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かぎ）りなく、あの愛（あい）らしき眼（め）に世（よ）の中（なか）を何（なん）と見（み）てか、人（ひと）じらしの振舞（ふるま）ひ理由（わけ）は有（あ）るべし、我（わ）れ夢（ゆめ）さら戀（こひ）なども厭（い）やらしき心（こヽろ）みぢんも無（な）けれど、此理由（このわけ）こそ知（し）りたけれ、若（わか…

わかつてゐた。自分は最後にあきらめの一種悲壯な氣持を感じながら、畫集と小説を二三册買つてしまつた。 氣持がさつぱりしたのを感じて本を抱え（へ）ながら、然し初冬の冷たい空氣の中に變な熱の感じを覺え、マントの襟を高（立）てながら、疲れて寺町通りを上り、二條寺町のかぎ…

かぎ）りなく亡（ほろ）ぶべし 三 聖公会（せいこうかい）の信仰（しんこう）箇（か）條（じょう）は左（さ）の如（ごと）し。唯一（ゆゐいつ）の神（かみ）に三（さん）位（ゐ）あり、三（さん）位（ゐ）は一体（いつたい）なり 四 三（さん）位（ゐ）を乱（みだ）さず、一体（いつたい）を別（わか）たずして拝（をが）むべき事（こと）なり…

がいない。しかし、柔らかい蹠（あしのうら）の、鞘（さや）のなかに隠された、鉤（かぎ）のように曲つた、匕首（あいくち）のように鋭い爪！これがこの動物の活力であり、智恵（ちえ）であり、精霊であり、一切であることを私は信じて疑わないのである。 ある日私は奇妙な夢を見た。…

から、夫（それ）が何（ど）の位（くらゐ）まで施（ほどこ）されるか全（まった）く分（わか）りません。 [ミサ聖祭（せいさい）]は十字架（じふじか）の祭（まつり）と同（おな）じ祭（まつり）で、その功德（くどく）は限（かぎ）りがない。罪（つみ）を償（つぐの）ふにも、恩惠（めぐみ）を願（ねが）ふにも最（も…

始（はじめ）にあり、今（いま）あり、世々（よよ）かぎりなく在（あ）るなり。　アァメン 1 あゝ主（しゅ）よ。われ深（ふか）き淵（ふち）より主（しゅ）を呼（よ）びたり 2 主（しゅ）よ。願（ねがは）くは我（わ）が声（こゑ）を聞（き）き、主（しゅ）の耳（みみ）を我（わ）が懇求（ねがひ）の声（こゑ）に傾（かた）ぶけたまへ…

わ）れは二心（ふたごゝろ）を持（も）ちて濟（す）むべきや、ゆめさら二心（ふたごゝろ）は持（も）たぬまでも我（わ）が良人（をつと）を不足（ふそく）に思（おも）ひて濟（す）むべきや、はかなし、はかなし、櫻町（さくらまち）の名（な）を忘（わす）れぬ限（かぎ）り我（わ…

だ）し、最後（さいご）の決定（とりきめ）をなす時（とき）に限（かぎ）るのです。……分（わか）りましたか。敎皇（けうくわう）は何（ど）んな場合（ばあひ）に謬（あやま）り得（え）ないと云（い）ふのですか。 △敎皇（けうくわう）が敎皇（けうくわう）として、信仰（しんかう）や道徳上（だうとくじゃう）の問題（…

かぎ）る、無（む）は無（な）し、詰（つま）り壽命（じゆみやう）限（かぎ）りなしと云（い）ふ事（こと）だな　熊「其奴（そいつ）は有難（ありがて）エモツと芽出度（めでて）エ名（な）はありませんかイ　隱「五光（ごくわう）のすりきれず　隱「何（なん）でげすエ夫（それ）は　隱「五光（くわ…

『汝（なんぢ）はペトロ（磐（いはほ））である、私（わたくし）はこの磐（いはほ）の上（うへ）に我敎会（わがけうくわい）を建（た）てませう。又私（またわたくし）は汝（なんぢ）に天國（てんごく）の鍵（かぎ）を授（さづ）けませう。すべて汝（なんぢ）が地（ち）の上（うへ）にて繋（つな）ぐ所（ところ）は天（て…

）めて上（あ）げることも出来（でき）ます。固（もと）より各自（めいゝゝ）の行（おこな）ふ善業（ぜんげふ）は、僅少（わづか）なものです。然（しか）しイエズス・キリスト様（さま）の限（かぎ）りなき功徳（くどく）があります。聖母（せいぼ）マリア、諸聖人（しょせいじん）の償（つぐのひ）の残余（あまり）があ…

おぼ）えなく増（ま）して操（みさほ）の立（た）てやうもなけれど、何處（どこ）とも知（し）らず染（そ）みたる思（おも）ひは此身（このみ）ある限（かぎ）り忘（わす）れ難（がた）ければ、萬一（もし）かの教授（けうじゆ）さま達（たつ）て妻（つま）にと仰（おほ）せのあらば、形（かたち）だけは參（まい）りもせ…

そは爾（なんぢ）はわがとりでなり 5 わが霊魂（たましひ）を爾（なんぢ）の手（みて）にゆだぬ 主（しゅ）よ眞（まこと）の神（かみ）よ、爾（なんぢ）は余（われ）をあがなひたまへり 父（ちち）と子（こ）と聖霊（せいれい）に　栄光（えいこう）あれ 元始（はじめ）にあり方今（いま）あり　世々（よよ）かぎりなく在（ある）なり　アーメン…

いしゅん）の秘蹟（ひせき）の出來（でき）ぬ時（とき）に罪（つみ）を赦（ゆる）される道（みち）は完全（くわんぜん）なる痛悔（つうくわい）に限（かぎ）ることを忘（わす）れてはならぬ、故（ゆゑ）に司祭不在（しさいふざい）の時（とき）は臨終（りんじう）の人（ひと）に之（これ）を勸（すゝ）めるは何（なに）より肝要（かんえう）である。…

こや）なる貧（まづ）しき人（ひと）は、その身體（からだ）弱（よわ）き富（と）める人（ひと）に勝（まさ）る。 15 健康（けんかう）と善（よ）き體格（たいかく）とはすべての黄金（こがね）に勝（まさ）り、強（つよ）き身體（からだ）は限（かぎ）りなき富（とみ）に勝（まさ）る。 16…

ねばならぬ『敎（をしへ）』に就（つい）てだけ謬（あやま）り得（え）ないのですね。科學（くわがく）や、歷史（れきし）や、文學（ぶんがく）や等（など）を敎（をし）へることがあるにしても、謬（あやま）らぬとも限（かぎ）りません。夫（それ）に就（つい）てはイエズス・キリスト樣（さま）の御約束（おんやくそく…

過（あやまち）なしに準備（じゅんび）の足（た）らぬ時（とき）は瀆聖（とくせい）に成（な）らねど其効果（そのかうくわ）は防（さまた）げらる、其（それ）でも生涯（せうがい）一度（ど）に限（かぎ）る三（みつ）の秘蹟（ひっせき）を二度受（どう）ける譯（訳）（わけ）には行（ゆ）かぬ、之（これ）に相當（当）（さ…

此（この）メルキセデクはサレムの王（わう）にて至高（いとたか）き神（かみ）の祭司（さいし）なりしがアブラハム王（わう）等（たち）を殺（ころ）して旋（かへり）しとき彼（かれ）アブラハムを迎（むかへ）て祝（しゆく）せり 2 アブラハム之（これ）に凡（すべ）て所獲（ぶんどりもの）の十（じふ）分（ぶん）の一（いち）を分（わか…

其（その）とき王（わう）こたへて彼等（かれら）にいはん我（われ）まことに爾曹（なんぢら）に告（つげ）ん此（この）最微者（いとちひさきもの）の一人（ひとり）に行（おこな）はざるは即（すなは）ち我（われ）に行（おこな）はざりし也（なり） 46 此等（これら）の者（もの）は窮（かぎ…

第（だい）一課（くゎ）　使徒信経（しとしんけう） → 公教要理説明（こうけうえうりせつめい） 第（だい）一部（ぶ）　序文（じょぶん） －5－ ▲否真（いなまこと）の宗教（しうけう）に限（かぎ）ります。 世間（せけん）には種々（しゅゞゝ）様々（さまゞゝ）の宗教（しうけう）があって、日本（にっぽん）ばかりでも其主（そのおも）なるもの仏教（ぶ…