経つくゑ

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あはてむけはなに千ねんのちぎりまんねんじやうをつくして、れにみさをはひとりずみ、あたらびけいつきはなにそむけて、いつぞともらずがほに、るやじゆずかれてはみほとけりんゑにまよひぬべし、ありしはいつの七せき、なにとちかひてひよくとりかたはをうらみ、むじようかぜれんりゑだいきどほりつ、こヽかんさうのうちきじやうかうろえぬけふりのぬしはとへば、こたへはぽろりじゆばんそでつゆきて、はぬすぜうきたきはむりか、かくすにあらはるヽがつねぞかし。

さすればゆめのあともなけれど、さとらぬさきれもれもおもひをせしはそのひとか、いくわだいがくひようばんをとこまつしまたヾをばれてそのころ二十七か八か、けばそくはつばらはなやがてみをつくり、くびまきのはんけちにわかにかげして、とじようもくれいとも千ざいめいよとうれしがられ、むすめもつおやいくたりあだがたきおもひをさせてむこがねにとれもだうりなり、くにしづをかさすがしぞくでだけじんぴんかうしようにてをとこぶりぶんなく、さいありがくありあつぱれのじんぶついまこそないくわしよしゆといへどもゆくすゑのぞみは十のさすところなるを、これほどのひとたにんられてるまじとのいきごみにて、むこさまふつていなかなればにやくわぞくひめぎみかうとうかんれいぢようおほあきんどぢさんきんつきなどれよれよと申みのくち/″\より、こまちいろらふしまだまげしやしんきやうしきぶさいにほこるゑいぶんわやく、つんできじようにうづたかけれどもこのおとこなんののぞりてからずか、なかうどもヽさへづりきヽながしにしてれなりけりとはいぶかしからずや、うたがひはかるりうあんくわめいさとゆふべ、うかるヽきのりやとれどひんかうはうせいうけあいてをうければことはいよいよくらやみになりぬ、さりながらあやしきはたいヽんがけにいつたちよれのいゑあめはふれどゆきれどそこかぢぼうおろさぬことなしとくちさがなきしやふれに申せしやら、それからそれつたはりてさうぞうのかたまりはかげとなりかたちとなりさま/″\うわさとなり、ひとれずをもみたまおんかたもありし、そのなかけてくろうせうのあるおひとしのびやかにあとをやつけたまひし、ぐりにぐればさてとうだいのもとらさよ、ほんごうもりかはちようとかやじんじやのうしろしんざかどほりにいくかまへのいけがきゆひまわせしなかせばらくかたをりどかうづきそのとをんなヽまへのひようさつかけてをり/\もるヽことのしのびのきばうめうぐひすはづかしきびおんをばはるつきよのおぼろげにくばかり、ちらりすがたなつすだれごしくやれゆゑしみてかやくしさまのごゑんにちにそヾろあるきをするでもなく、ひとまちがほたちすがたかどにおがみしこともなけれどびじんこのかいわいにかくれなしとくは、さてこそいよ/\がくしかこいか、よしやれいぢようぶればとておさとはいづれれたもの、そんなものにはなげよまれてはてあとあしのすなごようじんさりとてはおしようしやなどヽくまれぐちいひちらせどしんところねたねたしのつもり、かヽるひと/″\しんいのほむらがひばしらなどヽたちのぼつてつみもないせじやうをおどろかすなるべし。


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くろぬりべいおもてかまへとおかつてむきのけいざいべつものぞかし、をしはかりにひとうへうらやまぬものよ、かうづきさもんといひしきうばくしんがくしちヽおやとはかみしもかたをならべしあいだなるが、いしんへんれはしづをかのおとも、これはとうだいさみだれにながすちしほあかこヽろしゆびよくあらはしてつゆとやえし、みづさかづきしてわかれしりのつまかたみこのびじんなり、ひとふこううまれながらにごけさまのおやちて、すがるちぶさあまへながらもちヽといふあぢゆめにもしらず、ものごヽろるにつけておやといへばふたりあるひとのさまのうらやましさに、いとしきこととひかけてはいくたびはヽそでしぼらせしが、そのはヽにもまた十四といふとしはかなくわかれていま一つのいたはしさ、かのがくしどのそのびやうしようふとまねかれてじんりよくしたるがもととなり、くりかへむかしのゆかりもてがたく、ひきつヾいてゆきかひしけるが、るにもくにもかあいさうなりのどくなり、これがしもおきやむすめびかへりなどならばらぬことといはヾかどほかをもず、はヽさまとならではおにもかじ、かんのんさまのおまゐりもいやよ、しばゐはなみはヽさましよならではとこの一トもとのかげにくれて、なりこそしまだをとなづくらせたれどしようところにんぎやうだいてあそびたきほどのねヽさまがにはかにおちしたさるどうやう、なみだのほかになんかんがへもなくおたみはしためそでにすがつて、わたしも一しよかんれよとてきわけもなくりしすがたのあくまであどけなきがふびんにて、もとよりれたのまねばぎむといふすぢもなく、おんをきせてのやしんもなけれどれよりいらいひやくじばんたんひきうけてせわをすることしんけうだいできわざなり、これをいろめがねひとにはほろよひひざまくらにみヽあかでもらせるところゆるやら、さりとはがくしさまゑんざいうつたへどころもなし。

いまぢよしきよういくさんせいといひがたきこヽろよりおそのにもがくかうがよひせたくなく、まわみちでもなきかへりがけの一じかんこヽりてはどくしよさんじゆつおもふやうにをしへてればきおくもよくわかりもはやく、がくしはいよ/\かわいがりしが、おそのすこしのかんじもなく、ありがたしうれしなどくちさきすどころかかほるさへやがりて、にち/\けいこにもしよもつことよりほかふことのきはもちろんへんじをさへうちとけてひしことはなく、しひへばしさうなけしきるおたみきのどくさかぎりなく、いつまでもねねさまでいたしかたがござりませぬ、さすがのおけるおたにんにはすこをとならしくおあそばせど、おこヽろやすだてのわがまヽか、あまぎみであのとほりのごゑんりよなさ、ちとおしかあそばしてくださりませときまもんくはなたすれどがくしさらにもめず、そのおさなきがたつときなり、はんたいはねかへられなばおたみどのにもりようぢが六ツかしからん、そのさまれにゑんりよらず、やなときやといふがよし、れをたにんをとこおもはずはヽさまどうやうあまたまへとやさしくなぐさめてひごとかよへば、なほさらうるさいとはしくくるまのおとのかどとまるをなによりもにして、それおいできくがいなや、かつてもとのはうきてぬぐひをかぶらせぬ。



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たみこのやに十ねんあまりほうこうしてしゆじんといへどいまかはらず、なにとぞこのひとりつぱあげてれもせけんほこりたきねがひより、やきもきむほどなにごヽろなきおそのていのもどかしく、どうしたものかんがへ、こまつたものとなげき、はてはいけんこゞとぜてさまざまかせぬ。

いつかははふとぞんじたれど、おまへさまといふおひとにはあきれまする、れがいつつやとをこどもではなし、十六といへばおこさまもつひともありますぞや、まあかんがへてごらんなされおはヽさまがおなくなりからこのかた、あしかけ三ねんながあいだまつしまさまがれほどつくしてくだされたとおぼしめす、わたしでさへなみだがこぼれるほどうれしきにおまへさまはいしか、さりとはふにんじようと申ものなり、おおぼえがあるはづなれど一々申さねばおわかりになるまじ、おみよたよりのなきおまへさまのあんじて、ひとをしへがかんじん〈[#「肝賢の」はママ]〉ものなるにはヾそのさまなどはいまはくしなんいろにもまりやすければ、がくかうかよひにからぬともでもできてはならず、一さいれにかせてまあてくれとしんせつおつしやつておしヽようさまからまいにちのおでげいこげつしやしてとヾけしてごちそうしてくるまして、あがめたてまつせんせいでもゆきあめにはもちろんこと、三に一はおことわりがつねのものなり、それをなんぞやだヾさまごきげんとり/″\、このほんさつよみおはらばごはうびにはなにまいらせん、ならひができたればこのつぎにはふみきてせ給へともつたいないほうしようはんきれをおもちやくだされたことわすれはなさるまい、う申さばおまへさまのおこヽろにはなんんなものたヽきつけてかへしたしとおぼしめすからねど、かみまいにもまことのこもるおこヽろざしをいたゞものぞかし、そのごおんなんともおもはず、一れん〈[#ルビの「れん」はママ]〉といふ三百六十五日うちとほして、かほどころかあたりまへあつさむいもまんぞくにはおつしやらず、ひつきようあのかたなればこそおはらもたてずにもけずかわいがつてくださるものヽ、だいてんたうさまのばちあたらずにはりませぬ、きのふこのあたりうはさけばまつしまさまはせけんひようばんかたおくさまたうならどりにやまほどなれどどれもおことはりでこなたへのおいでぢようさまうへにばかりりがちがうか、なんといふおしやわせやきもちやいてうらやみますぞや、そのおひとてられたらおまへさままあなんあそばす、おきなさるはおはらがたつか、おおこりになつてもよし、たみは申だけは申ます、るくおあそばせばれまで、さりとははうづのなきおわがまヽとおもつてしかりつけしがれもしゆおもひの一なり、もとよりおそののあるではなくたゞおさなひとぎらひして、かれるをやがり、あやされヽばくとおなじく、なぜそのひとはずりとてかくべつあだをしてこまらせんなどヽねんりしくさでもなく、まことせけんずのわがまヽからおこりししよいなれば、はれるにつけてなんいひわけりゆうもなく、くやしきかかなしきかはづかしきかむちやくちやいてかほもあげぬを、おたみなほもなにごとをかいはんとするをりかどにとまるれいくるまおと、それおいでなりけふこそはおやさしくあそばせよ。

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そのさまはどうなされたけふはまだかほえぬとはれてまさかに、いままでこれ/\でつぎいてられますともひがたければ、せう/\ごふかげん〈[#「冫+咸」、U+51CF、102-9]〉で、しかしもうよろしうござりませうほどに、まあおちやを一つなどヽたみは其塲をつくろひぬ。

がくしまゆしはめてれはこまつたもの、ぜんたいじようぶといふたちでなければじこうかはなどはことさらちういせねばるし、おたみどのふやうじようをさせ給ふな、さてとれもきうしらはちて、ゑんほうさせんことまりけふごふいてうながらの御いとまごひなりとわけもなくいへばおたみあきれて、ごじようだんをおつしやりますな、いやじようだんではなしさつぽろびようゐんちやうにんじられてつがふしだいあすにもしゆつたつせねばならず、もつとだしぬけといふではなくうとはたいていしれてりしが、なにおどろかせるがるしさにつまりいはねばならぬことけふまでもだまつてりしなり、三ねんか五ねんかへるつもりなれどもそのほどはどうわからねばまづたうぶんわかれのかくご、それにつけてもあんじられるはそのさまのこと、なんよけいせわながらなぜはじめからかわゆくてしんじつところ一日ぬもになるくらいなれど、さりとていつてもよろこばれるでもなく、けつくあれほどやがるものをどくなとのつかぬでもなけれど、どうかしてあつぱれの淑女にそだてヽたく、うぬぼれのぶんわらたまはんがかくけふまでやがられにしなり、まづがくもんといふたところおんなたいていあんなもの、りくわがくせいはうなどヽびられては、およめさまのくちにいよ/\とほざかるべし、だいひさうがくもんかれきつくばなしたもおなじにてまことひとよろこはぬもの、よしやみやまがくれでもてんしんはないろみやこびとゆかしがらするだうりなれば、このうへはゆうびせいをやしなつてとくをみがくやうをしへ給へ、このちたりとてからさつぱりだんかうひざにもるまじきが、これからはいよ/\おたみどのたいやくなり、ぜんもんとらこうもんおほかみみぎにもひだりにもこわらしきやつおほをか、あたらびぎよくきずをつけたまふは、そのさまにもひきかせたきことおほくあれどくちよりいはヾまたみヽりようてなるべし、ふしぎゑんのないひとゑんがあるかばからしきほどいてゆくがやなきもちと、わらつてのけながらてうしがいつもほどえてはきこえず。

さん/″\のおたみいけんすこそめあげく、そのひとにわかにわかれといふ、おさなきこヽろにはひつれいわがまヽをくみてそれゆゑゑんごくへでもかれるやうにかなしく、わびがしたれけれどしようじしほがなく、おたみさいしよんでれしときすこしひねくれてよりひようしぬけがしていまさらにはしもされず、そのうちにおかへりにならばなんとせん、もうつてはくださらぬかなどヽしきゐきわにすりつておそのけるもらず、がくしはそのときつとつて、けふはおなごりなるにめてはわらがほでもせてたまはれとさらりしようじくれば、おヽこヽにか。



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さうないてくれてはこまる、おたみどのもおなじやうになんことぞ、もうはれぬとふでもなきにこヽろぼそこといひたまふな、そのさまなにびらるヽことはなし、おまへさまのことよろしくおたみしようちしてればすこしもしんぱいことはあらず、たヾこれまでとちがひてだん/\おとなになりせけんつきあいらねばならず、だい一に六づかしきはひときげんなり、さりとてへつらひのざうりとりもあまりほめたはなしではなけれどそこぐあいものにて、せいじようなりむくなりけつぱくなりのおまへさまなどが、みぎをむくともひだりくともくむひとはづなれどれではわたられず、れもやはそのなかまの一まいヽた〈[#ルビの「ヽ」は底本では上下逆]〉にてつかみちふむきなれどもさすがとしこうといふものかすこしはおまへさまよりひとるし、さりとてるくぎてはこまれどくわふきふとりかぢはこヽろ一つよくかんがへておうようなされ、じつところしゆつたつあさつてしたくおうかたできたればもはやにかヽるまじくずゐぶんからだをいとひてわづらひ給ふな、このうへにおたのみはばん/″\みおくりなどしてくださるな、さらでだにおとこともだちてまへもあるになにかをかしくられてもおたがひつまらず、さりながらおしやしんあらば一まいかたみいたゞきたしこのつぎしゆつけうするころにははやりつぱおくさまかもれず、それでもまたつてたまはるかとかほをのぞけば、ひざしてせうたいもなし、れほどわかれるがおやかとせられてうなづくかあいさ、三ねんめけふいまさらにむしろいつものらきがしなり。

やはらかきひとほどはつよくがくしひと/″\なみだあめみちどめもされず、こよひめてとらへるたもとやさしくふりきつてわがやかへれば、おたみものられしほどちからおとして、よしや千ばんりはなれるともまことおやこけうだいならばいつかへつてうといふたのしみもあれど、ほんのしんせつといふ一すぢいとにかヽつてなれば、とほざかるがさいごもうゑんれしもおなじことりつくしまたのみもなしと、りすてられしやうななげきにおそのいよ/\こヽろぼそく、はヽおやわかれにかなしきことつくしてはらわたもみるほどきにきしがけふおもひはれともかはりて、しんせつもつたいなし、ざんねんなどヽいふかんねんうわうざわうむねなかまわしてなになにやらゆめこヽち、さりとてそのよらるヽところならず、ひてとこへはりしものヽねまきかへずよこにもならず、さてつく/″\とかんがへればまへひるまさま/″\かびて、れはらねどむねにやきざまれしがくしひしことばごんはんくわすれず、かへぎはこのそでをかくらへてつとしかばいまかへりんとわらひながらにおほせられしのおこゑくことはできず、あすからはくるまのおともまるまじ、おもへばなぜひとのあのやうやなりしかとながたもとうちかへしうちかへしとたんもみの八ツくちころ/\とれてとうかかヾやくわうごんゆびわがくしひだりくすりゆび〈[#「藥指に」は底本では「樂指に」]〉さきのほどまでひかりしものなり。

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つぼみとおもひしこずゑはなしゆんうだしぬけにこれはこれはとおどろかるヽものなり、ときといふものヽをかしさにはおそのちいさきむねなにかんぜしか、がくししゆつたつごの一日二日よりしよげうどことなくをとなびていままでのやうわがまヽもはず、ぬひはりしごとよみかきほかいぜんしてをつヽしみさそひとありともひとよしばいきしことあしけねば、をりふしはひにいままでこともなきにほんぜんづなどヽいふものをおたみがおつかひのるすひろけてこともあり、しんぶんしうへにもさつぽろとかほくかいだうとかもじにはいちはやくのつくやうすあるひたみいてればみぎゆびにあり/\とかヾやくものあり。

さてもあきかぜきりひとか、らねばこそあれゆきぼとけだうとういかめしくつくらんとかりつぱにせんとか、あはれくたびれもうけにるがおうし、ぶんくわとかかいめいとかのよくわうなにごとからからほりかへして百ねんねんむかしのひとこヽろなかまでかいばうするに、これをしよくしよういだうめうにもてんじゆよはひはうもならず、がくしさつぽろおもむきしとしあきしんさつせしちぶすくわんじやかんぜんして、しやみそぢにたらぬわかざかりをほくかいだうつちしぬ、かぜたよりにこれをきしおそのこヽろ

うつせみなかすてヽおもへばすみぞめ〈[#「黒染に」はママ]〉そでいろかへるまでもなく、はなもなしもみぢもなし、たけにあまるくろかみきりはらへばとてれはぼだいしんひとまへづくりのごけさまがしよいぞかし、うきかざりのべにをしろいこそらぬものあらがみしまだもとゆひすぢきつてはなせしすがたいろこのむものにはまただんとたヽえてむこにゆかんよめにとらん、かめいさうぞくなにともすべしとひとひとりふたりならず、あるときがくししんいうなりしそれがしたうじいがくぶいうめいけうじゆどのひとをもつてかたごとみしを、おたみうへもなきゑんよろこびておまへさまもいまはなのさかりりがたにつてはんであるくともれることでなし、たいていにおこヽろさだたまへ、まつしまさまにおんはありともなんのおやくそく〈[#「お束約が」はママ]〉ありしでもなく、よしりたりともさいゑんするひとさへにはおほし、どこはゞかりのあることならねばとてせつゆせしに、おそのにこやかにわらひてくちさきやくそくくにとかれもせん、まことあいなきちぎりはてヽさいゑんするひとあるべし、もとよりひとやくそくおぼえなくしてみさほてやうもなけれど、どこともらずみたるおもひはこのみあるかぎわすがたければ、もしかのけうじゆさまたつつまにとおほせのあらば、かたちだけはまいりもせんこヽろたやすくたてまつりがたしとつたたまへと、こともなくひてきいれるけしきのなきに、おたみいひがひなしとだんねんしてれよりはまたすヽめずとぞ、きようづくゑいはれかくのごとし。

くちるきおひとこれをきて、さてもひねくれしおんなかな、いまもしがくしにありてさつぽろにもゆかずいぜんとほなまやさしくでいりをなさば、むしづのはしるほどやがることうたがひなしとにがわらひしておほせられしが『あるときはありのすさびにくかりき、くてぞひとこひしかりける』とにもかくにもいぢわるのいぢわるのや。

をはり

この著作物は1925年1月1日より前に発行され、かつ著作者の没後(団体著作物にあっては公表後又は創作後)100年以上経過しているため、全ての国や地域でパブリックドメインの状態にあります。