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と歩く別の動物になってしまう。ついにそれさえしなくなる。絶望！そして絶え間ない恐怖の夢を見ながら、物を食べる元気さえ失（う）せて、ついには――死んでしまう。 爪のない猫！こんな、便（たよ）りない、哀れな心持のものがあろうか！空想を失ってしまった詩人、早発性痴呆（ちほう）に陥った天才にも似ている！…

新漢字版　→　こんてむつすむんぢ抄 (新漢字) こんてむつすむんぢ　御（おん）主（あるじ）ぜすきりしとを學（まな）び奉（たてまつ）る經（きやう）　抄 ○讀誦（どくじゆ）の人に對して草す このこんてむつすむんぢ◦日域（じちいき）にをひて◦ぜすゝ　のこん…

怠慢（たいまん）に従（したが）ふなかれ、然（しか）して心意（しんい）の高超（こうちょう）を自（みづ）から制（せい）せよ。けだし聖詠（せいえい）を歌（うた）ふは行為（こうい）の根本（こんぽん）なり。さりながら身体（しんたい）の動作（どうさ）は、心意（しんい）の高超（こうちょう）と共（とも）に聖詠（せ…

新漢字版　→　善人達のよきこんしゑんしやの悦びの事 (新漢字) 善人達のよきこんしゑんしやの悅びの事 右すぴりつ◦さんちより與へ給ふ內心の悅びの上に◦今一ツ善人達の樂み給ふ事といふは◦よきこんしゑんしやの證據（しようこ）なり。是を辨（わきま）へよ。でうす　の御惠みを以て萬物を養ひ給ひ◦それ〴〵の極めに至らせ…

こんてむつすむんぢ　御（おん）主（あるじ）ぜすきりしとを学（まな）び奉（たてまつ）る経（きやう）　抄 ○読誦（どくじゆ）の人に対して草す このこんてむつすむんぢ◦日域（じちいき）にをひて◦ぜすゝ　のこんぱにやのすぺりおうれす御（ご）発（ほつ）機（き）に依て◦らちんの証本（せ…

の勢（いきおい）を得（え）たるや。十目（じゅうもく）の見（み）る所（ところ）にて毫（ごう）も其（その）痕跡（こんせき）なきに非（あら）ずや。此（この）一条（いちじょう）に付（つ）き今日（こんにち）に残（のこ）りたるものは、軍費（ぐんぴ）数百万円（すうひゃくまんえん）の不足（ふそく）あるのみ。去年（…

一部に原文には無いふりがなを加筆しています 善人達のよきこんしゑんしやの悦びの事 右すぴりつ◦さんちより与へ給ふ内心の悦びの上に◦今一ツ善人達の楽み給ふ事といふは◦よきこんしゑんしやの証拠（しようこ）なり。是を弁（わきま）へよ。でうす　の御恵みを以て万物を養ひ給ひ◦それ〴〵の極めに至らせ…

ときは、彼（かれ）に慾（よく）はあらはるゝなり。ゆえに霊魂（れいこん）の慾（よく）は天性（てんせい）のまま霊魂（れいこん）に属（ぞく）するものにあらざることは終（つい）に明白（めいはく）なり。もし霊魂（れいこん）は非（ひ）難（なん）せらるゝべき肉体（にくたい）上（じょう）の慾（よく）に感動（かんど…

霊魂（れいこん）の天性（てんせい）はかくの如（ごと）し。ゆえに慾（よく）は或（あ）る附加（ふか）物（ぶつ）にして霊魂（れいこん）は自（おのづ）から之（これ）が本源（ほんげん）たるなり。けだし天性（てんせい）によれば霊魂（れいこん）は無（む）慾（よく）なり。されば聖書（せいしょ）に於（おい）て霊魂（れいこん…

こんこん）として已（や）まざる源泉（げんせん）の如（ごと）くなること二（に）年（ねん）有（ゆう）余（よ）に亙（わた）るべくして、其後（そののち）彼（かれ）は思慮（しりょ）の鎮静（ちんせい）に至（いた）らん。然（しか）して性（せい）の幾分（いくぶん）をか籠（こ）めて思慮（しりょ）の鎮静（ちんせ…

んせいびやう）中（ちう）の輕快（けいくわい）のみ少（すこ）しく醫藥（いやく）を怠（おこた）るときは其再發（さいはつ）は期（き）して待（ま）つ可し畢竟その亂源（らんげん）は政府の失政（しつせい）に在ることなれば政法の根底（こんてい）より改革（かいかく）せ…

はんせふよがだんせつのあふぎ、がんふうにかはりてながくわすれたり、 えんのせうわうのせうりやうのたまも、さげつにあたりておのづからえたり、 班婕妤（はんせふよ）が団雪（だんせつ）の扇（あふぎ）、岸風（がんふう）に代（か）はりて長（なが）く忘（わす）れたり、 燕（えん）の昭王（せうわう）の招涼（せ…

）を陵辱（はづかし）むる者（もの）は畏（おそ）るべし。爾（なんぢ）等（ら）は権（けん）威（い）・財宝（ざいほう）・金銭（きんせん）及（およ）び裁判者（さいばんしゃ）の懇切（こんせつ）を有（ゆう）するも、彼（かれ）等（ら）は何（なに）ものよりも強（つよ）き所（ところ）の武器（ぶき）――愁嘆（しゅうたん…

その一（いつ）なるは、神性（しんせい）を肉体（にくたい）に変（へん）ぜしに非（あら）ず。神（かみ）に人性（じんせい）を取（と）り給（たま）へるなり 三十六 全（まつた）く一（いつ）なり。これ両性（りょうせい）を混（こん）ぜしによらず。唯（ただ）一（いつ）なるによる 三十七 霊魂（れいこん…

（た）端（たん）を制（せい）して独（ひと）り己（おのれ）の霊魂（れいこん）を慮（おもんばか）れ、内（ない）部（ぶ）の安静（あんせい）を濫（らん）費（ぴ）するより之（これ）を救（すく）はん為（ため）なり。貞潔（ていけつ）を愛（あい）せよ、祈（き）祷（とう）の時（とき）神（かみ）の前（まえ）に耻（はぢ）…

霊魂（たましひ）に居（お）る所（ところ）の主（しゅ）の光（ひかり）を以（もつ）ておほはれ、且（かつ）頌揚（しょうよう）せられん、これ彼（か）の時（とき）は身体（からだ）も今日（こんにち）猶（なほ）ハリストスの国（くに）を己（おのれ）に受（う）け、これに安（やす）んじて永遠（えいえん）の光（ひかり）…

）する事（こと）が出来（でき）るのは其訳（そのわけ）である －31－ 第（だい）三、 霊魂（れいこん）が肉体（にくたい）に合（あは）せられる間（あひだ）は人（ひと）が生（い）きて居（を）る、霊魂（れいこん）が抜（ぬ）ければ肉体（にくたい）は死骸（しがい）に成（な）り腐敗（ふはい）しかゝる。 第（だい）四、…

こん）である、遺恨（ゐこん）さへ含（ふく）まぬなら、損害賠償（そんがいばいせう）、權利回復等（けんりくわいふくなど）、請求（せいきう）しても可（よ）い。若（も）し心（しん）から遺恨（ゐこん）を棄（す）てて、罪（つみ）を痛悔（つうくわい）すれば、是（これ）で小罪（せうざい）が赦（ゆる）されるに相違（さうゐ）ない。…

し誰（たれ）か盲目（もうもく）になりて恩寵（おんちょう）をうくるに堪（た）へざるあらんか、その責（せ）めは聖神（せいしん）にあらずして、己（おのれ）の不信（ふしん）にあり。 汝（なんぢ）は全世界（ぜんせかい）に於（おけ）る聖神（せいしん）の能力（のうりょく）を見（み）たり、さらば最早（もはや）地（ち…

れを忌（い）むものあれば、下士は却（かえっ）てこれを懇望（こんぼう）せざるのみならず、士女の別（べつ）なく、上等の家に育（いく）せられたる者は実用に適せず、これと婚姻を通ずるも後日（ごじつ）生計（せいけい）の見込なしとて、一概に擯斥（ひんせき）する者あり。一方は婚を以て恩徳（おんとく）のごとく心得…