ベン・シラの智慧 第三十章

提供: Wikisource
ナビゲーションに移動 検索に移動
Wikisource:宗教 > 聖書 > 旧約聖書続篇 > ベン・シラの智慧
  • : この文書ではルビが使用されています。ここでは「ルビ」の形で再現しています。一部の古いブラウザでは、ルビが正しく見えない場合があります。

第三十章[編集]

1 あいするものえずこれをむちうたん。をはりにそのよろこびんためなり。
2 そのこらしむるものはこれをえきし、そのしりびとあひだかれにつきてほこらん。
3 そのをしふるものてきねたみおこさしめ、ともまへかれのためによろこばん。
4 そのちちぬとも、なぬがごとし。そのあとおのれごとひとひとりのこせばなり。
5 そのけるあひだこれをよろこび、ぬるときにもかなしまず。
6 かれはそのてきあだむくゆるもの、そのともおんかへものを、おのあとのこす。
7 そのあまえさすものおのきずをつつみ、さけごとにそのこころわづらはさん。
8 らさぬうまがうじゃうとなり、ままなるかたくなとなる。
9 あまえしめば、かれかれおそれしめ、ともあそばばなんぢうれへしめん。
10 かれともわらふな。おそらくはなんぢかれとともかなしみ、をはりにははがみするにいたらん。
11 そのわかときこれにじいうあたふな、またそのおろかみのがすな。
12 わかときそのくびおさへ、をさなときそのわきて、おそらくはかれかたくなになりてなんぢしたがはず、なんぢたましひなやましめん。
13 なんぢこらし、かれのためにくしんせよ、そのはぢらぬおこなひなんぢいからしめざらんためなり。

14 そのたいかくつよく、すこやなるまづしきひとは、そのからだよわめるひとまさる。
15 けんかうたいかくとはすべてのこがねまさり、つよからだかぎりなきとみまさる。
16 からだすこやかさにまさとみはなく、こころよろこびまさよろこびはなし。
17 にがいのちまさり、とこしへやすみえざるやまひまさる。
18 ふさがれしくちうへそそがれたるきものははかうへかれしくひものごとし。
19 そなへものぐうぞうなにえきあらんや。くらふこともぐこともあたはず。しゅによりてくるしめらるるものかくごとし。
20 をとめいだきてうめえんじんごとく、うめくなり。

21 なんぢたましひかなしみわたすな。なんぢはかりごとをもておのなやますな。
22 ひといのちこころよろこびなり、たかよはひひとよろこびなり。
23 なんぢたましひあいし、なんぢこころなぐさめ、またかなしみなんぢよりとほざけよ。かなしみおほくのひとほろぼし、そのうちなにえきなし。
24 ねたみいかりとはひとよはひみじかくし、おもひわづらひとききたまへひといしむ。
25 ほがらかなるこころのみくひもちふべし。