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  • 俺(おれ)が戯(たわむ)れに遁(にが)してやった鼠よ。可愛(かわい)い鼠よ。貴様はほんとうに可愛らしかった。若い肥えた身体(からだ)、それから茶色の毛。溝(みぞ)の鼠なら靴(くつ)ふきの毛のようにきたないのにお前の毛は一本一本磨(みが)いたようだった。清潔だった。そして貴様は十七の娘のような身体をしていたの…
    4キロバイト (923 語) - 2024年1月1日 (月) 12:09
  • てゑひごとに心よげなることして出でにけり。 廿七日、大津より浦戶をさして漕ぎ出。かくあるうちに京にて生れたりし女子〈子イ無〉こゝにて俄にうせにしかば、この頃の出立いそぎを見れど何事もえいはず。京へ歸るに女子のなきのみぞ悲しび戀ふる。ある人々もえ堪へず。この間にある人のかきて出せる歌、…
    709バイト (8,112 語) - 2023年8月17日 (木) 13:28
  • みぞすふ。このあふ([イニナシ])ひと〴〵のくちをおしあゆもしおもふやうあらんや。ふはみやこのみぞおもひやらるゝ。こゝのへのかどのしりくべなはのなよしのかしらひゝら木ら。いかにぞとぞいひあへる。 二日。なほおほみなとにとまれり。講師ものさおこせたり。…
    426バイト (8,846 語) - 2020年7月26日 (日) 02:40
  • をなむ、えらばせたまひける。すべて千うたはたまき、なづけて古今和歌集といふ。 かくこのたびあつめえらばれて、山したみのたえず、はまのまさごのかずおほくつもりぬれば、いまはあすかゞはのせになるうらみもきこえず、さゞれいしのいはほとなるよろこびのみぞあるべき。それまくらことば、はるのはなにほひすくなく…
    11キロバイト (2,446 語) - 2019年3月25日 (月) 23:23
  • ゆるも、そのはじめの事おもはれて哀れなるに、松虫すゞ虫いつしか鳴(なき)よわりて、朝日まちとりて竈馬(こほろぎ)の果敢(はか)なげに声する、小溝(こみぞ)の端(はし)、壁の中など有るか無きかの命のほど、老(おい)たる人、病める身などにて聞(きき)たらば、さこそ比らべられて物がなしからん。まだ初霜は置…
    14キロバイト (2,605 語) - 2019年9月29日 (日) 04:45
  • づけたり」といへり。  「いにしへのわらやのとこのあたりまで心をとむる相坂の關」。 東三條院〈詮子一條御母〉石山に詣でゝ、還御ありけるに、關の淸水を過ぎさせ給ふとて、よませ給ひける御歌、「あまたゝびゆきあふ坂の關水に
    711バイト (8,238 語) - 2023年8月17日 (木) 13:59
  • 貫之あま雲きり合ひと名づけたり。 雪降ればあま雲きり合ひぬと見れどきにそらはなぞさかずなりける 秋の霜といふことはなきことなれども人々いふことなり。つき霜と名づけたり。                         赤  人 つきしもに色まさりけるもみぢ葉を秋の深きと思ひとばかな 順集、貫之、秋霜培色といふ題、…
    9キロバイト (1,728 語) - 2018年11月13日 (火) 15:49
  •  ← 夏部 冬部 → 金槐和歌集 卷之上秋部 作者:源実朝       秋  部 底本“「”脱。 「のみぞ」の(おそらく)誤植。…
    83キロバイト (22 語) - 2023年12月14日 (木) 12:12
  • みぞかし一向(ひたすら)につらからばさてもやまんを忘(わす)られぬは我身(わがみ)の罪(つみ)か人(ひと)の咎(とが)か思(おも)へば憎(にく)きは君様(きみさま)なりお声(こゑ)聞(き)くもいや御姿(おすがた)見(み)るもいや見(み)れば聞(き)
    29キロバイト (5,017 語) - 2019年9月29日 (日) 05:32
  • みぞ大切なると。仰られれば。教阿彌陀佛。歡喜踊躍し。合掌禮拜して罷出にけり。乃至其後上人。法蓮房にむかひてその事なり。さる舊盗人と聞置て侍しほどに。對機說法して侍き。一定心得たりげにこそ見えしかとぞ仰られける。 〈勅修御傳。九巻傳等に出。〉…
    7キロバイト (1,611 語) - 2023年8月17日 (木) 11:05
  • 夜(よ)明(あけ)てイエス弟子(でし)を呼(よび)その中(うち)より十二(じふに)人(にん)を選(えらび)て之(これ)を使徒(しと)と稱(な)く 14 即(すなは)ちペテロと名(なづけ)給(たま)ひしシモンその兄弟(きやうだい)アンデレ及(および)ヤコブとヨハネ、ピリポとバルトロマイ 15…
    17キロバイト (2,601 語) - 2023年9月2日 (土) 15:28
  • 給へり。萬葉集より代々の歌にも此二のあらそひ未いづれと定がたし。霞める空に花鳥のいまめかしう色なることは。わかき時のほこらしき心なれば。秋のうれへのみぞ老の夕はげに忍がたく侍る。長月廿よ日(日あまりイ)も過ぬれば。うら枯わたる荻の音も空飛鴈の羽風もとりあつめて身にしむ心地ぞするや。さらぬだにあつしう…
    483バイト (6,363 語) - 2019年1月4日 (金) 15:49
  • ← 序・目次・解說 卷之中 → 金槐和歌集 卷之上 作者:源実朝   金 槐 和 歌 集   卷 之 上       春  部       夏  部       秋  部       冬  部 底本“半角アキ”。 底本“「”脱。 「のみぞ」の(おそらく)誤植。 〔ママ〕…
    1キロバイト (39 語) - 2023年12月14日 (木) 12:14
  • みぞおほかる。都へたよりもとめて文やる、「その事かの事便宜にわするな」などいひやるこそをかしれ。さやうの所にてこそよろに心かひせらるれ。持てる調度までよきはよく、能ある人かたちよき人も常よりはをかしとこそ見ゆれ。寺社などに忍びてこもりたるもをかし。 神樂こそなまめかしくおもしろ
    457バイト (41,862 語) - 2020年7月26日 (日) 02:55
  • とびものぼらず もゆるひを ゆきもちけち ふるゆきを ひもちけちつつ いひもえず なづけもしらず くすしくも いますかみかも せのうみと なづけてあるも そのやまの つつめるうみぞ ふじかはと ひとのわたるも そのやまの みのたぎちぞ ひのもとの やまとのくにの しづめとも いますかみかも たからとも…
    219キロバイト (46,477 語) - 2024年1月2日 (火) 09:33
  • 言ったのです。すると彼も怒り出し、怒りに任せて彼女のことを残酷に言い放ったので、私はその場で、彼女を傷つけるために生きてはいないと誓ったのです。その結果どうなったかは神のみぞ知る、そのような情熱の瞬間には、言葉から一撃までの手順を思い出すのは難しいのだが、私は気がつくと彼の死体の前に立っていて、私…
    25キロバイト (5,117 語) - 2022年1月15日 (土) 01:24
  • その髪の毛にかゝるとき たのしき恋の盃(さかづき)を 君が情(なさけ)に酌(く)みしかな 林檎畑の樹(こ)の下に おのからなる細道(ほそみち)は 誰(た)が踏みそめしかたみぞと 問ひたまふこそこひしけれ   狐のわざ 庭にかくるゝ小狐の 人なきときに夜(よる)いでて 秋の葡萄の樹の影に しのびてぬすむつゆのふさ…
    77キロバイト (15,236 語) - 2019年9月29日 (日) 05:25
  • る夕餉(スペー)に急ぐまらうど、群立ちてここを過ぎぬ。姫の姿はその間にまじり、次第に遠ざかりゆきて、をりをり人の肩のすきまに見ゆる、ふの晴衣(はれぎ)の水いろのみぞ名残なりける。 この作品は1929年1月1日より前に発行され、かつ著作者の没後(団体著作物にあっては公表後又は創作後)100年以上経…
    51キロバイト (10,100 語) - 2020年6月18日 (木) 15:54
  • 国木田独歩・岩野泡鳴・伊藤佐千夫・田山花袋・近松秋江・正宗白鳥』 多摩川の二子(ふたこ)の渡(わたし)をわたって少しばかり行くと溝口(みぞのくち)という宿場がある。其中程に亀屋という旅人宿(はたご)がある。恰度(ちょうど)三月の初めの頃であった。此日は大空かき曇り北風強く吹いて、さなき…
    32キロバイト (6,625 語) - 2021年8月31日 (火) 22:21
  • みぞ」と、取りしむる右の腕手(かひなたな)首(くび)ぶる〳〵と顫(ふる)へて、煮えよ腸(はらわた)、熱涙のみ込みつゝ悲憤の声は現はさねど、誰れいふとなく慷(かう)慨(がい)先生(せんせい)と仇名して、酒席の噂(うはさ)は
    942バイト (16,772 語) - 2020年8月20日 (木) 14:11
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