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- 作曲:中田章 春は名のみの 風の寒さや 谷の鶯(うぐいす) 歌は思えど 時にあらずと 声も立てず 時にあらずと 声も立てず 氷融け去り 葦(あし)は角(つの)ぐむ さては時ぞと 思うあやにく 今日も昨日も 雪の空 今日も昨日も 雪の空 春と聞かねば 知らでありしを 聞けば急(せ)かるる 胸の思いを いかにせよとの…2キロバイト (250 語) - 2022年1月4日 (火) 23:21
- 神(かみ)モーセに曰(いふ)われ矜恤(めぐま)んと欲(おも)ふ者(もの)を矜恤(めぐみ)われ憐憫(あはれま)んと欲(おも)ふ者(もの)を憐憫(あはれむ)と 16 然(され)ば願(ねが)ふ者(もの)にも趨(はし)る者(もの)にも由(よら)ず惟(ただ)めぐむ所(ところ)の神(かみ)に由(よれ)り 17…11キロバイト (1,694 語) - 2023年9月2日 (土) 15:44
- 0756 外(よそ)に居て恋ふれば苦し我妹子を継ぎて相見む事計(ことはかり)せよ 0757 遠からば侘びてもあらむ里近くありと聞きつつ見ぬがすべ無さ 0758 白雲の棚引く山の高々に吾(あ)が思(も)ふ妹を見むよしもがも 0759 如何にあらむ時にか妹を葎生(むぐらふ)の穢(いや)しき屋戸に入り座(いま)せなむ…58キロバイト (11,048 語) - 2019年4月2日 (火) 14:41
- でありました。しかも人々は、かがやかしい御代のしるしを、まのあたりに拜し、あまりのうれしさに、夢ではないかとさへ思ひました。戰亂の世をふりかへつて淚ぐむ老人もあれば、御代の萬歳を祈る若者もゐました。天皇は御きげんうるはしく、ここに五日間おとどまりになりました。秀吉はつつしんで御料を奉り、また公家にも…719バイト (3,754 語) - 2015年12月20日 (日) 01:41
- 作者:春日虎綱、春日惣次郎、小幡光盛、小幡景憲 編者:山田弘道 明治26年 1893年 姉妹プロジェクト:Wikipediaの記事 『甲陽軍鑑』(こうようぐんかん)は、小幡景憲が江戸初期に著した戦国大名・武田氏にまつわる軍学書である。ここでは内藤伝右衛門・温故堂書店の刊行物を底本とする。 底本: 高坂弾正…297バイト (3,406 語) - 2024年2月2日 (金) 18:12
- 世の腰(こし)当(や)て 煽(あお)りやたて おりや上(あ)げて 又 司(つかさ)祈(いの)り しよわちへ 揚(あ)がる嶽(たけ) 見(み)やぐむ嶽(たけ) よつ嶽(たけ) 積(つ)み上(あ)げて 又 精(すへ)継(つ)ぎぎや 見門(みもん)板門(いちやぢや) げらへて 又 君(きみ)が閂(とで)…38キロバイト (7,981 語) - 2019年9月17日 (火) 18:30
- 事をはゞかることもなく。うときによりてよきことをかくすことも有まじき也。たゞ道理といふことひとつを。いさゝかの偏頗もなくをこなひて。世をしづめ人をめぐむより外のことは更にあるべからず。君をあがめ。親をうやまひ。兄弟のみちをたがへず。朋友の禮をみだらず。よきをえらび。あしきをすて。忠あるものを賞し。科…483バイト (6,363 語) - 2019年1月4日 (金) 15:49
- つゝがなく。嫡子家をつぎ来り。百余(よ)ケ年関八州を静謐(せいひつ)におさめ。希代(きたい)の武家(ぶけ)なり。氏政かねて軍法(ぐんぱう)に。東西南北の敵(てき)に向(むかつ)て。出馬(しゆつば)するに至ては。其敵国(てきこく)近隣(きんりん)のさふらひ大将。何時(なんどき)も前陣(せんぢん)たる…190バイト (13,994 語) - 2023年12月6日 (水) 14:44
- 0392 ぬば玉のその夜の梅を手(た)忘れて折らず来にけり思ひしものを 満誓沙弥(まむぜいさみ)が月の歌一首 0393 見えずとも誰(たれ)恋ひざらめ山の端にいさよふ月を外(よそ)に見てしか 金明軍(こむのみやうぐむ)が歌一首 0394 標(しめ)結ひて我が定めてし住吉(すみのえ)の浜の小松は後も我が松…63キロバイト (11,801 語) - 2019年4月2日 (火) 14:37
- お祝(ゑ)付(つ)きが 宣(せ)るむ 十(と)百(もゝ)末(すゑ) 此(こ)れど 言(い)ちゑ 鳴響(とよ)む 又 聞(きこ)ゑぐすく御殿(おどの) 鳴響(とよ)むぐすく御殿(おどの) 又 寄(よ)せ車(くるま) 寄(よ)せて 真(ま)糸(ちゆ)の縄(なわ) 延(は)へて 248 一 吾(あん)の金(かね)ぐすく…32キロバイト (6,017 語) - 2019年11月23日 (土) 03:21
- 躇(ちゅうちょ)、遠くして仔細(しさい)は分らぬが、大略(おおよそ)の光景(ありさま)は幸村の胸に読み得られた。振いかけた士気も稍(やや)白(しら)む。 「是非もない」と幸村は嗟嘆(さたん)。 彼は前歯の欠けた口を屹(きっ)と結んだ、其面(そのおもて)には深い覚悟と此際(このきわ)にも動ぜぬ沈着の…42キロバイト (8,714 語) - 2023年3月18日 (土) 03:47
- 夢さら浮いた心では無けれど言甲斐のないお袋と彼の子は定めし爪はじきするであらう、常は何とも思はぬ島田が今日斗(ばかり)は恥かしいと夕ぐれの鏡の前に涕ぐむもあるべし、菊の井のお力とても惡魔の生れ替りにはあるまじ、さる子細あればこそ此處の流れに落こんで嘘のありたけ串戲に其日を送つて、情は吉野紙(よしのが…64キロバイト (14,846 語) - 2023年10月17日 (火) 13:37
- 家が昼寝の時だったので、自分がその時起きてゆかなければどんなに危険だったかとも云った。 話している方も聞いている方も惹(ひ)き入れられて、兄が口をつぐむと、静かになった。 「わたしが帰って行ったらお祖母(ばあ)さんと三人で門で待ってはるの」姉がそんなことを云った。…58キロバイト (11,645 語) - 2021年8月31日 (火) 22:16
- 御著船被遊、今九時御帰藩被遊候に付、平服に而御祝儀出勤。」阿部正桓(まさたけ)の帰藩である。 「十七日。晴。内願(ないぐわん)差出左之通。覚(おぼえ)。私拝領仕候御紋附類悴徳(めぐむ)へ著用為仕度奉内願候、以上。私拝領仕候木綿御紋附御羽織異父兄飯田安石へ相譲申度奉内願候。以上。両通共勝手次第之旨、御…1.54メガバイト (342,889 語) - 2024年3月25日 (月) 01:52
- もやあらんとて。さながら浄土(じやうど) より化來(けらい)せる者かと。あやしみうやまひめぐむ事。かぎ りなし。 石佛開眼(かいげん)之事 同三月十二日石佛(せきぶつ)すでに出來して飯沼(いゝぬま)弘經寺(ぐきやうじ)客(きやく) 殿(てん)にかきすゆればすなはち當(たう)方丈(はうぢやう)明誉檀通上人(みやうよたんつうしやうにん)…4キロバイト (31,664 語) - 2021年5月30日 (日) 06:12
- 思ひ初(そ)めしは身を責むる 強き軛(くびき)に嘆き侘(わ)び 花に涙をそゝぐより 悲しいかなや春の野に 湧(わ)ける泉を飲み干すも 天の牝馬のかぎりなき 渇ける口をなにかせむ 悲しいかなや行く水の 岸の柳の樹の蔭の かの新草(にひぐさ)の多くとも 饑ゑたる喉(のど)をいかにせむ 身は塵埃(ちりひぢ)の八重葎(やへむぐら)…77キロバイト (15,236 語) - 2019年9月29日 (日) 05:25
- 「おやすみなさい、お母さん」 尭は掃除(そうじ)をすました部屋の窓を明け放ち、籐(とう)の寝椅子(ねいす)に休んでいた。と、ジュッジュッという啼(な)き声がしてかなむぐらの垣(かき)の蔭(かげ)に笹鳴(ささな)きの鶯(うぐいす)が見え隠れするのが見えた。 ジュッ、ジュッ、尭は鎌首(かまくび)をもたげて、口でその啼き…37キロバイト (7,629 語) - 2021年12月10日 (金) 09:31
- 右の一首は、太上天皇の御製(おほみうた)。 4270 葎(むぐら)はふ賎しき屋戸も大王の座(ま)さむと知らば玉敷かましを 右の一首は、左大臣橘卿。 4271 松陰の清き浜辺に玉敷かば君来まさむか清き浜辺に 右の一首は、右大弁藤原八束朝臣。…54キロバイト (9,921 語) - 2019年4月2日 (火) 14:40
- (もて)る者(もの)は予(あたへ)られて尚(なほ)あまりあり無有(もたざる)者(もの)はその有(もて)る物(もの)をも奪(とら)るる也(なり) 無(む)益(やく)なる僕(しもべ)を外(そと)の幽暗(くらき)に逐(おひ)やれ其處(そこ)にて哀哭(かなしみ)切齒(はがみ)することあらん…30キロバイト (5,126 語) - 2022年5月23日 (月) 15:06
- 「露しげきむぐらの宿にいにしへの 秋に変はらぬ虫の声かな」 と、聞こえ出だしたまへり。 「横笛の調べはことに変はらぬを むなしくなりし音こそ尽きせね」 出でがてにやすらひたまふに、夜もいたく更けにけり。 殿に帰りたまへれば、格子など下ろさせて、皆寝たまひにけり。 「この宮に心かけきこえたまひて、かくねむごろがり聞こえたまふぞ」…27キロバイト (5,716 語) - 2022年12月1日 (木) 08:11