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  • 二月朔日、あしたのま雨降る。午の時ばかりにやみぬれば、和泉の灘といふ所より出でゝ漕ぎ行く。海のうへ昨日の如く風浪見えず。黑崎の松原を經て行く。所の名は黑く、の色は靑く、磯の浪は雪の如くに、のいろは蘇枋にて五色に今ひといろぞ足らぬ。この間に今日は箱の浦といふ所より綱手ひきて行く。かく行くあひだにある人の詠める歌、…
    709バイト (8,112 語) - 2023年8月17日 (木) 13:28
  • まべとをし。またすみよしのわたりをこぎ行。ある人のよめる歌。  今見てそ身をはしりぬる住の江のより先に我はへにけり こゝにむかしつ([べイ])ひとのはゝ。ひとひかた時もわすれねばよめる。  すみの江にさしよせよ忘草しるしありやとつみて行へく となん。うつたへにわすれなんとにはあらで。戀しきこゝ…
    426バイト (8,846 語) - 2020年7月26日 (日) 02:40
  • 1196 苞(つと)もがと乞はば取らせむ拾(ひり)ふ吾(あれ)を濡らすな沖つ白波 1197 手に取るがからに忘ると海人の言ひし恋忘れ言にしありけり 1198 あさりすと磯に棲む鶴(たづ)明けゆけば浜風寒み己妻(おのつま)呼ぶも 1199 藻刈(もかりぶね)沖榜ぎ来らし妹が島形見の浦に鶴(たづ)翔る見ゆ 1200 我が
    48キロバイト (8,916 語) - 2019年4月2日 (火) 14:37
  • 權中納言〈爲敎女〉の君は、まぎるゝことなく歌をよみたまふ人なれば、このほど手ならひにしたる歌ども、かき集めてたてまつる。海近き所なれば、などひろふ折も、「なぐさの濱ならねば、猶なき心ちして」など書きて、  「いかにしてしばし都をわすれなみのひまなくわれぞくだくる。   知らざりしうらやま風も梅が香はみやこに似たる春のあけぼの。…
    728バイト (8,783 語) - 2023年8月17日 (木) 13:56
  •     ものゝ名の蛸や古鄕の烏賊幟      住める方は人に讓りて松風が別墅に移る 雛     草の戶も住みかはる世ぞ雛の家     內裏雛人形天皇の御宇とかや 寄     寄の風の手品や和歌の浦 順峰入     峰入や一里をくるゝ小山伏      對門人 田畑打     栴檀も一鍬づゝの田打哉     畠うつ音や嵐の櫻麻…
    391バイト (18,319 語) - 2019年9月28日 (土) 21:54
  • そひ。後園町段綠衫を萬きやうの竹にかり。時に暮行日脚は景を遠嶋のにかへし。來宿踈人は契を同驛のむしろにむすぶ。彼草につなぐ疲馬は胡國を忍びて北風に嘶へ。野にやすむ群牛は吳地にならひて夜の月に喘。掉歌數聲船を明月峽のほとりによせ。琴萬曲琵琶を尋陽江の汀にきく。一生のおもひ出今夜の泊りにあり。…
    1,009バイト (18,397 語) - 2018年5月16日 (水) 22:01
  • 走(はし)る窓(まど)より打(う)ち望(のぞ)む 海(うみ)のけしきのおもしろさ 磯(いそ)に(かひ)ほる少女(をとめ)あり 沖(おき)に帆(ほ)かくる小(を)(ぶね)あり おとにきゝたる箱崎(はこざき)の (まつ)かあらぬか一(ひと)むらの みどり霞(かす)みて見(み)えたるは 八(や)幡(はた)の神(かみ)の宮(みや)ならん…
    19キロバイト (3,728 語) - 2023年9月5日 (火) 14:46
  • 同(おや)じ坂上郎女が京(みやこ)に向(のぼ)る海路(うみつぢ)にて浜のを見てよめる歌一首 0964 我が背子に恋ふれば苦し暇(いとま)あらば拾ひて行かむ恋忘れ 冬十二月(しはす)、太宰帥(おほみこともちのかみ)大伴の卿の京に上りたまふ時、娘子(をとめ)がよめる歌二首…
    50キロバイト (9,347 語) - 2019年4月2日 (火) 14:38
  • とぞいひし。したしといひしばかりの人々などもすむ所なり。すみこし人のおもかげもさま〴〵思ひ出られて。又めぐりあひてみつる命のほども。かへす〴〵あはれなり。  濱松のかはらぬかけを尋きてみし人なみに昔をそとふ その世にみし人のこむまごなどよびいでてあひしらふ。 廿三日。天りうのわたりといふ。
    489バイト (9,806 語) - 2020年7月26日 (日) 02:52
  • を出すといへ共。わたり近(ちか)ければ。やがて帰海す。是によて。山々みね〳〵に。薪(たきゞ)をつみをき。鐘(かいかね)をつるし人守(まもる)り居(ゐ)て。敵(てき)の(ふね)来るを見付。火(ひ)を【 NDLJP:547】たて
    198バイト (14,134 語) - 2023年11月20日 (月) 01:50
  • 石の面に。哀(月淸下)なり雲路(に集)つらなる浪のうへにしらぬ路を風にまかせてといふ歌をぞかきつけける。また入もまどひきて。かゝる所のあはれを身にしりけるよといとかなしうをしはかられぬ。其はまにおりゐて手ずさみながらちいさくうつくしきどものおほくあるをひろひもちて。やう〳〵もとの船にきけり。下(…
    449バイト (3,257 語) - 2024年2月24日 (土) 08:22
  • 3172 浦廻榜ぐ熊野泊(は)てめづらしく懸けて思はぬ月も日もなし 3173 松浦(まつらぶね)乱(みだ)る堀江の水脈(みを)早み楫取る間なく思ほゆるかも 3174 漁(いざ)りする海人の楫の音(と)ゆくらかに妹が心に乗りにけるかも 3175 和歌の浦に袖さへ濡れて忘れ拾(ひり)へど妹は忘らえなくに…
    50キロバイト (9,376 語) - 2019年4月2日 (火) 14:40
  • をとらむとて。網(あみ)のもとに石(いし)を二つ。をも荷(に)につけ。それにかな熊手(くまで)を作り付網(あみ)を海(うみ)へおろし。大綱(づな)を引はへて。の内にまき車(くるま)を仕付。いかりを打て。綱を引ぬれば。砂(すな)三尺底(そこ)にある。もろ〳〵の
    206バイト (13,023 語) - 2023年11月20日 (月) 00:36
  • 海岱維青州:堣夷既略,濰、淄其道。其土白墳,海濱廣潟,厥田斥鹵。田上下,賦中上。厥貢鹽絺,海物維錯,岱畎絲、枲、鉛、、怪石,萊夷為牧,其篚酓絲。浮於汶,通於濟。 海岱及淮維徐州:淮、沂其治,蒙、羽其藝。大野既都,東原底平。其土赤埴墳,草木漸包。其田上中,賦中中。貢…
    12キロバイト (2,871 語) - 2023年9月4日 (月) 16:28
  • 0066 大伴の高師の浜のが根を枕(ま)きて寝(ぬ)る夜は家し偲はゆ      右の一首は、置始東人(おきそめのあづまひと)。 0067 旅にして物恋(こほ)しきに家語(いへごと)も聞こえざりせば恋ひて死なまし      右の一首は、高安大島。 0068 大伴の御津の浜なる忘れ家なる妹を忘れて思へや…
    32キロバイト (5,788 語) - 2019年4月2日 (火) 14:37
  • 2795 紀の国の飽等(あくら)の浜の忘れ吾(あれ)は忘れじ年は経ぬとも 2796 水潜(くく)る玉に交じれる磯貝の片恋のみに年は経につつ 2797 住吉(すみのえ)の浜に寄るちふうつせ実なき言もち吾(あれ)恋ひめやも 2798 伊勢の海人の朝な夕なに潜(かづ)くちふ鮑(あはび)のの片思(かたもひ)にして…
    65キロバイト (12,165 語) - 2019年4月2日 (火) 14:39
  • 人右中弁宣房・権右中弁資康・蔵人左中弁仲光・右小弁宗顕・左少将為有・右少将兼時、行妝を整へ、威儀を正くして、閑に列をなし給へば、供奉の大衆二万人、各を吹連て、前後三十余町に支たり。盛哉朝廷無事の化、遠く天児屋根の昔に立返り、博陸具瞻の徳、再び高彦霊尊の勅を新にし給へり。誠に利物の垂迹、順逆の縁に…
    60キロバイト (14,840 語) - 2022年12月1日 (木) 07:59
  • げに、いとすぐしてかい弾きたり。今の世に聞こえぬ筋弾きつけて、手づかひいといたう唐めき、ゆの音深う澄ましたり。「伊勢の海」ならねど、「清き渚にや拾はむ」など、声よき人に歌はせて、我も時々拍子とりて、声うち添へたまふを、琴弾きさしつつ、めできこゆ。御くだものなど、めづらしきさまにて参らせ、人…
    56キロバイト (12,117 語) - 2022年12月1日 (木) 08:11
  • 第七巻 第七巻 [歌番号]07/1068 [題詞]雜歌 / 詠天 [原文]天海丹 雲之波立 月船 星之林丹 榜隠所見 [訓読]天の海に雲の波立ち月の星の林に漕ぎ隠る見ゆ [仮名]あめのうみに くものなみたち つきのふね ほしのはやしに こぎかくるみゆ [左注]右一首柿本朝臣人麻呂之歌集出 [校異]歌…
    222キロバイト (46,394 語) - 2023年9月5日 (火) 15:40
  • 4395 龍田山見つつ越え来し桜花散りか過ぎなむ我が帰るとに 独り江水(え)に浮漂(うか)べる糞(こつみ)を見て、玉の依らざるを怨恨(うら)みてよめる歌一首 4396 堀江より朝潮満ちに寄る木糞(こつみ)にありせば苞(つと)にせましを 館(たち)の門(かど)にて、江南美女(をとめ)を見てよめる歌一首…
    70キロバイト (12,797 語) - 2019年4月2日 (火) 14:38
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