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十三州（じふさんしう）もたゞ一（ひと）目（め） 三（み）島（しま）は近年（きんねん）ひらけたる 豆（づ）相線（さうせん）路（ろ）のわかれみち 驛（えき）には此（この）地（ち）の名（な）をえたる 官（くわん）幣大社（ぺいたいしや）の宮（みや）居（ゐ）あり 沼（ぬま）津（づ）の海（うみ）に聞（きこ）えたる…

煙󠄁（けむり）はたゆるひまもなし こゝぞ昔（むかし）の難（なに）波（は）の津（つ） こゝぞ高（たか）津（つ）の宮（みや）のあと 千（せん）古（こ）の英雄秀吉（えいいうひでよし）の おもかげ城󠄀（しろ）に殘（のこ）りたり 鳥（とり）も翔󠄁（かけ）らぬ大空󠄁（おほぞら）に かすむ五（ご）重（ぢゆう）の塔（たふ）の影（かげ）…

　　　真澄鏡　取り並め懸けて　おのが顔　還らひ見つつ 　　　春さりて　野辺を廻（めぐ）れば　面白み　吾（あれ）を思へか 　　　さ野つ鳥　来鳴き翔らふ　秋さりて　山辺を行けば 　　　なつかしと　吾（あれ）を思へか　天雲も　い行き棚引き 　　　還り立ち　路（おほち）を来（け）れば　うち日さす　宮女（みやをみな）…

使盛橋守事於韓，盛橋以其地入秦，是王不用甲，不信威，而得百里之地。王可謂能矣。王又舉甲而攻魏，杜大梁之門，舉河內，拔燕、酸棗、虛、桃，入邢，魏之兵雲翔而不敢捄。王之功亦多矣。王休甲息眾，二年而後復之；又并蒲、衍、首、垣，以臨仁、平丘，黃、濟陽嬰城而魏氏服；王又割濮磿之北，注齊秦之要，絕楚趙之脊，天下五合六聚而不敢救。王之威亦單矣。…

・郡上を経て大野郡へ向はる。佐々木三郎判官氏頼は江州の勢を率して、木目岳を打越て敦賀の津より向はる。塩冶判官高貞は船路の大将として、出雲・伯耆の勢を率し兵船三百艘を調へ、三方の寄手の相近付んずる黎、津々浦々より上て敵の後を襲、陣のあはいを隔て、戦を機変の間に致すべしと、合図を堅く定らる。陸地三方の…

海神之 殿盖丹 飛翔 為軽如来 腰細丹 取餝氷 真十鏡 取雙懸而 己蚊果 還氷見乍 春避而 野邊尾廻者 面白見 我矣思經蚊 狭野津鳥 来鳴翔經 秋僻而 山邊尾徃者 名津蚊為迹 我矣思經蚊 天雲裳 行田菜引 還立 路尾所来者 打氷<刺> 宮尾見名 刺竹之 舎人壮裳 忍經等氷 還等氷見乍 誰子其迹哉 所思而在…

0319　なまよみの　甲斐の国　打ち寄する　駿河の国と 　　　此方此方（こちごち）の　国のみ中ゆ　出で立てる　不盡の高嶺は 　　　天雲も　い行きはばかり　飛ぶ鳥も　翔（と）びも上（のぼ）らず 　　　燃ゆる火を　雪もち滅（け）ち　降る雪を　火もち消ちつつ 　　　言ひもかね　名付けも知らに　霊（くす）しくも　座（いま）す神かも…

晉國之賢大夫也。趙簡子未得志之時，須此兩人而後從政；及其已得志，殺之乃從政。丘聞之也，刳胎殺夭則麒麟不至郊，竭澤涸漁則蛟龍不合陰陽，覆巢毀卵則鳳皇不翔。何則？君子諱傷其類也。夫鳥獸之於不義也尚知辟之，而況乎丘哉！」乃還息乎陬鄉，作為陬操以哀之。而反乎衞，入主蘧伯玉家。…

0145　鳥翔（つばさ）成す有りがよひつつ見らめども人こそ知らね松は知るらむ 近江の大津の宮に天の下知ろしめしし天皇の代 天皇の聖躬不豫（おほみやまひ）せす時、大后（おほきさき）の奉れる御歌一首 0147　天の原振り放け見れば大王（おほきみ）の御寿（みいのち）は長く天足（あまた）らしたり 　　　　一書ニ曰ク、近江天皇ノ聖体不豫ニシテ、御病…

翔昆及不遣質子、自將伐之」。赤當作亦、亦臘喝︀翔昆、卽本紀上文之亦剌合、本書之亦剌合鮮昆、王汗之子也。癸亥年、王汗滅、亦剌合奔西夏。太祖︀責西夏納仇、葢乙丑始征西夏時之事。至今年之役、則不必以此爲口實也。西夏書事云「亦臘喝︀翔…

　　　言だにも　我には告げず　との曇り　雨の降る日を 　　　鳥猟（とがり）すと　名のみを告（の）りて　三島野を　背向（そがひ）に見つつ 　　　二上（ふたがみ）の　山飛び越えて　雲隠り　翔り去（い）にきと 　　　帰り来て　咳（しはぶ）れ告ぐれ　招（を）くよしの　そこに無ければ 　　　言ふすべの　たどきを知らに　心には　火さへ燃えつつ…

翔㆓蒼天㆒、従㆓福良㆒土佐​（ノ）泊迄​（ハ）、五里舟漂揺波敲​（ク）​（レ）舷、或被㆑巻‐㆓籠巴（ウヅニ）​（ニ）㆒、或被㆑捲㆓立塩風㆒、雖㆘欺㆓羿奡​（ヲ）㆒武士㆖、皆酔枕㆓艫舳㆒、平㆓臥舟底㆒、於㆑是有㆓奇怪之事㆒、海中有㆓一…

翔北嚮、難附寒温於春鴈。東出西流、只寄贍望於暁月。」江相公の書たりし、別れに送る筆の迹、今の涙と成にけり。 154 還幸供奉人々被禁殺事 還幸已に法勝寺辺まで近付ければ、左馬頭直義五百余騎にて参向し、先三種の神器を当今の御方へ可被渡由を被申ければ、主上…

。問占夢，博士曰：「水神不可見，以大魚蛟龍為候。今上禱祠備謹，而有此惡神，當除去，而善神可致。」乃令入海者齎捕巨魚具，而自以連弩候大魚出射之。自瑯邪北至榮成山，弗見。至之罘，見巨魚，射殺一魚。遂并海西。 至平原津而病。始皇惡言死，群臣莫敢言死事。上病益甚，乃為璽書賜公子扶蘇曰：「與喪會咸陽而葬。」…

4139　春の苑紅にほふ桃の花下照（で）る道に出で立つ美人（をとめ） 4140　吾が園の李の花か庭に降るはだれのいまだ残りたるかも 翻（と）び翔（かけ）る鴫（しぎ）を見てよめる歌一首（ひとつ） 4141　春設（ま）けて物悲（がな）しきにさ夜更けて羽振（ぶ）き鳴く鴫誰（た）が田にか食（は）む…

角乃浦廻乎 浦無等 人社見良目 滷無等 [一云 礒無登] 人社見良目 能咲八師 浦者無友 縦畫屋師 滷者 [一云 礒者] 無鞆 鯨魚取 海邊乎指而 和多豆乃 荒礒乃上尓 香青生 玉藻息津藻 朝羽振 風社依米 夕羽振流 浪社来縁 浪之共 彼縁此依 玉藻成 依宿之妹乎 [一云 波之伎余思 妹之手本乎] 露霜乃…

　　　船の舳に 反云、フナノヘニ　導きまをし　天地の　大御神たち 　　　倭の　大国御魂（みたま）　久かたの　天（あま）のみ空ゆ 　　　天翔（あまかけ）り　見渡したまひ　事終り　帰らむ日には 　　　又更に　大御神たち　船の舳に　御手うち掛けて 　　　墨縄を　延（は）へたるごとく　阿庭可遠志　値嘉（ちか）の崎より…

[寛]ゆくへしらすも, [歌番号]07/1152 [題詞]（攝津作） [原文]梶之音曽 髣髴為鳴 海末通女 奥藻苅尓 舟出為等思母 [一云 暮去者 梶之音為奈利] [訓読]楫の音ぞほのかにすなる海人娘子沖つ藻刈りに舟出すらしも [一云 夕されば楫の音すなり] [仮名]かぢのおとぞ ほのかにすなる…

上此旨㆒、信忠者是非懸㆓入本能寺㆒、諸共可㆓切腹㆒由、雖㆑有㆓僉儀㆒、敵軍重重堅固之囲、非㆓翔㆑天翼㆒者、難㆑成㆓通路㆒、寔是咫尺千里歎猶有㆑余、然妙覚寺浅間敷陣所也、於㆓近辺㆒何方可㆓切腹㆒之舘可㆑有㆑之、有㆓御尋㆒、春長軒承、忝親王之御坐二条御所可㆑然由言上…

Webブラウザ上でキーワード検索しやすくするために、「龍」を除く旧字を新字に変換し、いくつかの異体字を常用漢字に変換している。 目次   近獲の二三史料 一、阿什哈達磨崖字 二、大唐故光禄大夫行太常卿使持節熊津都督帯方郡王扶余君墓誌 三、扶余隆と新羅王との盟文 四、泉男生泉男産墓誌銘…