けしの花

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手にとりて、見ればうるはし芥子の花、しをりしをればただならぬ匂いかうばし花びらの、散りしく姿あはれとも。りんきする気も夏の花、雨にはもろきふぜいあり、誰に気兼ねをなんにも言はず、じつとしてゐる奈良人形。


  • 底本: 今井通郎『生田山田両流 箏唄全解』上、武蔵野書院、1975年。

この作品は1927年1月1日より前に発行され、かつ著作者の没後(団体著作物にあっては公表後又は創作後)100年以上経過しているため、全ての国や地域でパブリックドメインの状態にあります。