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- ← 猫騒動 むらさき鯉 → 『半七捕物帳』（はんしちとりものちょう） 第二巻/春の雪解 作者：岡本綺堂 底本：1999年10月10日春陽堂書店発行『半七捕物帳第二巻』 「あなたはお芝居が好きだから、河内山（こうちやま）の狂言を御存知でしょう。三千歳（みちとせ）の花魁（おいらん）が入谷（いりや）の寮…47キロバイト (9,542 語) - 2022年6月29日 (水) 13:13
- ← 生活の門 雪の夜の倫理 → 大塚徹・あき詩集 春の雪馬鹿 作者：大塚徹 昭和14年 1939年 破れ傘、巷に飢えて 味気ない春の淡雪、 思い出はみんなぼろぼろ 希（ね）ぎごとも千々に消えさり―― デカタンもやるならやらせ かつ壊（つぶ）せ、 その後にきたる真理の夜明け、 ボードレールの悪の華 咲くか咲かぬかこらどうじゃ。…530バイト (241 語) - 2023年9月4日 (月) 22:12
- ← 春の雪馬鹿 梅雨の窓 → 大塚徹・あき詩集 雪の夜の倫理 作者：大塚徹 昭和15年 1940年 春の雪、ふるよふるよ あたたかくやわらかくふるよ、 夕ぐれを あかるくかるく あしおとしのばせてふるよ、 ふるよふるよ 雪よ わたしから逃げた恋人の髪に―― わたしを裏ぎった友人の掌に――…543バイト (403 語) - 2023年9月4日 (月) 22:13
- ← 毀れた生活 春の雪馬鹿 → 大塚徹・あき詩集 生活の門 作者：大塚徹 昭和14年 1939年 獲物なき 獵人のように とぼとぼと帰る 家路の暗さよ。 私は門に佇（た）ちどまって そっと内を覗（うかが）う。 障子には明るい灯の影動き 火鉢には熱い茶の湯ふきこぼれ 卓上には一輪の花と一壺の酒が…527バイト (186 語) - 2023年9月4日 (月) 22:12
- ← 槍突き 春の雪解 → 『半七捕物帳』（はんしちとりものちょう） 第二巻/猫騒動 作者：岡本綺堂 底本：1999年10月10日春陽堂書店発行『半七捕物帳第二巻』 半七老人の家には小さい三毛猫が飼ってあった。二月のあたたかい日に、私がぶらりと訪ねてゆくと、老人は南向きの濡縁（ぬれえん）に出て、自分…49キロバイト (10,076 語) - 2019年2月27日 (水) 14:44
- ← 春の雪解 半鐘の怪 → 『半七捕物帳』（はんしちとりものちょう） 第二巻/むらさき鯉 作者：岡本綺堂 底本：1999年10月10日春陽堂書店発行『半七捕物帳第二巻』 「むかし者のお話はとかく前置きが長いので、今の若い方たちには小焦（こじ）れったいかも知れませんが、話す方の身になると、やはり詳し…52キロバイト (10,544 語) - 2020年7月17日 (金) 13:20
- 底本：1999年11月20日春陽堂書店発行『半七捕物帳第一巻』 弁天娘 山祝いの夜 冬の金魚 雷獣と蛇 一つ目小僧 勘平の死 雪達磨 鬼娘 槍突き 猫騒動 春の雪解 むらさき鯉 半鐘の怪 この著作物は、1939年に著作者が亡くなって（団体著作物にあっては公表又は創作されて）いるため、ウルグアイ・ラウンド協定…1キロバイト (273 語) - 2019年2月26日 (火) 14:40
- 五月日本の韻律 三百年以後 インテリの霧 掌上四季 ひびき 美しき暴力 日本の忿怒 月と虫と儂の饗宴 毀れた生活 生活の門 春の雪馬鹿 雪の夜の倫理 梅雨の窓 死刑陰影 雪解 いたつきの春 母の紐 晩秋老爺の像 振子 杳き暴風 わが墓碑銘 明日の腕 交替 秋 献詩 杏 放蕩息子 あやつり神楽 ちよ経…3キロバイト (567 語) - 2024年3月6日 (水) 09:14
- 早春の賦 作者：新美南吉 1939年2月 底本:『校定 新美南吉全集 第8巻』大日本図書、1981年。 註: 制作日時は推定である。 早春の賦 弟よ 山羊曳くならバ〔ママ〕 松丘の みなみにゆかむ こぞの雪󠄁 松の根方に うそ寒󠄁く いまだ殘れど 弟よ あのなく聲は はや春の あほじならずや この指に…528バイト (307 語) - 2019年11月21日 (木) 13:54
- ひえの山の東坂本にて。雨ふりて。旅人も出ざりければ。空もつれ〴〵と心うくて。 旅衣しほれそそむる神無月しくるとはなきたゝ春の雨 舟のうへより大ひえの雪をみて。富士の山を思ひ出て。 浪のうへのおひえの雪の面影にまたみぬ山を思ひやるかな 木の葉の船のうちにて。同道の人いひすての發句所望しければとりあへず。 さゝなみやたゝむ木のはの沖津舟…410バイト (2,459 語) - 2023年6月24日 (土) 06:51
- 見などもなくてはふれけむほどうしつらしなどみにしみぬべき事ぞ多かりけらし やう／＼宮づかへに出初ぬる後宮の御いつくしみにさる人ありとしられ初て香爐峯の雪に簾をまくなど才たけたりとはかくしてぞあらはれぬ 少納言は心づからと身をもてなすよりはかくあるべき物ぞかくあれとも教ゆる人はあらざりき 式部はをさな…14キロバイト (3,411 語) - 2019年9月29日 (日) 04:49
- 青春の詩 作者：サミュエル・ウルマン 出典:http://www.prmvr.otsu.shiga.jp/library/master/samuelullman/youth.html 青春とは人生の時間ではなく、心の状態であり、薔薇色の頬、赤い唇、しなやかな膝の問題ではなく、意志の問題、想像力の質、…2キロバイト (486 語) - 2023年4月14日 (金) 00:06
- 春寒や垣根にのこる雪こかし 杉風夢想 二月 捧げたり二月中旬初茄子 神路山を出るとて西行の泪を慕ひ增賀の信を悲む 裸にはまだ如月の嵐かな 朧 唐崎の松は花より朧にて あれこれを集めて春は朧かな 初瀨にて 春の夜 春の夜や籠人ゆかし堂の隅 春の暮…391バイト (18,319 語) - 2019年9月28日 (土) 21:54
- このほとは－しるもしらぬも－たまほこの－ゆきかふそては－はなのかそする 00114 [詞書]摂政太政大臣家に五首哥よみ侍けるに 皇太后宮大夫俊成 またや見んかたのゝみのゝ桜かり花の雪ちる春のあけほの またやみむ－かたののみのの－さくらかり－はなのゆきちる－はるのあけほの 00115 [詞書]花哥よみ侍けるに 祝部成仲…21キロバイト (4,231 語) - 2023年9月3日 (日) 00:49
- 心さしふかくそめてし折りけれはきえあへぬ雪の花と見ゆらむ こころさし－ふかくそめてし－をりけれは－きえあへぬゆきの－はなとみゆらむ 00008 [詞書]二条のきさきのとう宮のみやすんところときこえける時、正月三日おまへにめしておほせことあるあひたに、日はてりながら雪のかしらにふりかかりけるをよませ給ひける 文屋やすひて 春の…20キロバイト (3,928 語) - 2019年3月25日 (月) 23:19
- 棄（す）てられぬかな こころよく 春のねむりをむさぼれる 目にやはらかき庭の草かな 赤煉瓦（あかれんぐわ）遠くつづける高塀（たかべい）の むらさきに見えて 春の日ながし 春の雪 銀座の裏の三階の煉瓦造（づくり）に やはらかに降る よごれたる煉瓦の壁に 降りて融（と）け降りては融くる 春の雪かな 目を病（や）める…67キロバイト (13,278 語) - 2022年4月5日 (火) 21:39
- 見しまゝのゆきだに消󠄁えぬ山の端に春をおそしと立つ霞かな おりはへて野にも山にも立ちきつゝ霞ぞ春のころもなりける 鶯 鶯のものうかる音󠄁󠄁󠄁󠄁もなきかへてわが身さかゆく春にあふらし 若菜󠄁 蹈分けて野澤の若菜󠄁今日つまむ雪󠄁間をまたば日かずへぬべし 春雪󠄁 あやなくも花の名だてに淡雪󠄁の梅が枝にしも散りまがふらし…12キロバイト (2,259 語) - 2024年7月17日 (水) 04:57
- 坂の下にて。 神も又幾萬度むかふらん君か八千世のさかの下みち 鈴か山こえ侍るに。春深く明ていたれる中に。殘花一樹盛にて雪のやうにみえ侍りしを。 鈴か山春もやすらふ關路とやふりはへ花の雪そ殘れる とよく野はる〴〵とわけ侍るとて。 君か代を先こそあふけ廣きのへ末遙なる道に出ても あのゝつ近く成て。そこともわかぬ遠山。霞の隙々よりみゆ。…399バイト (2,723 語) - 2023年3月27日 (月) 15:39
- [詞書]堀河院の御時、百首の歌たてまつりけるときよめる 中納言国信 みむろ山たににや春のたちぬらむ雪のした水いはたたくなり みむろやま－たににやはるの－たちぬらむ－ゆきのしたみつ－いはたたくなり 00003 [詞書]百首歌たてまつりける時、はしめの春のこころをよめる 待賢門院堀河 雪ふかきいはのかけ道あとたゆるよし野の里も春はきにけり…24キロバイト (4,858 語) - 2019年4月6日 (土) 01:32
- なき上に。ふじたゞ太虛空にひとりうかベり。柬路のいづくはあれどけふこそ眞實ふもとよりなり出けんすがたもみえ侍るかとおぼえて。 春の色の綠にうかふふしのねはたかまの原も雪かとそみる 此浦のあしなといふ所の磯の上に平常和〈東下野守常緣二男。〉侍り。こゝにかさなれる岩を枕としておほくの浪のこゑをきゝあかす。…419バイト (3,840 語) - 2024年4月27日 (土) 08:42