検索結果

ち限（かぎり）なき御力（おんちから）によって出来（でか）し給（たま）ふたと云（い）ふ外（ほか）はない、人（ひと）に出来（でき）ぬのは、其（それ）だけの力（ちから）が無（な）いからである。 （註（ちゅう））聖書（せいしょ）を見（み）れば天主（てんしゅ…

ちゅう）して、これを鎮（しづ）むべし、これを其（その）体（からだ）の家（いへ）にみちびき入（い）れ、不（ふ）断（だん）に禁食（きんしょく）し、愛（あい）を以（もつ）て主（しゅ）を待（ま）ち、主（しゅ）が来（きた）りて実（じつ）に霊魂（たましひ）を一（いつ）に集中（しゅうちゅ…

ゅし）にて、政府（せいふ）たらんものは其（その）臣民（しんみん）に満足（まんぞく）を得（え）せしめ初（はじめ）て真（まこと）に権威（けんい）あると云（い）うべし。政府（せいふ）の処置（しょち）、此（この）趣旨（しゅし）に戻（もと）るときは、則（すなわ）ち…

ち）を高（たか）きより落（おと）して、人（ひと）即（すなはち）イズライリは眞（まこと）のファラオンの奴（ど）隷（れい）となれり、ゆえに彼（か）れファラオンは人（ひと）の為（ため）に看守者（かんしゅしゃ）と監（かん）査（さ）、即（すなはち…

ゅしゃ）は飲（の）みて禁酒者（きんしゅしゃ）となり、富者（ふうしゃ）は飲（の）みて貧者（ひんしゃ）たらんを願（ねが）ひ、貧者（ひんしゃ）は飲（の）みて希望（きぼう）に富（と）み、病者（びょうしゃ）は飲（の）みて強健（きょうけん）になり、無智（むち）者（しゃ）は飲（の）みて聡明（そうめい）になれり。…

ち真（まこと）の神（かみ）たる本性云（もちまへい）はゞ全知（ぜんち）全能（ぜんのう）全善（ぜんゞゝ）の諸徳（しょとく）が聖体（せいたい）の秘跡（ひせき）の中（うち）にすべて在（ましま）し給（たま）ふのである。 （註（ちゅう））聖体（せいたい）は天主（てんしゅ）にて在（ましま…

▲然（しか）り、聖父（ちゝ）も聖子（こ）も聖霊（せいれい）も天主（てんしゅ）であります。 …………… （註（ちゅう））日本（にほん）の八百万（やほよろづ）の神（かみ）が真（まこと）の神（かみ）と云（い）はれぬのは、神性（しんせい）、即（すなは）ち永遠（えいゑん）、全知（ぜんち）、全能等（ぜんのうなど）の、天主（てんしゅ…

しま）った。食事（しょくじ）の間（あいだ）は誰一人（だれひとり）事件（じけん）に言及（げんきゅう）する者（もの）もない。 食卓（しょくたく）が清（きよ）められると、博士（はかせ）は瞥（ちら）と懐中時計（かいちゅうとけい）を眺（なが）め、三人（にん）のコップに葡萄酒（ぶどうしゅ）を満々（なみなみ）と注（つ）いで、…

答　私（わたくし）共（ども）の正教会で地（ぢ）獄（ごく）と申（もう）しまするのは、仏教（ぶっきょう）で申（もう）しまする様（よう）な、血（ち）の池（いけ）があったり剣（つるぎ）の山（やま）が有（あ）ったりする様（よう）な、其様（そん）なものでは御座（ござ）いませぬ、教会で地（ぢ）獄（ごく）と申（もう）しま…

▲天国（てんごく）は天主（てんしゅ）を見奉（みたてまつ）りて、天主（てんしゅ）に愛（あい）せられ、終（をはり）なく楽（たのし）む所（ところ）であります。 とは、来世（らいせ）で霊（れい）が霊（れい）を見（み）るのは、現世（げんせ）で顔（かほ）と顔（かほ）とを見合（みあ）ふ如（ごと）くであるから、天（てん）に在（ましま…

サァ　安里屋（あさどや）ぬ　クヤマによ　サァ　ユイユイ 　あん美（ちゅ）らさうん　生（ま）りばしよ　マタハリヌ　チンダラ　カヌシャマヨ サァ　目差主（みざししゅ）ぬ　請（く）うだらよ　サァ　ユイユイ 　与（あた）る親（や）ぬ　望（ぬず）むたよ　マタハリヌ　チンダラ　カヌシャマヨ サァ　目差主（みざししゅ）や　吾（ば）なんばよ　サァ　ユイユイ…

しまった。 「まあ、仕方がねえ。江戸へ帰るまで我慢するのだ」 ここで草鞋を穿（は）きかえて、六郷（ろくごう）の川端まで来かかると、十人ほどが渡しを待っていた。いずれも旅の人か江戸へ帰る人たちで、土地の者は少ない。そのなかで半七の眼についたのは三十二三の中年増（ちゅうどしま…

の手にも油の匂いがする。墓地からはお国の首が出ると云うのですから、もう逃（のが）れようはありません。とうとう恐れ入って白状しました。善昌は無論に獄門です。覚光も一旦は入牢（じゅろう）申付けられ、日本橋（にほんばし）に晒（さら）しの上で追放になりました。 そこで、問題の蝶合戦ですが、善昌も覚光という…

は立派（りっぱ）にみんなのお役（やく）にたつだろうなあ。いいか。おまえはね、この森をはいって行ってアルキル中佐（ちゅうさ）どのにお目にかかる。それからおまえはうんと走って陸地測量部（りくちそくりょうぶ）まで行くんだ。そして二人ともこう言（い）うんだ。北緯（ほくい）二十五度（ど）東経（とうけい）六厘（…

ゅう）する。太子の無礼を叱咤（しった）するどころではなく、荘公はただ色蒼（あお）ざめて戦（おのの）くばかりである。太子は従者に運ばせた牡豚を殺して父に盟（ちか）わしめ、太子としての己の位置を保証させ、さて渾良夫のごとき奸臣（かんしん）はたちどころに誅（ちゅ…

この闇の風景は単純な力強い構成を持っている。左手には渓の向うを夜空を劃（くぎ）って爬虫（はちゅう）の背中のような尾根が蜿蜒（えんえん）と匍っている。黒ぐろとした杉林がパノラマのように廻（まわ）って私の行く手を深い闇で包んでしまっている。その前景のなかへ、右手からも杉山が傾きかかる。この山に沿って街道がゆく。…

ゅ）の命（めい）を完（まった）うするとの表（しるし）である。 △天使（てんし）は天国（てんごく）に在（あ）って恒（つね）に天主（てんしゅ）に奉仕（つか）へ、叉人間（またにんげん）を守護（しゅご）します。 其（それ）で三（みつ）の事（こと）に成（な）る、即（すなは）ち…

公教要理説明（こうけうえうりせつめい） 第（だい）四十九課（くゎ）　主禱文（しゅたうぶん）と天使祝詞（てんししゅくし） －213－ [下段] ▲最（もっと）も勝（すぐ）れた祈禱（いのり）は主禱文（しゅたうぶん）であります。 即（すなは）ち天（てん）に在（ましま）すの祈禱（いのり）であるが、其譯（訳）（そのわけ）は第（…

ゅ）に愛（あい）せられてこそ御子（おんこ）の母（はゝ）と成（な）るべく選（えら）まれたものなれば、片時（かたとき）も聖寵（せいてう）を有（も）たぬと云（い）ふ事（こと）はない。是（これ）が 給（たま）ふた理由（りゆう）である。 （註（ちゅ…

しますでせうか。 △迚（とて）も大和魂（やまとだましひ）を有（も）った人間（にんげん）だとは申（まを）しますまい。 〇公教信者（カトリック・こうけうしんじゃ）たることを耻（はずか）しがる様（やう）な人（ひと）も、そんなものです。御注意（ごちゅ…