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『犬を賣る露店斷片』（いぬをうるろてんだんぺん 作者：梶井基次郎 1924年 底本：昭和四十一年四月二十日筑摩書房発行『梶井基次郎全集 第一卷』 ……一體あれはみな赤犬の仔だらうか、寄せ集めの仔ではないのだらうか、そんなことも思ふ。私はそんなに思つて見ては、自分の變な心持ちを充〔た〕そ〔ママ〕うとした。…

カテキズム > 公教要理説明 ← 第（だい）十五課（くわ）　救世主（すくいぬし）の復活（ふくくわつ） 第（だい）十七課（くわ）　聖霊降臨（せいれいこうりん） → 公教要理説明（こうけうえうりせつめい） 第（だい）十六課（くわ）　救世主（すくいぬし）の昇天（しょうてん） －75－…

第（だい）十四課（くわ）　救世（きゅうせい）（二） 第（だい）十六課（くわ）　救世主（すくいぬし）の昇天（せうてん） → 公教要理説明（こうけうえうりせつめい） 第（だい）十五課（くわ）　救世主（すくいぬし）の復活（ふくくわつ） －74－ △イエズス、キリストの御死骸（ごしがい）は岩窟（いわや）…

『西班牙犬の家』（スペインいぬのいえ） 作者：佐藤春夫 1919年 底本：昭41年8月5日中央公論社発行『日本の文学31佐藤春夫』 夢見心地になることの好きな人のための短篇 フラテ（犬の名）は急に駆け出して、蹄鍛冶屋（ひづめかじや）の横に折れる岐路（きろ）のところで、私を待っている。この犬は非常に賢…

こぶし さいかち さうしじゆ さかき さくら（いぬざくら、うはみづざくら、おほしまざくら、しうりざくら及やまざくらニ限ル） さはぐるみ さはら さるた（別名ひめしやら）（さるた及なつつばきニ限ル） しきみ しで（別名そろ）（あかしで、いぬしで、くましで及なつつばきニ限ル） しなのき（おほばしなのき、しなのき及へらのきニ限ル）…

Wikisource:宗教 > カテキズム > 公教要理説明 ← 第（だい）十六課（くわ）　救世主（すくいぬし）の昇天（せうてん） 第（だい）十八課（くわ）　公教会（こうけうくわい） → 公教要理説明（こうけうえうりせつめい） 第（だい）十七課（くわ）　聖霊降臨（せいれいこうりん） －80－ －81－…

いぬし）を信（しん）じたので御座（ござ）いますか。 答　否（いいえ）、左様（そう）では御座（ござ）いません、其（それ）を信（しん）じた者（もの）は、ほんの些（わづか）で多（おほ）くの人（ひと）は神（かみ）救世主（すくいぬ…

みをすてて－やまにいりにし－われなれは－くまのくらはむ－こともおほえす 00383 [詞書]いぬかひのみゆ よみ人しらす 鳥のこはまたひななからたちていぬかひの見ゆるはすもりなりけり とりのこは－またひななから－たちていぬ－かひのみゆるは－すもりなりけり 00384 [詞書]あらふねのみやしろ すけみ…

われはあす－はのみやつまむ－さはのせり－みつはこほりて－くきしみえねは 01353 [詞書]むま、ひつし、さる、とり、いぬ、ゐ 読人不知 むまよりはひつしはかりはあるものをとりにいぬるかかゐてきぬらむ うまよりは－ひつしはかりは－あるものを－とりにいぬるか－かひてきぬらむ 01354 [詞書]題不知 読人不知 うしと思ふ心をしはしなくさめむ後によひとをあはれと思はむ…

00892 [詞書]題しらす／又は、さくらあさのをふのしたくさおいぬれは よみ人しらす おほあらきのもりのした草おいぬれは駒もすさめすかる人もなし おほあらきの－もりのしたくさ－おいぬれは－こまもすさへす－かるひともなし 00893 [詞書]題しらす／このみつの歌は、昔ありけるみたりのおきなのよめるとなむ…

[詞書]題しらす／この歌、ある人、あめのみかとのあふみのうねめにたまへると／巻第十三：こひしくはしたにを思へ紫の下 よみ人しらす（一説、あめのみかと） いぬかみのとこの山なるなとり河いさとこたへよわかなもらすな いぬかみの－とこのやまなる－なとりかは－いさとこたへよ－わかなもらすな 01109 [詞書]返し：うねめのたてまつれる／巻第十三：こひしくはしたにを思へ紫の下…

あひみぬよし申ていつのほるへしともいはす侍けれは 基俊 かへりこんほとおもふにもたけくまのまつわか身こそいたくおいぬれ かへりこむ－ほとおもふにも－たけくまの－まつわかみこそ－いたくおいぬれ 00879 [詞書]修行にいて侍けるによめる 大僧正行尊 おもへともさためなきよのはかなさにいつをまてともえこそたのめね…

（さくらまちけ）に一年（いちねん）幾度（いくど）の出替（でがは）り、小間使（こまづかひ）といへば人（ひと）らしけれど御寵愛（ごちようあい）には犬猫（いぬねこ）も御膝（おひざ）をけがすものぞかし。 　言（い）はゞ我（わ）が良人（をつと）をはづかしむるやうなれど、そも／＼御暇（おいとま）を賜（たま）はり…

いやしぬると 　　なりひらかはゝ おいぬれはさらぬわか れもありてへはいよゝ みまくほしきゝ みかな 　　かへしなりひら よのなかにさらぬわか れはなくもかなちと せといはふひとのこ のため しらゆきのやへふり しけるかへるやまか へるゝゝもおいにけ るかな おいぬとてなとて わかみをせめきけむ おいすはけふにあは…

牡丹に別（わかれ）を告げ、行衛定めぬ草枕、われから野良犬（のらいぬ）の群（むれ）に入りぬ。 　昨日（きのう）は富家（ふうか）の門を守りて、頸（くび）に真鍮の輪を掛（かけ）し身の、今日は喪家（そうか）の狗（く）となり果（はて）て、寝（いぬ）るに窠（とや）なく食するに肉なく、夜（よ）は辻堂の床下（ゆか…

108 いざうたえ、いざいわえ、 うれしきこのよい、 かみのみ子　あらわれぬ、 いざほめたたえよ。 いざうたえ、いざいわえ、 たのしきこのよい、 すくいぬし　世にいでぬ、 いざほめたたえよ。 いざうたえ、いざいわえ、 きよけきこのよい。 いとたかき　みどりごを いざほめたたえよ。 底本:…

知（し）りて四（よ）段（だん）に比（くら）べみよ 次（つぎ）に奈（な）行（ぎやう）の變（へん）格（かく）は 「往（い）な（○）ん」「いに（○）」「いぬ（○）」「いぬ（○）る」「いね（○）」 「いぬ（○）れ」と六（む）つにはたらきて 「死（し）ぬ（○）」と「ゆきぬ（○）」も此（この）變（へん）化（くわ） さてまた加（か）行（ぎやう）變（へん）格（かく）は…

宮澤賢治全集 第六巻 詩5(ISBN 978-4-480-72826-5) 本文篇 あかいめだまの　さそり ひろげた鷲の　　つばさ あをいめだまの　小いぬ、 ひかりのへびの　とぐろ。 オリオンは高く　うたひ つゆとしもとを　おとす、 アンドロメダの　くもは さかなのくちの　かたち。 大ぐまのあしを　きたに…

（まじはり）をか持（も）たん。罪人（つみびと）と敬虔（けいけん）なる人（ひと）との間（あひだ）もこれに等（ひと）しかるべし。 18 山狗（やまいぬ）と犬（いぬ）との間（あひだ）に何（なに）の平和（へいわ）かある、富（と）める人（ひと）と貧（まづ）しき人（ひと）との間（あひだ）に何（なに）の平和（へいわ）かある。…

をんなきたりてこれを拜（はい）していひけるは 主（しゆ）よ われをたすけたまへ 26 こたへていひけるは 子（こ）どものぱんをとりて犬（いぬ）になぐるはよからず 27 をんな 主（しゆ）よ さなりといふ されどいぬもその主（しゆ）の膳（ぜん）よりおちたる屑（くづ）をくらふといへり 28 耶穌こたへていひけるは をんなよ 汝の信仰（しんかう）はおほひなり…