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公人有㆑之に於ては、其儘に不㆓捨置㆒早々可㆓申出㆒候。只今勤居候奉公人共へも兼ねて心得、主人ゟ可㆓申聞置㆒候。 【間暇を取らざらしむること】一、奉公人口入渡世の者は勿論、其外親類身寄の者を口入致候共、前条の趣篤と相心得、奉公人…

NDLJP:181】店〈支配人伝兵衛〉・〈京橋六丁目〉大鶴屋九蔵・〈同〉米屋三右衛門・〈長堀〉熊野屋三右衛門・〈道修町〉袴屋善兵衛・〈北浜一丁目〉 肥前屋得兵衛・田中屋清兵衛・〈堀江〉　加賀屋林兵衛・〈瓦町一丁目〉　八荷屋弥助・天王寺屋元次郎・ 〈海部堀〉　天満屋甚九郎・〈瓦町一丁目〉鉄屋庄右衛門・〈同二丁目〉川崎屋三右衛門・〈大豆葉町〉貝足屋七左衛門・…

膚ニテ有合打物押取々々渡リ合爰ヲ最期ト戦タリ俄事ニテ有ケレハ何カモツテ当ルヘキ城方忽ニ切散サレ手負討死数知ラス中ニモ正木蔵人安西民部黒川外記忍足左京堀江新蔵板倉源内本田藤右衛門山田佐左衛門峰上小平治柴田勘平抔究竟ノ兵共素膚ニテ有ケレハ皆討死シタリケリ実尭公御覧シテモフ是迄ヨ是非ナシトテ御心底ヲ述ラル…

へ、上納致すべき段其筋の者共へ申渡し候間、其旨を存じ、場所に株物等附無㆑之、請負地地子の分も、以来地代と唱へ替へ、唯今迄の通り上納致すべく候。 　但堀江地子銀の儀は、猶又吟味の上追て沙汰に及ぶべく候。 【傾城町水道冥加金を地代を称ふること】一、傾城町水道冥加銀の儀、金地代に准じ候筋にて、株仲間商売人…

時節、上野は右の通、其外謙信公の切随へ給ひたる国々、景勝と三郎殿とへ志ある者、互に挑合ひ、自分働きを仕り、越後の内にても、三郎殿方を仕るは、鮫ヶ尾の堀江玄蕃・戸中の本城清七郎を初めて、斯くの如くなる故に、植田表へ後詰なさるべき様なし。されども遉の謙信公、御眼力を以て差置かれたる各〻なる故、敵の大軍に…

帰り、何箇度出府致し候共、右同様の手続に相心得可㆑申事。但し在方より出入別入手重に相成り候由を申唱へ、職人は賃銀を増し、奉公人は給金せり上げ候儀、決して致す間敷候。以来男奉公人の分は、武家方中間・町方下男迄も、金二両二分より三両迄、女は一両二分より二両を限り、年若幼弱の者共は、其限に無㆑之候間、何…

し、渡世妨候者有㆑之候はゞ、早々最寄詰人会所へ口上にて可㆓申出㆒、早速組の者為㆓馳付㆒可㆑申候旨、搗米屋は勿論諸商売の者共致㆓安心㆒渡世可㆑致候。南堀江三丁目会所・上難波町会所・阿波町会所・堂島船大工町会所・雑喉場町会所・南瓦屋町会所、右之通り三郷町中不㆑洩様可㆑申候事。 　　酉三月 右之通り被㆓仰出㆒候間、町々入㆑念可㆓相触候㆒。以上…

【 NDLJP:中10】八月廿八日　豊原へ被寄御陣を 去程　堀江　小黒の西光寺連々申上る筋目在之御赦面之御礼申上候　賀州能美郡　江沼（ヨネノ）郡二郡属御手之間　檜屋（ヒノヤノ）城　大正寺山　二ツこしらへ　別喜右近佐々権左衛門　并堀江　相加入被置　十余日の内に賀越両国被仰付御威光中〳〵無申計…

【 NDLJP:中10】八月廿八日　豐原へ被寄御陣を 去程　堀江　小黒の西光寺連々申上る筋目在之御赦面之御禮申上候　賀州能美郡　江沼（ヨネノ）郡二郡属御手之間　檜屋（ヒノヤノ）城　大正寺山　二ツこしらへ　別喜右近佐々權左衞門　幷堀江　相加入被置　十余日の內に賀越兩國被仰付御威光中〳〵無申計…

二首の詩が存してゐるのみである。わたくしは余の一首の詩を見て、堀江允（いん）と云ふものが江戸から二本松へ赴任したことを知る。允、字は周輔で、蘭軒は餞するに七律一篇を以てした。頷聯に「駅馬行駄緗布帙、書堂新下絳紗帷」と云ふより推せば、堀江は聘せられて学校に往つたのであらう。七八は「祖席詞章尽神品、一…

国（あきのくに）厳島（いつくしま）に遷った。厳島に疱瘡が盛（さかん）に流行したからである。安永二年に母が亡くなって、六年に独美は大阪に往（ゆ）き、西堀江（にしほりえ）隆平橋（りゅうへいばし）の畔（ほとり）に住んだ。この時独美は四十四歳であった。 　独美は寛政四年に京都に出て、東洞院（ひがしのとういん…