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- たえぬるかゝけたに見えはとふへきにかたみの水はみくさゐにけり たえぬるか-かけたにみえは-とふへきを-かたみのみつは-みくさゐにけり 01240 [詞書]内にひさしくまいりたまはさりけるころ五月五日後朱雀院の御ことに 陽明門院 かた〳〵にひきわかれつゝあやめくさあらぬねをやはかけんとおもひし…27キロバイト (5,405 語) - 2023年9月3日 (日) 00:58
- 狼森と笊森、盗森 (カテゴリ 日本の近代文学)みんなは、尤(もっと)もだと思って、それから西の方の笊森(ざるもり)に行きました。そしてだんだん森の奥へ入って行きますと、一本の古い柏(かしわ)の木の下に、木の枝(えだ)であんだ大きな笊が伏(ふ)せてありました。 「こいつはどうもあやしいぞ。笊森の笊はもっともだが、中には…19キロバイト (3,669 語) - 2023年10月17日 (火) 13:47
- 和漢朗詠集 (カテゴリ 日本の古代文学)まさに四楽(しらく)と言(い)ふべし三(み)つとは言(い)はじ、 若使栄期兼解酔。応言四楽不言三。 すゐきやうしのくには、 しいじひとりおんくわのてんにほこり、 しゆせんぐんのたみは、 いつけういまだごいんのちをしらず、 酔郷氏(すゐきやうし)の国(くに)は、 四時(しいじ)ひとり温和(おんくわ)の天(てん)に誇(ほこ)り、…324キロバイト (63,686 語) - 2019年11月19日 (火) 14:37
- 翳 (二) (カテゴリ 日本の近代文学)の外科室 蔦わか葉陽に透く朝は牕(まど)ぎわの試視力表もほの青みたり ニツケルの吸入筒にうつりつつ内衣の人は裳(すそ)飜(かへ)しゆく ひやびやと霧をふふみて明けそむる蘇鉄に遠き発動(ポンポン)船のおと いつしかにミシンのひびきやみにけり立(たち)藤の花黄なる曇り日 協奏曲など は…6キロバイト (5,597 語) - 2020年6月25日 (木) 13:13
- それから一日ほど経(た)って、女は手紙で直接(じか)に私の都合を聞き合せに来た。その手紙の封筒から、私は女がつい眼と鼻の間に住んでいる事を知った。私はすぐ返事を書いて面会日を指定してやった。 女は約束の時間を違(たが)えず来た。三(み)つ柏(かしわ)の紋(もん)のついた派出(はで)な色の縮緬(ちりめん)の羽織を着ているの…181キロバイト (35,520 語) - 2021年5月13日 (木) 16:06
- わたりは。たまづくりのわたり。しかすがのわたり。みつはしのわたり。こりずまのわたり。 はしは。あさんづのはし。ながらのはし。あまひこのはし。はまなのはし。をがはのはし。かけばし。うたゝねのはし。とゞろきのはし。さののふなばし。みづのうきはし。かさゝぎのはし。やますげのはし。ゆきあひのはし。人はみ…431バイト (30,673 語) - 2022年6月8日 (水) 09:37
- の家が癪(しゃく)に触る。どこまで行っても際限のない話しさ。西洋人の遣(や)り口(くち)はみんなこれさ。ナポレオンでも、アレキサンダーでも勝って満足したものは一人もないんだよ。人が気に喰わん、喧嘩をする、先方が閉口しない、法庭(ほうてい)へ訴える、法庭で勝つ、それで落着と思うのは間違さ。心の落着は…1.06メガバイト (208,385 語) - 2022年11月4日 (金) 04:57
- 伊曾保物語 (カテゴリ 日本の近世文学)は、をくと云義也とよみて、其下をほりて見れば、文字のごとくあまたの黃金ありけり、しやんと、これをみて慾念おこり、いそほにやくそくのごとくあたへず、なほ其下をほりて見れば、四方なる石に、五つの文字あらはれたり、一つにはを、二つにはこ、三つにはみ、四つにはて、五つには…535バイト (33,838 語) - 2021年6月2日 (水) 17:35
- 「トンプソンさん!」ベイカーは激しく喜んだ。 トンプソン自身である。しかし、彼の並外れた姿勢とは裏腹に、少し羊のような表情をしていたと言わざるを得ない。恐怖心と欲望とのせめぎ合いの中で、ついに後者が屈し、トンプソンも負けじと親指を下にした。辛抱強く出発を見守り、夜のうちに最後の護衛艦に合流したのだ。 「トンプソンさん…36キロバイト (6,670 語) - 2023年4月29日 (土) 02:13
- うで泊るなら府中(ふちゅう)の宿(しゅく)まで伸(の)そうと云うことになって、いずれも足の達者な奴(やつ)らが揃っているので、畑のあいだの道を縫って甲州(こうしゅう)街道へ出て、小金井からおよそ一里半、府中の宿へ行き着いて、宿の中ほどの柏屋(かしわや)という宿屋にはいりましたが、まだ日が高いので、…74キロバイト (15,018 語) - 2019年2月27日 (水) 14:38
- 中仙道(なかせんだう)は前(まへ)を行(ゆ)き 南(みなみ)は品川東海道(しながはとうかいだう) 北(きた)は赤羽奧(あかばねおう)羽(う)線(せん) 大(おほ)久保(くぼ)躑躅(つゝじ)の花盛(はなざか)り 柏(かしわ)木(ぎ)中(なか)野(の)に兵營(へいえい)を 見(み)るや荻窪吉(おぎくぼきち)祥(じよう)寺(じ)…9キロバイト (1,703 語) - 2023年9月5日 (火) 14:48
- 『空知川の岸辺』(そらちがわのきしべ) 作者:国木田独歩 1902年 独歩は新天地を求めて北海道に来た。最初に降り立ったのは空知太駅、その後砂川駅へまわり空知川沿岸を廻ったが結局東京へ戻った。空知川沿岸にある滝川公園には文学碑がある。 *底本:昭和四十五年五月三十日新潮社発行『牛肉と馬鈴薯・酒中日記』…34キロバイト (7,042 語) - 2021年8月31日 (火) 22:34
- 勝次郎は黙ってうつむいていた。 「それから三十二三の小作りの男……あんな奴らとなぜ附合っているんだ」 勝次郎は真蒼(まっさお)になって顫(ふる)え出した。 「もう何事もお上(かみ)の耳にはいっているんだ。じたばたするな、往生ぎわの悪い野郎だ」 半七に睨まれて、若い大工は骨をぬかれたように平伏(へたば)ってしまった。…93キロバイト (18,524 語) - 2019年2月27日 (水) 14:50
- 豺狼その城のなかになき野犬えいぐわの宮にさけばん その時のいたるは近きにあり その日は延ることなかるべし ヱホバ、ヤコブを憐みイスラエルをふたたび撰びて之をおのれの地におきたまはん 異邦人これに加りてヤコブの家にむすびつらなるべし もろもろの民はかれらをその處にたづさへいたらん而してイスラエルの家はヱホバの…230キロバイト (49,635 語) - 2023年10月15日 (日) 10:17
- 夢十夜 (カテゴリ 日本の近代文学)その頃の人はみんな背が高かった。そうして、みんな長い髯を生(は)やしていた。革の帯を締(し)めて、それへ棒のような剣(つるぎ)を釣るしていた。弓は藤蔓(ふじづる)の太いのをそのまま用いたように見えた。漆(うるし)も塗ってなければ磨(みが)きもかけてない。極(きわ)めて素樸(そぼく)なものであった。…58キロバイト (11,246 語) - 2023年11月3日 (金) 22:56
- 三四郎 (カテゴリ 日本の小説)の金銭に対して露骨なのと一般だ。それ自身が目的である。それ自身が目的である行為ほど正直なものはなくって、正直ほど厭味(いやみ)のないものはないんだから、万事正直に出られないような我々時代の、こむずかしい教育を受けたものはみんな気障(きざ)だ」 ここまでの理屈は…534キロバイト (98,327 語) - 2023年10月17日 (火) 13:35
- の抜けたサイダーを呑(の)み、そうしてガソリン臭い川風に吹かれながら、日の暮れるのを待った。 全く何もしないで、何も考えないで、一時間余りもポカンとして、花火のはじまるのを待っているあほうの自分を見いだすことができたのは愉快であった。 附近ではビールと枝豆がしきりに繁昌(はんじょう)していた。…237キロバイト (40,461 語) - 2023年10月22日 (日) 05:59
- 文づかひ (カテゴリ 日本の小説)の疲(つかれ)さぞあらむ。まかりて憩(いこ)ひ玉へ。」と人して部屋へ誘(いざな)はせぬ。 われとメエルハイムとは一つ部屋にて東向なり。ムルデの河波は窓の直下(ました)のいしづゑを洗ひて、むかひの岸の草むらは緑まだあせず。そのうしろなる柏(かしわ)の林にゆふ靄(もや)かかれり。流(ながれ)めての…51キロバイト (10,100 語) - 2020年6月18日 (木) 15:54
- 塵塚物語 (カテゴリ 日本の中世文学)に此今の爪あとをくらべてみるべし、違ふまじ。此しわの中に粽を置てまくべしと仰られけるとなり。扨其翌年より天下の蘆の葉にしわ有ける。今の蘆の二つのしわは此いはれなりとかや。不思議といふもおろかなり。 扨国々郡々村々まで、大師の御覧なき所はなしと云。寿命は六十余なり。此内御在唐に久しく、いとまあらず。…3キロバイト (53,374 語) - 2024年1月31日 (水) 13:56
- 野分 (カテゴリ 日本の小説)かしわで)を打って鈴を鳴らして御賽銭(おさいせん)をなげ込んだ後姿が、見ている間(ま)にこっちへ逆戻(ぎゃくもどり)をする。黒縮緬(くろちりめん)へ三(み)つ柏(がしわ)の紋をつけた意気な芸者がすれ違うときに、高柳君の方に一瞥(いちべつ)の秋波(しゅうは)を送った。高柳君は鉛を背負(しょ)ったような重い心持ちになる。…323キロバイト (60,728 語) - 2023年10月17日 (火) 13:52