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ももたまな（別名こはでいし又ハしまぼう） やしやぶし（ひめやしやぶし及やしやぶしニ限ル） やちだも やまがき（ときはがき、まめがき及やまがきニ限ル） やなぎ（やなぎ屬ニ屬スルモノヲ含ム） やぶにくけい やまぐるま（別名とりもちのき） やまなし やまならし（どろやなぎ及やまならしニ限ル） やまぼうし…

東（ひがし）に立（た）てる東（ひがし）山（やま） 西（にし）に聳（そび）ゆる嵐（あらし）山（やま） かれとこれとの麓（ふもと）ゆく 水（みづ）は加茂（かも）川（がは）桂（かつら）川（がは） 祇（ぎ）園清水（をんきよみづ）知（ち）恩院（おんゐん） 吉（よし）田（だ）黒谷眞如堂（くろだにしんによだう） ながれも清（きよ）き水上（みなかみ）に…

三種（さんしゆ）の神（じん）器（ぎ）の一（ひと）つなる その草薙（くさなぎ）の神（かみ）つるぎ あふげや同胞（どうはう）四（し）千萬（せんまん） 名（な）たかき金（きん）の鯱（しやちほこ）は 名古屋（なごや）の城（しろ）の光（ひかり）なり 地（ぢ）震（しん）のはなしまだ消（き）えぬ 岐阜（ぎふ）の鵜（う）飼（かひ）も見（み）てゆかん…

先（ま）づありがたき長廊（ながろう）廻（か） こゝは春（はる）こそ愛（め）でたけれ うす花（ばな）櫻（さくら）山（やま）をおひ 嵐（あらし）も鐘（かね）もうづもれて 行（ゆ）きかう雲（くも）も匂（にほ）ふなり 景行（けいかう）崇（す）神（じん）の御（ご）陵（りやう）ある 柳（やなぎ）本（もと）をば夢（ゆめ）と過（す）ぎ…

つづける千代（ちよ）の松原（まつばら）は 三松原（さんまつばら）の其一（そのひと）つ ながめ妙（たえ）なる景（け）色（しき）かな 東（ひがし）公園（こうゑん）打（う）ち過（す）ぎて 下（げ）車（しや）せば帶（おび）地（ぢ）の名產（めいさん）地（ち） 博（はか）多（た）と西（にし）の福岡（ふくをか）を…

きこえし南朝（てんてう〔ママ〕）忠（ちう）義（ぎ）の士（し） まもるか今（いま）も君（きみ）が代（よ）を 阿（あこ）漕（ぎ）が浦（うら）に引（ひ）く網（あみ）の 名（な）も高茶（たかぢや）屋（ゝ）の雲（くも）出（づ）川（がは） わたりながらも眺（なが）めやる 桃（もゝ）のさかりやいかならん 木（も）綿産（めんさん）地（ち）の松坂（まつざか）は…

百（ひやく）萬石（まんごく）の城（じやう）下（か）とて さすが賑（にぎは）ふ町（まち）のさま 名（な）も兼六（けんろく）の公園（こうゑん）は 水戸（みと）岡山（をかやま）と諸共（もろとも）に かぞへられたる吾國（わがくに）の 三公園（さんこうゑん）の其（その）一つ（ひつ〔ママ〕） 柳（やなぎ）みどりに花赤（はなあか）く おちくる瀧（たき）の水白（みづしろ）し…

山寺山（やまでらやま）を東（ひがし）に見（み） 天童驛（てんどうえき）に來（き）て見（み）れば 舞鶴山（まひつるやま）の松（まつ）林（ばやし） 茂（しげ）り茂（しげ）りし其中（そのなか）に 信長公（のぶながこう）の靈（たましひ）の 鎭（しづ）まりますぞ慕（した）はしき 若（をさな）木（ぎ）原（はら）を打（うち）行（ゆ）けば…

はるのこゝろはつなぎがたしせきやうのまへ、 老（おい）の眼（まなこ）は迷（まよ）ひ易（やす）し残雨（ざんう）の裏（うち）、 春（はる）の情（こゝろ）は繋（つな）ぎ難（がた）し夕陽（せきやう）の前（まへ）、 老眼易迷残雨裏。春情難繋夕陽前。 春日眺望　源順或菅原篤茂 古今 見わたせばやなぎさくらをこきまぜて…

夕、月の輪貫きて 夜天（やてん）の宿を支へつゝ 世の盛衰をひやゝかに 千歲（ちとせ）の曆（こよみ）飜へし 神さびたてる常盤木の 古るきにほひに佇みて さらにすかせば眼にくらき 九百九町（くひやくくちやう）の靜まりに 柳やなぎの家を守（も）り 冷たう光る大路の灯（ひ） 小路はくらし、病人（やまうど）の 夜の恐怖（おそれ）に血も冷えし…

ひがし）には　夜店繁華（よみせはんか）の御霊（ごりょう）あり 靱（うつぼ）の東（ひがし）に北御堂（きたみどう）　阿波座（あわざ）の東（ひがし）に南御堂（みなみみどう）　何（いず）れも参詣数多（さんけいかずおお）き　一向宗（いっこうしゅう）の掛所（かけしょ）なり 新町過（しんまちす）ぎ…

そゞろあるきの面白（おもしろ）や。 天（あま）そゝり立（た）つ立山（たてやま）に､ 續󠄁（つゞ）く乘鞍（のりくら）､蓮（れん）華（げ）山（さん）｡ 右（みぎ）に望󠄆（のぞ）みて心（こゝ）地（ち）よく､ 東（ひがし）へ進󠄁（すゝ）む汽（き）車（しや）の窓（まど）。 遙（はるか）に能登（のと）の半󠄁島（はんとう）を､…

「右手は大和尚山（だいをしやうざん）で、關東州第一の高山、その手前の岡 　に、乃木勝典（のぎかつすけ）中尉（ちゆうゐ）の記念碑（きねんひ）があるので 　す。左には、金州城が手に取るやうに見えます。」 　雪の少い南滿洲の畠はよく耕されて、農家がぼつぼつ見える。沿線（えんせん）の楊（やなぎ）の木に、かささぎ…

馬鹿、惡魔。これは俺の巡禮だ。通らなきやならなかつた路だ。そして通つて來た路だ。この路は聖地に通ずる。 然し自分の聲には力が枯れてゐた。 このいまわ〔ママ〕しい經驗を裏返へしても自分を力付ける樣な溫い運命の微笑がにほひ出ることはなからう。蛆も食ふまい。 これには臆病のにほひがしみ通つてゐる。…

　をどり玉（たま）のり珍世界（ちんせかい）　奥山（おくやま）あたりのにぎやかさ さて浅草（あさくさ）より上野（うえの）へと　還（かえ）る電車（でんしゃ）の道（みち）すがら　甍（いらか）の空（そら）に聳（そび）ゆるは　名（な）だかき東本願寺（ひがしほんがんじ） 電車（でんしゃ）は三橋（みはし）のたもと…

なを）以（もつて）其家（いへ）の長臣（しやうしん）たる者。身をばあきなはず。それ人たるの道は。義（ぎ）をもつて利（り）とす。利を以て利とせず然に。君親（くんしん）の命（めい）其軽重（けいぢう）をくらぶれば。君（きみ）の命（めい）いやまさりたり。其上城中（じや…

なを。おやゝまほるらん。しうとめやくふらん。かへらや。よんべのうなゐもがな。ぜ（錢）にこはん。そらごとをして。おぎのりわざをして。ぜにもゝてこず。おのれだにこず。これならずおほかれども（イ无）かゝず。これらを人のわらふをききて。うみはあるれども心はすこしなぎ…

長岡（ながをか）おりて飯坂（いひざか）の 湯（たう）治（ぢ）にまはる人（ひと）もあり 越河（こすがう）こして白石（しろいし）は はや陸前（りくぜん）の國（くに）と聞（き）く 末（すゑ）は東（ひがし）の海（うみ）に入（い）る 阿武（あぶ）隈川（くまがは）も窓（まど）ちかく 盡（つ）きぬ唱（しやう）歌（か）の聲（こゑ）あげて…

み）よ、博（はか）士（せ）數（す）人（にん）東（ひがし）よりイエルサリムに來（きた）りて曰（いは）く、 二生（うま）れたるイウデヤ人（じん）の王（わう）は何（いづ）処（こ）に在（あ）るか、蓋（けだし）我（われ）等（ら）其（その）星（ほし）を東（ひがし）に見（み）たれば、彼（かれ）を拜（はい）せん爲（ため）に來（きた）れり。…

なんぢらに告（つ）ぐ、多（おほく）くの人、東（ひがし）より西（にし）より來（きた）り、アブラハム、イサク、ヤコブとともに天國（てんごく）の宴（えん）につき、12御國（みくに）の子（こ）らは外（そと）の暗（くら）きに逐（お）い出（だ）され、そこにて哀哭（なげき）・切齒（はがみ）することあらん』　13イエス百卒長（ひやくそつちやう）…