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服一銭白湯ニテ送下ス一日ニ二次若腹脹減シカタキ者ハ増テ三五銭ニ至ル 分消湯方 朮　　茯苓　猪苓　沢瀉　大腹皮各大　 橘皮　厚朴　枳実　縮砂　香附子各中　 蜜香　甘草各小　生姜中　 右水二合ヲ以テ煮テ一合ヲ取リ滓ヲ去リ分温テ両度ニ服ス昼夜三剤ヲ用　若胸中微飲アリテ微喘スル者ニハ蘇子ヲ加フ水気脇下ヨリ上衝スル者ニハ呉茱萸ヲ加フ…

なんぢは只一目をもてまた頸玉の一をもてわが心をうばへり わが妹わが新婦よ なんぢの愛は樂しきかな なんぢの愛は酒よりも遙にすぐれ なんぢの香膏の馨は一切の香物よりもすぐれたり 新婦よ なんぢの唇は蜜を滴らす なんぢの舌の底には蜜と乳とあり なんぢの衣裳の香氣はレバノンの香氣のごとし わが妹わがはなよめよ なんぢは閉たる園 閉たる水源…

　　　　　二度桐葉子がもとにありて今や東へ下らんとするに 牡丹 　　　　牡丹蕋深く分け出る蜂の名殘哉 　　　　　贈桃隣新宅自畫自讃 　　　　寒からぬ露や牡丹の花の蜜 　　　　風月の財をわすれよ深見草 　　　　　雲岸寺の奧に佛頂和尙山居のあとあり松の炭して其岩に書付侍る 夏木立 　　　　木啄も庵は破らず夏木立 　　　　　幻住庵記…

と、籟三心（こゝろ）あつて言へば、 「我れ独身にて終らんとも思はねど、華族の聟（むこ）になる願ひなく、姫君様女房（にようばう）にしたくなし。香（かう）花（はな）茶の湯に規則どほりの容（よう）儀（ぎ）とゝのひて、お役目の学問少々ばかり、何（なん）になる物でなし。世路（せろ）の困難ふんでも見ず…

度ニ多用テハアシヽ随分小劑ニシテ一日ニ一貼ツヽ用ユ ベシ主方ハ脉腹ニヨリテサマ々々手段モアルコトナレトモ 先大抵ハ安中散ニテヨキモノ也症ニヨリテハ香六加附 子或附子粳米湯ナドモ用ベシ又甘艸粉蜜湯ヲ用ル症モ アリ是ハ皮膚枯燥ナドモツヨク腹痛ノ強キ方ニ用ルナ リ腹痛ツヨクシテコジケタルモノナドハ甚治シカタキモ…

、ぬらりとあやしい字が出来る。「こう湿気（しけ）てはたまらん」と眉（まゆ）をひそめる。女も「じめじめする事」と片手に袂（たもと）の先を握って見て、「香（こう）でも焚（た）きましょか」と立つ。夢の話しはまた延びる。 　宣徳（せんとく）の香炉（こうろ）に紫檀（したん）の蓋があって、紫檀の蓋の真中には猿…

（し）体（たい）の内（ない）部（ぶ）に吸収（きゅうしゅう）し、之（これ）を得（え）堪（た）へずして、俄（にはか）に其体（そのたい）を動（うご）かし、蜜（みつ）の甘（あま）きを混（こん）和（わ）したる叫声（きょうせい）を発（はつ）す。而（しか）して之（これ）を以（もつ）て心中（しんちゅう）の児（こ）…

旃檀香（せんだんかう）と、多伽羅香（たがらかう）と、鬱波羅香（うつぱらかう）と、將（ま）た婆師吉香（ばしきつかう）と、此等（これら）諸香（しよかう）の中（うち）にて、戒香（かいかう）こそは最上（さいじやう）なれ。 56 多伽羅香（たがらかう）・旃檀香（せんだんかう）の如（ごと）きは、其（そ）の香…

くことことしき花の色を調へてたてまつり、名香に、唐の百歩の薫衣香を焚きたまへり。 阿弥陀仏、脇士の菩薩、おのおの白檀して作りたてまつりたる、こまかにうつくしげなり。閼伽の具は、例の、きはやかに小さくて、青き、白き、紫の蓮を調へて、荷葉の方を合はせたる名香、蜜を隠しほほろげて、焚き匂はしたる、一つ薫りに匂ひ合ひて、いとなつかし。…

我（われ）に來（きた）れ、汝（なんぢ）らわれを求（もと）むる者（もの）よ。わが生産（なりいでもの）にて滿（み）たされよ。 20 わが記念（きねん）は蜜（みつ）よりも、わが嗣業（ゆづり）は蜜蜂（みつばち）の巣（す）よりも甘（あま）し。 21 われを食（くら）ふ人々（ひとびと）は猶（なほ）我（われ）に…

隕石（ほし）の群ながるる白日（ひる）のしづけさに雷針の金高くまどろむ かはたれはクロバ畑に紋（もん）白蝶（しろ）が降らす微粉に咽せて醒めたり 毒蝶は薊の蜜を吸ひつくしかげらふ昏き森に消えたり 玻璃ごしに盗汗（ねあせ）の肌を嗅ぎ寄るはおのれ光れる冥府（よみ）の盲魚か 無花果のまばら枝すでに萌えそめて空のうるみに反（そり）の明るさ…

7 アロン朝ごとにその上に馨しき香を焚くべし彼燈火を整ふる時はその上に香を焚くべきなり 8 アロン夕に燈火を燃す時はその上に香を焚くべし是香はヱホバの前に汝等が代々絶すべからざる者なり 9 汝等その上に異る香を焚くべからず燔祭をも素祭をも獻ぐべからず又その上に灌祭の酒を灌ぐべからず…

人（ひと）の生命（いのち）になくてならぬすべてのものの中（うち）にて、主（しゅ）なるは水（みづ）と火（ひ）と鐵（てつ）と鹽（しほ）、小麥粉（こむぎ）と蜜（みつ）と乳（ちち）、葡萄（ぶだう）の血（ち）と油（あぶら）と衣（ころも）などなり。 27 すべて此等（これら）のものは敬虔（けいけん）なる人々（ひ…

旃檀香（せんだんかう）と、多伽羅香（たがらかう）と、鬱波羅香（うつぱらかう）と、將（ま）た婆師吉香（ばしきつかう）と、此等（これら）諸香（しよかう）の中（うち）にて、戒香（かいかう）こそは最上（さいじやう）なれ。 56 多伽羅香（たがらかう）・旃檀香（せんだんかう）の如（ごと）きは、其（そ）の香…

蜜和麨、用塗其身、諸瓔珞中、盛蒲桃漿、密以上王。爾時大王、食麨飮漿、求水漱口。漱口畢已、合掌恭敬、向耆闍崛山、遥禮世尊、而作是言。大目犍連、是吾親友。願興慈悲、授我八戒。時目犍連、如鷹隼飛、疾至王所。日日如是、授王八戒。世尊亦遣　尊者富樓那、爲王說法。如是時間、經三七日、王食麨蜜、得聞法故、顏色和悦。…

牧 睦 僕 墨 撲 没 勃 堀 本 奔 翻 凡 盆 麻 摩 磨 魔 毎 妹 枚 昧 埋 幕 膜 枕 又 末 抹 万 満 慢 漫 未 味 魅 岬 密 蜜 脈 妙 民 眠 矛 務 無 夢 霧 娘 名 命 明 迷 冥 盟 銘 鳴 滅 免 面 綿 麺 茂 模 毛 妄 盲 耗 猛 網 目 黙 門 紋 問 冶…

立つのであつた。食器は箸の臺にいたるまで立派な塗物。平常の食事は簡素で、水かけ飯、粥なども用ひられた。今でも上方では朝粥を食ふ家が多い。お菓子は飴や蜜で甘味をつけたから、砂糖無しといへども味覺を滿足させることが出來たのである。 婦人の服裝は百人一首や繪卷物でよく見る通り、おそろしく場所をとるもので…

香たるなり 素祭の餘はアロンとその子等に歸すべし是はヱホバにささぐる火祭の一にして至聖物たるなり 凡そ汝等がヱホバに携へいたる素祭は都て酵いれて作るべからず汝等はヱホバに献ぐる火祭の中に酵または蜜を入て焚べからず 但し初熟の禮物をそなふる時には汝等これをヱホバにそなふべし然ど馨しき香のためにこれを壇にそなふる事はなすべからず…

陥（おちい）らしむるなかれと。彼また曰く女子とは何ぞ。友愛の敵にあらずや。避くべからざる苦しみにあらずや、必然の害にあらずや、自然の誘惑にあらずや、蜜（みつ）に似たる毒にあらずや。もし女子を棄つるが不徳ならば、彼等を棄てざるは一層の呵責（かしゃく）と云わざるべからず。……」…

小児初生ノ時大抵虚弱ニ見ユル位ノモノニテ實ニ至極 ノ虚弱ト云ニテサヘナキ物ナラハ乳ヲ付ヌ中ニ紫圓ニ テヌクヘシ此ノ如クスレハ後必丹毒変蒸ナトノ患ナシ 其用イヤウハ蜜子リノ紫圓一粒山椒一粒許ナルヲ蛤殻 ニ湯少入コレニテトキ一旦一粒用テアトニテヨク湯ヲ ノマセ吐泻ヲ取リテヨシ用テ后面ヲ赤シテ啼モノ也其間…