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- も思へる志かな、同は御辺を生虜て、御方に成て軍せさせん。」とあざ笑て、件の金棒を打振て、閑に歩み近付く。島津も馬を静々と歩ませ寄て、矢比に成ければ、先安芸前司、三人張に十二束三伏、且し堅めて丁と放つ。其矢あやまたず、田中が石の頬前を冑の菱縫の板へ懸て、篦中許射通したりける間、急所の痛手に弱りて、さし…53キロバイト (12,774 語) - 2024年4月7日 (日) 20:28
- 姓ニ交リ耕農ヲソ業トシ給或時旱魃ノ災有テ田ニ水アルハ無シ人ハ皆夜白水ノツトメヲシケレトモ惟尚圓公ハ其ツトメナシサレ共田ニ水アル事宛モ雨天ニ不異人皆聖瑞ヲハ不知シテ尚圓公水ヲヌスミ給トソ申ケル尚圓公大ニ驚キ嶋ノ長ニ訟給ケレトモ嶋ノ長モ共ニ貧欲ノ小人ニト有ケレハ更ニ聞立ル者ソ無リケリ去程ニ尚円公腹ヲス…12キロバイト (2,886 語) - 2023年9月4日 (月) 23:27
- 先安置。筆硯与琴書。門巷頗幽僻。不異在郊墟。素性慣野趣。早已把犂鋤。圃畦種晩茄。隙処蒔冬蔬。東市沽薄酒。西市買枯魚。相賀命一酌。団欒対妻孥。居室雖倹陋。翛然已有余。大厦豈不好。弗称匪良図。燕安思懿戒。苟完慕遺模。唯当安…1.54メガバイト (342,889 語) - 2024年3月25日 (月) 01:52
- 荒布の 藤井が原に 大御門(おほみかど) 始めたまひて 埴安(はにやす)の 堤の上に あり立たし 見(め)したまへば 大和の 青香具山は 日の経(たて)の 大御門に 青山と 茂(し)みさび立てり 畝傍の この瑞山(みづやま)は 日の緯(よこ)の 大御門に 瑞山と 山さびいます…32キロバイト (5,788 語) - 2019年4月2日 (火) 14:37
- 琉球國中山世鑑巻二 南宋景定元年庚申英祖王御即位 英祖王ハ天孫氏ノ後胤惠祖世主ノ孫也其母夢上帝娠給ケル間後人天子トハ申奉也南宋紹定二年己丑ニ御誕生有リ其年聖瑞有テ鳳龍吟ス七歳ノ比ヨリ才徳其隠モ無リケレハ鄕里ノ人恐懼コスト云者無シ御歳十三ノ比ヨリ鵬鴻ノ志有テ芳名専國家二十ノ比ニハ經傳皆シ給ヘリ依テ國人荊癸傾…18キロバイト (4,201 語) - 2023年9月4日 (月) 23:26
- 而も人心の宗とする所なり、故に鬼神鎮る時は則ち國家安く、鬼神亂る時は國家破ると見えたり、依㆑之伏羲は八卦を畫して八神を祭り、釈尊は天地の爲に十二神を祭り、佛法の爲に八十神を祭り、伽藍の爲に十八神を祭り、靈山の鎮守の爲に金毘羅神を祭る、則ち十二神の内也、此金毘羅は日本三輪大明神也と、傳敎大師歸朝の記…13キロバイト (2,561 語) - 2023年8月19日 (土) 16:23
- 方无㆓准式㆒、文案錯乱、問弁不㆑允、於㆑是讞事前後、奏定㆓条式㆒、大宝元年己前為㆓法外㆒、巳後為㆓法内㆒、自㆑玆巳後諸訴訟者、内決㆓已事㆒、不㆓敢公庭㆒、三年四月以㆑病而罷、四年三月拝為㆓大学助㆒、先従㆓浄御原天皇晏駕㆒、国家繁㆑事、百姓多㆑役、兼属㆔車駕移㆓藤原京㆒、人皆忍忙、代不㆑好㆑学、由㆑此…47バイト (3,152 語) - 2024年4月5日 (金) 22:46
- 升レバレ車ニ。必正立シテ執レ綏ヲ。 集解周生烈曰。正立執レ綏。所二以為一レ安也。 集解皇侃云。綏牽以升レ車之繩也。 車中ニハ不二内顧セ一。 集解包咸曰。車中不二内顧一者。前視不レ過二衡軛一。傍視不レ過二輢轂一。 集解陸德明云。車中不二内顧一。魯讀二車中内顧一。今從レ古。皇侃云。輢竪在二車箱兩邊三分居レ前之一一。承…109キロバイト (16,637 語) - 2023年9月5日 (火) 01:16
- 安かるべきにて候。先北国へ御下候て、東国・西国へ御教書を成下され候はんに、誰か応じ申さぬ者候べき。」と、又予儀もなく申ければ、禅門少しの思安もなく、「さらば軈て下るべし。」とて、取物も不取敢、御前に有逢たる人々許を召具して、七月晦日の夜半許に、篠の峯越に落給。騒がしかりし有様也。是を聞て、御内…42キロバイト (10,129 語) - 2022年12月1日 (木) 07:59
- も、皆過去因果にてこそ候らめ。」と典釈の所述明に語りければ、三人共にから/\と笑けるが、漏箭頻に遷、晨朝にも成ければ、夜も已に朱の瑞籬を立出て、己が様々に帰けり。以是安ずるに、懸る乱の世間も、又静なる事もやと、憑を残す許にて、頼意は帰給にけり。 298 尾張小河東池田事…57キロバイト (14,114 語) - 2022年12月1日 (木) 07:59
- 八甲(はつかふ)田(だ)山(さん)も迎(むか)へたり 渚(なぎさ)に近(ちか)き湯野(ゆの)島(しま)を 見(み)つゝくゞれるトン子ル〔ママ〕の 先(さき)は野(の)内(ない)か浦町(うらまち)か 浦(うら)のけしきの晴(は)れやかさ 勇(いさ)む笛(ふえ)の音(ね)いそぐ人(ひと) 汽(き)車(しや)は著(つ)きけり青森(あをもり)に…20キロバイト (3,722 語) - 2023年10月19日 (木) 10:33
- ひ、同六辛巳年より、御聟奥平美作守信昌に賜はり是に住す。是より十五年在住して、元和元乙卯年三月十四日、信昌逝去。法名久昌院殿前作洲大守泰雲安公大禅定門。 信昌の内室は、加納殿と号して、将軍家の御長女なり。寛永二乙巳年逝去せらる。法名盛徳院殿香林急雲大姉。 信昌の嫡子、氏を改め、加納二代目松平摂津守忠…177バイト (10,330 語) - 2024年2月13日 (火) 16:20
- 市橋村 白樫村 黒田村 新宮村 堀村 和田村 畑尻村 広尾村 三倉村 外津汲村 西津汲村 日坂村 坂本村 親村 杉原村 羽根村 小村 西村 川上村 瑞岸寺村 滝村 樫村 池戸村 下ヶ流村 上ヶ流村 川合村 小宮上村 古屋村 香六村 谷山村 中山村 寺元村 中江村 小佐井村 種本村 安土村 草深村 般若畑村…177バイト (6,038 語) - 2024年2月13日 (火) 16:25
- 京水には二人の男子(なんし)があった。長を瑞長(ずいちょう)といって、これが家業を襲(つ)いだ。次を全安(ぜんあん)といって、伊沢家の女壻になった。榛軒の女(むすめ)かえに配せられたのである。後に全安は自立して本郷弓町(ゆみちょう)に住んだ。…642キロバイト (126,753 語) - 2022年3月23日 (水) 18:11
- 浪、困貫頂於南山之雲。悪逆之甚前代未聞。是為朝敵之最。為臣之道不致命乎。又為神敵之先。為天之理不下誅乎。高氏苟見彼積悪、未遑顧匪躬、将以魚肉菲、偏当刀俎之利、義卒勠力、張旅於西南之日、上将軍鳩嶺、下臣軍篠村。共在于瑞籬之影、同出乎擁護之懐。函蓋相応。誅戮何疑。所仰百王鎮護之神約也。懸勇於石馬之汗。…56キロバイト (13,597 語) - 2022年12月1日 (木) 08:00
- 瑞夢也。」と合せ申たりしが、果して摩騰・竺法蘭、仏舎利、並四十二章経を渡す。帝尊崇し給事無類。爰に荘老の道を貴で、虚無自然理を専にする道士列訴して曰、「古五帝三皇の天下に為王より以来、以儒教仁義を治め、以道徳淳朴に帰し給ふ。而るに今摩騰法師等、釈氏の教を伝へて、仏骨の貴き事を説く。内…55キロバイト (12,804 語) - 2022年12月1日 (木) 08:01
- 綿布倉庫建設を助成されたきこと。 加工染色工場の復旧を計られたきこと。 と市復興会の援助を懇請した。 なおその後に於ける羽二重相場の状勢を見れば、原料生糸の反落含みから先安思濃厚となり、且つ産地の軟調入報もあるため。買人一般に日和見の姿となり、市場引続き不味沈静をたどった。 絹紬 松印(十二匁付)8円05銭見当…134キロバイト (18,232 語) - 2023年9月18日 (月) 13:04
- 安見隠岐へ相返し、家内を掃除し畳の表替などして、番具足等まで飾置きて、伯父の方へ見次として立退きけり。其の翌年安見身代果てたり。此の父は安彦左太夫と申して、浅井縄手七本鑓の内也。是に四人の子有り。惣領左馬介二男五郎兵衛、三男兵部、四男八助、何れも御小将相勤め、後に御馬廻に成りけるが、二・三ケ年の内…177バイト (9,854 語) - 2024年2月3日 (土) 17:29
- し三石の南の山路を、たどるたどる終夜越て、さごしの浦へぞ出たりける。夜未深かりければ、此侭少しの逗留もなくて打て通らば、新田殿には安く追著奉るべかりけるを、子息高徳が先の軍に負たりける疵、未愈けるが、馬に振れけるに依て、目昏く肝消して、馬にもたまらざりける間、さごしの辺に相知たる僧の有けるを尋出し…76キロバイト (18,469 語) - 2022年12月1日 (木) 08:02
- らん。然も吉野山峯の嵐のはげしさにとあるも、先年蔵王堂を被焼たりし罪、一人にや帰すらん。武蔵野の草はみながら霜枯にけりとあるも、名字の国なれば、旁以不吉なる歌と、忌々しくは思ひけれ共、「目出き歌共にてこそ候へ。」とぞ会尺しける。 247 小清水合戦事付瑞夢事…56キロバイト (13,675 語) - 2022年12月1日 (木) 08:00