1 わが義のもとなる神よ、きゝたまへ
- わが呼はるときにこたへたまへ
2 わがなやみたる時、爾余をくつろがせたまへり
- ねがはくは余をあはれみ、わが祈をきゝたまへ
3 人の子よ汝ら我栄を耻ぢしめて、幾何時をへんとするか
- 汝等空き事を好み、虚偽を慕て幾何時を経とするか
4 汝ら知れ、主は己を敬ふ人を別て、己が有としたまひしを
- われ主によばはらば聴たまはん
5 なんぢら慎みをのゝきて、罪ををかすなかれ
- 臥床にておのが心にかたりて黙せ
6 なんぢら義のそなへものをさゝげよ
- なんぢら主に依頼め
7 多くの人はいふ、誰か嘉事を余らに見する者あらんやと
- 主よ願くは聖顔の光を、われらの上に昇らせ給へ
8 爾はわが心によろこびを與へたまへり
- かれらの穀物と、酒との豊なる時の喜にまさりき
9 われ安然にして臥し、またねむらん
- 主よわれを坦然に居しむる者は唯爾なり
父と子と聖霊に 栄光あれ
元始にあり方今あり 世々かぎりなく在なり アーメン
1 主よ余爾に依頼む、願くは何日迄も愧を負しめ給ふ勿れ
- 爾の義をもてわれを助けたまへ
2 爾の耳を傾けて、速かにわれを救たまへ
- 願は余為に堅磐となり、余を救ふ保障の家と為給へ
3 爾はわが磐、わが城なり
- 聖名の故をもて余を引き、余をみちびきたまへ
4 願くは彼等が密に設けたる網より、余を引出したまへ
- そは爾はわがとりでなり
5 わが霊魂を爾の手にゆだぬ
- 主よ眞の神よ、爾は余をあがなひたまへり
父と子と聖霊に 栄光あれ
元始にあり方今あり 世々かぎりなく在なり アーメン
1 至上者のもと、その隠れたる所にすまふ者あり
- かれは全能者の蔭にやどらん
2 われ主の事を宣ていはん、主はわが避所わが城なり
- わがよりたのむ神なりと
3 神汝を猟人のわなより助け出し
- 毒をながす疫病より、のがれしめたまはん
4 彼其翮をもて汝を覆ひ給はん、汝其翼の下にかくれん
- その真実は盾なりこだてなり
5 夜はおどろくべきことあり
- 昼はとびきたる矢あり
6 幽暗には歩む疫病あり、日午には害ふ烈きやまひあり
- されど汝おそるゝことあらじ
7 千人汝の左にたふれ、萬人汝の右にたふる
- されどその災害は汝に近くことなからん
8 汝の目はたゞこの事をながめ見るのみ
- 汝悪者のむくいを見ん
9 汝曩にいへり、主はわが避所なりと
- 汝至上者をそのすまひとなせり
10 されば災害汝にいたらず
- 苦難汝の幕屋にちかづかじ
11 そは至上者汝の為めに其使者輩におほせ
- 汝が歩むもろ〳〵の道に、汝を守らせたまへばなり
12 かれら手にて汝の足をさゝへ
- 汝の足を石にふれざらしめん
13 汝は獅と蝮とをふみ
- 壮獅と蛇とを足の下にふみにじらん
14 かれその愛を我に注げるが故に、我これを助けん
- 彼わが名を知が故に、我之をたかき処におかん
15 かれ我をよばゞ、我こたへん
- 我その苦難の時に偕に居て、之を助け之をあがめん
16 我長寿をもて、かれを足はしめ
- 且わが救をかれにしめさん
父と子と聖霊に 栄光あれ
元始にあり方今あり 世々かぎりなく在なり アーメン
詩百三十四篇
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1 よる主のいへに立ち、事ふるもろ〳〵のしもべよ
- 主を頌まつれ
2 なんぢら聖所にむかひて手をあげ
- 主をほめまつれ
3 願くは主、シオンより汝をめぐみ給はんことを
- 主は天地をつくり給へるものなり
父と子と聖霊に 栄光あれ
元始にあり方今あり 世々かぎりなく在なり アーメン
この文書は翻訳文であり、原文から独立した著作物としての地位を有します。翻訳文のためのライセンスは、この版のみに適用されます。
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原文:
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この作品は1929年1月1日より前に発行され、かつ著作者の没後(団体著作物にあっては公表後又は創作後)100年以上経過しているため、全ての国や地域でパブリックドメインの状態にあります。
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翻訳文:
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この作品は1929年1月1日より前に発行され、かつ著作者の没後(団体著作物にあっては公表後又は創作後)100年以上経過しているため、全ての国や地域でパブリックドメインの状態にあります。
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