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  • 係る、土人以て素より霊異を著はすと為す、喇嘛は之を斥けたりと。此文の尾数語は、林蔵が衆夷遥拝すといへるに符合し、而して恒滾河は蓋し林蔵が所謂ホンコー河の対音なるべく、此記には大国、羅刹即ち露西亜を平げし時建てたりとし、林蔵が記には魯斉亜人の建つる所と為すの異なるあれど、要するに当時荆榛の間に没せし碑…
    44バイト (6,210 語) - 2024年5月3日 (金) 14:37
  • 四五なる忰召捕へられ入獄せしが、御仕置の日首斬られしとも、又永牢なりしともいふ。家は欠所、手代共迄夫々御仕置ありしといふ。 以上、浄光寺梵妻・大和屋林蔵等に聞けるまゝを記す。又大和屋利兵衛が咄には、「先年中村屋方へ大勢客を為せしが、酒出せし上にて、何も格別の馳走とてもなけ【…
    85バイト (22,308 語) - 2024年3月24日 (日) 09:04
  • て酒手を取り、若し尋ぬる人あれば、定法通りに云ふべしなどいひて、酒手遣らねば乗する事なきにぞ、足を痛めぬるは拠なくも其約定にて乗る事なり」と、大和屋林蔵の語りぬ。 予が家に出入する駕籠の者、堺屋熊右衛門が妻、阿州より大勢の抜参り始まりし頃よりも、参宮頻りにしたく、主に色々いひぬれども、昨年熊右衛門が…
    85バイト (29,962 語) - 2024年3月24日 (日) 09:04
  • 聞に達し、石田には御小袖被下、田中には筑後国を被下ける。小西摂津守行長は信州雪吹山の麓糟谷の山陰に隠れ居たりしを、関ケ原の林蔵主見知りて搦捕り上る。内々遺恨ある故也。金子百両林蔵主に被下ける。安国寺は毛利輝元同道して草津まで出でけるが、何とか思慮のありけん、鞍馬へ行き月清院に一宿せしが、鞍馬を追出さ…
    177バイト (14,492 語) - 2024年2月3日 (土) 17:28
  • 初よりことごとく迎難民に配給して、乳児や病者を救った。上台の米穀商池田氏は、蔵米百五十俵を残らず提供して、配給の来る迄の支えをつけた。台山の農家金子林蔵氏という退役水兵は、上台火災の際、挺身出動して黒煙の中を潜り廻り、男一人・女五人を救助し、中村町へも出動して、女四人を瀕死から救い出した。なお土地の…
    51キロバイト (10,134 語) - 2023年9月4日 (月) 22:51
  •   【 NDLJP:217】   天保六年長崎唐人騒動     同年十二月於㆓長崎㆒唐人騒動見聞略意〈斎藤町大和屋林蔵及長崎より申来書付の写なり〉 一、当春よりの在留船頭、唐人殊漁村と申す者、此間病死致し、【唐人葬式】葬送の儀願出、任㆑例御免被㆓仰付㆒、当月十三日未…
    85バイト (12,838 語) - 2024年3月24日 (日) 09:35
  • 屋喜兵衛・〈上博労町〉室屋彦四郎・〈古川一丁目〉鴻池屋彦右衛門・〈九之助町二丁目年寄病気に付卜半町〉泉屋佐兵衛・〈周防町年寄病気に付木挽中之町〉万屋林蔵・〈長町六丁目〉亀屋孫兵衛・〈大沢町年寄病気に付金山町〉米屋久兵衛・〈常盤町四丁目〉三木屋伊兵衛・〈藤森町〉播播治兵衛・〈南瓦屋町〉瓦屋久右衛門・〈…
    85バイト (13,123 語) - 2024年3月24日 (日) 11:34
  • 右御口達の趣被㆓仰渡㆒慥に奉㆓承知㆒候。借家の者へは私共ゟ入念為㆓申聞㆒、急度為㆓相守㆒可㆑申候為、其家持の銘々判形仍如㆑件。 鍵屋伝兵衛 加島屋源七 大和屋林蔵 加島屋庄助 丹波屋源太郎 淀屋金兵衛 帯屋まつ 加島屋伝兵衛 平野屋八兵衛 米屋嘉兵衛 吉田屋林助 吹田屋宗助 大和屋武助 加島屋卯兵衛 浜田屋十助…
    85バイト (15,433 語) - 2024年3月24日 (日) 10:36
  • NDLJP:314】尾州犬山城をも、石河備前守聞きて之を渡す。 右の外、敵城共皆落去。 小西摂津守は、同十七日、雪吹山の東かすがつといふ所に、匿れ居たるを、関ヶ原の林蔵主搦取りて、之を差上ぐ。石田治部少輔も、彼の辺山の奥に、樵夫の姿に様を替へ居たるを、田中兵部尋ね出す。安国寺も太羅尾口より鞍馬寺へ逃行きて後、六条の…
    248バイト (17,421 語) - 2023年12月2日 (土) 18:51
  • 其外彼等が下役の者五人役被㆓召放㆒、文使などせし者共、鳥目(てうもく)三貫父の過料の由右は心斎橋筋加賀屋独助、長崎に行合せて此事を咄しぬると、大和屋林蔵銅店にて聞きしとて語れるを記す。総て甲冑・槍・刀は云ふに及ばず、武者絵・堂上方の形をかける絵さへも、御法度の事なるに、恐れ多くも其臣として、公儀殿中…
    85バイト (23,678 語) - 2024年3月24日 (日) 09:02
  • を交して突合ひたるは、吉田七左衛門なり。或は多屋右馬助・畑覚太夫・牧牛抱・伴彦太夫、或は長岡監物、其時は米田といふ者、頭を仕り出でゝ働く。扨又、田村林蔵院は、稲田修理と築垣越にて空合ひ、槍を互に奪合ひ、取替して後の証拠に仕り、今以て手柄の様に申触れ候は、不案内ならんか。右此夜討、蜂須賀阿波守寄口、其…
    283バイト (27,286 語) - 2023年12月2日 (土) 18:35
  •  第二十四日。「十三日早朝発す。斑鳩(いかるが)に到て休。斑鳩(はんきう)寺あり不尋。三里半正条。半里片島駅。藤城屋六兵衛の家に休。日正午也。鶴亀村をすぎ宇根川を渡り二里宇根駅、紙屋林蔵の家に宿す。此日暑甚からず。行程六里許。」  第二十五日。「十四日卯時に発す。大山峠を経て三里三石(みついし)駅。中屋弥二郎兵衛の家に休す。是より備…
    1.54メガバイト (342,889 語) - 2024年3月25日 (月) 01:52