検索結果

うたゝねの記 群書類從卷第三百三十一 紀行部五 作者：阿仏尼 編者：塙保己一 『うたたね』は、阿仏尼が若い頃に書いた日記。失恋の顛末を記す。— ウィキペディア日本語版「阿仏尼」より。 うたゝねの記 阿佛 もの思ふことのなぐさむにはあらねども。ねぬよの友とならひにける月の光待出ぬれば。例の…

ゆ）に頼（より）て憚（はばか）らず道（みち）を傳（つた）ふ主（しゆ）また彼等（かれら）の手（て）に休徴（しるし）と奇（ふしぎ）なる跡（わざ）を行（おこな）はしめて其（その）恩（めぐみ）の道（ことば）を證（あかし）せり 4 邑（まち）の人々（ひとびと）二（ふたつ）に分（わか）れ或（あるひ）はユダヤ人…

ゆだね）られしを見（み） 8 （ペテロに能力（ちから）を予（あたへ）て割禮（かつれい）を受（うけ）たる人（ひと）の使徒（しと）と爲（なし）し者（もの）また我（われ）にも能力（ちから）を予（あたへ）て異邦人（いはうじん）の使徒（しと）と爲（なせ）り） 9 また我（われ）に賜（たまひ）し所（ところ）の…

その）罪（つみ）を之（これ）に負（おは）せず且（かつ）和（やはら）がしむる言（ことば）を我儕（われら）に委（ゆだね）たまへり 20 是（この）故（ゆゑ）に我儕（われら）召（めさ）れてキリストの使者（つかひ）となれり即（すはな）ち神（かみ）われらに託（より）なんぢらを勸（すす）め給（たま）ふが如（ごと…

兄弟（きやうだい）よステパナの家（いへ）は即（すなは）ちアカヤの初（はじめ）の果（み）なり又（また）かれらが聖徒（せいと）のことに身（み）を委（ゆだね）て事（つかふ）るは爾曹（なんぢら）が知（しる）ところ也（なり） 16 われ勸（すす）む爾曹（なんぢら）も此（かく）の…

の）が國（くに）の人々（ひとびと）に苦（くるし）められたれば也（なり） 15 ユダヤ人（びと）は主（しゆ）イエスと己（おの）が預言者（よげんしや）(※4)たちを殺（ころ）しまた我儕（われら）を窘（せめ）て逐（おひ）出（いだ）せり彼等（かれら）は神（かみ）の…

鐘樓の足跡は消えて、 　はた〳〵と苔おつる窓、 　　番僧がうたゝねの月に、 　　　人の世の千里（ちさと）の雪の 　　　　　　　　　　夢未だ覺めず。 　　　―――――― 辻君を買うてやらばや冬の月 　　　―――――― 秋の田の　月は殘りて、 　村里に　烟たつみゆ、 　　いざ問はむ、落穗を拾ふ 　　　　　　　　誰が家の子ぞ。…

ゆだね）りといへり〔約翰（ヨハネ）福音五章二十二節〕（怨（うら）みつぶやく人（ひと））は疑（うたがふら）くは救（すくひ）を得（え）ざるものを指（さ）すといへり　細（こまか）にその意（こころ）を察（さっ）するにしからずイエス世（よ）の人々（ひとびと）みな己（おのれ）を人（ひと）と較（くらぶ）るの…

ゆだね）られしを見（み） 八 （ペテロに能力（ちから）を予（あたへ）て割禮（かつれい）を受（うけ）たる人（ひと）の使徒（しと）と爲（なし）し者（もの）また我（われ）にも能力（ちから）を予（あたへ）て異邦人（いはうじん）の使徒（しと）と爲（な）り） 九 また我（われ）に賜（たまひ）し所（ところ）の…

の久（ひさしき）を知（しり）これに曰（いひ）けるは愈（いえ）んことを欲（ねが）ふや 7 病（やめ）る者（もの）こたへけるは主（しゆ）よ水（みづ）の動（うごけ）るとき我（われ）を扶（たすけ）て池（いけ）に入（いる）る人（ひと）なし我（われ）いらんとする時（とき）は他（ほか）の人…

の數人（すにん）をエルサレムに上（のぼら）せ使徒（しと）と長老（ちやうらう）等（たち）に遇（あは）しめん事（こと）を定（さだ）む 3 是（ここ）に於（おい）て彼等（かれら）教會（けうくわい）の人々（ひとびと）に送（おく）られ出（いで）ピニケおよびサマリアを經（へ）て異邦人（いはうじん）の…

それは、全く船員の感激の叫びであつた。 　船長は厳かに答へた。 「船と運命を共にするのは船長の義務だ。お前は速く逃げろ。一人でも多く助つてくれるのが、私に對するお前たちの務ではないか。」 悲痛な、しかも威厳のある聲に、船員は思はずはつとした。彼は、すごすごとして最後のボートに身をゆだねた。…

のいまめかしう色なることは。わかき時のほこらしき心なれば。秋のうれへのみぞ老の夕はげに忍がたく侍る。長月廿よ日（日あまりイ）も過ぬれば。うら枯わたる荻の音も空飛鴈の羽風もとりあつめて身にしむ心地ぞするや。さらぬだにあつしうおぼえ侍る身に齡の數あらはれて。夜寒のねざめもことはり過。まろねの…

深（ふか）からぬによりて速（すみや）かに萠（も）え出（い）でたれど、 6日（ひ）の昇（のぼ）りし時（とき）やけて根（ね）なき故（ゆゑ）に枯（か）る。 7茨（いばら）の地（ち）に落（お）ちし種（たね）あり、茨（いばら）そだちて之（これ）を塞（ふさ）ぐ。 8良（よ）き地（ち）に落（お）ちし種（たね）あり…

だろうと見込みをつけられたんだね。まあ、無理もねえところだ。おれにしてもまずそんなことを考える。そこで古着屋の二番息子はまだ呼ばれなかったかえ」 「呼びに行ったんでしょう。ですけれど、ゆうべから何処（どこ）へか行って、まだ帰らないんだそうです」 「あの息子は何とか云ったっけね」 「定（さだ）さんと云うんです」…

）んとてするなり。それのとしの（[のイナシ]）しはすのはつかあまり。ひとひのいぬのときにかどです。そのよしいさゝかものにかきつく。ある人あがたのよとせいつとせはてゝ。れいのことゞもみなしをへて。げゆ（粥由）などとりて。すむたちよりいでて。ふねにのるべきところへわたる。かれこれしるしらぬおくりす。と…

の財務の健全化 政府は、造幣事業及び印刷事業について、その経営形態の在り方を検討するものとする。 政府は、国民生活及び社会経済の安定等の公共上の見地から確実に実施されることが必要な事 務及び事業であって、国が自ら主体となって直接に実施する必要はないが、民間の主体にゆだね…

たち）畧（ほぼ）イエスの言（ことば）を酌（くみ）とりユダヤの亡（ほろ）びんとするを知（し）れる故（ゆへ）にこの言（ことば）を出（いだ）せるなり　此（この）両節（れうせつ）の意（こころ）は神（かみ）の諭（さとし）をユダヤ人（びと）に委託（ゆだね）たまひしかども　その命（めい）に違（たがへ）るによりて後…

秦始皇帝、名は政、始め邯鄲に生まる。昭襄王の時、孝文王柱太子と為る。庶子楚有り、趙に質(ち)と為る。陽翟(ようたく)の大賈(たいこ)呂不韋(りょふい)趙に適(ゆ)き、之を見て曰く、此れ奇貨なり居(お)く可しと。乃(すなわ)ち秦に適き、太子の妃華陽夫人之姉に因(よ)って、以て妃に説き、楚を立てて、適嗣(てきし)と為す。…

　当時、第一次大戦が終わり、ソビエトの「十月の嵐」が吹いたあとだけに、「人民の中に」の運動が思想界を風靡していました。君は、民人同盟会から建設者同盟と、思想運動の中に身をゆだね、検束と投獄の過程を経て、ごく自然に社会主義運動の戦列に加わったのであります。…