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浮世の有様/2/分冊8

目次
 
オープンアクセス NDLJP:209
 
                                        
 

     ちよんがれ

これ皆さん聞いても呉んない、ちよんがれおらが隣の其又隣の仙石様は、御国の家老が謀叛を巧んで、一家・一門申し合せて主人を殺して、子息を主人に替玉食はして、其身オープンアクセス NDLJP:210は栄耀の錦の襖に、蒔画の御膳で、二汁・五菜や、三汁・五菜の御料理、其外朝から晩迄、酒や肴でどんちやんどんちやん、五万石をばしめこの笠著て飛んだりはねたり、面白可笑しく暮らそと思うた巧みの品が、一味の中から転が夜抜けを早くも聞きつけ、こいつは堪らぬ、肝心要の大変所か、定めて彼奴あいつはお江戸に出かけて返り忠をばしやうと思つて、逃げたと思ふに、卑怯な奴だい、急いでさがせと、夜の目も寝ないで、お江戸へ出て来て、八町堀へお金で頼んで捜して貰うて、横山町にて御上意なんどで捕らんとしたらば、其時転はちつとも騒がず、公儀の御手からお捕りなさるなら縄目に逢はうが、仙石家より御頼みで捕るなら了簡有るとて、尺八なんどをひねくり廻して、怒りの気色で、与力や同心大にひるんですてきな奴だとだまして捕らんと、公儀の御手から御捕りなさるに、騒ぐな転と呼ばはりかくれば、そんなら拙者はお町に出かけて、一番理屈を云はねばならない、お町へ出懸けて、一から十迄、左京が悪事を残らず語れば、御奉行様にもびつくり驚天、聞捨ならん〔本ノマヽ〕にならねい、幕だと思ふ所へ、井上様より、虚無僧なんどはおいらが係りだ、何しに其方そつちでおせんなさつたと、尻が来てからこいつは一番、あやまり証文、南無三宝と御寺社へ渡して、お町は引き込む、井上様では、色々詮議を、致した所が、親類内では御都合悪いと、脇坂なんどへ渡してやつたら、〔原註〕御老中になりたしとて、脇坂より防州へ頻に賂をなせし事有りしと云へる時あり段々糺して宜い事聞いたぞ、おいらが周防にお金を取られて、ねつから今迄御役も来ないでつまらぬ所だ、一番りきんで周防に泡をば、吹かせて拙者が御役にならんと、厳しき詮議で、一味の奴迄残らず呼び寄せ、方々に御預け、大名物入り留守居駈け出し、お金の相談、座敷を拵へ警固の人やら、毎日毎日お町へ呼出し、駕籠から馬から大変な騒ぎで有ます、所が仙石様では芸州様から、警固の人数が大勢来りて、御門々々を固めて仕舞つて、出るにも出られず、這入もならない、ちやんと固めて家中の面々、大に困つて、左京が御蔭で、なんにも知らないおいらも難儀で、味噌や醤油に困りきるとて、左京が首をば微塵に砕いて、焼いて粉にして食うてやつても、足りない男だ憎つくい奴だと、てんでに罵り、周防様にも引込み届けて、十日も廿日も引つ込んでゐれども、御尋なんどもねつからなければ、南無三御役は是迄なりけり、今更主税を大に怨んで、叱つてみるやらきめオープンアクセス NDLJP:211てみるやら、後の祭りでねつからつまらぬ、御役が上つて平手になつたら、御金や著物や樽や肴を持ち込む所は少しも有るまい、淋しい暮しにならうと思うて、俄に留守居が方々駈け付け、きしめを頼んで廻れど、今更仕方も渚の千鳥、啼くより外は仕様も無いとて、ちよん、幕。

千石も田のみすく雲しつきのな 当世
あきに臨時の転めされし 神谷
たより聞く雁をも友と鷺が鳴て 一月
あづかり物の荷厄介なり是は松平備中守様友鵞預なり 駿台
筒井つゝ井筒にかけまくり尺八 南坊
ちから業にも重い玉づさ松平主税様事 平松
ひだり京道の助けをしるべとし 老功
出る石緩し城がかたぶそく 但府
権兵衛は種をまかねば丸となし 祖父
坂のわきより花のよこ枝 汐留
春心伊達なうはさも今日ぞ見る 千大
昔のかたを聞くも恨めし 防蔦
かたばみの劒とけんとす御後室 是は酒井様より入輿の御方にて御後室仙石左京密通の事なり 隠婦
七五三打懸て神や守らん 転見
美濃紙はものが当りて破れ障子 鶴毒
御先代美濃守さまの評判
おんいへも永楽銭とおもひしに

伝     相
   永  宝 □ 通  楽  
老     家

  五年以前一人前百石より五百石干石
一文がうよく
  万一成就する時は大名也。 

抑〻此薬は一月寺こむそうの告に依り、左京が拷問の痛みに謀叛は日々尻われ、一味オープンアクセス NDLJP:212くだけ露顕騒動、主税は疾病、周防は頭痛、其外家中御蔭預け、大名物入り、金瘡丹目附の虎眼、留守居忙がしく、眩暈・立ぐらみ・底豆によし、佞奸の者にて其内腹がわかつてよし。

  吟味調所                  ​江戸芝三田​​ 龍野氏  ​​ ​○○ 

此度善人に紛らはしき類あまた御座候間、能々吟味の上裁評仕候、

 右次所

​忠​​ 神谷転​​ ​ ​悪​​ 荒木玄蕃​​ ​ ​忠​​ 酒勾清兵衛​​ ​ ​悪​​ 杉原官兵衛​​ ​ ​大悪​​ 仙石左京​​ ​ ​悪​​ 青木弾左衛門​​ ​ ​同​​ 仙石小太郎​​ ​ ​同​​ 大塚甚太夫​​ ​ ​同​​ 西村門平​​ ​ ​同​​ 高野直助​​ ​ ​同​​ 神谷七五三​​ ​ ​同​​ 早川保助​​ ​ ​同​​ 鷹取已伯​​ ​ ​同​​ 西岡斧七​​ ​ ​同​​ 仙石主計​​ ​ ​同​​ 岩田静馬​​ ​ ​同​​ 山本新兵衛​​ ​ ​同​​ 久保真吉郎​​ ​ ​同​​ 麻見四郎兵衛​​ ​ ​同​​ 渡辺越中​​ ​

右之内取次の儀は、何れとも善悪相分り兼申候。追て吟味の上引札を以て申上候。以上、

高千石年寄 岩田静馬 高四百石年筒 青木弾右衛門 高三百五十石 杉原官兵衛 用人  大塚甚太夫   宇野甚助 勘定奉行 山本耕兵衛 近習番  早川保助 近習番  西村門平 旗奉行郡奉行勘定奉行 岩田丹太夫 郡奉行  徳永半右衛門 町奉行  恵崎又左衛門 医師  鷹取已伯

  右十二人は伝馬町揚り屋入に相成申候。

  荒木玄蕃   仙石主計   酒勾清兵衛 台所小頭 ​ 西岡斧七​備前預り中侍分御取扱

  右四人は忠臣之由にて、別て大切の御取り計ひ方の由。

  仙石左京   同 小太郎

  右二人は未だ備前へ御預け中、大逆臣小口に相成、

高二百五十石年寄 山田八右衛門 高百五十石年寄大森登

  右二人は松平美濃守へ御預け中。

東西々々御城下平一面に岩田御静り下されませう、此度江戸寺社御屋敷に於て、晴オープンアクセス NDLJP:213相撲番附に擬す

御免大相撲

大関 仙石左京
関脇 岩田静馬
小結 宇野甚助

前頭   山本幸三郎
同    杉原勘平
同    鷹取已伯
同    青木弾右衛門
同    岩田丹太夫
同    大塚甚太夫
同    山本耕兵衛
同    西村文兵衛

世話人 土肥折之進
綱太
油義
島藤
宿利

行司 松平周防守脇坂中務大夫井上河内守 呼出 松平主税 渡辺角太夫

勧進頭取 仙石道之助
仙石左京
同 小太郎
奥女中

大関 荒木玄蕃

関脇 仙石主計
小結 神谷転

前頭   河野瀬兵衛
同    酒勾清兵衛
同    磯野六郎二
同    仙石馬之助
同    酒勾薫
同    原六郎右衛門
同    麻見四郎兵衛
同    渡辺清助

京島良右衛門
下郷治右衛門
安宅彦左衛門
佐々木太郎衛門

天五日より訴訟興行仕る、其沙汰三人衆中宜しくと有之、利口より賑々しく御城下へ御入来下され候段、肝心要不申、左京の頭取訴訟の面々、如何計り迷惑至極の色をなし奉ります。訴訟古実といつぱ、天保元寅年秋稲作不出来に付、見分扱ひ願上候、其時山本耕兵衛を始めとして、宇野甚助の鷹の目を見開き、不届至極の願ひ出で、一合一勺も引く事ならずときめ付けたり。其後片屋に、河野瀬兵衛並三人衆を力として、相手の面々追々御江戸へ召し呼ばれますれば、転をせごめ浪人浮世の戯男とは天地黒白の相違なり。まつた此外主計古実御座候得共、何を申すも不便の瀬兵衡、長口上は却て左京吟味の妨げ、新手あらて荒木を入れ、後は玄蕃にとらせ御覧に入れ升。

     見物の向に四家品々

  ありがたき道之助はある物をふみ迷ふべき左り京道

仙石米。仙石と云ふ人は一に家老を蹈ん張つて、二には憎くい悪巧み、三に左京が指図にて、四つ世つぎもない様に、五つ出石の騒動は、六つ無体に計らひて、七つなくやら殺すやら、八つやたらに預けられ、九つ殺した御吟味を、十でとつくり済めば好オープンアクセス NDLJP:214い。此度御役申せば、浜田御老中豊後・伊賀御役人、仙石様は百年目。左京は金を撒き散らし、主税に任する所を、上より龍野が舞下り、悪しき奴原かい摑みて、塩留の海へさらり

 五万石投出させんと主税持つどつこい周防は旨く行くまい

 
                                        
 
     魚尽し連歌漁尽し連歌

身の上の毒共知らず喰うた鰒黒髪切つて今は尼鯛 亡霊後室
大望は元より思ひ立ちの魚身方を頼み送るほう 仙京権右衛門
道ならぬ望は終にかながしら深編笠の心ある鯖 神転
江戸前と思の外に捕るゝもちま〔〈は脱カ〉〕したる売つゝいが 八堀大困
御預の身はちらの木葉鰈兼て覚悟の命ほしがれ 道堂末孫
兄弟のわりなき中も興鮫拙なかりける家の大鱚 松川浜田
対決の場は口論にいひ鰹あとの手段に思ひ白魚 仙京神転
御尋の筋残らず皆鰯心にさわぐことのよし余 吟味龍野
直な御代横にはいかぬ車海老主の報いの首は飛魚 龍野御叱
此上は家の贔屓を頼み鱒権兵衛が功も少し立鯛  
五万石丸で無の字と極め鱈永楽銭で買へぬこのしろ 家教出石

    千秋万歳

     やくはらひ

やはら見せたいな、斯かる見せたきよくの世に、御家の騒動隠れなき、此度御役を申さうなら、石州浜田御老中、伊賀も豊後も御役人、一身は仙石金は万両、左京が主税一ぱいに、まきちらしたる其折柄に、天より龍野が天降り、彼の奴原をひつ摑み、周防が袖にひつ包み、西の海へと思へども、汐留へさらり、御役あがりませ、やくあがりませう。

     仙石家の騒動を詠める         読人知らず

オープンアクセス NDLJP:215

横道のすかたん家老無分別戦国めける家の騒動

積み積んで左京が悪事道之助千石船も沈みやはせん

権兵衛が蒔きし種をば心なき家の烏がほぜくりにけり

文も武も道之助にはならぬなり治れる世に乱れぬる家

家の変に千鳥の香炉啼きもせで彼方此方あちらこちらに権兵衛ぞなく

家の鼠千石の米を喰ひ尽し永楽銭と募る欲心

指を折つて増の出世を松平主税も脱けて嘸悔むらん

蘇芳染の幟に目立つ千両は富の札売る浜田屋が店

右の如き戯れし事を書き付けぬるは、余り浮きたる業にはあれども、当時の風説にして実事を知るに足れる事共其中に在るが故なり。又河野瀬兵衛、出石を追放せられ、江戸に出でて、主家の縁家へ出だしゝといふ十七箇条の書付、生野銀山渡辺角太夫へ内縁ある故に、之に便り、同人妾宅にかくまはれ、出石より捕手入り込み召捕れし始末等、同国村岡の長臣沢山儀兵衛も、生野に由緒ある人にて、則彼地へ到り、渡辺角太夫より委しく聞き取りて、予に語りし事有りと雖も、余りにくだしければ、之を記すに及ばず。こは天保四巳年の冬、飢僅なりとて、米価尊き最中の事なりし。

仙石家の騒動巷説紛々として、騒動の批評江府より所々へ申し来れるも、一様なる事無し。其中にて尤も慥なるを問ひ定めて、之を写し取り、尚又実を詳かにせんと思へるにぞ、其国の人にも能く之を問ひ極めて、其事を書き集めしにぞ、終に一の巻とはなりぬ。此一件に於けるや、左京が悪事、大逆無道なる事は、三歳の小児と雖も、一度其為せる所の業を聞きては、其不忠・不義なる事を知りて、憎む所なれば、弁を待たずして明なり。松平周防守然りと雖も、斯る悪心の根ざしぬる本源は、播磨守・越前守等の不明・不徳より起れり。されども、上に松平主税の縁なく、防州の如き欲深き小人なくば、左京も争か斯く迄に其臍を固むる事を能くせんや。之に依て之を思へば、悪事の張本・逆心の後楯となりて、斯かる大変を引出せし者は、防州なりと云ふべし。殊に多くの賂を貪り取りし中にも、世間にてもよく知れる所の仙石家の重宝、太閤秀吉公よオープンアクセス NDLJP:216り拝領せし天下稀なる、蜀江錦の陣羽織を所望し、其儘にては之を用ひ難しと思へる心なるにや、天下の重宝をむざと切散らし、之にて紙入などを拵らへしといふ。神谷転浅ましき心底、言語道断なる業と云ふべし。又神谷転と云へる臆病未練の狼狽者あり。世間にて此者を指して、専ら忠臣なりと称す。大に笑ふべき事なり。彼真実忠臣にして、少しく武道の弁別あらば、左京を殺すに何の難き事あらんや。彼一人をだに殺害に及ばゝ、其余の同類何十人ありぬればとて、争か其悪を施す事能はんや。仮令其身事を遂ぐる事克はずして左京が為めに其命を亡ぼすとも、忠義の志は貫きて、士の道に於て露計り恥ぢざる事なるに、其事もあらで、己が河野瀬兵衛へ内通せしことの露顕せしと悟れるや否や。其害に遇はんと大にふるひ慄れ、直に出奔して、一月寺に逃隠れ、公儀へ召捕へらるゝに至りて、己が臆病なる事を押し隠し、故主の不明・不徳を訴へしかば、終に仙石家其本領を召し放されて、三万石の新知とはなりぬ。憎むべき業にあらずや。世間にて専ら噂する如くに、播磨守・越前守の両人共、左京が為に毒殺せられしに事極らば、仙石家も是れ迄病死と偽り、公儀を欺き奉りて、本領を安堵せし罪科逃れ難ければ、彼家は没収し、左京は磔となるべき事なるに、其事に至らざりしは、全く御仁慈の御計ひと云ふべし。斯かる未練の不忠者をさへ、河野瀬兵衛世間にては専ら忠臣なりと称す。其忠如何なる所にかある、笑ふべき事なり。又河野瀬兵衛と云へる者有り。転とは少しく異なる所あれども、之も其為す所拙きが故に、忽ち出石を追放せらるゝに至る。其後左京が悪事十七箇条を書き記し、江戸へ到りて仙石の分家、其余縁類方へも之を訴へしかども、何れも之を取用ふる事無かりしにぞ、生野銀山の地役人、渡辺角太夫といへるは、瀬兵衛内縁ある者故、之に便りてかくまはれしに、同人が江戸に出でて、分家其外へ訴へし事、忽ち左京が耳へ入りしかば、此者を其儘になし置かば、身に災ひあらん事を恐れ、直に捕手を銀山へ遣して、法外なる事をなし、瀬兵衛を召捕連れ帰りて入牢せしむるにぞ、生野御代官西村貞太郎殿より、其狼藉せし始末を、御勘定奉行曽我豊後守へ訴へられしに、同人之を私し、防州の非道なる指図に依つて、瀬兵衛は首を刎ねらるゝに至る。是れ同人が不幸にはあれども、元来其為せる業の拙オープンアクセス NDLJP:217きが故に、此に至れると云ふべし。又荒木玄蕃・酒勾清兵衛・仙石主計、此等は先祖より由緒ある家柄と云ひ、殊に当時執政の大任を蒙れる身に在りながら、左京が悪事を糺す事克はず、却て之に取り挫がれ、如何に命の惜しければとて、坊主にせられ、穢多村の隣に押し籠められ、全く己等が不器量によつて斯かる大変を引出せしに非ずや。此故に、終には公辺迄も労し奉る様になりぬ。然るに、其御仁慈を蒙り、事落著に及びしとて、今更坊主天意に附髪し、再び家老職となりて、如何なる事をなすや。何の面目有りてか、世間の人々に其面を合せるや、尚此上にも其恥を吹聴せんと思へるにや。五万八千石余の諸侯にして、其藩中一人も人なし。彼家の弓矢も之にて思ひやられぬ。仮令彼家一人の人なしと云ふとも、其分家あり。又歴歴の縁家も少なからざる事なるに、其中にて一人にても、少しく心を用ふる人あらば、斯かる大変には至るまじき事なるに、先祖武功ありし家に傷つけて、後世に至りぬる共、再び此恥を雪ぐ事なり難し。公辺をも恐れ奉るべき事なり。此度の騒動一件に就いて、一月寺一月寺の腹よくすわりし故、転も仙石家へ引渡さるゝ事無き様になりぬ。若し同寺腹をすゑて願ひ出づる事無くば、瀬兵衛と同じく、転も首を刎ねらるゝ事なるべし。さある時には、道之助殿にも危き身の上なりしに、之を全うせし事は、一月寺の助力に在る者なり。之に依つて、一月寺は大に名を挙げしかども、仙石家の拙きは云ふに及ばす。彼家に繋れる歴々の事さへ思ひ遣られぬる様にはなりぬ。
 
 
 

この著作物は、1925年に著作者が亡くなって(団体著作物にあっては公表又は創作されて)いるため、ウルグアイ・ラウンド協定法の期日(回復期日を参照)の時点で著作権の保護期間が著作者(共同著作物にあっては、最終に死亡した著作者)の没後(団体著作物にあっては公表後又は創作後)70年以下である国や地域でパブリックドメインの状態にあります。


この著作物は、アメリカ合衆国外で最初に発行され(かつ、その後30日以内にアメリカ合衆国で発行されておらず)、かつ、1978年より前にアメリカ合衆国の著作権の方式に従わずに発行されたか1978年より後に著作権表示なしに発行され、かつウルグアイ・ラウンド協定法の期日(日本国を含むほとんどの国では1996年1月1日)に本国でパブリックドメインになっていたため、アメリカ合衆国においてパブリックドメインの状態にあります。