検索結果

、あいつのしるしとあひみえ候て、三藏島の一りほとこなたにて、せんちうにけふりをあけ候へハ、三藏島にもけふりたちふなつきに、いゑ三けんよりほかまたもなし、女四人をとこ三人、しほやきみなとに候なり、こゝにもをきたまふへからすとて、けんそなるたか山よりふちつなををろし、これにとりつき候てのほる山とそきこ…

もるたる科（とが）を以て死したる罪人等の居（ゐ）る所也。二ツには◦少しその上にぷるがとうりよとて◦がらさを離れずして死する人のあにま◦現（げん）世（ぜ）にて果たさざる科送りの償ひをして◦それよりぱらいぞの快（け）樂（らく）に至るべき爲に◦その間こめおかるゝ所也。三ツには◦ぷるがとうりよの上にりん…

催粧序　菅原道真 拾遺 あすからはわかなつませんかたをかの あしたのはらはけふぞやくめる 柿本人麿 新古今 あすからはわかなつまんとしめし野に きのふもけふもゆきはふりつつ 山部赤人 新古今 ゆきてみぬ人もしのべとはるののの かたみにつめるわかななりけり 紀貫之 三月三日（さんぐわつみつか）付桃花 はるきてはあまねくこれたうくわのみづなり、…

【二】問（とひ）ていはく、「罪業（ざいごふ）をもけれども、智惠（ちゑ）の燈（ともしび）をもて煩惱（ぼんなう）のやみをはらふ事（こと）にて候（さふらふ）なれば、かやうの愚癡（ぐち）の身（み）には、つみをつくる事（こと）はかさなれども、つぐのふ事（こと）はなし。なにをもてこのつみをけすべしともおぼえず候（さふらふ）はいかん」…

けれじやより示し給ふ如く信じ奉る様に◦きりしたんのあにまに　でうす　与へ下さる◦人（にん）智（ち）を超へたる御恩の光を輝（かゞや）く善也 弟子◦でうす　告給ふとは何事ぞ 師匠◦さんた◦ゑけれじやより信じ奉れと現し給ふ程の事也。中にもけれいどに籠るひいですの條々則これ也 弟子◦けれいどに籠るひいですの條々は◦何箇條ぞや…

もせずして上人（しやうにん）を二杖（ふたつゑ）まで打（うち）奉（たてまつ）るに、上人（しやうにん）はいためる氣（け）色（しき）もなく、『念佛（ねんぶつ）勸進（くわんじん）を我（われ）いのちとす。然（しか）るをかくのごとくいましめられば、いづれの所（ところ）へか行（ゆく）べき。ここにて臨終（りんじう）すべしと曰（い）へり』と。云云。…

おしどり 作者：新美南吉 書誌情報 書誌情報の詳細は議論ページをご覧ください。 　林泉（りんせん）のほとりに今日（きょう）も若者（わかもの）はひとりうっそりしゃがんでいた。冠（かんむり）はほころびくつには穴（あな）があき、あごにははらはらとぶしょうひげがみられ、頬骨（ほおぼね）の下にはのみでえぐった…

りん）……………七五 第（だい）十八課（くわ）　公教会（こうけうくわい）：ローマ・カトリック教会（きょうかい）…………八三 第（だい）十九課（くわ）　真誠（まこと）の教会（けうくわい）の特徴（とくてう）………………八九　 第（だい）二十課（くわ）　公教会（こうけうくわい）の教権（けうけん）…………………九一　…

のづから滅（めつ）しなば、生（しやう）死（じ）本（もと）無（む）にして迷（めい）情（じやう）ここに盡（つき）ぬべし。華（はな）を愛（あい）し月（つき）を詠（えい）ずるややもすれば輪（りん）廻（ね）の業（ごふ）、佛（ほとけ）をおもひ經（きやう）をおもふともすれば地（ぢ）獄（ごく）の焰（ほのほ）、ただ…

　ひとのふりみて、わがふりなをせ。おまへたちもけふまでは、たべものにもきものにも、ふじゆうなかりしが、もしそのこゝろおとなしからずして、いやしきこんじやうをもち、ほんをもよまずして、むがくもんもうになることあらば、どんなりつぱなきものをきても、どんなおほきないへにゐても、ひとにいやしめられ、ひとにゆびさゝれて、こじきにもおとるはじをかくべし。…

イイスス ハリストス光栄（こうえい）にして地上（ちじょう）に再臨（さいりん）の事（こと）。 >> ひとりハリストスの第一の臨格（りんかく）を報（ほう）ずるのみならず、前者（ぜんしゃ）よりは大（おほい）に卓越（たくえつ）なる再臨（さいりん）をも報（ほう）ぜん。彼（かれ）は容忍（ようにん）の実（じつ）を表（ひ…

第（だい）十八課（くわ）　公教会（こうけうくわい） → 公教要理説明（こうけうえうりせつめい） 第（だい）十七課（くわ）　聖霊降臨（せいれいこうりん） －80－ －81－ △イエズス、キリストは御約束（おんやくそく）の如（ごと）く使徒等（しとたち）に聖霊（せいれい）を遣（つかは）し給（たま）ふた、是（これ）を聖霊降臨（せいれいかうりん）と申（まう）します。…

← 地歌 けしの花 作者：後楽園四明居 姉妹プロジェクト：Wikipediaの記事, データ項目 地歌。作曲は菊岡検校。箏手付けは、二代目松崎検校。 手にとりて、見れば美麗（うる）はし芥子の花、しをりしをればただならぬ匂いかうばし花びらの、散りしく姿あはれとも。悋気（りんき）する気も…

西（にし）を流（なが）るゝ神通󠄁（じんつう）の､ 橋（はし）は一百五十間（けん）､ 對（む）岸（かい）に建󠄁（た）てる兵營（へいえい）は､ これぞ六十九聯隊󠄁（れんたい）。 北（きた）に北代梅林（きたしろばいりん）や､ 南（みなみ）に吳（ご）福（ふく）の桃園（もゝぞの）を､ 探（さぐ）りて倦（あ）かず吳（くれ）羽（は）への､…

ぼれ梅（うめ）など品（ひん）一層（いつそう）も二層（にそう）もよし、あるが中（なか）にも薄色綸子（うすいろりんず）の被布（ひふ）すがたを小波（さヾなみ）の池（いけ）にうつして、緋鯉（ひごひ）に餌（ゑ）をやる弟君（おとヽぎみ）と共（とも）に、餘念（よねん）もなく麩（ふ）をむしりて、自然（しぜん）の笑（…

と無し。將に自ら（禍ニ）及ばんとす』と。大叔、又、貳《じ》を收《おさ》めて以つて己《おのれ》の邑《いふ》と爲し、廩延《りんえん》に至れり。子封《しほう》曰く、『可なり。厚《あつ》ければ將に衆を得んとす』と。公曰く、『不義なれば昵《むつま》しからず。厚くとも將に崩れんとするのみ』と。大叔《たいしゆく…

春（はる）はこゝより汽（き）車（しや）おりて 影（かげ）もおぼろの月（つき）が瀬（せ）に 梅（うめ）みる人（ひと）の數（かず）おほし 月（つき）は姥捨（をばすて）須磨（すま）明（あか）石（し） 花（はな）はみよしの嵐（あらし）山（やま） 天（てん）下（か）一（ひと）つの梅林（ばいりん）と きこえし名所（めいしよ）は此山（このやま）ぞ…

（い）れられん。26誠（まこと）に、なんぢに告（つ）ぐ、一厘（いちりん）も殘（のこ）りなく償（つぐの）はずば、其處（そこ）をいづること能（あた）はじ。 27「姦淫（かんいん）するなかれ」と云（い）へることあるを汝等（なんぢら）きけり。28されど我（われ）は汝（なんぢ）らに告（つ）ぐ、すべて色情（し…

一同（どう）に南無阿弥陀佛（なむあみだぶつ）と。唱（とな）ふる声（こゑ）の内（うち）に、四方（はう）の氣（け） 色（しき）を見渡（わた）せば。何とは知（し）らず光（ひか）りかゝやき。木〻（きゞ）の 梢（こずゑ）にうつろふは。宝樹（ほうじゆ）宝林（ほうりん）と詠（なが）められ。人〻の有様 は。皆（みな）金色（こんじき）のよそほひに…

ければ道（みち）が要（い）らぬ。偖（さ）て人間（にんげん）は何処（どこ）から出（で）たかと云（い）ふに、身体（からだ）は親（おや）から、霊魂（れいこん）、生命（いのち）、知恵（ちえ）、能力等（のうりょくなど）は天主（てんしゅ）から得（え）たのである。其（それ）で世間（せけん）でも天禀（てんりん…