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[下段] リサンの略（りゃく）」とて完全痛悔（くわんぜんつうくわい）と題（だい）する書物（しょもつ）が残（のこ）された、信者（しんじゃ）は大抵之（たいていこれ）を暗記（あんき）して、告白（こくはく）が出來（でき）なければ、別（べつ）に大罪（だいざい）を赦（ゆる）される道（みち）、即（すなは）ち救…

いざなひ）に遇（あ）ふ時（とき）は、之（これ）を大（おほい）なる喜（よろこび）と爲（な）せ、 三　爾（なんぢ）等（ら）の信（しん）の試（こゝろみ）は忍耐（にんたい）を生（しやう）ずるを知（し）ればなり。 四　惟（たゞ）忍耐（にんたい）は完全（くわん…

に禁（きん）じ給（たま）ふた事（こと）である、大罪（たいざい）に成（な）って終（をはり）なき罰（ばつ）を招（まね）く事（こと）であると、立派（りっぱ）に知（し）りながら、良心（れうしん）に逆（さか）らって、重大（ぢうだい）な事（こと）に関（くわん）して天主（てんしゅ）の誡（いましめ）に背（そむ）く事（こと）である。…

〈季氏（きし）泰山（たいざん）に旅（りよ）す。子（し）冉有（ぜんいう）に謂（い）つて曰く、女（なんぢ）救（すく）ふ能（あた）はざるかと。對（こた）へて曰く、能はずと。子曰く、嗚呼（あゝ）、曾（かつ）て泰山（たいざん）は林放（りんぱう）に如（し）かずと謂（おも）へるか。〉…

い）の気掛（きがゝり）があるならば必（かなら）ず悔悛（くわいしゅん）の秘蹟或（ひっせきあるひ）は切（せめ）て完全（くわんぜん）な痛悔（つうくゎい）を以（もっ）て一旦大罪（ひとまづだいざい）の赦（ゆるし）を受（う）けぬなら更（さら）に瀆聖（とくせい）の罪（つみ）に成（な）る其秘蹟（そのひっせき）は殊（…

〈子（し）曰（いは）く、管仲（くわんちう）の器（き）小（せう）なるかな。或（あ）るひと曰（いは）く、管仲（くわんちう）儉（けん）なるか。曰（いは）く、管氏（くわんし）三歸（き）あり、官（くわん）の事（こと）攝（か）ねず、焉（いづく）んぞ儉（けん）なるを得（え）むと、然（しか）らば則（すなは）ち管仲（くわん…

営惨憺の苦は、汚（を）濁（じよく）を我が身に染みこませしか、冷笑（あざわらひ）し辰雄、潮（あざ）けりし辰雄、声は彼（か）れよ罪は汝（なんぢ）よ。交りを断（た）つて悪声を出ださぬ、我れ君子の道は知らねど、受けし恵みの泰山蒼海（たいざんさうかい）、無（む）念（ねん）骨髄に徹（とほ）れど恩は恩なり。彼れ…

たまる。ため。（したたる。） 鉢 はち。（僧家（そうか）の食器（しよくき）。） 誂 あつらふ。（いざなふ。） 預 あづかる。あづく。他（た）の物（もの）を我（われ）〔ママ〕が保管（ほくわん）し、又（また）我（わ）が物（もの）を他（た）に保管（ほくわん）させること。（あづかる。かかはる。參與（さんよ）する。） 摺 する。（ひだ。やぶる。）…

（ちから）を得（え）て己（おの）が欠点（けってん）を直（なほ）し、必（かなら）ず完全（くわんぜん）な信者（しんじゃ）に成（な）る事（こと）が出来（でき）る。 △大罪（だいざい）になります。 とあれば、大罪（だいざい）の気（き）がかりがあるのに、告白（こくはく）する －163－…

ほど）なく東京（とうきやう）に出（い）で京橋區（きやうばしく）數寄屋町（すきやちやう）の對山舘（たいざんくわん）を宿（やど）とし恰（あたか）も夫婦（ふうふ）の如（ごと）き擧動（きよだう）にて滯在（たいざい）せしが武井（たけゐ）には其實（そのじつ）赤坂（あかさか）に妻子（さいし）もあり妻（つま）は武井…

いざな）はれるに [下段] 當（当）（あた）って天主（てんしゅ）より誘（いざな）はれると云（い）ふべからず、蓋（けだ）し天主（てんしゅ）は惡（あく）に誘（いざな）はれ給（たま）ふ事能（ことあた）はざれば、誰（たれ）をも誘（いざな）ひ給（たま）ふ事（こと）なし、各（おのゝゝ）の誘（いざ…

青森港（あをもりかう）との海（かい）路（ろ）なり かくて舊（もと）來（き）し鐵道（てつだう）を 岩（いは）見（み）澤（ざわ）へと引（ひき）返（か）へし 幾（いく）春（しゆん）別（べつ）へといざ行（ゆ）かん さて面白（おもしろ）の旅（たび）なれや まづ着（つ）きたるは幌内太（ほろないふと）…

是（これ）は一番苦（いちばんくる）しい一番耻（いちばんはずか）しい死刑（しけい）でありまして、殆（ほとん）ど奴隷（どれい）や大罪人（だいざいにん）に限（かぎ）るものであった。 即（すなは）ち身（み）を犠牲（ぎせい）にして、生命（せいめい）を棄（す）て給（たま）ふたのであります。前（まへ…

わんぜん）ではない、従（したがっ）て其効果（そのかうくわ）を十分（ぶん）に生（せう）じないから、成（な）るべく早（はや）く果（はた）さねばならぬ、若（も）し大罪（だいざい）の爲（ため）に命（めい）ぜられた重大（じうだい）な償（つぐのひ）を怠（おこた）ったならば大罪（だいざい）になり得（う）る。…

千（ち）年（とせ）のむかし太（だ）宰（ざい）府（ふ）を おかれしあとは此（この）處（ところ） 宮（みや）に祭（まつ）れる菅（くわん）公（こう）の 事（じ）蹟（せき）かたらんいざ來（きた）れ 醍（だい）醐（ご）の御代（みよ）の其（その）はじめ 惜（を）しくも人（ひと）にそねまれて 身（み）になき罪（つみ）をおはせられ…

→ 公教要理説明（こうけうえうりせつめい） 第（だい）六課（くわ）　原罪（げんざい） －35－ ▲否（いな）。人祖（じんそ）は悪魔（あくま）の誘惑（いざない）に随（したが）ひ、天主（てんしゅ）の誡（いましめ）に背（そむ）き、其特恩（そのとくおん）を失（うしな）ひました。…

わいき》あり。宋公、幣《へい》を以て衞に請《こ》ひ、先《ま》づ相見《あひみ》んと請ふ。衞侯、之を許す。故に犬丘《けんきう》に遇ふ。 　鄭伯、泰山《たいざん》の祀《まつり》を釋《す》てゝ（魯ノ）周公《しうこう》を祀《まつ》り・泰山の祊を以て許《きよ》の田《でん》に易《か》へんと請ふ。三月、鄭伯、宛をし…

13誰（たれ）も誘（いざな）はるるに當（あた）りて、神（かみ）より誘（いざな）はると謂（い）ふべからず。蓋（けだし）神（かみ）は惡（あく）に誘（いざな）はれ給（たま）ふ事（こと）能（あた）はざれば、誰（たれ）をも誘（いざな）ひ給（たま）ふ事（こと）なし。 14各（おのおの）の誘（いざ…

いざ行（ゆ）ひて直（じき）に見んとて。彼方（かなた）此方（こなた）もよほすほどこそあれ。村中の者共悉（こと〴〵）く与右衛門が所に集（あつま）り。かの女子（によし）を守（まも）り見けるに。其の苦（くるし）みのありさま。いか成衆合（しゆがう）呼喚（けうくわん…

遠（とほ）く霞（かす）める金剛山（こんがうせん） 近（ちか）くいろどる生（い）駒山（こまやま） 青垣（あをがき）なせるたゞ中（なか）を いざ面白（おもしろ）く尋（たづ）ね見（み）ん いつしか汽（き）車（しや）は走（はし）りきて はや郡（こほり）山（やま）に着（つき）にけり 大空凌（おほぞらしの）ぐ烟突（えんとつ）は…