世界と惡の執着に引るゝ人の迷ひを導く事
爰に善の道を恐るゝ人の脈をとり試るに◦僞り多き世界の執着より起る病也◦と見へたり。僞りといふは◦世界のむなしき好事を外に見せて◦愚人を忖り◦深く執心の迷ひに引落す者也。喩へば物に驚き易き馬は◦危からざる事にも故なく驚く如く◦世間者は樂みなき事に樂みありと見て◦其執心を離るゝ事なし。去ば僻ある馬を乘直す爲には◦又彼が恐るゝ道よりのり入る事あり。その如く◦實もなき世界の執着に引留めらるゝ輩も◦そを厭ひ離るべき事なるに◦あだなる世の樂みにつながれ居る事は◦誠に果報拙く愚なる事かなと觀ずるをもて◦深く厭ひ捨べき事專ら也。然に世界の榮花の墓なくあだなる事多しといへども◦其大略をあげて◦爰に示すべき者也
- §一 世界の榮花のみじかき事
現在の樂みを論ずるに◦墓なき世界の榮へ衰へ◦一命の長短◦皆もて目の前の事なれば◦委く示すに及ばず◦命長き人とてもわづかに百年にみたず。消安き露の命を賴みて◦一旦の邪なる樂みに耽る事◦墓なき事に非ずや。昔より數輩の帝王◦大名◦高家の人々◦如何程か其位を得給ふといへ共◦或は日を經ず月を累ねずして◦死し給ふ事◦其例多き者也。*さん◦きりぞうすともの宣ふ如く◦縱ひ三百歲の齡を保ち◦樂み身に餘るといふとも◦未來永々の果しなき樂みに比べば◦夢幻の如しと也。*さらもんの宣く縱ひ人長生して◦心のまゝに振舞といふとも◦闇の時刻と終りなき日を思案すべき事尤也。其日來らば◦こし方のあだなる事を見知るべしと。又いざいやす十九に見ゆる如く◦惡人の一命は夢中に飢たる人の食し◦渴したるは飮むと見ゆれども◦覺て後は飢を扶けず◦其渴を止ずして◦飮むと思ひし樂しみは皆僞り也と知る者也。古より今に至るまで◦如何程の帝王將軍か◦如此ならず◦といふ事ありや。*ばるつ◦ぽろへたの云く◦猛き獸を隨へ◦飛鳥を狩取り◦人のもてなす金銀を山と積み◦財寶に限りなく◦寶の器の數を盡して蓄へ置し大人大家は◦今いづくにあるぞと。誠なる哉◦いくばくの大名高家か◦死し果て◦いんへるのに沈み◦今は其寶皆他人の物となり◦跡形もなくなり果たる者也。世に名を得たる智者學匠も◦今いづくにあるぞ。*さらもん帝王の榮花◦又は弓箭を取て天下に眼高かりし*あれしあんでれ帝王の威勢を初として◦代々に名高きろうまの帝王達◦或は財寶に飽きみち威勢盛んなりし臣下大官は◦今いづくにあるぞ。虛き烟と上り◦雲と消にしぞかし。爰を以て世界の榮花の墓なき事如何計ぞといふ事を觀念せよ
- §二 世界の榮花には災おほしといふ事
去ば此世界は人の流され所◦定めなき苦しみの海◦淚の谷と號するが故に◦悅びを究むればやがて悲みの來る事を免れず◦倩是を案ずるに◦人の一生涯は◦時を重ね日をそへておこる所の殃◦向ふ所の苦しみは擧げて數ふるに足らず◦身の病◦あにまの苦しみとなる妄りなる憤り◦人よりかくる殃も又更に量られず◦時によりて所知財寶を奪はれ◦外聞を失ひ◦嫉み嗔れる思ひに咽び◦罵詈誹謗せらるゝ事を先として◦無實讒言の後には身を失ひ、命を亡すのみ也。加之◦折に觸れ事に隨ひて◦思はざる時◦難儀艱難のみ向ひ來る者也。或は五體をあやまつか◦或は水に溺るゝか◦或は馬より落ちて煩ふか◦命の迫る道多し。尙よく是を辨へんと思はゞ◦此等の苦しみに馴たる人に問へ。正直なる秤をもてかくるにをひては◦苦しみははるかに重く◦樂みは懸隔に輕かるべし。只一時の樂みを遂んが爲に◦百千の時日を累ねて◦其苦しみを凌ぐ者也。加程墓なき一命の上に◦凌ぐ所の苦み隙なきにをひては◦眞の樂みを求むべき隙は◦如何程入べきとか思ふや。是此世界の苦しみの海を渡り浪風の難をともにする◦善惡の人々の上に當る所のわざはひ也。尙哀なる事といふは◦惡人に限りて災多く來る事あり。是別に非ず◦彼が惡逆を辨へ懲すべき爲に◦肝要なる儀なれば也。さぴゑんしや五に◦罪人死期にいふべきは◦我等罪の道につかれ◦又行道もけはしき也。御主の平なる道を終に知らずと。爰をもて見よ◦善人達◦現世のぱらいぞより未來のぱらいぞに移り給ふ如く◦惡人は惡きこんゑんしやを以て◦現世のいんへるのより未來のいんへるのを待者也。猶惡人の上にをひて◦此等の災の種となる事多き者也。先 でうす の御憲法の上より惡を罸し給ふ事◦來世のみに限らず◦多分現在より與へ給ふ者也。でうす の御計ひは萬民の上になべて顯れ給ふといへども◦又一人づゝの上にも◦取分計ひ給ふ事あり。故に世界の惡逆盛なる時は◦飢饉◦兵亂◦疫病等の御罸を與へ給ひ◦又それぞれの罪に應じて◦各々の御罸をも與へ給ふ者也。此等の證據◦經中に多しといへども◦略して茲に載せず。又でうてろのうみよ七に◦惡人現在にて樣々の辛苦を凌ぎ◦苦痛に責らるゝといへども◦其謂を知らざるが故に◦只生得の事とのみ思ひて◦全く御罸とは辨へざる者也。又生れ付に好事を與へ給ふといへども◦御恩とも知らず◦御禮を申上ざる如く◦御罸を受る時も御罸と心得ざるが故に◦行跡を改むる事なし。其外惡人の上にをひては◦內外よりをこる樣々の災◦難儀等あげて數へ難き者也
- §三 世界の榮花には僞り多き事
去ば右の道理に限らず◦世界の墓なき榮花より起る所の惡逆◦更に量りなし。其卽◦人を不淨になし◦分別を盲まし◦萬事に定相なく◦思はざる時其樂みも盡はて◦甘き乳味に苦き物を交ゆるがごとく◦世界の榮花も僞り多く◦人を忖り◦邪路に導き◦なき事を有顏に見せ◦持ざる物を約束するが故に◦玉ならざるを玉かと見せ◦黃金にあらざるを黃金ぞと見せて◦外相によき色を顯し忖る者也。是をさして*ありすとてれすの言へる如く◦外は强く眞の道理に勝ると見せて無理多きごとく◦世界の榮花の僞りたる一ツといふは◦外は眞の好事に勝ると見する惡逆◦世に多き者也。喩ば鳥のわなにかゝり◦魚の釣にかゝるが如く◦愚人は是にかけとめられ◦全く遁れ得ざる者也。生得色體は◦あるほどの物の初めに◦和なる事を見て好ましく思ひとり付といへども◦試て後は◦忽ち餌の中に隱たるつりばり有事を知り◦外に麗しき光を見するといへども終に眞の金玉にあらざる事を知る也。謀り多き世界の僞り◦悉くかくの如し。去ば高位高官に進み◦初めは衣冠正しくして◦樂みの姿を現はすといへども◦終には我慢偏執を懷き◦人に超へたきとの妬み故に身心を惱まし◦果には其身を失ふ者也。又淫亂の上をいふに◦初めは戀慕の執心に引れて◦其寵愛に耽るといへども◦末には多くの障りを求めて災更に堪がたき者也。或は他人の妻を犯して自他ともに身をあやまち◦其名を汚し◦恥を曝すのみ也。又は武藝に達し朝恩に誇るを以て◦世界の榮花を樂む人ありといへども◦終には只蜜の中に毒藥を交へたる如く◦又は美しき文ある毒蛇に異ならずして◦初めは甘く覺ゆるといへども◦果には辛き苦しみと變ずる者也。其故は◦追從◦へつらひ◦色をよくして人を忖り◦悅びを以て悲ませ◦一ツを與へ百をとりはなして落す者也
爰にをひて◦如何に兄弟◦世界の有樣皆以て如此と觀ぜよ。僞りの外に現れずといへども◦益なき樂みは短く辛勞の危きは充滿せり。或學者是を呼で◦世界は辛勞の器◦むなしき學校◦謀り多き市場◦迷惑の難路。泥土の深沼◦闇を籠たる櫻內◦山賊の中途◦苦海の逆浪なりと。尙以て云く◦空しく荒たる畠地◦荊棘の藪◦毒蛇の草むら◦實もなき花園◦淚の池水◦辛勞の泉◦熱氣の狂亂に等き者也と。何れか世界の事每に僞りなしといふ事あらんや。災は皆以て常住不退也。無功德の辛勞◦落着なき案堵◦甲斐なき恐れ◦空き淚◦相違する巧み◦無益の賴敷◦僞りたる悅び◦惣て悲みのみ其實を現はす者也。故に現在もいんへるのに異なる事なし。いんへるのは罪の償ひの苦しみと罪より外になき如く◦世界も又此二ツを充滿する者也。現世にて商所に利潤をなす實といふは是也。正に罪の償ひを重くする世界なるが故に◦いんへるのといふに近からずや。是を指て*さん◦べるなるど◦現世はぱらいぞの賴みなきにをひては◦いんへるのと云ふに近しと宣へり。
- §四 現世には眞實の安樂といふ事なし◦只 でうす にのみ備り給ふといふ事
右に顯はす如く◦世界の榮花は皆以て墓なき事明也。去ば眞實の樂み如意滿足の究めといふは◦でうす にのみ見つけ奉るといふ事を◦よく辨へたらんには◦深くうき世の妄執に羈さるゝ事あるべからず。故にひいですを踏へとして◦眞の如意滿足を大方顯はすべき者也。惣じて諸の御作の物を見るに◦生得の道に應じて◦それ〴〵の究めに至らざれば其不足あるが故に◦常にやむ隙なくして更に案堵する事なし。然るに今人の究めとするは何事ぞといへば◦卽眞の でうす にて在ます也。でうす は人の本源又究めにて在ませば◦只御一體の でうす のみ◦人の果報の窮めにて在ます也。去ば でうす を閣き奉りて◦別に人の窮めといふ事なき者也。喩へば鞘は刀の爲なり◦決捨は手の爲なるが故に◦曾て餘の役に立ざるが如く◦人は でうす の御爲に作り給へば◦其極めに至らずんば◦曾て安堵の思ひに住するといふ事なし。でうす に至り來る時は◦萬事の上にやすみ◦でうす に至り奉らざれば◦誠に不如意貧窮也
去ば天下の主といふとも◦人の相手の極めにて在ます でうす 御一體の外には◦如意滿足といふ事あるべからず。*ぷるたるこの記錄に見ゆるごとく◦或武士次第に身を立て官位を極め◦終に國王の位となり◦久しき所願をかなゆるといへども◦尙飽足る心なくして歎きていはく◦われあるほどの位を經上り◦終に帝位を踏といへども◦尙滿足の心なしと。是別に非ず。究竟の源にて在ます でうす に到り奉るより外は◦案堵の思ひに住するといふ事なしと◦辨へさせ給はんが爲也。尙よく是を知らんと思はゞ◦磁石の針を吸ふを見よ。生得彼石は北に向ふ精力を作りつけ給へば◦いづくにむくるといふとも◦北へ向はざれば全くめぐり止む事なく◦北に向ふとともに謐る如く◦人も でうす に趣き奉らず◦其源に逢ひ奉らぬ間は◦更に案堵する事なし。でうす に思ひ付奉る程◦其極めに近く◦でうす を持奉る人より外に◦如意滿足を窮むる者なし。故に善人は現世にをひて でうす に近付給ふ事◦世に超へ人に超へ給ふが故に◦如意滿足も又◦人に超へ給ふ者也
然るに人の極めといふは色體に非ず◦身の樂みにも非ず◦只眼にかゝらぬあにまの吉祥にあり。それに依て善人は◦世界の帝王も◦又前代にも◦後代の人にも曾つてあるまじき無事と悅びとを持給ふ者也。但汝は でうす の御親みの持給ふ樂みよりも◦世界の主君の樂みは◦尙勝れりと思ふや。如此の問答を聞給ひし人々は◦忽ち でうす の甘味を試み◦現世の位を捨◦財寶をなげうち◦右に顯はす內證の二樣の樂みをともに試み給ふ事◦如何計の事とか思ふや。同く*さん◦げれごうりよ◦ぱつぱも汝に向て是を答へ給ふべき者也。其故は◦ぱつぱの御跡をつがせ申べしと諸人仰ぎ奉りし時◦千萬御辭退在ましゝかども◦終に御位につけ奉りて後◦偏に流人の故鄕を慕ふごとく◦御出家ありし時の古き栖を◦常に御淚とともに戀ひ給ふと也
- §五 古きためしを以て右の道理を極むる事
去ば◦現世にて達する事叶はざる樂みを求めんとする迷ひの◦其深き事を明めんが爲に◦今一つの道理をきけ。惣じて物の達するといふは◦只一ツも缺けたる事なく◦萬事に達せずんばあるべからず。皆人の知れるが如く◦極りたる樂みに至らんが爲には◦如意滿足の位を極め◦萬事に休息なくして叶はず。少なりとも心に任せぬ事あるにをひては◦千々の悅びも何の益ぞ。古より今に至るまで◦いくばくの人か官位俸禄身に余り思ひのまゝに振舞といへども◦未だ一ツの望み達せざるに依て◦千萬の好事も甲斐なく◦悲みの底に沈みたる事あり。萬事を持たる計りにても◦未達するといふ事なし。萬事の望みを打やめて◦心易く何たる思ひもなく◦安堵に住するこそ樂みなれ◦如何なる天子將軍なりといふとも◦老病死苦を初めとして◦衆苦充滿の世界なれば◦爭か樂みを極むるといふ事あらんや。それ安樂の極めといふは◦只 でうす 御一體にて在ます也。若現世にて是を試みしる事あらば◦でうす を持奉り◦深く御大切に存ずる人より外になし◦と心得べし
汝此等の道理を以ても◦尙未口を閉る事なく◦證據を見んと思はゞ◦類ひなく現世の榮花を極め給ひし智惠第一の*さらもん大帝王に向て◦世界のあだなる榮花の中に◦如意滿足の極めありや否やを問奉れ。然らばあだなる事のあだなる事は皆あだなりと◦答へ給ふより外あるべからず。是を御身試み給ひての御言葉なれば◦更に疑ふ所なし。誰かさらもん帝王に勝て◦古へより今に至るまで◦上智賢才の名をあげ◦萬寶に飽足り給ふ帝王別にありや。世界の榮花を一身に極め◦歌舞音樂の興を盡し◦女御更衣を先として宮女の數を連ね給ひ◦花を莊り玉をしき◦金銀珠玉は石瓦の如く◦富貴榮曜の數を盡し給ふといへども◦それを御身に試み給ひて◦うきよの榮花は皆空きと宣ふ也。然るに今◦汝何を試みんとするぞ。*さらもん帝王の求め給はざる事を求めんと歎く事勿れ。其故は別に尋ぬべき世界なし。*さらもん帝王の持給ふ事に勝りて◦別に求むる事何かあらんや。悉く世界の實をかり束ねて掌に握り給ひし御身さへ◦皆實もなきことなりと宣ふ時は◦爭か汝落穗を拾ひて◦其樂しみを極めんとはするぞ。大智發明の*さらもんさへ◦御生涯の間榮花に身をなし給ふが故に◦罪におち給ふと*さん◦ぜらうにも宣ふと見へたり。今汝其跡をしたはんとするは何事ぞ。人は辭の道理よりも◦誠に試み知りたる事を猶明かに信ずる如く*さらもん帝王御身に試み給ひて◦世界の榮花は悉く空しく實もな事〔ママ〕也と宣ふ御辭をもて◦諸人の證據となし給ふ者也。でうす は一人の例しをもて◦萬民の歎きを救ひ◦一人の迷ひを明め給ふをもて◦諸人を導き給ふ者也
爰に又◦さるも四に◦如何に人の子ども◦いつまで心を起さずして◦何ぞ空き事をしたひ僞りを尋ぬるぞと叫び給ふ事をきけ。誠なる哉ぽろへたの御辭。是世界の空き事計りなるにをひては◦責ての事なれども◦尙淺間敷事といふは◦皆僞りたる假の質をもて忖る者也。*さらもんの宣く◦皆紅顏の麗しき僞り也。紅粉の彩りは空しき也と。是誠に空しきのみにして僞りなきにをひては◦責ての事なれども◦顯れたる實もなき事よりも◦隱れたる實もなき事は尙大なる災なり。去ば世界は名聞人のごとしと觀ぜよ。名聞人はわが身の惡を隱して善人と見へんと歎くごとく◦世界の榮花も隱れたる不如意を莊りて◦滿足の身と見する者也。汝此等の人に近付◦其脉をとり試むるにをひては◦外の診脉に替りて◦內證に病ありといふ事を見付べき者也。詠めやる遠方のけいは◦草々の綠の色あざやかに見するといへども◦手に取る時は匂ひあしく鼻を穿つことあるごとく◦世界の榮花もはるかに詠めやる時は◦如意滿足の糚を顯はすといへども◦內證に近付ては皆そらめなりといふ事を辨ふべし。去ば でうす の御寫なるあにまは◦きりしと の御血にかへて自由をうけ◦あんじよの友となり奉る身を持ながら◦何ぞ今生後生ともに◦眞の寬ぎをもとめずして◦僞り多き榮花に住すべきとは思ふぞ。あんじよの高き飯臺を退け◦畜類の賤き食を求めんとは歎くぞ。甚愚痴の至ならずや。ぱらいぞの悅びにかへて◦爭か世界の墓なき事を求めんとは歎くぞ。每日世界に顯はるゝ難儀辛勞を試みながら◦それを離れんと歎かざるは◦眞に我と身をからむる進退に非ずや。右條々の道理を以て◦人の歡喜快樂の位は現世にては更に求めうる事なく◦只御一體の でうす にのみ見付奉るといふ事明なれば◦何ぞあだなる世界を離れず◦でうす を尋ね奉るまじきとはするぞ。*さんと◦あぐすちによの宣ふ如く◦あるほどの海陸を心のまゝに廻りたりとも◦でうす に歸り奉らぬにをひては◦何方にむかふといふとも◦不如意貧賤たるべき者也
巻末附録「第三 欧語抄」より
- ○あぐすちによ〔さんと〕 Agostinho 人名
- ○あにま Anima 「たましひ」 霊魂
- ○ありすとうてれす Aristoteles 人名
- ○あれしあんでれ Alexander 人名
- ○あんじよ Anjo 「天人」 天神
- ○いざいやす Isaias 人名
- ○いんへるの Inferno 「地獄」
- ○きりぞうすとも〔さん〕 Chrysostomo, S. 人名
- ○げれごうりよ ぱつぱ〔さん〕 Gregorio Papa S.
- ○こんしゑんしや Consciência 良心
- ○さぴゑんしや Sapiencia 「明智」「智恵」「智徳」「現在の事を思ひさげ、後生の義を深く重んじ、味ひに基かせ給ふおん與へ」
- ○さらもん Salomon 人名
- ○さるも Salmo 聖詩
- ○ぜらうにも〔さん〕 Geronimo, S.
- ○でいてろのうみよ Deuteronomio 申命記
- ○でうす Deus 「真の主」「天主」「天帝」
- ○ぱつぱ Papa 教化皇 教皇
- ○ぱらいぞ Paraiso 天国
- ○ばるつ ほろへた Baruch, Propheta 人名
- ○ひいです Fides 「でうすの御教をまことに信じ奉る善」
- ○ぷるたるこ Plutarcho 人名
- ○べるなるど〔さん〕 Bernardo, S. 人名
- ○ぽろへた〔ぽろへいた〕 Propheta 豫言者
- ○ろうま Roma 羅馬
巻末附録「第四 聖書引用文句索引」より
- 168頁 1行以下 賽29章8節
- 168頁 4行以下 巴3章16節、17節
- 170頁 8行以下 智5章7節
- 171頁 6行以下 申7章9節、10節
- 180頁 5行 傳1章2節以下
- 181頁 11行以下 詩4章2節
- 182頁 3行 箴31章30節
この文書は翻訳文であり、原文から独立した著作物としての地位を有します。翻訳文のためのライセンスは、この版のみに適用されます。
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原文:
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この作品は1929年1月1日より前に発行され、かつ著作者の没後(団体著作物にあっては公表後又は創作後)100年以上経過しているため、全ての国や地域でパブリックドメインの状態にあります。
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翻訳文:
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