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これ彼等（かれら）ユダヤ人（びと）の軍隊（ぐんたい）に攻（せ）めかかりて不意（ふい）にこれを擊（う）たんがためなり。城塞（じやうさい）に居（を）りし人々（ひと〴〵）はその案内者（あんないしや）となりぬ。 3 ユダこれをききて、エマオに屯（たむろ）せし王（わう）の軍勢（ぐんぜい）を擊（う）たん…

あらはせり、然（しか）れども『悔（くい）悛（あらた）むるに非（あら）ずんば、皆（みな）同（おなじ）く亡（ほろ）びん耳（のみ）』といへる言（ことば）を以（もつ）て、生存（せいそん）せし者（もの）等（ら）も他（た）に生（しょう）じたる事（じ）件（けん）に震慄（ふるひおのゝ）き、悔（くい）悛（あらた…

こゝろ）を起（おこ）し、御受難（ごじゅなん）の時（とき）には真（しん）にイエズスの御苦（おんくるしみ）を労（いたは）り、其原（そのもと）に成（な）る己（おの）が罪（つみ）を悔改（くいあらた）め、御復活祭（ごふくくわつさい）にはキリストと共（とも）に甦（いきがへ）る事（こと）を努（つと）め、御昇天祭…

の事（こと）あるべし。然（しか）れども此（これ）を忍耐（にんたい）するときは、當（とう）時（じ）者（しゃ）が楽（たのし）み、且（かつ）躍（おど）り、且（かつ）喜（よろこ）んで欣々（きんきん）たる新（あらた）なる時期（じき）の至（いた）るあらん。 然（しか）るに是（こ）は何（なん）の時（とき）なるか…

たんそく）するや、神（かみ）はモイセイによりて彼（かれ）等（ら）に憐（あはれみ）を垂（た）れ給（たま）へり、されば多（おほ）くの罰（ばつ）を以（もつ）てエギペト人（じん）を驚（おどろ）かし、もはや厳冬（げんとう）を過（す）ぎて春（はる）のあら…

身体的徳行（しんたいてきとくこう）は黙想（もくそう）により身体（しんたい）を物体的（ぶったいてき）なるより浄（きよ）むれども、心（こころ）の徳行（とくこう）は霊魂（れいこん）を謙遜（けんそん）にし、之（これ）を粗（あら）き有害（ゆうがい）なる思（おも）ひより浄（きよ…

いた）し好（すき）な事（こと）を罷（よ）して悪（あ）しき癖（くせ）や傾（かたむき）を改（あらた）め、欠点（けってん）を直（なほ）し、家庭（かてい）の人々（ひとびと）を初（はじ）め、他人（たにん）にも親切（しんせつ）を現（あらは）し、慈善業（じぜんげふ）を行（おこな）ふが、大斎小斎（だいさいせうさい）の代（かはり）…

た）る迄（まで）人々（ひとびと）の衰弱（すいじゃく）するは、他（た）の何（なん）の為（ため）にもあらず、即（すなはち）此（これ）が為（ため）にして、ただに勝（かち）を奏（そう）せざるのみならず最良（さいりょう）なるものをも奪（うば）はるるなり。故（ゆえ）に簡短（かんたん…

我儕（われら）の命（いのち）なるキリストの顯（あらは）れんとき我儕（われら）も之（これ）と偕（とも）に榮（さかえ）の中（なか）に顯（あらは）るる也（なり） 5 是（この）故（ゆゑ）に爾曹（なんぢら）の地（ち）にある肢體（したい）すなはち奸淫（かんいん）、汚穢（をくわい）、邪情（じやじやう）、惡欲（あくよく）および貪婪（たん…

た）らぬ位（くらゐ）に思（おも）ふ、私（わたし）は本当（ほんたう）に惡（わる）かった、仕方（しかた）がない、併（しか）し耐（たま）らぬのは愛深（あいふか）きお父（とう）さんお母（かあ）さんを悲（かな）しませた事（こと）である、眞（ほん）に惡（わる）かった…

清真公辞摂政第三表　大江朝綱 しうこうたんはぶんわうのこ、 ぶわうのおとうと、 みづからたふときことをしり、 ちうじんこうはくわうていのそ、 くわうごうのちゝ、 よそのじんをおす、 周公旦（しうこうたん）は文王（ぶんわう）の子（こ）、 武王（ぶわう）の弟（おとうと）、 自（みづか）ら貴（たふと）きことを知（し）り、…

そは神はその子、獨子を與へ給ふ程に、その如く世を愛し給ひたればなり。是れすべて彼を信ずる者の亡ぶることなくして、永（とこしへ）の生（いのち）を有たんためなり。 17 そは神は世を裁くために、その子を世に使はし給ひしにあらず、されど彼によりて世の救はるるためなりしなり。 18 彼を信ずる者は裁かれず、されど信ぜざる者は既に裁かれたり…

あらた）に之（これ）を生（う）まん、因（よ）りてその知（ち）識（しき）は全（まった）く神（しん）となるを致（いた）す。 その時（とき）知（ち）識（しき）は思想（しそう）に属（ぞく）すると感覚（かんかく）に属（ぞく）する本体（ほんた…

太田和泉守覺書 太田いつみこれをつゝる さるほとに、たうきんさま、けんき二ねんかのとのひつし、十二月の御うまれ、たいくわ御けにあたつて、御たんしやう、すいのうんにあたり、御くわほううすき御うまれなり、大なんきたる事うたかふへきにあらす、てんたうしやうろの事、さりしけいちやう十二年、ひのとのひつし…

たんだツけ。アラ否（いや）嘘（うそ）ばつかり。それぢやア丹波（たんば）の国（くに）から生捕（いけど）つた荒熊（あらくま）でございの方（はう）か。何（ど）うでもようございますよ妾（わたし）は最早（もう）帰（かへ）りますから。あやまつた…

）らんと萬軍（ばんぐん）の主（しゅ）いひ給（たま）ふ。されども彼（かれ）の来（きた）る日（ひ）には誰（たれ）か堪（た）へんや。その顕著（あらわ）るる時（とき）には誰（たれ）か立（た）たんや。彼（かれ）は金（きん）をふきわくるものの火（ひ）の如（ごと）く、布晒（ぬのさらし）の灰汁（あく）の如（ごと）く…

さてヨハンネ獄（ひとや）においてキリストのわざをきゝ そのでし二人（ふたり）をつかはして 3 かれらにいひけるは きたるべきものはあなたなるか あるひは他（ほか）のものをまたんか 4 耶穌かれらにこたへていひけるは 聞（きゝ）みるところのことをゆきてヨハンネにしめすべし 5 目（め）しひは見（み）え 跛者（あしなへ）はあゆみ 癩病（らいべう）はきよく…

たん。又（また）汝（なんぢ）は裁判者（さいばんしゃ）たらば正（ただ）しき者（もの）を賞（しょう）して、無法（むほう）なる者（もの）を罰（ばっ）せん。さらば汝（なんぢ）死（し）すべきの人（ひと）にさへ正義（せいぎ）の守（まも）らるるあらば、况（いわん）や連綿（れんめん）として絶（た）えざる、あら…

れいいん）去（さつ）て新令尹（しんれいいん）來（きた）り一切の公務（こうむ）は新任者と共に新（あらた）にして年來（ねんらい）停滯（ていたい）したる詞訴（ししやう）事件（じけん）も更に端（たん）を改（あらた）めて第二の停滯（ていたい）を催（もよ）ほし殆（ほと）んど際限（さいげん）あることなし現に釜山…

しゅちょう）する者（もの）らと一（いつ）に帰（き）す。さりながら彼（かれ）は身体（しんたい）の為（ため）に不断（ふだん）慮（おもんばか）るなく、懼（おそ）るるなくして居（お）るあたはず、故（ゆえ）に小胆（しょうたん）、悲（ひ）哀（あい）、絶望（ぜつぼう）、魔鬼（まき）の為（ため）の恐（おそ）れ、人…