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△贖宥（しょくいう）に二種（ふたとほり）あります、全贖宥（ぜんしょくいう）と分贖宥（ぶんしょくいう）とであります。 [下段] とは全（まった）き贖宥（しょくいう）の意味（いみ）、 とは幾分（いくぶん）かの贖宥（しょくいう）の意味（いみ）である。 ▲全贖宥（ぜんしょく…

くん）、本職（ほんしょく）は職務上（しょくむじょう）から一言（いちげん）御注意（ごちゅうい）するが、貴君（あなた）が今後（こんご）弁解（べんかい）をなさると却（かえっ）て貴君（あなた）の為（た）めに不利益（ふりえき）となる。本職（ほんしょく）は貴君（あなた）の令兄（れいけい）建志（けんし）君（くん…

しょ）にして、彼（かれ）は此中（このうち）に（ア）黙想（もくそう）の奥義（おうぎ）に関（かん）する教訓（きょうくん）を著（あらわ）し、多（おほ）くの者（もの）が此奥義（このおうぎ）を知（し）らざるに依（よ）り、此（こ）の神妙（しんみょう）なる練修（れんし…

答　その進行（しんこう）に於（おい）て此（この）終極（しゅうきょく）に達（たっ）せんことは、実（じつ）に能（あた）はず、何（なん）となれば諸聖人（しょせいじん）も此（この）事（こと）に於（おい）ては完全（かんぜん）に至（いた）る迄（まで）達（たっ）せざればなり。睿（えい）智（ち）の路（…

んしゅう）を霊魂（れいこん）より奪（うば）はんが為（ため）、霊底（れいてい）に起（おこ）るものなること明（あきらか）なり。もし欲（ほっ）するならば、彼（か）の聖（せい）なるマカリイの一文書（いちぶんしょ）により諸聖人（しょせいじん）が如何（いか）なる階段（かいだん）に立（た）つと、諸聖人（しょ…

ょく）なり。先（ま）づ沈黙（ちんもく）に己（おのれ）を強（し）いん、その時（とき）は沈黙（ちんもく）によりて真（まこと）の沈黙（ちんもく）に至（いた）らしむべきものを我（われ）らの為（ため）に生（しょう）ぜん。沈黙（ちんもく）によりて生（しょ…

んしょ）なると、救済（きゅうさい）の泉（いづみ）なると、安全（あんぜん）の宝（たから）なると、大（だい）なる暴風（ぼうふう）より救（すく）はるる港（みなと）なると、暗黒（あんこく）に居（お）る者（もの）の光（ひかり）なると、無力（むりょく…

しょうこうしゃ）は彼（かれ）と共（とも）に在（あ）ればなり。人（ひと）は壁中（へきちゅう）に籠（こも）り居（お）れどもその視力（しりょく）は遠（とお）く及（およ）びて、他（た）の人々（ひとびと）の成（な）すところを見（み）ん。 イサイヤは大抵（たいてい）千年（せんねん）以前（いぜん…

ら）によりて、天（てん）使（し）の主宰（しゅさい）をも見（み）ん。当然（とうぜん）に称賛（しょうさん）する者（もの）は害（がい）を受（う）けざらん。さりながらもし称賛（しょうさん）が彼（かれ）の為（ため）に楽（たのし）くんば、彼（かれ）は報酬（ほうしゅう）を要（よう）せざる行（こう）為（い）者（し…

<< 謙遜（けんそん）にして聴（き）く者（もの）に愛（あい）を以（もつ）て告（つぐ）る有益（ゆうえき）なる教訓（きょうくん）。 >> 神（かみ）の恩寵（おんちょう）によらずんば善（ぜん）意（い）は心中（しんちゅう）に降（くだ）り来（きた）らざるべし。誘惑（ゆうわく）と実験（じっけん）との為（ため）に…

くんげん）と奇異（きい）なる生涯（しょうがい）。 >> 一日予（よ）は庵（あん）を離（はな）れて一（いつ）の聖（せい）なる兄弟（けいてい）を訪（と）ひけるが、不快（ふかい）の為（ため）に彼（かれ）と共（とも）に一所（いっしょ…

復活（ふくかつ）の望（のぞ）みはもろもろの善行（ぜんこう）の根本（こんぽん）なり、何（なん）となれば報（むく）いを受（う）けんとの望（のぞ）みは善（ぜん）なる行為（こうい）に対（たい）する心（こころ）を固（かた）むればなり。すべての行為者（こういしゃ）は労（ろう）の為（ため）に賞（しょ…

りて我（われ）等（ら）智（ち）なる者（もの）となりて、神（かみ）の道（みち）を認識（にんしき）し、彼（かれ）等（ら）と彼（かれ）等（ら）が生涯（しょうがい）のことの傳（でん）記（き）を己（おのれ）の目前（もくぜん）に有（ゆう）して精神（せいしん）を励（はげ）まさるゝ活（いけ）る模（も）範（はん）と…

んしょう）はこれと異（こと）なるものを示（しめ）し、奥妙（おうみょう）神聖（しんせい）にして諸族（しょぞく）の為（ため）に実（じつ）に神（しん）秘（ぴ）なりしも、後来（こうらい）ハリストスの来（きた）るによりて現出（げんしゅつ）したる奥（おう）秘（ひ）を前表（ぜん…

（にくたい）とその部分（ぶぶん）が完全（かんぜん）に形作（かたちづく）らるゝなくんば、霊魂（れいこん）は存在（そんざい）を受（う）けて生（しょう）ずる能（あた）はざるべし、此（かく）の如（ごと）く霊魂（れいこん）の為（ため）に第二（だいに）の直覚（ちょくかく）に達（たつ）する即（すなはち）黙示（も…

。旅行者（りょこうしゃ）あり、汝（なんぢ）と共（とも）に居（お）るときは、一（いち）度（ど）二度（にど）彼（かれ）を招（まね）きて食（しょく）せしめよ、秩然（ちつぜん）として卓（たく）上（じょう）に供（そな）へ、不（ふ）順（じゅん）序（じょ）なるなかれ。肢（し）体（たい）の一（いつ）をも露（あらは）…

第1講話　神（かみ）の書（しょ）を読（よ）むを常（つね）に練習（れんしゅう）すべし / 1p 第2講話　神（かみ）の書（しょ）を読（よ）むの益（えき） / 4p 第3講話　聖書（せいしょ）を唯（ただ）書籍（しょせき）として所持（しょじ）するは不（ふ）充分（じゅうぶん）なり / 5p 第4講話　ハリストスは万善（ばんぜん）の泉（いづみ）なり…

くんば第二者あらざるべく、第二者（だいにしゃ）の正（ただ）しく進行（しんこう）する処（ところ）に在（あ）りては第三（だいさん）者（しゃ）は恰（あたか）も勒轡（ろくひ）の如（ごと）く結（むす）び付（つ）けらるゝなり。 恩寵（おんちょう）が人（ひと）に増殖（ぞうしょく…

>> 諸（しょ）神（しん）父（ぷ）が其（その）神聖（しんせい）なる書（しょ）を以（もっ）て要求（ようきゅう）する悔改（かいかい）に於（おけ）るの勇（ゆう）気（き）と、使徒（しと）及（およ）び豫（よ）言者（げんしゃ）等（ら）の書（しょ…

）て誰（たれ）にも知（し）られず、汝（なんぢ）の生涯（しょうがい）を人々（ひとびと）は知（し）らず、ゆえに言（い）はん。修道（しゅうどう）士（し）は朝（あさ）より食事（しょくじ）すと、殊（こと）に此処（ここ）の兄弟（けいてい）は新進者（しんしんしゃ）にしてその意思（いし）薄弱（はくじゃく）なり、彼（…