人（じん）の地（ち）に曳（ひ）き行（ゆ）き、かしこに於（おい）て勇（ゆう…

副（かな）ふの意思（いし）を受（うく）る時（とき）は、彼（かれ）は神（しん）秘（ぴ）なるものの啓（けい）示（し）を直（ただち）に受（う）けん』と。彼（かれ）は霊的（れいてき）知識（ちしき）を名（な）づけて神（しん）秘（ぴ）なるものの啓（けい）示（し）とはいへり。…

し。思（し）念（ねん）の安静（あんせい）なくんば智（ち）は神（しん）秘（ぴ）なる奥（おう）義（ぎ）に進（すす）まざるべし。信（しん）に依（より）て望（のぞ）むなくんば霊魂（れいこん）は誘惑（ゆうわく）に対（たい）して勇敢（ゆうかん）なる能（あた）はざるべし。神（かみ）の顕然（けんぜん）たる保護（ほ…

くもない物だが、お土産（みやげ）のおしるしでございますと云って、日光羊羹（にっこうようかん）と乾瓢（かんぴょう）とを届けてくれた。 その挨拶ながら私が赤坂の家（うち）をたずねたのは、あくる日のゆう方で、六月なかばの梅雨（つゆ）らしい細雨（こさめ）がしとしとと降っていた。襟に落ちる雨だれに首をすくめな…

（ぬぐ）ひ去（さ）らるべくして、魔鬼（まき）の権力（けんりょく）は衰（おとろ）へん。けだし霊魂（れいこん）は慾（よく）を思（おも）ふて之（これ）と親（した）しむを為（な）さざる時（とき）は、他（た）の掛念（けねん）の為（ため）に占有（せんゆう）せらるるにより、慾（よく）の力（ちから）は霊的（れいてき…

問　神（かみ）の使（つかひ）は幾品（いくひん）に別（わか）たるゝや 答　三品（さんぴん）に別（わか）たる即（すなは）ち第（だい）一品（いつぴん）はセラヒム、ヘルビム、宝（はう）座（ざ）、第（だい）二品（にひん）は主制（しゅせい）、能力（のうりょく）、権柄（けんぺい）、第（だい）三品（さんぴん）は首領（しゅりゃう）、神（しん）使（し）長（ちゃう）、神（しん）使（し）なり…