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- 01283 [詞書]寛治元年堀川院御時、大響会悠紀方神あそひのうた、諸神郷をよめる 前中納言匡房 いにしへの神の御代よりもろかみのいのるいはひはきみかよのため いにしへの-かみのみよより-もろかみの-いのるいはひは-きみかよのため 01284 [詞書]久寿二年院御時、大嘗会悠紀方の神楽歌、近江国木綿園をよみ侍りける…12キロバイト (2,507 語) - 2019年4月6日 (土) 01:31
- わからない――また、一體そんな娘を嘗て持つたことがあつたのかどうかも、時々には疑はしくなる、彼の娘なるものが、その不思議なとんとん、とんとん、といふ響のなかに不幸な生存を傳へて來るのであつた。 其の音に彼は搾木にかけられたやうに苦しんだ。そんな自分を、彼はどうすることも出來なかつた。…8キロバイト (1,800 語) - 2021年8月31日 (火) 22:20
- 今日もその子が來る――彼はそ〔ママ〕う思つて見て「雪の日や」といふ句を思ひ出しながらやゝ感傷的になつた。そして今日も拂へないといふことが直接に響いて來なかつた。 食事を濟ませ煙草を喫むと、またしても同じ悒鬱な日であつた。何故斯うがつがつ食つたのだらう、そして飯のお(を)さまらない前に煙草を喫…18キロバイト (4,006 語) - 2021年8月31日 (火) 22:42
- 暗礁につては一度こんなことがあつた。ある年の秋、ある晩、夜のひき明けにかけてひどい暴風雨があつた。明方は物凄い雨風の音のなかにけたたましい鐵工所の非常汽笛が鳴り響いた。そのときの悲壯な氣持を僕は今もよく覺えてゐる。家は騒ぎ出した。人が飛んで來た。港の入口の暗礁へ一隻の驅逐艦が打つかって沈んでしまつたのだ。鐵工…10キロバイト (2,232 語) - 2021年8月31日 (火) 22:29
- つた友達を追ふともなく、その後からその方角へ歩いて行つた。 ――それは時間にすれば僅か二分かそこらのちよつとしたことだつた。 然し私にはそれがびんと響いた。 「男らしさ」への義理立てだけといつた風に振り上げられたその兒の弱々しい拳や、歪められた顔や、殊にけんけんで踊る樣にした格好が何度となく眼に浮んで來た。…11キロバイト (2,469 語) - 2021年8月31日 (火) 22:34
- 彼は酔っ払った嫖客(ひょうきゃく)や、嫖客を呼びとめる女の声の聞こえて来る、往来に面した部屋に一人坐(すわ)っていた。勢いづいた三味線(しゃみせん)や太鼓の音が近所から、彼の一人の心に響いて来た。 「この空気!」と喬は思い、耳を欹(そばだ)てるのであった。ゾロゾロと履物(はきもの)の音。間を縫って利休が鳴っている。――物音はみな、あ…23キロバイト (4,808 語) - 2021年12月9日 (木) 11:40
- (Unicode番号) ; 異体字の説明。 響 → 響 (U+FA69) ; 「郷」の幺とおおざとを除いた部分が「漑」のさんずいと旡を除いた部分となる字形 者 → 者 (U+FA5B) ; 「偖」の旁部分となる字形 器 → 器 (U+FA38) ; 「大」の部分が「犬」となる字形 署 → 署 (U+FA5A) ;…7キロバイト (1,635 語) - 2018年3月25日 (日) 00:11
- 響を作つてゐる。そしてその間に近い葉觸(擦)れの音や、時計の秒を刻む音、汽車の遠い響〔き〕や汽笛も聞える。私の遊戲といふのはそれらから一つの大聖歌隊を作つたり、大管弦(絃)樂團を作ることだつた。 それは丁度ポンプの迎へ水といふ樣な工合に夜の響…68キロバイト (15,044 語) - 2021年8月31日 (火) 22:31
- 三條から四條へかけての寺町通りは新京極と背中あはせになつてゐて、寄席の高座の直ぐ裏になつてをる。三味線や太鼓の音、時には「ハッこらさあ」といふ聲が響いて居り、しかもそれには無關心な、暗い、くすんだ通りである。この通りはお酒醬(醬油)をたく匂がした。また電信柱の蔭には車〔ママ〕夫が溜つてゐて、弱い…19キロバイト (4,194 語) - 2021年8月31日 (火) 22:31
- いつ様にしたとも知れないそんな言葉が、ひらひらとひらめいた。―― 「ハリケンハッチのオートバイ」 「ハリケンハッチのオートバイ」 先ほどの女の子らしい声が峻の足の下で次つぎに高く響いた。丸の内の街道を通ってゆくらしい自動自転車の爆音がきこえていた。 この町のある医者がそれに乗って帰って来る時刻であった。その爆音を聞くと峻の家の…58キロバイト (11,645 語) - 2021年8月31日 (火) 22:16
- 大榕樹(だいようじゅ)の下まで来た時、始めて私は物音を聞いた。ピチャピチャと水を撥ね返す音である。洗身場だなと思って傍を見ると、敷石路から少し下へ外(そ)れる小径(こみち)がついている。巨大な芋葉と羊歯(しだ)とを透かしてチラと裸体の影を見たように思った時、鋭い嬌声が響…13キロバイト (2,505 語) - 2021年8月31日 (火) 22:18
- 鳳凰樹(ほうおうじゅ)の茂みの向うから、疳高(かんだか)い――それでいて何処(どこ)か押し潰(つぶ)されたような所のある――チャモロ女の合唱の声が響いて来る。スペインの尼さんの所の礼拝堂から洩れてくる夕べの讃美歌である。 夜。月が明るい。道が白い。何処やらで単調な琉球(りゅうきゅう)蛇皮線(じゃ…40キロバイト (7,902 語) - 2021年8月31日 (火) 22:43
- 〕その枝には依然些かの〔何の〕傷もつ〔いてをらぬ〕かぬ。群集の喝采が雷の如くに起つた。 喝采の聲がやゝ鎭つた頃、人々の背後から、傍若無人な高笑の聲が響〔いた〕っく。一齊に振返つた衆人の目は、〔瘦せた丈〕長身瘦軀、粗服をまとうた蓬髮の男〔の傲然たる顏付(を見出した)〕の上に集まる。「井蛙大海ヲ語ルベ…24キロバイト (5,404 語) - 2021年8月31日 (火) 22:15
- ない。南洋に四五年もゐて、すつかり島民が判つたなどといふ人に會ふと、私は妙な氣がする。椰子の葉摺(はずれ)の音と環礁の外にうねる太平洋の濤(なみ)の響との間に、十代も住みつかない限り、到底彼等の氣持は分りさうもない氣が私にはするからである。 どうも下らない理窟めいたことばかりしやべり立てたやうだ。…27キロバイト (6,020 語) - 2021年8月31日 (火) 22:42
- 三時間もたつた後だらうか、その途端に私は何かしら惡いことが起つたやうな感じがして、じつと聞耳を立てると、テントの外から、妙に疳高い聲が響いて来た。その聲がどうやら趙大煥らしいのだ。私ははつと思つて、宵に自分の隣に寐てゐた彼の姿をもとめた。趙はそこにゐなかつた。恐らくは歩哨の時間が來たので外へ出てゐる…75キロバイト (16,076 語) - 2021年8月31日 (火) 22:38
- りとも後代に伝えないでは、死んでも死に切れないのだ。 袁傪は部下に命じ、筆を執って叢中の声に随(したが)って書きとらせた。李徴の声は叢の中から朗々と響いた。長短凡そ三十篇、格調高雅、意趣卓逸、一読して作者の才の非凡を思わせるものばかりである。しかし、袁傪は感嘆しながらも漠然と次のように感じていた。…18キロバイト (4,015 語) - 2019年9月15日 (日) 22:01
- ることが多かった。そのため幾度も父に叱られたものである。夜、電車通(どおり)を歩いていて、ひょいとこの恐怖が起って来る。すると、今迄聞えていた電車の響も聞えなくなり、すれちがう人波も目に入らなくなって、じいんと静まり返った世界の真中に、たった一人でいるような気がして来る。その時、彼の踏んでいる大地…73キロバイト (14,193 語) - 2021年8月31日 (火) 22:32
- つて得度(とくど)し給ふのぢや。有難く承るがよい。」 覚えず頭を垂れた悟浄の耳に、美しい女性的な声―妙音といふか、梵音といふか、海潮音といふか、―が響いて来た。 「悟浄よ、諦(あきら)かに、我が言葉を聴いて、よく之を思念せよ。身の程知らずの悟浄よ。未だ得ざるを得たりといひ未だ証(あかし)せざるを証…57キロバイト (12,283 語) - 2021年8月31日 (火) 22:21
- [第3水準1-92-76]→郷 [第3水準1-92-89]→醤 [第3水準1-93-21]→録 [第3水準1-93-67]→難 [第3水準1-93-86]→響 [第3水準1-94-3]→顛 [第3水準1-94-4]→類 [第3水準1-94-81]→黄 [第3水準1-94-82]→黒 [第3水準1-94-92]→并…10キロバイト (1,842 語) - 2022年12月16日 (金) 08:18
- 式部大輔(のりのつかさのおほきすけ)石上堅魚(いそのかみのかつを)の朝臣が歌一首 1472 霍公鳥来鳴き響(とよ)もす卯の花の共(むた)やなりしと問はましものを 右、神亀五年戊辰、太宰帥大伴卿ノ妻大伴郎女、 病ニ遇ヒテ長逝ス。時ニ勅使式部大輔石上朝臣 堅魚ヲ太宰府イ遣シテ、弔喪ト賜物トセシム。…49キロバイト (9,109 語) - 2019年4月2日 (火) 14:38