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一部に原文には無いふりがなを加筆してある 新漢字版　→　けれいど並びにひいですのあるちごの事 (新漢字) けれいど◦並びにひいですのあるちごの事 弟子◦右の理（ことわり）は◦でうす　のおらしよを以て◦よく賴み奉る樣（やう）を敎へ給へり。今又◦確かに信じ奉る道を敎へ給へ 師匠◦けれいどと◦それに籠（こも）る…

るときは、彼（かれ）に慾（よく）はあらはるゝなり。ゆえに霊魂（れいこん）の慾（よく）は天性（てんせい）のまま霊魂（れいこん）に属（ぞく）するものにあらざることは終（つい）に明白（めいはく）なり。もし霊魂（れいこん）は非（ひ）難（なん）せらる…

り。而（しか）して此（この）信仰（しんこう）は耳（みみ）に聞（き）くことの増（ぞう）加（か）により顕（あら）はるるには非（あら）ずして、霊底（れいてい）に隠（かく）るる奥（おう）秘（ひ）を見（み）ると、肉体（にくたい）の子（こ）の目（め）には隠（かく）るれども、ハリストスの法（ほう）を学（まな）びて…

一部に原文には無いふりがなを加筆しています けれいど◦並びにひいですのあるちごの事 弟子◦右の理（ことわり）は◦でうす　のおらしよを以て◦よく頼み奉る様（やう）を教へ給へり。今又◦確かに信じ奉る道を教へ給へ 師匠◦けれいどと◦それに籠（こも）るひいですの條々を知る事也。今之を教ゆべし。けれいどとは◦…

るときは、彼（かれ）と此（これ）との畏（おそ）れは愛（あい）にて呑（の）まるゝなり。是（こ）れ何故（なにゆえ）なるか。けだし誰（たれ）か肉体（にくたい）の知（ち）識（しき）と其（その）生涯（しょうがい）に止（とど）まる時（とき）は、死（し）を懼（おそ）るれども、霊的（れい…

は彼（かれ）に近（ちか）きこと疑（うたがい）なし。 或（あるい）は人（ひと）が道徳（どうとく）に勉励（べんれい）し活動（かつどう）して易（か）はらざる者（もの）として顕（あら）はるゝ時（とき）犯（おか）す所（ところ）の罪（つみ）は之（これ）と同（おな）じからず、けだしその慮（おもんばか）る…

は霊神（れいしん）上（じょう）の賜（たまもの）をも奪（うば）はるるなり。 現世（げんせい）に於（おい）て真（しん）理（り）の為（ため）に忍耐（にんたい）する苦（く）痛（つう）は善（ぜん）の為（ため）に苦（くるし）む者（もの）に備（そな）へらるる楽（たのしみ）とは…

るゝ人（ひと）は祈（き）祷（とう）に於（おい）て神（かみ）の前（まえ）に勇（ゆう）気（き）を有（ゆう）せんと思（おも）ふなかれ。貪吝（たんりん）なる霊魂（れいこん）は睿（えい）智（ち）を奪（うば）はるれども、憐憫（れんびん）なる霊魂（れいこん）は精神（せいしん）を以（もつ）て智慧（ちえ）附（つ）けらるゝなり。…

るい）する或（あ）る願（ねがひ）が魔鬼（まき）よりも入（い）りて、助（たすけ）となるものゝ如（ごと）く思（おも）はるれど、人（ひと）に相応（そうおう）せざること屡々（しばしば）之（これ）あればなり。魔鬼（まき）は自（みづ）から人（ひと）に害（がい）をなさんを謀（は…

る。 先（ま）づ とは何（ど）う云（い）ふものであるか、霊（れい）は無形（むけい）で即（すなは）ち色形（いろかたち）なくして、知恵（ちえ）と生命（いのち）のあるものである。色（いろ）は例（たと）へば白（しろ）いとか黒（くろ）いとか云（い）ふもの、形（かたち）は…

る叫声（きょうせい）を発（はつ）す。而（しか）して之（これ）を以（もつ）て心中（しんちゅう）の児（こ）の養（やしな）はるれば養（やしな）はるゝ程（ほど）涙（なみだ）は増（ぞう）加（か）するなり。然（しか）れども此（こ）の予（よ）が書（しょ）する涙（なみだ）の順序（じゅんじょ）は…

は流（なが）れ出（い）づればなり〉大（おほい）なる勉励（べんれい）と熱心（ねっしん）とを以（もつ）て心（こころ）の深（ふか）き処（ところ）より、霊（たましい）の奥底（おくそこ）よりとの義（ぎ）なり。深憂（ふかきうれひ）に在（あ）る者（もの）の霊（たましい）はかくの如（ごと）し、彼（かれ）等（ら）は…

いとへともつらきかたみを見る時はまつたけからぬねこそなかるれ いとへとも－つらきかたみを－みるときは－まつたけからぬ－ねこそなかるれ 00398 [詞書]くくたち すけみ 山たかみ花の色をも見るへきににくくたちぬる春かすみかな やまたかみ－はなのいろをも－みるへきに－にくくたちぬる－はるかすみかな 00399…

（ちゅう）意（い）すべし。けだしこれ単（たん）に口（くち）にいふ言（ことば）にはあらずして、眞（まこと）に霊中（れいちゅう）におこなはるる事（じ）実（じつ）なればなり。ゆえにもし汝（なんぢ）はかくの如（ごと）き霊界（れいかい）の幸福（こうふく）を受（う）けずして、猶（なほ）貧（まづ）しくば、不（ふ…

軌つたへて幽かにも――― 白光、小鳥にゆるゝごと 明日の香ゆらぐ夢の波 薄むらさきにたゞよひて 白帆はりゆく靈（れい）の舟 まろらに薰る軟（そよ）かぜの 千里（よさと）の潮の樂の音と 人が息吹（いぶき）は力ある いのちの韻（しらべ）、永久（とこしへ）に 血の脈搏と大闇の 沈默（しゝま）やぶりて響くまで―――…

は恩寵（おんちょう）の事（こと）なり。しかれどももし先（さき）だたずんば、すべての人々（ひとびと）が互（たがい）に進行（しんこう）する途（みち）によりて汝（なんぢ）も霊塔（れいとう）の高（たか）きに昇（のぼ）るべし。 すべて直（ちょく）覚（かく）的（てき）に行（おこな）はる…

みにちかく－きにけるものを－いろかはる－あきをはよそに－おもひしかとも 01353 [詞書]題しらす 相模 色かはるはきのした葉を見てもまつ人の心の秋そしらるゝ いろかはる－はきのしたはを－みてもまつ－ひとのこころの－あきそしらるる 01354 いなつまはてらさぬよゐもなかりけりいつらほのかにみえしかけろふ いなつまは…

はるゝ時（とき））先（ま）づ神（かみ）の勤（つと）めに怠（おこた）ると、祈祷（きとう）に怠慢（たいまん）なるとに於（おい）て発見（はっけん）せらるべし。けだし霊魂（れいこん）が先（ま）づ此（これ）より離（はな）れずば、心霊上（しんれいじょう）の誘惑（ゆうわく）に入（い）る…

はついく）し、峻（しゆん）天（てん）を極（きは）む。優優（いう〳〵）として大（おほい）なるかな。禮儀（れいぎ）三百、威儀（ゐぎ） 三千、其（そ）の人（ひと）を待（ま）つて然（しか）る後（のち）に行（おこな）はる。故（ゆゑ）に曰（いは）く、苟（いやし）くも至徳（しとく）ならざれは〔ママ〕至道（しだう）凝（な）らず。…

れい）の)愛（あい）を以（もつ）て互（たがひ）に事（つか）へよ。 14其（そ）は、「汝（なんじ）近（ちか）き者（もの）を己（おのれ）の如（ごと）く愛（あい）すべし」、との一言（いちごん）に於（おい）て、律法（りつぱふ）は悉（ことごと）く全（まつた）うせらるればなり。…