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ヘルプ:ページ番号

提供:Wikisource
ページ番号
ウィキソースでページ番号の使用法について

概説

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ウィキソース上の写しは改ページの必要なく、ページ(例 印刷版作品)の上部または下部の番号を置き換えます。

ページ番号はウィキソースの文章本体から分離します。Page名前空間のページを校正する際、ページ番号はヘッダまたはフッタに写します。Page名前空間では、ページ・スキャンの完全な内容と一緒にページ番号が表示されますが、Mainページでは表示されません。

しかし、ページ番号は翻刻した作品のIndexページのページ欄に含めるべきです。ここで使われるページ番号はMain名前空間では、mul:Mediawiki:PageNumbers.jsのコードを使用すると、文章の左側に浮動するリンクとして表示されるでしょう。これらのリンクは、マウス・ポインターを載せると対応するページが強調され、Page名前空間の原ページ・スキャンへリンクします。したがって、Indexページ内の全ページ番号はできるだけ原ページ番号に忠実にすべきです。

Index名前空間のページ番号

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多言語版ウィキソースを参照

Indexページテンプレートのページ欄は通常、<pagelist />コマンドを入力します。Pagelistは関連するスキャン(想定上はDjVuかPDF)のすべてのページを自動的に列挙します。このコマンドはこのコマンドには引数の一覧を含めることができ、原作のページ番号を忠実に複製した完全ページリストを生成します。

ページの設定

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ページリストのいちばん基本的な使用法は、ページ番号を設定するというものです。これは通常、テキストの最初のページを設定することで行います。引数はA=Bのようにし、Aはスキャンした文章、Bは表示させたい番号にします。番号の順序は、設定した番号から自動的に順番に増えます。

たとえば、スキャンした作品の10番めのページのページ番号が1のとき、コマンドは<pagelist 10=1 />になります。スキャンした作品が最初のページから始まるのはまれであるため、これは必須です。ページ番号は、1に設定したページから順に続くため、11ページめが2、12ページめが3などのようになります。

ページに番号を設定する必要はありません。スタイルでない文字列なら、何でもページ番号になります。

たとえば<pagelist 7=表題 />とすると、スキャンの7ページめのページ番号として「表題」ということばが使われます。

範囲の設定

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ページの範囲を個々のページの代わりに設定することができます。引数はAtoB=Cのようにし、Aはスキャン文章の範囲の始点、Bが終点、Cは設定したいページ番号になります。

たとえば、引数を<pagelist 1to9=- />とすると、ページリストの最初の9ページ(スキャン文章の最初の9ページに対応)をダッシュ (-) で表示します。

スタイルの設定

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ページ番号は、いくつかのスタイルから1つ設定することができます。スタイルを設定しない場合、表示はデフォルトのアラビア数字(例 1、2、3)になります。これは上記のようなページ番号(ページ名)で使われていた方法です。個々のページを設定する場合はA=styleとし;連続するページをまとめて設定するときはAtoB=styleを使います。

たとえば、10ページから20ページを小文字のローマ数字で表示させる(一部の作品の前付けでは一般的)場合、 コードは10to20=romanになります。

ページリストのスタイル
スタイル 効果
roman 小文字のローマ数字 (例. i, ii, iii, など)
highroman 大文字のローマ数字 (例. I, II, III, など)
empty ページ番号にリンクしません。このスタイルは使用しないでください。代わりに、ページの状態を「テキストなし」に設定してください。

一括設定

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複数の引数をページリストでまとめて設定することができます。引数を別々の行に書くとコマンドがより明瞭に、かつより読みやすくなるため有益です:

例1
<pagelist 1to9=- 10=1 10to20=roman 21=1 />
例2
<pagelist
1to9=-
10=1
10to20=roman
21=1
/>

番号のないページ

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印刷版にページ番号がないページ(ページ上に、または他ページの並びから推測して)も、ページリストに何らかのナンバリングか印が必要で、一般的にハイフン (-) を使います。番号や印が与えられない場合、前ページからの番号が番号のないページにまで続きます(あるいは適切で利用可能な順序が前に存在しない場合は、1から始まります)。


Page名前空間でのページ番号

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Page名前空間に翻刻するとき、ページ番号とそれに類似した細部はヘッダ部またはフッタ部に翻刻するべきです。ページ上部のページ番号はヘッダに翻刻すべきで;ページ下部のページ番号はページのフッタ部に翻刻すべきです。これによって、すべてのテキストがPage名前空間では翻刻されて表示されますが、Main名前空間では翻刻されないようになります。

ページ番号はメイン・ウィンドウに翻刻すべきではありません。メイン・ウィンドウのテキストはMain名前空間に翻刻されます。ここにはページ番号を入力すべきではありません(システムが生成した、浮動するページ・リンクは除く)。

フォーマット

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フォーマットに関する標準の技術とテンプレートはページ番号をフォーマッティングし、一部な特殊なテンプレートがこれを容易にします。

ページ番号がページの左側にあるときは、底本のように左側にできます。中央にあるときは{{center}}テンプレートを使うことで作成できます。右側にあるときは{{right}}テンプレートを使うことで配置できます。

例:

pg. 1
{{center|352}}
{{right|iv.}}

pg. 1

352

iv.


一部の場合、通常ヘッダでは、ページ番号が章題や章番号、日付、その他の詳細情報と結合しています。これらはしばしば、左、中央、または/および右に配置されます。このフォーマットは{{RunningHeader}}テンプレート(略称{{rh}})で実現できます。

このテンプレートの一般的な使い方は次のとおりです:{{RunningHeader| ひだり | まんなか | みぎ }}

例:

{{RunningHeader|ii.|はじめに}}
{{RunningHeader||終章|240}}
{{rh|Smith, J|論題|123}}
ii.
はじめに
240
終章
Smith, J
123
論題

注:最後の例では略称版テンプレートを使っています。

できるだけ印刷版を模倣するために、他の効果を組み合わせることもできます。たとえば、柱に他のテキスト効果と水平線を追加するには、以下のようにします:

{{RunningHeader| |''はしがき''|{{smaller|xiv.}}}}{{rule}}
xiv.
はしがき

Main名前空間のページ番号

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トランスクルージョン

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作品がIndexおよびPage名前空間からトランスクルージョンされると、ページ番号がMain名前空間に表示されます(mul:Mediawiki:PageNumbers.jsを使用した場合)。このページ番号は文章の左の、各ページに対応する箇所の近くに、浮動するリンクとして表示されます。リンクに使われる番号または印はIndexページのページリストから読み込まれます。

このページ番号には以下のような追加機能があります:

  • 文章のハイライト:ページ番号にマウス・ポインターを重ねると、対応するページからの文章がハイライトされます。
  • 原典へのリンク:各ページ番号はPage名前空間の対応するページへのウィキリンクです。
  • アンカー:各ページ番号はリンク・アンカーとして機能します。そのため、HTMLやウィキリンクをトランスクルージョンした文章内の特定のページへジャンプさせることができます。たとえば、『私の本』の12ページは[[私の本#12]]とすることでリンクできます。

ハード・コーディング

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ページ番号は、Page名前空間内の本文に含めるべきでないのと同様に、Main名前空間の文章に直接入力すべきではありません。ページ番号が含まれる場合、取り除くか、{{numbers}}でタグ付けして他の利用者に番号を削除する必要があると知らせるかするべきです。

関連保守作業

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関連する保守用タグには以下のようなものがあります: