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  • 『木乃伊』(みいら) 作者:中島敦 底本:2001年10月10日筑摩書房発行『中島敦全集I』 大キュロスとカッサンダネとの息子、波斯(ぺるしや)王カンビュセスが埃及(えぢぷと)に侵入した時のこと、その麾下(きか)の武将にパリスカスなる者があつた。父祖は、ずつと東方のバクトリヤ邊から來たものらしく、何…
    14キロバイト (3,024 語) - 2021年8月31日 (火) 22:25
  • ろほのかなる燭。 父の燭、母の燭、そをめぐる兄弟(はらから)三人(たり)の燭。 夜半の嵐遠ざかりゆけば、 すでに二人の姉の燭消えたり。  消えむとするなり。 消えんとするなり。 ああ今宵またしても消えむとす、 老いたる燭。いのちの燭。たつきの燭。 風かよ。泪かよ。 いたつきの窓にしみいいみじきもの。…
    536バイト (171 語) - 2023年9月4日 (月) 21:58
  • いみじううるはしき。か(髮)もたらむ人もたちあがりぬべき心地すれ。やう〳〵ことふえしらべあはせてあゆみいでたるほど。せむかたなくおもしろし。 日はいり日。月はありあけ。雲はむらさき。風吹日のあま雲。日りはてたる山ぎはのまだなごりとまれるに。うすき(黃)ば
    431バイト (30,673 語) - 2022年6月8日 (水) 09:37
  • 虔しくさびしさをたたえた未亡人だったが― 紺縞のモンペをはきそめてよりのけなげさは 茶の花畑急ぐ手にふとも触れて 冷たく凍(し)みいるような葩のま白さを 一枝折って髪挿すという―― 心ゆとりのこうもいみじくあわれに 爽々し慣しとはなったものか うすみどり梢々に明るく 紅さす暁の光ながら むくむくと由々しい山雲のたたずまいよ。…
    481バイト (226 語) - 2023年9月4日 (月) 22:06
  • つくし深き 姉妹プロジェクト:Wikipediaの記事, データ項目 つくし深き(つくしふかき)/たふときわが友(たふときわがとも/とうときわがとも) 作詞(英語): ジョセフ・スクライヴェン(1819 - 1886、著作権消滅) 訳詞(日本語): 讃美歌編集委員会 原詞: 「What a…
    7キロバイト (1,217 語) - 2023年8月26日 (土) 22:32
  • いまはもう癒ゆるのぞみもすくなくに ここに来て 温泉(でゆ)の里のあけくれは ひとり ぽつねんとぬるま湯にしたる。 陽はさんさんと野天風呂にひろがり 鄙(ひな)びたる村童は あおざめし都会の男に馴れて戯々とあそぶ。 いまもとていたつきの痩軀を指して (みいら みいら)と囃(はや)すにあらずや。 ああ南国のいで湯の秋は粛條とかたむき…
    527バイト (220 語) - 2023年9月4日 (月) 21:39
  • いみじうさはがしうおそろしきまでおぼえて。うちまどろみいりたるに。帳の方のいぬふせぎのうちに。あをきをりものの衣をきて。にしきをかしらにもかづき。あしにもはいたるそうの別當とおぼしきがよりきて。ゆくさきのあはれならむもしらず。さもよしなしごとをのみとうちむづかりて。帳の內にりぬと
    445バイト (20,332 語) - 2020年7月26日 (日) 02:36
  • 聖書<我主イイススハリストスの新約 4 然(しか)るに矜恤(あはれ)に富(と)める神(か)は、其(その)我等(われら)を愛(あい)する大(おおい)なる愛(あい)に縁(よ)りて、 5 我等(われら)罪(つみ)に由(よ)りて死(し)せし者(もの)をハリストスと偕(とも)に生()かせり、(爾等(なんぢら)恩寵(おんちよう)を以(もつ)て救(すく)はれたり、)…
    5キロバイト (793 語) - 2019年8月24日 (土) 22:10
  • )るべし。 3 箴言(しんげん)の隱(かく)れたる意味(いみ)を探(さぐ)り、幽玄(かすか)なる喩言(たとへ)をもて語(かた)るべし。 4 彼(かれ)は大(おほ)なる人々(ひとびと)の間(あひだ)に仕(つか)へ、彼(かれ)を治(をさ)むる者(もの)の前(まへ)に現(あらは)れ、異邦(
    11キロバイト (1,713 語) - 2014年12月26日 (金) 07:50
  • 虐(しへたげ)と烈(はげ)しき力(ちから)とは富(と)を荒(あら)すべし、かくて高(たか)ぶる人(ひと)の家(へ)は荒(あ)れ廢(すた)れん。 5 貧(まづ)しき人(ひと)の口(くち)より出()づる歎願(なげき)は神(か)の耳()に入()り、その審判(さばき)速(すみやか)に到(た)る。 6…
    8キロバイト (1,207 語) - 2014年12月26日 (金) 07:48
  • やらるゝ心地してあはれ也。さいさ(淸禪イ榮)あさりも。大いとくをうやまひてこしをかゝめたり。人々參りつれは。夜もあけぬ。わた殿の戶くちのつほねにみいたせは。ほのうちきりたるあしたの露もまたおちぬに。殿(道長)ありかせ給てすいしんめして。やり水はらはせ給ふ。はしのみなみなるをみなへしの。いみ
    450バイト (24,717 語) - 2020年7月26日 (日) 02:44
  • る全能(ぜんのう)の神 ときよきかな めぐみある みつのみくらゐ ひとつなる かのみなをば あさまだき おきでゝこそ ほめまつれ ときよきかな とこしへに ましますかの まへにふし ひじりもかむり なげすて〻 みつかひともに みなをほむ ときよきかな そのみいづ つみあるめには みえねども みいつくしの みち〳〵し…
    7キロバイト (1,115 語) - 2023年8月26日 (土) 22:28
  • はれあることなり。せむなきことなれども。あまりおぼつかなく覺ゆるにつきて申出せる也。先にも申つるやうに。ものこのむくせの老の僻に猶まさり侍る事こそ。かへす〴〵我身ながらもどかしく覺ゆれ。されどむかしよりこのたき事・(のイ)一あるをいまだこのみい
    483バイト (6,363 語) - 2019年1月4日 (金) 15:49
  • 底本:1968(昭和43)年4月5日中央公論社発行『日本の文学36 滝井孝作 梶井基次郎 中島敦』 喬(たかし)は彼の部屋の窓から寝静まった通りに凝視(みい)ってた。起きている窓はなく、深夜の静けさは暈(かさ)となって街燈のぐるりに集まっていた。固い音が時どきするのは突き当って行く黄金虫(ぶんぶん)の音でもあるらしかった。…
    23キロバイト (4,808 語) - 2021年12月9日 (木) 11:40
  • 13 彼等(かれら)の眼(め)はその榮光(えいくわう)の稜威(みいつ)を見()、その耳()はその榮光(えいくわう)ある御聲(みこゑ)を聽(き)けり。 14 又(また)これに言()ひ給(たま)ひけるは、『すべての不義(ふぎ)に心(こころ)せよ』と。主(しゅ)は彼等(…
    8キロバイト (1,169 語) - 2024年4月10日 (水) 11:48
  • れかれいざなはれば物す。今日しも時雨、降り降らずみひねもすに、この山いみじう面白きほどなり。ついたちの日、一條の太政のおとゞ〈伊尹〉うせ給ひぬとのゝしる。例の「あないみじ」などひて聞きあへる夜、初雪七八寸の程たまれ〈るイ有〉。あはれあはれいかで君達步給はむなど、我がする事もなきまゝに思ひをれ…
    468バイト (63,252 語) - 2020年7月26日 (日) 02:47
  • いみしう人々申すなるは。なにのやむことなき人にもあらす。めしつかはせおはしまさんとおほしめさは([むイ])かきりは。めしてこそ使はせおはしまさめ。輕々しき御([イナシ])ありきは猶いとくるしき事。そか中にも。人々あまたいみしく通ふ所也。びなき事も
    1キロバイト (15,276 語) - 2018年4月17日 (火) 15:11
  • と聞こえたまへば、 「たうな過ぐしたまひそ。にこやかなる方のなつかしさは、ことなるものを。真名のすすみたるほどに、仮名はしどけなき文字こそ混じるめれ」 とて、まだ書かぬ草子ども作り加へて、表紙、紐などいみじうせさせたまふ。 「兵部卿宮、左衛門督などにものせむ。づから一具は書くべし。けしきばみいますがりとも、え書き並べじや」…
    26キロバイト (5,683 語) - 2022年12月1日 (木) 08:11
  • 又 ぐすく太求(たち)思(よも)いや 229 一 首里(しより) 在(あ)つる 見()揚(や)がり   神酒(みいき)寄(よ)せ せん寄(よ)せ げらへ 又 ぐすく 在(あ)つる 見()揚(や)がり 230 一 首里(しより)杜(もり) ちよわる   おぎやか思(も)加那志(がなし)   天より下(した)の   王(わう)にせてだ…
    32キロバイト (6,017 語) - 2019年11月23日 (土) 03:21
  • 法こめてたつの朝をまつ程は秋の名こりそ久しかりける 夕日に色まさりていみじうおかし。 心あるありまの浦のうら風はわきて木の葉も殘す有けり 天人のおりてくやうし奉るを思ひて。 天津人いはほをなつる袂にや法のちりをはうちはらふ覽 四十九院のはやのもとにいたる夜。雪のいみじうふり。風わりなくふけば。 うら風に我こけ衣ほしわひて身にふりつもる夜半の雪かな…
    1キロバイト (6,472 語) - 2018年4月17日 (火) 15:09
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