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或記録によると、彼は、南蛮寺の建立（こんりふ）前後、京都にも、屡々（しばしば）出没したさうである。松永弾正（だんじやう）を飜弄（ほんろう）した例の果心居士（くわしんこじ）と云ふ男は、この悪魔だと云ふ説もあるが、これはラフカデイオ・ヘルン先生が書いてゐるから、ここには、御免を蒙（かうむ）る事にしよう。…

高僧ウルゼーの詩（丶山仙士） → 鎌倉の大佛詣でゝ感あり 作者：尚今居士 明治15年 1882年 底本：外山正一、矢田部良吉、井上哲次郎撰『新体詩鈔 初編』（再版）丸屋善七、1884年12月15日。 西洋諸邦ハ勿論凡ソ地球上ノ人民其平常用フル所ノ言語ヲ以テ詩歌ヲ作ルヤ皆心ニ感スル所ヲ直ニ表ハスニアラザルナシ我日本ニ於テ…

教勅領知衆物。金銀珍寶及諸庫藏。而無悕取一飡之意。然其所止故在本處。下劣之心亦未能捨。復經少時。父知子意漸已通泰成就大志自鄙先心。臨欲終時而命其子。并會親族。國王大臣刹利居士皆悉已集。卽自宣言。諸君當知。此是我子。我之所生於某城中。捨吾逃走。伶俜辛苦五十餘年。其本字某。我名某甲。昔在本城懷憂推覓。忽…

心厳道安大居士〉 　　○分部氏〈工藤家幕紋三引領〉 ∴光定〈或光藤分部若狭守〉 　│ 　└光高〈分部宗右衛門後号左京天文中於同州鷺山表北畠晴具与長野一戦之時討死〉 　　│ 　　└光嘉〈分部与三五左蒲門後号左京亮叙従五位下仕織田上野介信包後事秀吉公其後事家康公加恩一万石香徳院華林居士実細野伊豆守次男〉…

、秀吉より、寺領の御朱印を改正せられけるとぞ。   厚見郡瑞龍寺の事   【 NDLJP:164】 当寺は、斎藤帯刀左衛門尉利藤人道大年居士の建立の地なり。大年居士は、悟渓和尚に帰依して、外護の檀越なり。応仁元丁亥年八月、天台の旧跡を点じて、此処に一宇の伽藍を建立して、主君美濃守成頼の菩提所とす。土…

狼藉討随玉フ義頼公ノ家臣ハ安西角田岡本山本也岡本ノ城ハ元亀三年御普請也三浦勢ヤヽモスレハ多田良浦正木浦ヲ心掛オシ渡ルユヘニ両所ノ城御普請ナリ天正十五年十月廿六日三十三オニテ逝去大勢院殿勝岩泰英居士ト号ス 【 NDLJP:413】   左馬頭四位侍従義康公ノ事  …

年二月二十七日兼田弥一右衛門（かねたやいちえもん）とともに、御当家攻口（せめくち）の一番乗と名告り、海に臨める城壁の上にて陣亡いたし候。法名を義心英立居士（ぎしんえいりゅうこじ）と申（もうし）候（そろ）。 　某（それがし）は文禄（ぶんろく）四（三）年景一が二男に生れ、幼名才助と申候。七歳の時父につ…

　││　扶殊院殿建空輿公居士長享二戊申四月七日薨行年七十二菩提寺白浜 　││ 　│義成（第一）〈里見刑部少輔〉 　││　生国房州安房郡白浜 　││　慰月院殿大幢勝公居士永正二乙丑四月十五日薨行年五十八菩提寺白浜 　││ 　│├義通（第二）〈上総介〉 　│││　生国同前在城稲村 　│││　天笑院殿高山正皓居士永正十七庚辰二月朔日薨行年三十八菩提寺滝田…

衆魔、破諸外道。令彼智者、大得名称。我時復為、化作四衆。山林聚落処処、皆現為作衛護。或作大力鬼神王像。或作沙門。或作居士。或作国王大臣宰相。勅令国内、治罰一切破戒悪人。若有剛強不改心者。或令現入阿鼻地獄。種種逼切、必令改心。還令帰命彼説法者。叩頭求哀為作弟子、乃可放耳。令諸悪事。変為吉祥。若不爾者、不取妙覚。…

汚 王 凹 央 応 往 押 旺 欧 殴 桜 翁 奥 横 岡 屋 億 憶 臆 虞 乙 俺 卸 音 恩 温 穏 下 化 火 加 可 仮 何 花 佳 価 果 河 苛 科 架 夏 家 荷 華 菓 貨 渦 過 嫁 暇 禍 靴 寡 歌 箇 稼 課 蚊 牙 瓦 我 画 芽 賀 雅 餓 介 回 灰 会 快 戒 改…

鄭玄曰。里者民之所レ居。居二仁者之里一是爲レ美。 擇不レ處ラレ仁ニ。焉ンゾ得ンレ知ナルヲ。 【集解】 鄭玄曰。求レ居。而不レ處二仁者之里。一不レ得レ爲レ有レ知。 【集疏】 皇侃云。沈居士曰。言所レ居之里。尚以二仁地一爲レ美。況擇二身所一レ處。而不レ處二仁道。一安得レ智乎。翟灝云。張衡思玄賦文選注。後漢書張衡傳注引二論語。一皆擇作レ宅…

キテ栢翁カ手ヲ振離シ漸々トシテ座ヲ起テ逃帰リケレハ座中同音ニトツト笑フ母ハ大キニ悦テ栢翁居士ニ謝礼シケレハ栢翁曰渠経文ヲ以テ云ハ経文ヲ以テ答ント存スル所梅庵経文ヲ離レテ説法スルノ間今日ノ法論甚タ心安キ法論ニシテ心ヲ用ル場ナシ多分新宗ノ法論アレマテノ事ナルヘシ然ラハ只金銀財宝ヲ人ニ施シテ宗門ニ帰伏サセ…

）い。僕はあまり腹を立てた事のない男だが、あの時ばかりは失敬だと心（しん）から思ったよ。あの時の君の言草をまだ覚えているが君は知ってるか」 「十年前の言草なんか誰が覚えているものか、しかしあの石塔に帰泉院殿（きせんいんでん）黄鶴大居士（こうかくだいこじ）安永五年辰（たつ）正月と彫（ほ）ってあったの…

集解馬融日。佞人黨多。 集疏沈居士云。聞者達之名。達者聞之實。有レ實者必有レ名。有レ名者不二必有一レ實。達深二乎本一。聞浮二於末一也。 案聞是聞二於世一。則達二於時一。此及己欲レ達。皆當レ爲二窮達之達一。子張問レ達。猶如下祖問レ行學レ干レ祿之意上。後儒忌レ言二利祿一故沈居士而下。以レ達爲二徳立行成之名一。不レ知士之志二於學一。本欲二…

碼碯樹 硨磲樹 或有二寶三寶 乃至七寶 轉共合成 或有金樹 銀葉華果 或有銀樹 金葉華果 或瑠璃樹 玻瓈爲葉 華果亦然 或水精樹 瑠璃爲葉 華果亦然 或珊瑚樹 碼碯爲葉 華果亦然 或碼碯樹 瑠璃爲葉 華果亦然 或硨磲樹 衆寶爲葉 華果亦然 或有寶樹 紫金爲本 白銀爲莖 瑠璃爲枝 水精爲條 珊瑚爲葉 碼碯爲華…

作梅花遍界香。於次丸・秀吉公御焼香ありて、夫より次第に焼香相済み、天正十年初冬望日巳の刻無常の煙となし奉る。勅使贈官あり。惣見院殿贈大相国一品泰巌大居士と号し奉る。一日に二百石宛十七日の間霊供の料、卵塔以下の作事料に銀千枚、寺領五十石、近辺の地子米五百石、永代大徳寺へ寄附あり。秀吉公の主恩の報謝前代未聞と申しあへり。…

条可㆑有㆓如何㆒篇目ソヤ義景ニ可㆑被㆑成㆓同心㆒事尤以本意也数代ノ国主ノ忘㆓恩顧㆒致㆓別心㆒天ノ照覧難㆑量雖㆑然義景同心スルナラハ信長公明日ニモ攻寄可㆑有㆓破却㆒ト思案半ノ処ニ若大衆申ケルハ義景是程マテ運命尽果給ヒケル間二度ヒ世ヲ開キケン事難㆑有リ後日ノ不㆑可㆑及㆓沙汰㆒急キ各々打立テ義景御陣所ノ…

　　　　木枯に匂ひやつけしかへり花 　　　　波のはなと雪もや水にかへりばな 　　　　梅櫻菊よりのちのかくり花 枯木 　　　　枯れ立や伊駒が嶽の松計 　　　　　大通庵の主道圓居士の芳名きくこと久しきまゝにまみえんことを契りしに終に其日を待たず初冬一夜の霜ときえぬけふは早一めぐりにあたるといふをきゝて 　　　　其形見ばや枯木の杖の長…

ほけれ、三月廿一日に亡ひし事、空海上人の御心に合ぬ所行有て、斯は亡果ぬよと、都鄙の取沙汰しはしは止ざりけり、 評曰、遇㆓自業自得果之責㆒事、此寺のみにしもあらさらめり、比叡（ヒエイ）山なとも理に背き、太師の教法を不㆑用して、破滅之期を招き、又子として父母の心に合（カナハ）て（すイ）、臣としては主君の…

廿七年庚子 師年二十七歳夏夜聞鴉有省即挙所見先師曰此是羅漢境界非作家衲子師曰某只喜羅漢而嫌作家耳先師曰儞是真作家也先師欲偈記之曰十年以前識情心嗔恚豪機在即今鴉笑出塵羅漢果昭陽日影玉顔吟師作此偈乃是年五月二十日夜也五月先師書一券力腰疾興赴京嘱宗橘夫人付一帖子曰吾暮景巳迫西�行脚在近此帖子是霊山如意及老僧逓…