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  • 丹波流酒造り 丹波杜氏が伝承する酒造りの歌詞 寒や北風 今日は南風  明日は浮名の たつみ風 寒や北かぜ かわいや子供  賽のかわらで 石を積む 賽の河原で 石積みゃくだく  くだきゃ又積む 又くだく 今日の寒さに 洗番はどなた  可愛いゝ殿さの 声がする 可愛いゝ殿さの 洗番の時は  水も湯となれ 風吹くな…
    10キロバイト (2,036 語) - 2018年5月10日 (木) 10:46
  • さだ。へたばるまで歩いて下宿へ歸り、歸つてからはこの思想共を一匹宛出して來て一匹宛演舌させてやらう。一晩かゝつてもきゝ切れないだらう。いゝ處で搖籃歌ひを出して來て其奴の歌で眠つてゆかう。殘の奴は扮装して華麗な夢を見せて呉れ。 この著作物は、1932年に著作者が亡くなって(団体著作物にあっては公表…
    6キロバイト (1,456 語) - 2021年8月31日 (火) 22:17
  • のいつもの癖なのであるが、彼の心の中には柔々とした感傷が鎌首をもたげ初めて來た。そしてその二人が彼にとつての、たとへ樣もなく安らかな、夢見る樣な子守か、古く慕(なつか)しい戀愛の曲でゞもある樣に思はれて來はじめた。そしてそれにみ(魅)せられた者の如く、彼は自分の胸の中にある秘密や惱みをみな吐き出…
    35キロバイト (7,864 語) - 2021年8月31日 (火) 22:27
  • 衛の霊公の三十九年という年の秋に、太子蒯聵(かいがい)が父の命を受けて斉(せい)に使いしたことがある。途に宋(そう)の国を過ぎた時、畑に耕す農夫どもが妙な(うた)を歌うのを聞いた。 既 定 璽 婁 瀦 盍 帰 吾 艾 豭 牝豚はたしかにやったゆえ 早く牡豚を返すべし 衛の太子はこれを聞くと顔色を変えた。思い当ることがあったのである。…
    27キロバイト (5,464 語) - 2021年8月31日 (火) 22:33
  • 聲が漏れてくるのに氣付いて、立ち佇つた。彼はその儘で凝つと、その聲に耳を聳(た)てゝゐたが、急󠄁にひ手に興味を覺え、聞えてくるへ徐々(のろ〳〵)と步きだした。  大抵、男のふ歌は卑俗た流行歌か、端唄に限られてゐるのに、珍らしく、その
    405バイト (7,808 語) - 2020年2月10日 (月) 17:20
  • ころであるらしくみえた。非情の人形にも仇同士の魂がおのずと籠(こも)ったのであろうか。余りの不思議に気を奪われながらも、紋作は夢のように浄瑠璃を低くい出した。 〽さしもに猛(たけ)き兵助が、切れども突けどもひるまぬ悪党、前後左右に斬りむすぶ、数ヵ所の疵にながるる血潮、やいばを杖によろぼいながら、ええ口惜(くちお)しや――。…
    49キロバイト (10,344 語) - 2019年2月27日 (水) 14:39
  • をかぶって、沓(くつ)をはいて、鉦をたたいて来るのもある、チャルメラを吹いて来るのもある。子供が飴を買うと、ご愛嬌(あいきょう)に何か訳のわからないを歌って、カンカンノウといったような節廻しで、変な手付きで踊ってみせる。まったく子供だましには相違ないのですが、なにしろ形が変っているのと、変な踊り…
    74キロバイト (14,859 語) - 2019年2月27日 (水) 14:45
  • 一礼して私は表へ出た。月が明るく、オレンジの香りがどこからか匂っていた。すでにこの世の戦いを終え、こんな美しい熱帯の夜、乙女(おとめ)らの(うた)に囲まれて静かに眠っている故人に対して、一種甘美な羨望(せんぼう)の念を私は覚えた。 五月××日 「南洋だより」は、偏輯者(へんしゅうしゃ)…
    264キロバイト (47,546 語) - 2020年11月3日 (火) 00:50
  • やつと掻きあげて、伯母さんあの太夫さん呼んで來ませうとて、はたはた驅けよつて袂にすがり、投げ入れし一品を誰れにも笑つて告げざりしが好みの明烏さらりとはせて、又御贔負をの嬌音これたやすくは買ひがたし、彼れが子供の処業かと寄集りし人舌を卷いて太夫よりは美登利の顏を眺めぬ、伊達には通るほどの藝人を此處…
    93キロバイト (21,243 語) - 2023年10月17日 (火) 13:34
  • すこぶる悪い。台場築造は、なかなかの難工事であるので、人足の手間賃も普通より高く、一日一朱という定めで、かのお台場銀を払い渡された。 そのころの流行(はやりうた)に「死んでしまおか、お台場行こか。死ぬにゃ優(ま)しだよ、土かつぎ」とある。お台場人足はいい金にもなるが、まかり間違えば海に沈んで命が…
    72キロバイト (14,531 語) - 2019年2月27日 (水) 14:47
  • が歌はれた。私は環女史の肉声を聴くのは今日が始〔ママ〕めてであつた。人の世を離れたこの島で、ゆくりなく聴くこの人の声は美しくも悲しかつた。殊に、お蝶夫人の最期の――床の上に掌を突き、肘を突き、花模様の裳(も)を惜気もなく曳きながら、短剣を咽喉に擬して歌つたお蝶夫人の最期のを、私は何時までも忘れることが出来ない。…
    1キロバイト (6,273 語) - 2020年1月10日 (金) 18:14
  • つても、神󠄃仙の位置に同樣󠄂の關係が見られる。  リズムに就て云へば、伴󠄃奏器󠄃樂がリズムを明示し、はそれによつてリズム性を保有するのであるが、わが國の音󠄃樂では多くの場合に於てのリズムと伴󠄃奏器󠄃樂のリズムとが一致せず、兩者󠄃間に多少の變位が存在するのである。長唄に於て「せりふ…
    458バイト (8,349 語) - 2023年9月2日 (土) 09:13
  •  太市は相変らず下を向いて、顔をあげようともしないのであるが、案外に素直なその答へに鶏三は胸の躍るやうなうれしさを味つた。 「太市は面白いを知つてゐたね。あれ、なんて言つたつけ、つくつく法師なぜ泣くか、それから?」  太市はちらりと鶏三を見上げたが、すぐまた…
    2キロバイト (11,651 語) - 2019年6月25日 (火) 14:12
  • 「ちげえねえ」と、幸次郎も笑った。 この頃、顔やからだを真っ黒に塗って、なまの胡瓜(きゅうり)をかじりながら、「わたしゃ葛西の源兵衛堀、かっぱの倅でござります」と、ってくる一種の乞食があった。したがって河童といえば生の胡瓜を食うもの、河童の棲家(すみか)といえば源兵衛堀にあるというように、一般の人から冗談半分に…
    55キロバイト (11,235 語) - 2021年12月13日 (月) 14:27
  • ちずさ)んで、調子を合せ、上体を小刻みに揺り動かしてゐるのが、背後から見る私の眼にも映るのであつた。今までも彼女がこのを口吟んでゐるのを幾度も聴いたことがあつた。彼女は恐らくこの声以外には一つも知らぬのであらう。声はほそぼそとしてその顔に似ず美しいものであつたが、じつと聴いてゐると胸に食ひ入つて…
    1キロバイト (10,858 語) - 2019年11月7日 (木) 21:21
  • ゆく。同じ鳴物にて道具まわる。――と、向島土手の場。正面は隅田川(すみだがわ)を隔てて向う河岸をみたる遠見、岸には葉桜の立木。かすめて浪の音、はやりにて道具止まる。――と、下手より以前の老人と青年出で来たり、いつの間にか花が散ってしまったのに少しく驚くことよろしく、その代りに混雑しないで好いなど…
    57キロバイト (11,488 語) - 2021年8月31日 (火) 23:10
  • 地歌。シマ三つ物のひとつ。作曲は、峰崎勾当。 磯辺(いそべ)の松に葉隠れて、沖のへと、入る月の、光や夢の世を早う。覚めて真如(しんによ)の明らけき。月の都に住むやらん。今は伝(つて)だに朧夜の。月日ばかりは廻(めぐ)り来て。 底本: 今井通郎『生田山田両流 箏全解』中、武蔵野書院、1975年。…
    817バイト (154 語) - 2020年1月7日 (火) 17:28
  • 兜(とりかぶと)、おのが頼り風寄り添ひて、咲き乱れたる萩薄(はぎすすき)。その手にからむ朝顔の。東雲(しののめがた)の朝嵐(あさあらし)、空も匂ふか秋の七草。 底本: 今井通郎『生田山田両流 箏全解』中、武蔵野書院、1975年。 この作品は1929年1月1日より前に発行され、かつ著作者の没後(…
    1キロバイト (193 語) - 2020年1月7日 (火) 17:30
  • の打ちそへて、いとど思ひを重ねよと、月に声は冴えぬらん。いざさらば、空ゆく雁に言問(ことと)はん。恋しきに玉章(たまづさ)を、送るよすがの有りやなしやと。 底本: 今井通郎『生田山田両流 箏全解』下、武蔵野書院、1975年。 この作品は1929年1月1日より前に発行され、かつ著作者の没後(団体…
    1キロバイト (207 語) - 2020年1月7日 (火) 17:25
  • れて。空炷(そらだ)きならぬ煙りの末も。妙(たえ)にかをりし雲の端(は)の、いづち行くらん短夜(みじかよ)の空。 底本: 今井通郎『生田山田両流 箏全解』中、武蔵野書院、1975年。 この作品は1929年1月1日より前に発行され、かつ著作者の没後(団体著作物にあっては公表後又は創作後)100年以…
    1キロバイト (226 語) - 2020年1月7日 (火) 17:25
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