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禾木、花くさ、花たまき 彩に人よぷにぎはひに 美し子らは入り亂れ 朝眼淸（すゞ）しくまどふらむ さては魚河岸（うをがし）舟つくや 江戶は勇健（いさみ）の肌の文（あや） 聲の勢ひか手に活ける 魚の幾千、潑溂（はつらつ）と 銀の鱗（うろこ）をひらめかし 海の新香（にひか）を飛ばすらむ かなた、朝汽車轟々と…

に住するといふ事なし。でうす　に至り來る時は◦萬事の上にやすみ◦でうす　に至り奉らざれば◦誠に不如意貧窮也 去ば天下の主といふとも◦人の相手の極めにて在（まし）ます　でうす　御一體の外には◦如意滿足といふ事あるべからず。*ぷるたるこの記錄に見ゆるごとく◦或武士次第に身を立て官位を極め◦終に…

を治めよ。縱（たと）ひ萬事に道理を持といふとも◦汝が心を信ずべからず。爲さずして叶はざる事ありといふとも◦嗔（いか）りの焰の消へんまではする事勿れ。暫く心を靜め◦ぱあてるなうすてる一卷誦（よむ）間（あひだ）なりとも待べし。*ぷるたるこの記錄に◦或帝王心に叶ひたると思給ふ臣下あり。官位を…

にやすみ◦でうす　に至り奉らざれば◦誠に不如意貧窮也 去ば天下の主といふとも◦人の相手の極めにて在（まし）ます　でうす　御一体の外には◦如意満足といふ事あるべからず。*ぷるたるこの記録に見ゆるごとく◦或武士次第に身を立て官位を極め◦終に国王の位となり◦久しき所願を…

を◦誠に信じ奉ること 第三◦この御子すぴりつ◦さんとの御奇特を以て宿され給ひ◦びるぜん◦まりやより生れ給ふこと 第四◦ぽんしよ◦ぴしと〔ママ〕が下（した）にをひて◦苛（か）責（しやく）を受こらへ◦くるすに懸られ◦死し給ひて御（み）棺（かん）に納められ給ふこと 第五◦大地の底へ下り給ひ◦三日（さんにち）目によみがへり給ふ事…

を妄りに報ぜんとする事◦私検断なるがゆへに◦他の科を罰するには非ずして◦却て其身に非道の罪を行ふ者也。加之（しかのみならず）◦汝は彼に報ぜんとし◦彼又汝に報ぜんとするにをひては◦此等の敵対◦浮世にたゆる事あるべからず。*さん◦ぱうろ此道に勝て運を開くべき道を教へ給ひて◦ろまのす一に◦只善を以て悪に…

右この十箇條は凡て二箇條に極（きはま）る也。一ツには御一體の　でうす　を◦萬事に超へて大切に存じ奉るべき事。二ツには我身の如くぷろしもを思へといふ事これ也 弟◦第一のまだめんとをば何と樣（やう）に勤むべきや 師◦まことの　でうす　御一體を拜（おが）み奉り◦御奉公をぬきんで◦我等が御（ご）合力（かうりよく）と◦御返報を…

（り）養（やう）か是にしかんや。去ば此卷の極めといふは◦人を善のみやびかなるに引なびけ◦專ら一向に心を善に起さしめんが爲なれば◦勝れたる事より是を初むる者也。其といふは◦則善（ぜん）の體（たい）にて在（まし）ます　でうす　現在にをひて善の外に望み給はず◦別に授け給ふ事もなく◦御用ひなさるゝ事もなけれ…

に◦ぜすきりしと　扶かりたく思ふにをひては◦ばうちいずもを授かるべし。汝が妻にもこの由を知らせ◦同じくひいですにうけさせよ。明日この所へ來れ◦この後あるべき事を吿知らすべし◦との示（じ）現（げん）也 *ぷらしいど御言葉のまゝに妻にかくと語られ◦則夜（や）半（はん）程に…

3 然（され）ば夫（をつと）の生（いけ）る間（うち）に他（ほか）の人（ひと）に適（ゆか）ば淫婦（いんぷ）と稱（とな）ふべし若（も）し夫（をつと）しなば其（その）律法（おきて）より釋（ゆる）さるるが故（ゆゑ）に人（ひと）に適（ゆく）とも淫婦（いんぷ）には非（あら）ず 4…

を◦誠に信じ奉ること 第三◦この御子すぴりつ◦さんとの御奇特を以て宿され給ひ◦びるぜん◦まりやより生れ給ふこと 第四◦ぽんしよ◦ぴしと〔ママ〕が下（した）にをひて◦苛（か）責（しやく）を受こらへ◦くるすに懸られ◦死し給ひて御（み）棺（かん）に納められ給ふこと 第五◦大地の底へ下り給ひ◦三日（さんにち）目によみがへり給ふ事…

右この十箇條は凡て二箇條に極（きはま）る也。一ツには御一体の　でうす　を◦万事に超へて大切に存じ奉るべき事。二ツには我身の如くぷろしもを思へといふ事これ也 弟◦第一のまだめんとをば何と様（やう）に勤むべきや 師◦まことの　でうす　御一体を拝（おが）み奉り◦御奉公をぬきんで◦我等が御（ご）合力（かうりよく）と◦御返報を…

を定てはぎとらるゝか。めし出され。彼実否（かのじつぷ）を决（けつ）せらるべし其故は大高宮の前の田の中にをいて。義盛と国術と。たがひに弓手（ゆんで）に相あふて。義盛が討（い）る所の矢（や）。国衡にあたりをはんぬ。其矢の穴（あな）はよろひの射向（いむげ）の袖（そで）。三枚（まい）の程に…

）養（やう）か是にしかんや。去ば此巻の極めといふは◦人を善のみやびかなるに引なびけ◦専ら一向に心を善に起さしめんが為なれば◦勝れたる事より是を初むる者也。其といふは◦則善（ぜん）の体（たい）にて在（まし）ます　でうす　現在にをひて善の外（ほか）に望み給はず◦別に授け給ふ事もなく◦御用ひなさるゝ事もな…

一日。氏政（まさ）は秀吉（ひでよし）公のために切腹（せつぷく）し。氏直（なを）は高野山（かうやさん）に入。文禄（ぶんろく）元年十一月四日卒逝（そつせい）す。関白（くわんぱく）秀次（ひでつぐ）公は。文禄四年七月十五日。高野山にをいて。大閤（たいかう）のために切腹し。義昭（としあき）公は慶長（けいちやう…

ん爲◦長き大病を與へ給ふ也。是（これ）を以て大（おほ）きに驚き◦この病に快氣を得ば御奉公に我全體を捧げ奉らんと深く思入り給ふ者也。されば　でうす　この世界にをひて取分（とりわけ）御大切に思召す者に對しての◦ぷるがとうりよを與へさせられ◦御丁寧を加へ給ふと見へたり。よく堪忍せばその分なり。されば病ほどの學問敎化（きやうげ）はあるべからず。…

にて◦一度に三千人きりしたんになし給ふ也。また或時*さん◦じよあん◦ゑわんぜりしたと御同道にててむぷろに參り給ふに◦その入口に腰のぬけたる貧者のありしに*さん◦ぺいとろくるすを唱へ給へば則ち直りたる事也。その次に諸人の前にて御談義を說給へば◦その日も五千人きりしたんになりたると也 或時*あなに…

。うへむら玄蕃（げんば）これらの者。在々所々に有て名をえたる侍（さふらひ）。いそぎはせ来て。早雲幕下（ばつか）に付。時日をうつさず御所を。ほろばさんと。大もり山へ。せめのぼり御所は。山を下り。会下寺（ゑけでら）に入て。切服（せつぷく）し給ひぬ。此威勢にをそれ。土（ど）肥の。富長（とみなが）三郎左衛…

に三年たてごもり。つゐには北条早雲。せめ落（おち）し。父子（ふし）切腹（せつぷく）の事 一大永四年甲申（きのへさる）。正月十三日武州（ぶしう）江戸。上杉修理大夫朝興（ともおき）居城（きよじやう）を。北条氏綱（うぢつな）せめおとす。朝興は河越（かはごえ）の城（しろ）に。引こもる事…

ぷ）に旗（はた）を立られたり。其旗のそばに。いかなる者（もの）か。狂歌（きやうか）を書ふだを立ける かひもなき。大僧正（そうじやう）の官賊（くわんぞく）が。よくにするがのをひたをす見よ とぞよみたる。然に氏真は氏康の聟（むこ）たり此よしを…