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- [詞書]石見にて、なくなりぬへき時にのそみて 柿本人丸 かも山のいはねしまきてあるわれをしらぬかいもかまちつつあらむ かもやまの-いはねしまきて-あるわれを-しらぬかいもか-まちつつあらむ 01356 [詞書]不記 式部 日くるれはまつ人もきぬからいともよるをはあふといふはかりなり ひくるれは-まつひともきぬ-からいとも-よるをはあふと-いふはかりなり…3キロバイト (482 語) - 2023年9月3日 (日) 00:41
- [仮名]やちほこの かみのみよより ももふねの はつるとまりと やしまくに ももふなびとの さだめてし みぬめのうらは あさかぜに うらなみさわき ゆふなみに たまもはきよる しらまなご きよきはまへは ゆきかへり みれどもあかず うべしこそ みるひとごとに かたりつぎ しのひけらしき ももよへて しのはえゆかむ…166キロバイト (35,332 語) - 2023年9月5日 (火) 15:40
- かりがねも,[寛]かりかねも, いまだきなかぬ,[寛]いまたきなかす, かむなびの,[寛]かみなひの, きよきみたやの[寛], かきつたの[寛], いけのつつみの[寛], ももたらず,[寛]ももたらす, いつきのえだに,[寛]みそのつきえに, みづえさす,[寛]みつえさす, あきのもみちば,[寛]あきのもみちは…170キロバイト (37,807 語) - 2023年9月5日 (火) 15:42
- [事項]挽歌 和銅4年 年紀 作者:河辺宮人 行路死人 大阪 飛鳥川 地名 [訓異]いももあれも,[寛]いももわれも, きよみのかはの[寛], かはきしの[寛], いもがくゆべき,[寛]いもかくゆへき, こころはもたじ,[寛]こころはもたし, [歌番号]03/0438 [題詞]神龜五年戊辰<大>宰帥大伴卿思戀故人歌三首…219キロバイト (46,477 語) - 2024年1月2日 (火) 09:33
- 山河のおとにのみきくももしきを身をはやなから見るよしもかな やまかはの-おとにのみきく-ももしきを-みをはやなから-みるよしもかな 01292 [詞書]人にわすられたりときく女のもとにつかはしける よみ人しらす 世中はいかにやいかに風のおとをきくにも今は物やかなしき よのなかは-いかにやいかに-かせのおとを-きくにもいまは-ものやかなしき…18キロバイト (3,567 語) - 2023年9月2日 (土) 21:52
- あすゆきて[寛], いもにことどひ,[寛]いもにこととひ, あがために,[寛]わかために, いももことなく[寛], いもがため,[寛]いもかため, あれもことなく,[寛]われもことなく, いまもみるごと,[寛]いまもみること, たぐひてもがも,[寛]たくひてもかな, [歌番号]04/0535 [題詞](安貴王歌一首[并短歌])反歌…230キロバイト (48,261 語) - 2023年9月5日 (火) 15:39
- 我なからさももとかしき心かなおもはぬ人はなにかこひしき われなから-さももとかしき-こころかな-おもはぬひとは-なにかこひしき 00760 [詞書]ふるく物いひ侍りける人に もとすけ 草かくれかれにし水はぬるくともむすひしそては今もかわかす くさかくれ-かれにしみつは-ぬるくとも-むすひしそては-いまもかわかす…22キロバイト (4,402 語) - 2023年9月3日 (日) 00:37
- とこよにならむ[寛], あやおへる,[寛]ふみおへる, くすしきかめも,[寛]あやしきかめも, あらたよと,[寛]あたらよと, いづみのかはに,[寛]いつみのかはに, もちこせる[寛], まきのつまでを,[寛]まきのつまてを, ももたらず,[寛]ももたらす, いかだにつくり,[寛]いかたにつくり, のぼすらむ…92キロバイト (19,758 語) - 2024年8月3日 (土) 01:53
- いた欅(けやき)や楢(なら)の緑にももう初夏らしい落ちつきがあった。闌(た)けた若葉がおのおの影を持ち瓦斯体のような夢はもうなかった。ただ渓間にむくむくと茂っている椎(しい)の樹が何回目かの発芽で黄な粉をまぶしたようになっていた。 そんな風景のうえを遊んでい…8キロバイト (1,806 語) - 2021年9月1日 (水) 04:51
- いもばたけをいのししがほりかへしたよふな、あとも先もなき議論(ギロン)を、あねなどとこふじより、あせたしいうさるほねおりばなし、よめもともどもつバのみこみ、きくみゝたらずとふたつのみゝほぜくりあけてぞ、きかるべしなん。ある老人論じていう、女というものハ人にも…3キロバイト (520 語) - 2014年1月11日 (土) 14:56
- 以下は下書きと思われる。 履やらわかめやらを置いて行つて呉れる。ぐみや〔ら山桃〕やまももの枝なり〔のを〕を貰つたことも〔何度も〕あつた。〔その女の人の話すことにはどんな言葉の端にも、行つて見度くて堪らないやうな島の生活〕しかしその女の人は何よりも<不思議な>島の雰圍氣を持つて來た。どんな<にか强い…10キロバイト (2,232 語) - 2021年8月31日 (火) 22:29
- 昨日よりをちをはしらすももとせの春の始はけふにそ有りける きのふより-をちをはしらす-ももとせの-はるのはしめは-けふにそありける 01160 [詞書]屏風に 伊勢 はるはると雲井をさして行く舟の行末とほくおもほゆるかな はるはると-くもゐをさして-ゆくふねの-ゆくすゑとほく-おもほゆるかな 01161…17キロバイト (3,520 語) - 2023年9月3日 (日) 00:39
- 藪のかげに 古い臺臼は朽ちてゆく 春のひぐれに げんげ田も白くうらがれる頃に 古い臺臼は朽ちてゆく 爺さんも婆さんも死んでしまつた その仲間はみんな死んだ 古い臺臼も朽ちてゆく 行燈ももうない 繪艸紙も 鳥目もない 古い臺臼も朽ちてゆく 古いものたちの 最後の一人よ、むしばまれ、おほらかに 古い臺臼は朽ちてゆく…517バイト (379 語) - 2020年2月17日 (月) 13:53
- まきもくの-やまへひひきて-ゆくみつの-みなわのことに-よをはわかみる 01321 [詞書]いはみに侍りてなくなり侍りぬへき時にのそみて 人まろ いも山のいはねにおける我をかもしらすていもかまちつつあらん いもやまの-いはねにおける-われをかも-しらすていもか-まちつつあらむ 01322…26キロバイト (5,364 語) - 2023年9月3日 (日) 00:40
- たいだけのことだ。一体、時間という言葉がこの島の語彙(ごい)の中にあるのだろうか? 一年前、北方の冷たい霧の中で一体自分は何を思い悩んでいたやら、と、ふと私は考えた。何か、それは遠い前の世の出来事ででもあるように思われる。肌に浸みる冬の間隔ももはや生々(なまなま)しく記憶の上に再現することが不可能だ…11キロバイト (2,262 語) - 2023年7月29日 (土) 05:18
- [訓読]桃染めの浅らの衣浅らかに思ひて妹に逢はむものかも [仮名]ももそめの あさらのころも あさらかに おもひていもに あはむものかも [左注]なし [校異]なし [事項]恋情 衣 序詞 [訓異]ももそめの,[寛]あらそめの, あさらのころも[寛], あさらかに,[寛]あさはかに, おもひていもに[寛], あはむものかも[寛],…242キロバイト (50,920 語) - 2023年9月5日 (火) 15:42
- )に言ってをる、『彼らは義の認識に達することなし』。これらの盲者と共に迷ひたくない者は、わざや掟やわざの教理を見るよりももっと遠くに眼を放たなければならぬ。その人は、何物を措いても「人」を見るべきだ、その「人」がどうして義とされるかを見るべきだ。しかし「人」は掟やわざによってゞはなく、神の言により…3キロバイト (659 語) - 2023年7月30日 (日) 08:54
- も拘はらず、店先からぢかに見えてゐる座敷の窓からの眺めが〔いいので〕よく、何時も私の心に殘つてゐた。いい眺めと云つてもそれは別段文字通りにいい眺めといふのではない。さきほどの溪の落合つてゐるところはもう見えなかつたし、溪ともも…13キロバイト (2,943 語) - 2021年8月31日 (火) 22:35
- いていた。汚れた手拭の上へ載せてみたりマントの上へあてがってみたりして色の反映を量(はか)ったり、またこんなことを思ったり、 ――つまりはこの重さなんだな。―― その重さこそ常(つね)づね尋ねあぐんでいたもので、疑いもなくこの重さはすべての善いものすべての美しいも…17キロバイト (3,316 語) - 2023年10月24日 (火) 09:28
- いひて、かの人々の口網ももろもちにてこの海邊にて荷ひいだせる歌、 「をしと思ふ人やとまるとあし鴨のうちむれてこそわれはきにけれ」 といひてありければ、いといたく愛でゝ行く人のよめりける、 「棹させど底ひもしらぬわたつみのふかきこゝろを君に見るかな」 といふ間に楫取ものゝ哀も…709バイト (8,112 語) - 2023年8月17日 (木) 13:28