非訟事件手続法 (明治31年法律第14号)/1899年6月16日施行
朕󠄄帝國議會󠄃ノ協贊ヲ經タル非訟󠄃事件手續法ヲ裁可シ玆ニ之ヲ公󠄃布セシム
御 名 御 璽
明治三十一年六月十五日
法律第十四號
非訟󠄃事件手續法
非訟󠄃事件手續法
第一編 總則
第一條 裁判󠄄所󠄃ノ管轄󠄄ニ屬スル非訟󠄃事件ニ付テハ本法其他ノ法令ニ別段ノ定アル場合ヲ除ク外本編ノ規定ヲ適󠄃用ス
第二條 裁判󠄄所󠄃ノ土地ノ管轄󠄄カ住󠄃所󠄃ニ依リテ定マル場合ニ於テ日本ニ住󠄃所󠄃ナキトキ又󠄂ハ日本ノ住󠄃所󠄃ノ知レサルトキハ居所󠄃地ノ裁判󠄄所󠄃ヲ以テ管轄󠄄裁判󠄄所󠄃トス
居所󠄃ナキトキ又󠄂ハ居所󠄃ノ知レサルトキハ最後ノ住󠄃所󠄃地ノ裁判󠄄所󠄃ヲ以テ管轄󠄄裁判󠄄所󠄃トス
最後ノ住󠄃所󠄃ナキトキ又󠄂ハ其住󠄃所󠄃ノ知レサルトキハ財產ノ所󠄃在地又󠄂ハ司法大臣ノ指定シタル地ノ裁判󠄄所󠄃ヲ以テ管轄󠄄裁判󠄄所󠄃トス相續開始地ノ裁判󠄄所󠄃カ管轄󠄄裁判󠄄所󠄃ナル場合ニ於テ相續カ外國ニ於テ開始シタルトキ亦同シ
第三條 數個ノ管轄󠄄裁判󠄄所󠄃アル場合ニ於テハ最初事件ノ申立ヲ受ケタル裁判󠄄所󠄃其事件ヲ管轄󠄄ス
第四條 管轄󠄄裁判󠄄所󠄃ノ指定ハ裁判󠄄所󠄃構成法第十條第一號ニ揭ケタル場合ノ外數個ノ裁判󠄄所󠄃ノ土地ノ管轄󠄄ニ付キ疑アルトキ之ヲ爲ス
民事訴訟󠄃法第二十八條ノ規定ハ前󠄃項ノ場合ニ之ヲ準用ス
第五條 裁判󠄄所󠄃職員ノ除斥ニ關スル民事訴訟󠄃法ノ規定ハ非訟󠄃事件ニ之ヲ準用ス
第六條 事件ノ關係人ハ訴訟󠄃能力者ヲシテ代理セシムルコトヲ得但自身出頭ヲ命セラレタルトキハ此限ニ在ラス
裁判󠄄所󠄃ハ辯護士ニ非スシテ代理ヲ營業トスル者ニ退󠄃斥ヲ命スルコトヲ得此命令ニ對シテハ不服󠄃ヲ申立ツルコトヲ得ス
第七條 民事訴訟󠄃法第六十四條ノ規定ハ前󠄃條第一項ノ場合ニ之ヲ準用ス但裁判󠄄所󠄃ハ職權󠄂ヲ以テ私署證書ニ認󠄃證ヲ受クヘキ旨ヲ命スルコトヲ得此命令ニ對シテハ不服󠄃ヲ申立ツルコトヲ得ス
第八條 申立及ヒ陳述󠄃ハ書面又󠄂ハ口頭ヲ以テ之ヲ爲スコトヲ得
民事訴訟󠄃法第百三十五條ノ規定ハ口頭ノ申立及ヒ陳述󠄃ニ之ヲ準用ス
第九條 申立ニハ左ノ事項ヲ記󠄂載シ申立人又󠄂ハ代理人之ニ署名、捺印スヘシ
一 申立人ノ氏名、住󠄃所󠄃
二 代理人ニ依リテ申立ヲ爲ストキハ其氏名、住󠄃所󠄃
三 申立ノ趣旨及ヒ其原因タル事實
四 年月日
五 裁判󠄄所󠄃ノ表示
證據書類アルトキハ其原本又󠄂ハ謄󠄄本ヲ添󠄃附スヘシ
第十條 期日、期間、疏明ノ方法、人證及ヒ鑑定ニ關スル民事訴訟󠄃法ノ規定ハ非訟󠄃事件ニ之ヲ準用ス
第十一條 裁判󠄄所󠄃ハ職權󠄂ヲ以テ事實ノ探知及ヒ必要ト認󠄃ムル證據調ヲ爲スヘシ
第十二條 事實ノ探知、呼出、吿知及ヒ裁判󠄄ノ執行ニ關スル行爲ハ之ヲ囑託スルコトヲ得
第十三條 審問ハ之ヲ公󠄃行セス但裁判󠄄所󠄃ハ相當ト認󠄃ムル者ニ傍聽ヲ許スコトヲ得
第十四條 證人又󠄂ハ鑑定人ノ訊󠄂問ニ付テハ調書ヲ作ラシメ其他ノ審問ニ付テハ必要ト認󠄃ムル場合ニ限リ之ヲ作ラシムヘシ
第十五條 檢事ハ事件ニ付キ意見ヲ述󠄃ヘ審問ヲ爲ス場合ニ於テハ之ニ立會󠄃フコトヲ得
事件及ヒ審問期日ハ檢事ニ之ヲ通󠄃知スヘシ
第十六條 裁判󠄄所󠄃其他ノ官廳、檢事及ヒ公󠄃吏󠄄ハ其職務上檢事ノ請󠄃求ニ因リテ裁判󠄄ヲ爲スヘキ場合カ生シタルコトヲ知リタルトキハ之ヲ管轄󠄄裁判󠄄所󠄃ノ檢事ニ通󠄃知スヘシ
第十七條 裁判󠄄ハ決定ヲ以テ之ヲ爲ス
裁判󠄄ノ原本ニハ判󠄄事署名、捺印スヘシ但申立書又󠄂ハ調書ニ裁判󠄄ヲ記󠄂載シ判󠄄事之ニ署名、捺印シテ原本ニ代フルコトヲ得
裁判󠄄ノ正本及ヒ謄󠄄本ニハ書記󠄂署名、捺印シ且正本ニハ裁判󠄄所󠄃ノ印ヲ押捺スヘシ
第十八條 裁判󠄄ハ之ヲ受クル者ニ吿知スルニ因リテ其效力ヲ生ス
裁判󠄄ノ吿知ハ裁判󠄄所󠄃ノ相當ト認󠄃ムル方法ニ依リテ之ヲ爲ス
吿知ノ方法、場所󠄃及ヒ年月日ハ之ヲ裁判󠄄ノ原本ニ記󠄂入スヘシ
第十九條 裁判󠄄所󠄃ハ裁判󠄄ヲ爲シタル後其裁判󠄄ヲ不當ト認󠄃ムルトキハ之ヲ取消󠄃シ又󠄂ハ變更󠄃スルコトヲ得
申立ニ因リテノミ裁判󠄄ヲ爲スヘキ場合ニ於テ申立ヲ却下シタル裁判󠄄ハ申立ニ因ルニ非サレハ之ヲ取消󠄃シ又󠄂ハ變更󠄃スルコトヲ得ス
卽時抗吿ヲ以テ不服󠄃ヲ申立ツルコトヲ得ル裁判󠄄ハ之ヲ取消󠄃シ又󠄂ハ變更󠄃スルコトヲ得ス
第二十條 裁判󠄄ニ因リテ權󠄂利ヲ害󠄆セラレタリトスル者ハ其裁判󠄄ニ對シテ抗吿ヲ爲スコトヲ得
申立ニ因リテノミ裁判󠄄ヲ爲スヘキ場合ニ於テ申立ヲ却下シタル裁判󠄄ニ對シテハ申立人ニ限リ抗吿ヲ爲スコトヲ得
第二十一條 抗吿ハ特ニ定メタル場合ヲ除ク外執行停止ノ效力ヲ有セス
第二十二條 卽時抗吿ノ期間ハ裁判󠄄ノ吿知ノ日ヨリ之ヲ起󠄃算ス
民事訴訟󠄃法第百七十四條乃至第百七十六條ノ規定ハ卽時抗吿ノ期間ヲ懈怠シタル場合ニ之ヲ準用ス
第二十三條 抗吿裁判󠄄所󠄃ノ裁判󠄄ニハ理由ヲ附スルコトヲ要ス
第二十四條 抗吿裁判󠄄所󠄃ノ裁判󠄄ニ對シテハ法律ニ違󠄇背シタル裁判󠄄ナルコトヲ理由トスルトキニ限リ抗吿ヲ爲スコトヲ得
民事訴訟󠄃法第四百三十五條、第四百三十六條及ヒ第四百五十三條ノ規定ハ前󠄃項ノ抗吿ニ之ヲ準用ス
第二十五條 抗吿ニハ前󠄃五條ニ定メタルモノヲ除ク外民事訴訟󠄃法ノ抗吿ニ關スル規定ヲ準用ス
第二十六條 裁判󠄄前󠄃ノ手續及ヒ裁判󠄄ノ吿知ノ費用ハ特ニ其負擔者ヲ定メタル場合ヲ除ク外事件ノ申立人ノ負擔トス但檢事カ申立ヲ爲シタル場合ニ於テハ國庫ノ負擔トス
第二十七條 裁判󠄄所󠄃ハ前󠄃條ノ費用ニ付キ裁判󠄄ヲ爲スコトヲ必要ト認󠄃ムルトキハ其額ヲ確定シテ事件ノ裁判󠄄ト共ニ之ヲ爲スヘシ
第二十八條 裁判󠄄所󠄃ハ特別ノ事情アルトキハ本法ノ規定ニ依リテ費用ヲ負擔スヘキ者ニ非サル關係人ニ費用ノ全󠄃部又󠄂ハ一部ノ負擔ヲ命スルコトヲ得
第二十九條 民事訴訟󠄃法第八十條第一項ノ規定ハ共同ニテ費用ヲ負擔スヘキ者數人アル場合ニ之ヲ準用ス
第三十條 費用ノ裁判󠄄ニ對シテハ其負擔ヲ命セラレタル者ニ限リ不服󠄃ヲ申立ツルコトヲ得
民事訴訟󠄃法第八十二條第一項ノ規定ハ前󠄃項ノ申立ニ之ヲ準用ス
第三十一條 費用ノ債權󠄂者ハ費用ノ裁判󠄄ニ基キテ强制執行ヲ爲スコトヲ得
費用ノ裁判󠄄ニ對スル抗吿アリタルトキハ民事訴訟󠄃法第五百條ノ規定ヲ準用ス
第三十二條 職權󠄂ヲ以テ爲ス探知、證據調、呼出、吿知其他必要ナル處分󠄃ノ費用ハ國庫ニ於テ之ヲ立替フヘシ
第三十三條 本編ニ於ケル申立トハ申立、申請󠄃及ヒ申述󠄃ヲ謂フ
第二編 民事非訟󠄃事件
第一章 法人ニ關スル事件
第三十四條 民法第四十條ニ定メタル事件ハ法人ノ設立者カ死亡󠄃ノ時ニ有シタル住󠄃所󠄃地ノ區裁判󠄄所󠄃ノ管轄󠄄トス
法人ノ設立者カ日本ニ住󠄃所󠄃ヲ有セサリシトキ又󠄂ハ其住󠄃所󠄃カ知レサルトキハ其死亡󠄃ノ時ノ居所󠄃地又󠄂ハ法人設立地ノ區裁判󠄄所󠄃ノ管轄󠄄トス
第三十五條 假理事又󠄂ハ特別代理人ノ選󠄄任ハ法人ノ主󠄃タル事務所󠄃所󠄃在地ノ區裁判󠄄所󠄃ノ管轄󠄄トス
法人ノ解散及ヒ淸算ノ監督ハ其主󠄃タル事務所󠄃所󠄃在地ノ區裁判󠄄所󠄃ノ管轄󠄄トス
第三十六條 裁判󠄄所󠄃ハ特ニ選󠄄任シタル者ヲシテ法人ノ監督ニ必要ナル檢査ヲ爲サシムルコトヲ得
第二章 財產ノ管理ニ關スル事件
第三十八條 不在者ノ財產ノ管理ニ關スル事件ハ其住󠄃所󠄃地ノ區裁判󠄄所󠄃ノ管轄󠄄トス
第三十九條 裁判󠄄所󠄃ハ管理人ヲ選󠄄任シ又󠄂ハ改任スヘキ場合ニ於テハ利害󠄆關係人ノ意見ヲ聽クコトヲ得
第四十條 裁判󠄄所󠄃ハ何時ニテモ其選󠄄任シタル管理人ヲ改任スルコトヲ得此裁判󠄄ニ對シテハ不服󠄃ヲ申立ツルコトヲ得ス
管理人ハ其任務ヲ辭セントスルトキハ裁判󠄄所󠄃ニ其旨ヲ屆出ツヘシ此場合ニ於テハ裁判󠄄所󠄃ハ更󠄃ニ管理人ヲ選󠄄任スヘシ
第四十一條 裁判󠄄所󠄃ハ其選󠄄任シタル管理人ニ財產ノ狀況ヲ報吿シ且管理ノ計算ヲ爲スヘキ旨ヲ命スルコトヲ得
民法第二十七條第二項ノ場合ニ於テハ裁判󠄄所󠄃ハ不在者カ置キタル管理人ニモ前󠄃項ノ手續ヲ命スルコトヲ得
前󠄃二項ノ命令ニ對シテハ不服󠄃ヲ申立ツルコトヲ得ス
第四十四條 裁判󠄄所󠄃ハ管理人ヲシテ擔保ヲ供セシメタル後其增減、變更󠄃又󠄂ハ免除ヲ命スルコトヲ得
第四十六條 裁判󠄄所󠄃カ財產ノ封印ヲ命シタル場合ニ於テハ管轄󠄄區裁判󠄄所󠄃之ヲ爲ス
利害󠄆關係人、管理人及ヒ檢事ハ封印ノ手續ニ立會󠄃フコトヲ得
第四十七條 左ニ揭ケタル物ニハ封印ヲ爲スヘカラス
一 日用品
二 封印ヲ爲スニ適󠄃セサル物
三 第三者ノ占有ニ屬スル物但其提出ヲ拒マサルトキハ此限ニ在ラス
第四十八條 封印ニハ判󠄄事ノ職印ヲ用ユヘシ
民事訴訟󠄃法第五百三十六條ノ規定ハ封印ノ手續ニ之ヲ準用ス
第四十九條 裁判󠄄所󠄃ハ封印ヲ爲シタルトキハ財產ノ保管者ヲ選󠄄任スヘシ
第四十條、民法第六百五十八條第一項、第六百五十九條乃至第六百六十一條及ヒ第六百六十四條ノ規定ハ裁判󠄄所󠄃カ選󠄄任シタル保管者ニ之ヲ準用ス但民法第六百六十條ノ通󠄃知ハ之ヲ檢事ニ爲スコトヲ要ス
第五十條 封印ヲ爲シタルトキハ書記󠄂ハ直チニ調書ヲ作ルヘシ
調書ニハ左ノ事項ヲ記󠄂載シ判󠄄事、書記󠄂及ヒ立會󠄃人之ニ署名、捺印スヘシ
一 封印ヲ命シタル裁判󠄄ノ表示
二 封印ノ手續ヲ爲シタル場所󠄃、年月日及ヒ其事由
三 申立人ノ氏名、住󠄃所󠄃
四 封印ヲ爲シタル物件、家屋又󠄂ハ倉庫
五 封印ヲ爲ササリシ物件ノ槪略及ヒ其事由
調書ハ二通󠄃ヲ作リ其一通󠄃ハ之ヲ裁判󠄄所󠄃ニ保存シ其一通󠄃ハ之ヲ保管者ニ交付シテ受領證ヲ取置クヘシ
第五十一條 裁判󠄄所󠄃ハ利害󠄆關係人、管理人又󠄂ハ檢事ノ請󠄃求ニ因リ民法第二十五條第二項及ヒ本法第五十九條以外ノ場合ニ於テモ封印ノ除去ヲ命スルコトヲ得
第四十六條、第五十條第一項及ヒ民事訴訟󠄃法第五百三十六條ノ規定ハ封印ノ除去ニ之ヲ準用ス
保管者ハ封印ノ除去ニ立會󠄃フコトヲ得
第五十二條 裁判󠄄所󠄃ハ豫メ封印ヲ除去スヘキ期日ヲ定メ申立人、利害󠄆關係人、保管者、管理人及ヒ檢事ニ之ヲ吿知スヘシ
利害󠄆關係人、管理人及ヒ檢事ハ前󠄃項ノ期日前󠄃ニ裁判󠄄所󠄃ニ異議ヲ申立ツルコトヲ得但民法第二十五條第二項及ヒ本法第五十九條ノ場合ハ此限ニ在ラス
異議ノ裁判󠄄ニ對シテハ不服󠄃ヲ申立ツルコトヲ得ス
第五十三條 異議ノ申立アリタルトキハ其申立ノ取下又󠄂ハ却下ノ後ニ非サレハ封印ヲ除去スルコトヲ得ス
封印ヲ除去シタルトキハ直チニ書記󠄂又󠄂ハ公󠄃證人ヲシテ財產ノ目錄ヲ調製セシムヘシ但民法第二十五條第二項及ヒ本法第五十九條ノ場合ニ於テ立會󠄃人カ之ヲ調製セサルコトニ同意シタルトキハ此限ニ在ラス
第五十四條 封印ノ除去ノ調書ニハ左ノ事項ヲ記󠄂載シ判󠄄事、書記󠄂及ヒ立會󠄃人之ニ署名、捺印スヘシ
一 封印ノ除去ヲ命シタル裁判󠄄ノ表示
二 封印ノ除去ヲ爲シタル場所󠄃、年月日及ヒ其事由
三 申立人ノ氏名、住󠄃所󠄃
四 異議ノ申立ナカリシコト又󠄂ハ其申立ノ取下若クハ却下アリタルコト
五 財產ノ目錄ヲ調製セシメ又󠄂ハ之ヲ調製セシメサリシコト
六 封印ノ狀況及ヒ異狀アルトキハ其事由
調書ハ裁判󠄄所󠄃ニ之ヲ保存スヘシ
第五十五條 管理人カ調製スヘキ財產ノ目錄ニハ左ノ事項ヲ記󠄂載シ管理人及ヒ立會󠄃人之ニ署名、捺印スヘシ
一 調製ノ場所󠄃、年月日及ヒ其事由
二 申立人ノ氏名、住󠄃所󠄃
三 不動產ノ表示
四 動產ノ種類及ヒ數量
五 債權󠄂及ヒ債務ノ表示
六 帳簿󠄃、證書其他ノ書類
財產ノ目錄ハ二通󠄃ヲ調製シ其一通󠄃ハ管理人之ヲ保管シ其一通󠄃ハ之ヲ裁判󠄄所󠄃ニ提出スヘシ
第四十六條第二項ノ規定ハ財產ノ目錄ノ調製ニ之ヲ準用ス
第五十七條 利害󠄆關係人ハ財產ノ目錄ノ閱覽ヲ申請󠄃シ又󠄂ハ手數料ヲ納󠄃付シテ其謄󠄄本ノ交付ヲ申請󠄃スルコトヲ得
檢事ハ財產ノ目錄ヲ閱覽スルコトヲ得
第五十八條 裁判󠄄所󠄃ハ不在者ノ財產ヲ賣却セシムヘキ場合ニ於テハ競賣法ノ規定ニ依リテ之ヲ賣却スヘキコトヲ命スヘシ
第五十九條 本人カ自ラ其財產ヲ管理スルコトヲ得ルニ至リタルトキ又󠄂ハ其死亡󠄃カ分󠄃明ト爲リ若クハ失踪ノ宣吿アリタルトキハ裁判󠄄所󠄃ハ本人、利害󠄆關係人又󠄂ハ檢事ノ請󠄃求ニ因リ其命シタル處分󠄃ヲ取消󠄃スヘシ
第六十條 利害󠄆關係人ハ不在者ノ財產ノ管理若クハ保存ニ付キ處分󠄃ヲ命シ、其處分󠄃ヲ取消󠄃シ又󠄂ハ管理人ニ其權󠄂限ヲ超ユル行爲ヲ爲スコトヲ許可シタル裁判󠄄ニ對シテ抗吿ヲ爲スコトヲ得
不在者カ置キタル管理人ハ其改任ヲ命シタル裁判󠄄ニ對シテ卽時抗吿ヲ爲スコトヲ得抗吿ノ期間ハ管理人カ裁判󠄄ノ吿知ヲ受ケタル日ヨリ之ヲ起󠄃算ス
第六十一條 裁判󠄄所󠄃カ職權󠄂ヲ以テ裁判󠄄ヲ爲シ又󠄂ハ申請󠄃ニ相當スル裁判󠄄ヲ爲シタル場合ニ於テハ裁判󠄄前󠄃ノ手續及ヒ裁判󠄄ノ吿知ノ費用ハ不在者ノ財產ノ負擔トス裁判󠄄所󠄃ノ命シタル處分󠄃ニ付キ必要ナル費用亦同シ
第六十二條 裁判󠄄所󠄃カ抗吿人ノ申立ニ相當スル裁判󠄄ヲ爲シタル場合ニ於テハ抗吿手續ノ費用及ヒ抗吿人ノ負擔ニ歸シタル前󠄃審ノ費用ハ不在者ノ財產ノ負擔トス
第六十三條 民法第八百九十二條第二項乃至第四項ノ財產ノ管理ニ關スル事件ハ子ノ住󠄃所󠄃地ノ區裁判󠄄所󠄃ノ管轄󠄄トス
第三者カ數人ノ子ニ財產ヲ與ヘタル場合ニ於テ其住󠄃所󠄃カ異ナルトキハ年少ノ子ノ住󠄃所󠄃地ノ區裁判󠄄所󠄃ノ管轄󠄄トス
第六十四條 第三者カ被後見人ニ與ヘタル財產ノ管理ニ關スル事件ハ被後見人ノ住󠄃所󠄃地ノ區裁判󠄄所󠄃ノ管轄󠄄トス
第六十五條 民法第千二十一條第二項、第三項及ヒ第千五十二條ノ相續財產ノ管理又󠄂ハ保存ニ關スル事件ハ相續開始地ノ區裁判󠄄所󠄃ノ管轄󠄄トス
第六十六條 民法第九百七十八條ノ遺󠄃產ノ管理ニ關スル事件ハ相續人ノ廢除又󠄂ハ其取消󠄃ノ請󠄃求ニ付キ第一審ニ於テ訴ヲ受ケタル裁判󠄄所󠄃ノ管轄󠄄トス
第六十七條 民法第千四十三條ノ相續財產ノ管理ニ關スル事件ハ財產分󠄃離ノ請󠄃求ニ付キ第一審ニ於テ訴ヲ受ケタル裁判󠄄所󠄃ノ管轄󠄄トス
第六十九條 民法第千五十二條第二項ノ公󠄃吿ニハ左ノ事項ヲ記󠄂載スヘシ
一 申立人ノ氏名、住󠄃所󠄃
二 被相續人ノ氏名、身分󠄃、職業及ヒ最後ノ住󠄃所󠄃
三 被相續人ノ出生及ヒ死亡󠄃ノ場所󠄃竝ニ其年月日
四 管理人ノ氏名、住󠄃所󠄃
第七十一條 民事訴訟󠄃法第七百六十六條ニ定メタル公󠄃吿ノ方法ハ前󠄃二條ノ公󠄃吿ニ之ヲ準用ス
第三章 裁判󠄄上ノ代位ニ關スル事件
第七十二條 債權󠄂者ハ自己ノ債權󠄂ノ期限前󠄃ニ債務者ノ權󠄂利ヲ行ハサレハ其債權󠄂ヲ保全󠄃スルコト能ハス又󠄂ハ之ヲ保全󠄃スルニ困難ヲ生スル虞アルトキハ裁判󠄄上ノ代位ヲ申請󠄃スルコトヲ得
第七十三條 裁判󠄄上ノ代位ハ債務者カ普通󠄃裁判󠄄籍ヲ有スル地ノ區裁判󠄄所󠄃ノ管轄󠄄トス
第七十四條 代位ノ申請󠄃ニハ第九條ニ揭ケタル事項ノ外左ノ事項ヲ記󠄂載スヘシ
一 債務者及ヒ第三債務者ノ氏名、住󠄃所󠄃
二 申請󠄃人ノ保全󠄃セントスル債權󠄂及ヒ其行ハントスル權󠄂利ノ表示
第七十五條 裁判󠄄所󠄃ハ申請󠄃ヲ理由アリト認󠄃ムルトキハ擔保ヲ供セシメ又󠄂ハ供セシメスシテ之ヲ許可スルコトヲ得
第七十六條 申請󠄃ヲ許可シタル裁判󠄄ハ職權󠄂ヲ以テ之ヲ債務者ニ吿知スヘシ
前󠄃項ノ吿知ヲ受ケタル債務者ハ其權󠄂利ノ處分󠄃ヲ爲スコトヲ得ス
第七十七條 申請󠄃ヲ却下シタル裁判󠄄ニ對シテハ卽時抗吿ヲ爲スコトヲ得
申請󠄃ヲ許可シタル裁判󠄄ニ對シテハ債務者ハ卽時抗吿ヲ爲スコトヲ得抗吿ノ期間ハ債務者カ裁判󠄄ノ吿知ヲ受ケタル日ヨリ之ヲ起󠄃算ス
第七十八條 抗吿手續ノ費用及ヒ抗吿人ノ負擔ニ歸シタル前󠄃審ノ費用ニ付テハ申請󠄃人及ヒ抗吿人ヲ當事者ト看做シ民事訴訟󠄃法第七十二條第一項ノ規定ニ從ヒテ其負擔者ヲ定ム
第四章 保存、供託、保管及ヒ鑑定ニ關スル事件
第八十條 民法第二百六十二條第三項ノ證書保存者ノ指定ハ共有物ノ分󠄃割アリタル地ノ區裁判󠄄所󠄃ノ管轄󠄄トス
裁判󠄄所󠄃ハ裁判󠄄ヲ爲ス前󠄃共有者ヲ訊󠄂問スヘシ
裁判󠄄所󠄃カ第一項ノ指定ヲ爲シタル場合ニ於テハ其手續ノ費用ハ共有者ノ全󠄃員ノ負擔トス
第八十一條 民法第四百九十五條第二項ノ供託所󠄃ノ指定及ヒ供託物保管者ノ選󠄄任ハ債務履行地ノ區裁判󠄄所󠄃ノ管轄󠄄トス
裁判󠄄所󠄃ハ裁判󠄄ヲ爲ス前󠄃債權󠄂者及ヒ辨濟者ヲ訊󠄂問スヘシ
裁判󠄄所󠄃カ第一項ノ指定及ヒ選󠄄任ヲ爲シタル場合ニ於テハ其手續ノ費用ハ債權󠄂者ノ負擔トス
第八十五條 民法第千三十二條第二項、第千三十四條、及ヒ第千百三十二條第二項ノ鑑定人ノ選󠄄任呼出及ヒ訊󠄂問ハ相續開始地ノ區裁判󠄄所󠄃ノ管轄󠄄トス
第八十七條 民法第千三十二條第二項、第千三十四條、第千四十七條及ヒ第千五十條ノ場合ニ於ケル鑑定人ノ選󠄄任ニ關スル費用ハ相續財產ノ負擔トス
第八十八條 第十五條ノ規定ハ本章ノ手續ニハ之ヲ適󠄃用セス
第八十九條 本章ノ規定ニ依リテ指定若クハ選󠄄任ヲ爲シ又󠄂ハ許可ヲ與ヘタル裁判󠄄ニ對シテハ不服󠄃ヲ申立ツルコトヲ得ス
第五章 隱居、廢家、子ノ懲戒、家督相續人及ヒ親族會󠄃ニ關スル事件
第九十條 隱居ノ許可ハ隱居ヲ爲サントスル戶主󠄃ノ住󠄃所󠄃地ノ區裁判󠄄所󠄃ノ管轄󠄄トス
許可ノ申請󠄃ニハ法定ノ推定家督相續人ヲ表示シ又󠄂ハ家督相續人タルヘキコトヲ承認󠄃シタル者ヲ表示シ且其者ヲシテ署名、捺印セシムヘシ
隱居ノ許可ヲ與ヘタル裁判󠄄ニ對シテハ抗吿ヲ爲スコトヲ得ス
第九十三條 民法第九百七十八條ノ戶主󠄃權󠄂ノ行使󠄃ニ付キ必要ナル處分󠄃ハ第六十六條ニ定メタル裁判󠄄所󠄃ノ管轄󠄄トス
第九十四條 家督相續人ノ選󠄄定ニ關スル許可ハ相續開始地ノ區裁判󠄄所󠄃ノ管轄󠄄トス
裁判󠄄所󠄃カ申請󠄃ニ相當スル裁判󠄄ヲ爲シタル場合ニ於テハ其手續ノ費用ハ相續財產ノ負擔トス
第九十六條 無能力者ノ爲メニ設クヘキ親族會󠄃ニ關スル事件ハ其者ノ住󠄃所󠄃地ノ區裁判󠄄所󠄃ノ管轄󠄄トス
裁判󠄄所󠄃カ申請󠄃ニ相當スル裁判󠄄ヲ爲シタル場合ニ於テハ其手續ノ費用ハ無能力者ノ負擔トス
第九十七條 家督相續人ノ選󠄄定ノ爲メニ開クヘキ親族會󠄃ニ關スル事件ハ相續開始地ノ區裁判󠄄所󠄃ノ管轄󠄄トス
裁判󠄄所󠄃カ申請󠄃ニ相當スル裁判󠄄ヲ爲シタル場合ニ於テハ其手續ノ費用ハ相續財產ノ負擔トス
第九十八條 前󠄃二條ニ揭ケサル事件ノ爲メニ開クヘキ親族會󠄃ニ關シテハ事件ノ本人ノ住󠄃所󠄃地ノ區裁判󠄄所󠄃ヲ以テ管轄󠄄裁判󠄄所󠄃トス
裁判󠄄所󠄃カ申請󠄃ニ相當スル裁判󠄄ヲ爲シタル場合ニ於テハ其手續ノ費用ハ事件ノ本人ノ負擔トス
第九十九條 裁判󠄄所󠄃ハ親族會󠄃員又󠄂ハ其補缺員ノ選󠄄定ニ付キ申請󠄃人又󠄂ハ民法第九百四十四條ニ揭ケタル者ヲシテ會󠄃員タルニ適󠄃當ナル者ヲ指名セシムルコトヲ得
第百條 親族會󠄃員タルコトヲ辭セントスル者ハ裁判󠄄所󠄃ニ其申請󠄃ヲ爲スヘシ」
前󠄃項ノ申請󠄃ニ相當スル裁判󠄄ニ對シテハ不服󠄃ヲ申立ツルコトヲ得ス
第百二條 親族會󠄃員其他民法第九百四十四條ニ揭ケタル者ハ親族會󠄃ノ決議ニ代ハルヘキ裁判󠄄ニ對シテ抗吿ヲ爲スコトヲ得
前󠄃項ノ裁判󠄄ノ申請󠄃ヲ却下シタル裁判󠄄ニ對シテハ卽時抗吿ヲ爲スコトヲ得
第六章 相續ノ承認󠄃及ヒ抛棄ニ關スル事件
第百三條 民法第千十七條第一項但書ニ定メタル期間ノ伸長ハ相續開始地ノ區裁判󠄄所󠄃ノ管轄󠄄トス
第百四條 相續ノ限定承認󠄃又󠄂ハ抛棄ノ申述󠄃ハ相續開始地ノ區裁判󠄄所󠄃ノ管轄󠄄トス
第百六條 期間ノ伸長ノ申請󠄃又󠄂ハ相續ノ限定承認󠄃若クハ抛棄ノ申述󠄃ヲ却下シタル裁判󠄄ニ對シテハ卽時抗吿ヲ爲スコトヲ得
第七章 遺󠄃言ノ確認󠄃及ヒ執行
第百七條 遺󠄃言執行者ノ選󠄄任及ヒ解任ハ相續開始地ノ區裁判󠄄所󠄃ノ管轄󠄄トス
裁判󠄄所󠄃ニ於テ選󠄄任シタル遺󠄃言執行者カ其任務ヲ辭セントスルトキ又󠄂ハ其就職ヲ拒マントスルトキハ相續開始地ノ區裁判󠄄所󠄃ニ其申立ヲ爲スヘシ
裁判󠄄所󠄃カ前󠄃二項ニ揭ケタル事件ニ付キ申立ニ相當スル裁判󠄄ヲ爲シタル場合ニ於テハ其手續ノ費用ハ相續財產ノ負擔トス
第百十一條 遺󠄃言書ノ檢認󠄃ハ相續開始地ノ區裁判󠄄所󠄃ノ管轄󠄄トス
第百十二條 遺󠄃言書ノ檢認󠄃ハ公󠄃證人カ記󠄂載シタルモノヲ除ク外遺󠄃言ノ方式ニ關スル總テノ事實ヲ調査シテ之ヲ爲ス
第百十三條 封印アル遺󠄃言書ノ開封ニ付テハ豫メ其期日ヲ定メテ相續人ヲ呼出スヘシ
第百十四條 遺󠄃言書ノ提出、開封及ヒ檢認󠄃ニ付テハ調書ヲ作ルヘシ
調書ニハ左ノ事項ヲ記󠄂載シ判󠄄事、書記󠄂及ヒ立會󠄃人之ニ署名、捺印スヘシ
一 提出者ノ氏名、住󠄃所󠄃
二 提出、開封及ヒ檢認󠄃ノ年月日
三 立會󠄃人ノ氏名、住󠄃所󠄃
四 訊󠄂問シタル證人、鑑定人、相續人其他ノ利害󠄆關係人ノ氏名、住󠄃所󠄃及ヒ其陳述󠄃
五 事實調査ノ結果
第百十六條 遺󠄃言書ノ提出、開封竝ニ檢認󠄃及ヒ其吿知ノ費用ハ相續財產ノ負擔トス
第八章 法人及ヒ夫婦󠄃財產契󠄄約ノ登記󠄂
第百十七條 法人ノ登記󠄂ニ付テハ法人ノ事務所󠄃所󠄃在地ノ區裁判󠄄所󠄃又󠄂ハ其出張所󠄃ヲ以テ管轄󠄄登記󠄂所󠄃トス
第百十八條 夫婦󠄃財產契󠄄約ノ登記󠄂ニ付テハ夫ト爲ルヘキ者ノ住󠄃所󠄃地ノ區裁判󠄄所󠄃又󠄂ハ其出張所󠄃ヲ以テ管轄󠄄登記󠄂所󠄃トス
夫ト爲ルヘキ者カ入夫又󠄂ハ壻養子ナルトキハ妻ト爲ルヘキ者ノ住󠄃所󠄃地ノ區裁判󠄄所󠄃又󠄂ハ其出張所󠄃ヲ以テ管轄󠄄登記󠄂所󠄃トス
第百十九條 各登記󠄂所󠄃ニ法人登記󠄂簿󠄃及ヒ夫婦󠄃財產契󠄄約登記󠄂簿󠄃ヲ備フ
第百二十條 法人設立ノ登記󠄂ハ理事ノ全󠄃員ノ申請󠄃ニ因リテ之ヲ爲ス
申請󠄃書ニハ定款、理事ノ資󠄄格ヲ證スル書面及ヒ主󠄃務官廳ノ許可書又󠄂ハ其認󠄃證アル謄󠄄本ヲ添󠄃附スルコトヲ要ス
第百二十一條 事務所󠄃ノ新設又󠄂ハ事務所󠄃ノ移轉其他登記󠄂事項ノ變更󠄃ノ登記󠄂ハ理事、理事ノ缺ケタル場合ニ於テハ假理事ノ申請󠄃ニ因リテ之ヲ爲ス
申請󠄃書ニハ理事又󠄂ハ假理事ノ資󠄄格ヲ證スル書面及ヒ事務所󠄃ノ新設又󠄂ハ登記󠄂事項ノ變更󠄃ヲ證スル書面ヲ添󠄃附シ且主務官廳ノ許可ヲ要スルモノニ付テハ其許可書又󠄂ハ其認󠄃證アル謄󠄄本ヲ添󠄃附スルコトヲ要ス
前󠄃ニ登記󠄂ノ申請󠄃ヲ爲シタル理事又󠄂ハ假理事カ同一登記󠄂所󠄃ニ第一項ノ申請󠄃ヲ爲ス場合ニ於テハ其資󠄄格ヲ證スル書面ヲ添󠄃附スルコトヲ要セス
第百二十二條 法人ノ解散ノ登記󠄂ハ淸算人ノ申請󠄃ニ因リテ之ヲ爲ス
申請󠄃書ニハ解散ノ事由ヲ證スル書面及ヒ理事カ淸算人タラサル場合ニ於テハ淸算人ノ資󠄄格ヲ證スル書面ヲ添󠄃附スルコトヲ要ス
第百二十三條 夫婦󠄃財產契󠄄約ニ關スル登記󠄂ハ契󠄄約者雙方ノ申請󠄃ニ因リテ之ヲ爲ス
申請󠄃書ニハ夫婦󠄃財產契󠄄約書又󠄂ハ管理者ノ變更󠄃若クハ共有財產ノ分󠄃割ヲ許可シタル判󠄄決ノ謄󠄄本又󠄂ハ之ニ關スル契󠄄約書ヲ添󠄃附スルコトヲ要ス
第三編 商事非訟󠄃事件
第一章 會󠄃社及ヒ競賣ニ關スル事件
第百二十七條 檢査役ノ選󠄄任ノ申請󠄃ハ書面ヲ以テ之ヲ爲スコトヲ要ス
申請󠄃書ニハ左ノ事項ヲ記󠄂載シ取締役又󠄂ハ株主󠄃之ニ署名、捺印スヘシ
一 申請󠄃ノ事由
二 檢査ノ目的
三 年月日
四 裁判󠄄所󠄃ノ表示
第百二十八條 檢査役ノ報吿ハ書面ヲ以テ之ヲ爲スコトヲ要ス
裁判󠄄所󠄃ハ檢査ニ付キ說明ヲ必要トスルトキハ檢査役ヲ審訊󠄂スルコトヲ得
第百二十九條 商法第百二十四條第二項ノ規定ニ依ル裁判󠄄ハ理由ヲ附シタル決定ヲ以テ之ヲ爲スヘシ
裁判󠄄所󠄃ハ裁判󠄄ヲ爲ス前󠄃發起󠄃人及ヒ取締役ノ陳述󠄃ヲ聽クヘシ
發起󠄃人及ヒ取締役ハ第一項ノ裁判󠄄ニ對シテ卽時抗吿ヲ爲スコトヲ得
第百三十條 商法第百九十八條ノ檢査ニ付キ株主󠄃總會󠄃ノ招集ヲ必要ト認󠄃ムルトキハ裁判󠄄所󠄃ハ一定ノ期間內ニ其招集ヲ爲スヘキコトヲ命スヘシ
第百三十一條 商法第百十一條第二項ノ規定ニ依リ檢査ノ許可ヲ申請󠄃スル場合ニ於テハ檢査ヲ要スル事由、同法第百六十條第二項ノ規定ニ依リ總會󠄃招集ノ許可ヲ申請󠄃スル場合ニ於テハ取締役カ其招集ヲ怠リシ事實ヲ疏明スルコトヲ要ス
前󠄃項ノ申請󠄃ハ書面ヲ以テ之ヲ爲スコトヲ要ス
第百三十二條 前󠄃條ノ規定ニ依ル申請󠄃ニ付テハ裁判󠄄所󠄃ハ理由ヲ附シタル決定ヲ以テ裁判󠄄ヲ爲スヘシ
申請󠄃ヲ認󠄃許スル裁判󠄄ニ對シテハ不服󠄃ヲ申立ツルコトヲ得ス
第百三十三條 商法第百九十六條第二項ノ規定ニ依ル定款ノ認󠄃可ノ申請󠄃ハ開業前󠄃ニ利息ノ配󠄃當ヲ爲スコトヲ要スル事由ヲ疏明シ總發起󠄃人又󠄂ハ總取締役之ヲ爲スヘシ
第百三十四條 商法第四十七條、第四十八條及ヒ商法施行法第百二條第二項ノ場合ニ於ケル會󠄃社ノ解散ノ命令ハ理由ヲ附シタル決定ヲ以テ之ヲ爲スヘシ
裁判󠄄所󠄃ハ裁判󠄄ヲ爲ス前󠄃利害關係人ノ陳述󠄃ヲ聽キ檢事ノ意見ヲ求ムヘシ
前󠄃二項ノ規定ハ會󠄃社ノ申請󠄃ニ因リ開業期間ノ伸長ニ付キ裁判󠄄ヲ爲ス場合、商法施行法ノ規定ニ依リ會󠄃社ノ營業ノ禁止ヲ命スル場合及ヒ日本ニ設立シタル外國會󠄃社ノ支󠄂店ノ閉鎖󠄃ヲ命スル場合ニ之ヲ準用ス
第百三十五條 會󠄃社及ヒ檢事ハ前󠄃條ノ決定ニ對シテ卽時抗吿ヲ爲スコトヲ得
抗吿ハ執行停止ノ效力ヲ有ス
抗吿裁判󠄄所󠄃カ會󠄃社ノ申立ニ相當スル裁判󠄄ヲ爲シタル場合ニ於テハ抗吿手續ノ費用及ヒ抗吿人ノ負擔ニ歸シタル前󠄃審ノ費用ハ國庫ノ負擔トス
第百三十五條ノ二 會󠄃社ノ解散若クハ營業ノ禁止又󠄂ハ外國會󠄃社ノ支󠄂店ノ閉鎖󠄃ヲ命スル裁判󠄄カ確定シタルトキハ裁判󠄄所󠄃ハ解散シタル會󠄃社、營業ヲ禁止セラレタル會󠄃社ノ本店及ヒ支󠄂店又󠄂ハ閉鎖󠄃シタル外國會󠄃社ノ支󠄂店所󠄃在地ノ商業登記󠄂所󠄃ニ其登記󠄂ノ囑託ヲ爲スヘシ抗吿裁判󠄄所󠄃カ栽判󠄄ヲ爲シタルトキ亦同シ
登記󠄂所󠄃カ前󠄃項ノ囑託ヲ受ケタルトキハ外國會󠄃社ニ付テハ其支󠄂店ノ登記󠄂ヲ抹消󠄃シ營業ヲ禁止セラレタル會󠄃社ニ付テハ其本店及ヒ支󠄂店ノ登記󠄂ニ其旨ヲ記󠄂載スヘシ
第二章 會󠄃社ノ淸算人ノ選󠄄任及ヒ解任
第百三十六條 淸算人ノ選󠄄任又󠄂ハ解任ニ關スル事件ハ會󠄃社ノ本店所󠄃在地ノ區裁判󠄄所󠄃ノ管轄󠄄トス
第百三十七條 淸算人ノ選󠄄在又󠄂ハ解任ノ裁判󠄄ニ對シテハ不服󠄃ヲ申立ツルコトヲ得ス
第百三十八條 左ニ揭ケタル者ハ淸算人トシテ之ヲ選󠄄任スルコトヲ得ス
一 未成年者
二 禁治產者及ヒ準禁治產者
三 剝奪公󠄃權󠄂者及ヒ停止公󠄃權󠄂者
四 裁判󠄄所󠄃ニ於テ解任セラレタル淸算人
五 破產者
第三章 商業登記󠄂
第一節 通󠄃則
第百三十九條 商法ノ規定ニ依リテ登記󠄂ノ申請󠄃ヲ爲ス者ノ營業所󠄃所󠄃在地ノ區裁判󠄄所󠄃又󠄂ハ其出張所󠄃ヲ以テ管轄󠄄登記󠄂所󠄃トス
第百四十條 各登記󠄂所󠄃ニ左ノ商業登記󠄂簿󠄃ヲ備フ
一 商請󠄃登記󠄂簿󠄃
二 未成年者登記󠄂簿󠄃
三 妻登記󠄂簿󠄃
四 後見人登記󠄂簿󠄃
五 支󠄂配󠄃人登記󠄂簿󠄃
六 合名會󠄃社登記󠄂簿󠄃
七 合資󠄄會󠄃社登記󠄂簿󠄃
八 株式會󠄃社登記󠄂簿󠄃
九 株式合資󠄄會󠄃社登記󠄂簿󠄃
十 外國會󠄃社登記󠄂簿󠄃
第百四十一條 各登記󠄂所󠄃ニ各商業登記󠄂簿󠄃ノ見出帳ヲ備フ
第百四十二條 登記󠄂所󠄃ハ何人ニモ登記󠄂簿󠄃ノ閱覽ヲ許シ又󠄂ハ手數料ヲ納󠄃付スルトキハ之ニ其謄󠄄本若クハ抄本ヲ交付スヘシ
登記󠄂所󠄃ハ登記󠄂上利害󠄆ノ關係ヲ疏明シテ申請󠄃ヲ爲シタル者ニハ其關係アル部分󠄃ニ限リ登記󠄂簿󠄃ノ附屬書類ノ閱覽ヲ許スヘシ
郵送󠄃料ヲ納󠄃付シテ登記󠄂簿󠄃ノ謄󠄄本又󠄂ハ抄本ヲ請󠄃フトキハ登記󠄂所󠄃ハ之ヲ送󠄃付スヘシ
第百四十三條 登記󠄂所󠄃ハ申請󠄃ニ因リ登記󠄂事項ニ變更󠄃ナキコト又󠄂ハ或事項ノ登記󠄂ナキコトノ證明ヲ爲スヘシ
第百四十四條 登記󠄂シタル事項ノ公󠄃吿ハ官報及ヒ新聞紙上ニ少クモ一囘之ヲ爲スコトヲ要ス
公󠄃吿ハ之ヲ揭載シタル最終ノ官報及ヒ新聞紙發行ノ日ノ翌󠄃日之ヲ爲シタルモノト看做ス
第百四十五條 區裁判󠄄所󠄃ハ每年十二月ニ翌󠄃年登記󠄂事項ノ公󠄃吿ヲ揭載セシムヘキ新聞紙ヲ選󠄄定シ官報及ヒ新聞紙ヲ以テ之ヲ公󠄃吿スヘシ
公󠄃吿ヲ揭載セシムヘキ新聞紙カ休刊又󠄂ハ廢刊ヲ爲ストキハ更󠄃ニ他ノ新聞紙ヲ選󠄄定シ前󠄃項ト同一ノ方法ヲ以テ之ヲ公󠄃吿スヘシ
第百四十六條 區裁判󠄄所󠄃ハ其管轄󠄄內ニ公󠄃吿ヲ爲サシムルニ適󠄃當ナル新聞紙ナシト認󠄃ムルトキハ新聞紙上ノ公󠄃吿ニ代ヘ登記󠄂所󠄃及ヒ其管轄󠄄內ノ市町村役場ノ揭示場ニ公󠄃吿ヲ爲スコトヲ得
第百四十七條 登記󠄂スヘキ事項ノ登記󠄂、其變更󠄃又󠄂ハ消󠄃滅ノ登記󠄂ハ本法ニ別段ノ定アル場合ヲ除ク外當事者ノ申請󠄃アルニ非サレハ之ヲ爲スコトヲ得ス
第百四十八條 當事者ハ登記󠄂ヲ受ケタル後其登記󠄂ニ錯誤󠄄又󠄂ハ遺󠄃漏アルコトヲ發見シタルトキハ管轄󠄄登記󠄂所󠄃ニ其更󠄃正ヲ申請󠄃スルコトヲ得
第百四十九條 登記󠄂ノ申請󠄃ハ書面ヲ以テ之ヲ爲スコトヲ要ス
申請󠄃書ニハ左ノ事項ヲ記󠄂載シ申請󠄃人又󠄂ハ其代理人之ニ署名、捺印スヘシ
一 申請󠄃人ノ氏名、住󠄃所󠄃、會󠄃社カ申請󠄃人ナルトキハ其商號及ヒ本店又󠄂ハ支󠄂店
二 代理人ニ依リテ申請󠄃ヲ爲ストキハ其氏名、住󠄃所󠄃
三 登記󠄂ノ目的及ヒ事由
四 年月日
五 登記󠄂所󠄃ノ表示
第百五十條 本章ノ規定ニ依リ連󠄃署ヲ以テ申請󠄃ヲ爲スヘキ場合ニ於テ正當ノ事由ニ因リ連󠄃署スルコト能ハサル者アルトキハ其他ノ者ノミニテ申請󠄃ヲ爲スコトヲ得
連󠄃署ヲ爲スコト能ハサル事由ハ之ヲ證明スルコトヲ要ス
第百五十一條 登記󠄂所󠄃ハ登記󠄂ノ申請󠄃カ商法又󠄂ハ本章ノ規定ニ適󠄃セサルトキハ理由ヲ附シタル決定ヲ以テ之ヲ却下スヘシ此決定ニ對シテハ卽時抗吿ヲ爲スコトヲ得
前󠄃項ノ決定ハ民事訴訟󠄃法ノ規定ニ從ヒテ之ヲ申請󠄃人ニ送󠄃達󠄃スルコトヲ要ス
第百五十二條 破產裁判󠄄所󠄃カ商業登記󠄂ヲ爲シタル者ニ對シ破產ヲ宣吿シタルトキハ其營業所󠄃所󠄃在地ノ登記󠄂所󠄃ニ其旨ヲ通󠄃知スルコトヲ要ス破產手續ノ停止、破產宣吿ノ取消󠄃、破產手續ノ終結又󠄂ハ確定シタル協諧契󠄄約ノ認󠄃可アリタルトキ亦同シ
支󠄂拂猶豫カ無敗ト爲リタル場合ニ於テハ之ヲ認󠄃可シタル裁判󠄄所󠄃、協諧契󠄄約ノ認󠄃可ヲ受ケタル破產者カ有罪破產ノ宣吿ヲ受ケ又󠄂ハ其協諧契󠄄約カ取消󠄃サレタル場合ニ於テハ受訴裁判󠄄所󠄃ハ前󠄃項ノ登記󠄂所󠄃ニ其旨ヲ通󠄃知スルコトヲ要ス
第百五十三條 登記󠄂所󠄃カ前󠄃條ノ通󠄃知ヲ受ケタルトキハ職權󠄂ヲ以テ破產者ノ商業登記󠄂ニ其通󠄃知ヲ受ケタル事項ヲ記󠄂載スルコトヲ要ス但其公󠄃吿ヲ爲スコトヲ要セス
第百五十四條 商業登記󠄂簿󠄃ノ全󠄃部又󠄂ハ一部カ滅失シタル場合ニ於テハ司法大臣ハ一定ノ期間ヲ定メテ登記󠄂ノ囘復ニ必要ナル處分󠄃ヲ命スルコトヲ得
第百五十五條 司法大臣ハ數個ノ登記󠄂所󠄃ノ管轄󠄄ニ屬スヘキ商業登記󠄂ノ事務ヲ其一登記󠄂所󠄃ニ委任スルコトヲ得
第百五十六條 登記󠄂簿󠄃ノ調製其他登記󠄂ニ關スル施行細則ハ司法大臣之ヲ定ム
第二節 商號ノ登記󠄂
第百五十八條 商號ノ登記󠄂ハ同市町村內ニ於テハ同一ノ營業ノ爲メ使󠄃人カ登記󠄂シタルモノト判󠄄然區別シ得ルトキニ非サレハ之ヲ爲スコトヲ得ス
第百五十九條 商法施行法第十三條第一項ノ規定ニ依リ他人カ登記󠄂シタル商號ト同一ノ商號ノ登記󠄂ヲ申請󠄃スル者ハ舊商法施行前󠄃ヨリ之ヲ使用スルコトヲ證明スルコトヲ要ス
第百六十條 商號ノ登記󠄂ノ申請󠄃書ニハ第百四十九條第二項ニ揭ケタル事項ノ外營業ノ種類ヲ記󠄂載スヘシ商號ノ變更󠄃ノ登記󠄂ヲ申請󠄃スルトキ亦同シ
第百六十一條 商號ノ登記󠄂ヲ爲シタル者ノ承繼人カ商號ヲ續用セントスルトキハ其資󠄄格ヲ證スル書面又󠄂ハ讓受證書ヲ添󠄃ヘ其登記󠄂ノ申請󠄃ヲ爲スコトヲ要ス
商號ノ登記󠄂ヲ爲シタル者カ氏、名又󠄂ハ住󠄃所󠄃ヲ變更󠄃シタルトキハ遲滯ナク其登記󠄂ヲ申請󠄃スヘシ
第百六十三條 商法第二十四條第一項ノ規定ニ依リテ商號登記󠄂ノ抹消󠄃ヲ申請󠄃スル者ハ其登記󠄂上利害󠄆ノ關係ヲ有スルコトヲ疏明スルコトヲ要ス
第三節 未成年者、妻及ヒ後見人ノ登記󠄂
第百六十六條 未成年者カ商業ヲ營ム場合ニ於テ其登記󠄂ヲ申請󠄃スルニ申請󠄃會󠄃ニ營業ノ種類ヲ記󠄂載シ法定代理人ノ同意ヲ得タルコトヲ證スル書面ヲ添󠄃附スルコトヲ要ス但法定代理人カ之ニ連󠄃署スルトキハ此限ニ在ラス
親權󠄂ヲ行フ母又󠄂ハ後見人カ同意ヲ爲シタル場合ニ於テハ親族會󠄃ノ同意ヲ得タルコトヲ證スル書面ヲ併セテ添󠄃附スルコトヲ要ス繼父、繼母又󠄂ハ嫡母カ同意ヲ爲シタルトキ亦同シ
第百六十七條 妻カ商業ヲ營ム場合ニ於テ登記󠄂ヲ申請󠄃スルニハ申請󠄃書ニ營業ノ種類ヲ記󠄂載シ夫ノ許可ヲ得タルコトヲ證スル書面ヲ添󠄃附スルコトヲ要ス但夫カ之ニ連󠄃署スルトキハ此限ニ在ラス
夫カ未成年者ナルトキハ前󠄃項ノ許可ヲ爲スニ付キ必要ナル同意ヲ得タルコトヲ證スル書面ヲ併セテ添󠄃附スルコトヲ要ス
妻カ夫ノ許可ヲ得ルコトヲ要セサル場合ニ於テ營業ノ登記󠄂ヲ申請󠄃スルニハ申請󠄃書ニ其事由ヲ證スル書面ヲ添󠄃附スルコトヲ要ス
第百六十九條 前󠄃條ノ規定ニ從ヒテ制限ノ登記󠄂ノ申請󠄃アリタルトキハ登記󠄂所󠄃ハ原登記󠄂ニ其旨ヲ記󠄂載スヘシ
第百七十條 法定財產制ニ異リタル契󠄄約ノ登記󠄂ヲ爲シタル妻カ商業ノ登記󠄂ヲ申請󠄃スルトキ又󠄂ハ其商業ノ登記󠄂ヲ爲シタル後管理者ノ變更󠄃若クハ共有財產ノ分󠄃割ノ登記󠄂ヲ爲シタルトキハ書面ヲ以テ登記󠄂所󠄃ニ其屆出ヲ爲スコトヲ要ス
前󠄃項ノ屆出アリタルトキハ登記󠄂所󠄃ハ當事者ノ商業登記󠄂ニ之ヲ記󠄂載スヘシ
第百七十一條 後見人カ被後見人ノ爲メ商業ヲ營ム場合ニ於テ登記󠄂ヲ申請󠄃スルニハ申請󠄃書ニ親族會󠄃ノ同意ヲ得タルコトヲ證スル書面ヲ添󠄃附スルコトヲ要ス
第四節 支󠄂配󠄃人及ヒ會󠄃社ノ淸算人ノ登記󠄂
第百七十二條 支󠄂配󠄃人ノ選󠄄任ノ登記󠄂ハ主󠄃人ノ申請󠄃ニ因リテ之ヲ爲ス
會󠄃社カ申請󠄃人ナルトキハ左ニ揭ケタル者ノ申請󠄃ニ因リテ前󠄃項ノ登記󠄂ヲ爲スヘシ
一 合名會󠄃社ニ於テハ會󠄃社ヲ代表スヘキ社員
二 株式會󠄃社ニ於テハ取締役
三 合資󠄄會󠄃社若クハ株式合資󠄄會󠄃社ニ於テハ會󠄃社ヲ代表スヘキ無限責任社員
第百七十三條 支󠄂配󠄃人ノ選󠄄任ノ登記󠄂ノ申請󠄃書ニハ第百四十九條第二項ニ揭ケタル事項ノ外左ノ事項ヲ記󠄂載スルコトヲ要ス
一 支󠄂配󠄃人ノ氏名、住󠄃所󠄃
二 申請󠄃人カ數個ノ商號ヲ以テ數種ノ商業ヲ營ムトキハ支󠄂配󠄃人カ代理スヘキ商業及ヒ其用ユヘキ商號
三 支󠄂配󠄃人ヲ置キタル場所󠄃
會󠄃社カ申請󠄃人ナル場合ニ於テハ申請󠄃書ニ其設立ノ登記󠄂ノ年月日ヲ記󠄂載シ且之ニ支󠄂配󠄃人ノ選󠄄任ヲ證スル書面ヲ添󠄃附スルコトヲ要ス
第百七十四條 第百七十二條ノ規定ハ支󠄂配󠄃人ノ代理權󠄂ノ消󠄃滅又󠄂ハ解任ノ登記󠄂ヲ申請󠄃スル場合ニ之ヲ準用ス
會󠄃社カ支󠄂配󠄃人ノ解任ノ登記󠄂ヲ申請󠄃スル場合ニ於テハ申請󠄃書ニ其解任ヲ證スル書面ヲ添󠄃附スルコトヲ要ス
第百七十五條 淸算人ニ關スル登記󠄂ハ淸算ヲ爲スヘキ會󠄃社ノ登記󠄂所󠄃ノ管轄󠄄トス
前󠄃項ノ登記󠄂ハ會󠄃社ノ登記󠄂ニ記󠄂載シテ之ヲ爲ス
第百七十六條 淸算人ノ選󠄄任ノ登記󠄂ノ申請󠄃書ニハ其選󠄄任ヲ證スル書面ヲ添󠄃附スルコトヲ要ス
第百七十七條 淸算人ノ解任又󠄂ハ變更󠄃ノ登記󠄂ハ現任淸算人ノ申請󠄃ニ因リテ之ヲ爲ス
申請󠄃書ニハ淸算人ノ解任又󠄂ハ變更󠄃ヲ證スル書面ヲ添󠄃附スルコトヲ要ス
第百七十八條 淸算ノ結了ノ登記󠄂ヲ申請󠄃スルニハ申請󠄃書ニ淸算人カ其計算ノ承認󠄃ヲ得タルコトヲ證スル書面ヲ添󠄃附スルコトヲ要ス
第五節 合名會󠄃社及ヒ合資󠄄會󠄃社ノ登記󠄂
第百七十九條 合名會󠄃社ノ設立ノ登記󠄂ハ總社員ノ申請󠄃ニ因リテ之ヲ爲ス申請󠄃書ニハ定款ヲ添󠄃附シ且社員中ニ未成年者又󠄂ハ妻アルトキハ其社員タルコトニ同意ヲ爲スヘキ者ノ同意ヲ證スル書面ヲ添󠄃附スルコトヲ要ス
第百八十一條 合名會󠄃社ノ解散ノ登記󠄂ハ總社員又󠄂ハ其相續人ノ申請󠄃ニ因リテ之ヲ爲ス
申請󠄃書ニハ解散ノ事由ヲ記󠄂載シ且相續人カ申請󠄃ヲ爲ストキハ其資󠄄格ヲ證スル書面ヲ添󠄃附スルコトヲ要ス
會󠄃社カ裁判󠄄所󠄃ノ命令ニ因リテ解散シタル場合ニ於テハ登記󠄂所󠄃ハ裁判󠄄所󠄃ノ囑託ニ因リテ其登記󠄂ヲ爲スヘシ
第百八十二條 合名會󠄃社ノ合併ニ因ル解散ノ登記󠄂ハ解散スヘキ會󠄃社ノ總社員ノ申請󠄃ニ因リテ之ヲ爲ス
申請󠄃書ニハ商法第七十八條第二項ニ依ル公󠄃吿及ヒ催吿ヲ爲シタルコト、若シ異議ヲ述󠄃ヘタル債權󠄂者アルトキハ之ニ對シ辨濟ヲ爲シ又󠄂ハ擔保ヲ供シタルコトヲ證スル書面ヲ添󠄃附スルコトヲ要ス
第百八十三條 第百七十九條第一項ノ規定ハ合名會󠄃社ノ合併ニ因ル變更󠄃又󠄂ハ設立ノ登記󠄂ノ申請󠄃ヲ爲ス場合ニ之ヲ準用ス
第百八十五條 合名會󠄃社ニ於テ總社員ノ申請󠄃ニ因リテ爲スヘキ登記󠄂ハ合資󠄄會󠄃社ニ於テハ其無限責任社員ノ全󠄃員ノ申請󠄃ニ因リテ之ヲ爲ス
無限責任社員ノ金員カ退󠄃社シタル場合ニ於ケル解散ノ登記󠄂ハ無限責任社員又󠄂ハ其相續人ノ申請󠄃ニ因リテ之ヲ爲スヘシ
第六節 株式會󠄃社ノ登記󠄂
第百八十七條 株式會󠄃社ノ設立ノ登記󠄂ハ總取締役及ヒ總監査役ノ申請󠄃ニ因リテ之ヲ爲ス
申請󠄃書ニハ左ノ書類ヲ添󠄃附スルコトヲ要ス
一 定款
二 株主名簿󠄃
三 發起󠄃人カ株式ノ總數ヲ引受ケタル場合ニ於テハ各發起󠄃人ノ引受ケタル株式ノ員數ヲ記󠄂載シタル書面、株主ヲ募集シタル場合ニ於テハ各株主ノ株式申込󠄃證
四 取締役及ヒ監査役又󠄂ハ檢査役カ商法第百二十四條ノ規定ニ從ヒテ爲シタル調査報吿書及ヒ其附屬書類
五 檢査役ノ報吿ニ關スル裁判󠄄アリタルトキハ其謄󠄄本
六 發起󠄃人カ取締役及ヒ監査役ヲ選󠄄任シタルトキハ之ニ關スル書類
七 開業前󠄃ニ利息ノ配󠄃當ヲ爲スヘキ定款ノ定アルトキハ之ヲ認󠄃可シタル裁判󠄄ノ謄󠄄本
八 會󠄃社ノ事業ノ目的カ官廳ノ免許ヲ受クヘキモノナルトキハ其免許書又󠄂ハ其認󠄃證アル謄󠄄本
九 創立總會󠄃ノ決議錄
第百八十八條 支󠄂店ノ設立、本店又󠄂ハ支󠄂店ノ移轉其他變更󠄃ノ登記󠄂ハ總取締役ノ申請󠄃ニ回リテ之ヲ爲ス
申請󠄃書ニハ登記󠄂事項ニ付キ裁判󠄄所󠄃ノ認󠄃可ヲ要スル場合ニ於テハ其裁判󠄄ノ謄󠄄本、株主總會󠄃ノ決議ヲ要スル場合ニ於テハ其決議錄ヲ添󠄃附スルコトヲ要ス」
取締役又󠄂ハ監査役ノ氏、名又󠄂ハ住󠄃所󠄃ノ變更󠄃ノ登記󠄂ハ取締役ノ申請󠄃ニ因リテ之ヲ爲スヘシ
第百八十九條 會󠄃社ノ資󠄄本增加ノ登記󠄂ノ申請󠄃書ニハ左ノ書類ヲ添󠄃附スルコトヲ要ス
一 株金全󠄃額ノ拂込󠄃アリタルコトヲ證スル書面
二 新株主󠄃ノ株式申込󠄃證及ヒ新株主󠄃名簿󠄃
三 商法第二百十四條ノ規定ニ從ヒテ監査役又󠄂ハ檢査役カ爲シタル調査報吿書及ヒ其附屬書類
四 資󠄄本ノ增加ニ關スル株主󠄃總會󠄃ノ決議錄
第百九十條 會󠄃社ノ資󠄄本減少ノ登記󠄂ノ申請󠄃書ニハ之ニ關スル株主󠄃總會󠄃ノ決議錄ヲ添󠄃附スルコトヲ要ス
第百八十二條第二項ノ規定ハ資󠄄本減少ノ登記󠄂ノ申請󠄃ヲ爲ス場合ニ之ヲ準用ス
第百九十一條 社債ノ登記󠄂ノ申請󠄃書ニハ左ノ書類ヲ添󠄃附スルコトヲ要ス
一 最終ノ貸借對照表
二 社債ノ募集ノ公󠄃吿ヲ爲シタルコトヲ證スル書面
三 各社債ニ付キ全󠄃額ノ拂込󠄃アリタルコトヲ證スル書面
四 社債原簿󠄃
五 社債ノ募集ニ關スル株主󠄃總會󠄃ノ決議錄
第百九十二條 會󠄃社カ社債ノ全󠄃部又󠄂ハー部ヲ償還󠄃シタルトキハ取締役ハ遲滯ナク其登記󠄂ヲ爲スヘシ
前󠄃項ノ登記󠄂ノ申請󠄃書ニハ償還󠄃シタル金額ヲ證スル書面ヲ添󠄃附スルコトヲ要ス
第百九十三條 會󠄃社ノ解散ノ登記󠄂ノ申請󠄃書ニ解散ノ事由ヲ記󠄂載シ且會󠄃社カ株主󠄃總會󠄃ノ決議又󠄂ハ合併ニ因リテ解散シタルトキハ株主󠄃總會󠄃ノ決議錄ヲ添󠄃附スルコトヲ要ス
第百八十二條第二項ノ規定ハ株式會󠄃社カ合併ニ因ル解散ノ登記󠄂ノ申請󠄃ヲ爲ス場合ニ之ヲ準用ス
會󠄃社カ裁判󠄄所󠄃ノ命令ニ因リ解散シタルトキハ登記󠄂所󠄃ハ裁判󠄄所󠄃ノ囑託ニ因リテ其登記󠄂ヲ爲スヘシ
第百九十四條 保險會󠄃社カ合併ニ因ル設立若クハ變更󠄃又󠄂ハ解散ノ登記󠄂ヲ申請󠄃スルニハ申請󠄃書ニ主󠄃務官廳ノ認󠄃許書又󠄂ハ其認󠄃證アル謄󠄄本ヲ添󠄃附スルコトヲ要ス會󠄃社カ株主󠄃總會󠄃ノ決議ニ因リ解散ヲ爲シタル場合ニ於テ其登記󠄂ヲ申請󠄃スルトキ亦同シ
第百九十四條ノ三 舊商法ノ規定ニ依リ資󠄄本ヲ增加シタル場合ニ於テ會󠄃社カ商法施行法第八十五條ノ登記󠄂ヲ申請󠄃スルニハ申請󠄃書ニ左ノ書類ヲ添󠄃附スルコトヲ要ス
一 株主名簿󠄃
二 新株主ノ株式ノ申込󠄃ヲ證スル書面
三 資󠄄本ノ增加ニ關スル株主總會󠄃ノ決議錄及ヒ假決議錄
第百九十四條ノ五 舊法ノ規定ニ依リ債券󠄃ヲ發行シタル場合ニ於テ會󠄃社カ商法施行法第七十九條及ヒ第八十條ノ登記󠄂ヲ申請󠄃スルニ申請󠄃書ニ左ノ書類ヲ添󠄃附スルコトヲ要ス
一 株金ノ拂込󠄃金額ヲ證スル書面
二 債券󠄃原簿󠄃
三 主務省ノ認󠄃許書又󠄂ハ其認󠄃證アル謄󠄄本
四 債券󠄃ノ發行ニ關スル株主總會󠄃ノ決議錄
第百九十五條 第百八十七條第一項ノ規定ハ會󠄃社ノ資󠄄本ノ增加若クハ減少又󠄂ハ社債ノ登記󠄂及ヒ會󠄃社ノ解散又󠄂ハ會󠄃社ノ合併ニ因ル變更󠄃若クハ設立又󠄂ハ解散ノ登記󠄂ノ申請󠄃ヲ爲ス場合ニ之ヲ準用ス
第七節 株式合資󠄄會󠄃社ノ登記󠄂
第百九十九條 第百九十六條第一項ノ規定ハ會󠄃社ノ合併ニ因ル變更󠄃又󠄂ハ設立ノ登記󠄂ノ申請󠄃ヲ爲ス場合ニ之ヲ準用ス
第二百條 株式合資󠄄會󠄃社ノ解散ノ登記󠄂ハ無限責任社員ノ全󠄃員又󠄂ハ其相續人及ヒ總監査役ノ申請󠄃ニ因リテ之ヲ爲ス但無限責任社員ノ全󠄃員カ退󠄃社シタル場合ニ於ケル解散ノ登記󠄂ハ無限責任社員又󠄂ハ其相續人ノ申請󠄃ニ因リテ之ヲ爲スヘシ
申請󠄃書ニハ解散ノ事由ヲ證スル書面ヲ添󠄃附シ且無限責任社員ノ同意及ヒ株主󠄃總會󠄃ノ決議ニ因リ又󠄂ハ會󠄃社ノ合併ニ因リテ解散シタルトキハ之ニ關スル株主󠄃總會󠄃ノ決議錄ヲ添󠄃附スルコトヲ要ス
第百八十二條第二項ノ規定ハ會󠄃社ノ合併ニ因ル解散ノ登記󠄂ノ申請󠄃ヲ爲ス場合ニ之ヲ準用ス
會󠄃社カ裁判󠄄所󠄃ノ命令ニ因リテ解散シタルトキハ登記󠄂所󠄃ハ裁判󠄄所󠄃ノ囑託ニ因リテ其登記󠄂ヲ爲スヘシ
第八節 外國會󠄃社ノ登記󠄂
第二百二條 外國會󠄃社カ日本ニ支󠄂店ヲ設ケタル場合ニ於テ其登記󠄂ヲ申請󠄃スルトキハ會󠄃社ノ代表者ハ申請󠄃書ニ支󠄂店ノ代表者ノ氏名、住󠄃所󠄃ヲ記󠄂載シ且左ノ書面ヲ添󠄃附スルコトヲ要ス
一 本店ノ存在ヲ認󠄃ムルニ足ル書面
二 代表者タル資󠄄格ヲ證スル書面
三 會󠄃社ノ定款又󠄂ハ會󠄃社ノ性質ヲ識󠄂別スルニ足ル書面
前󠄃項ノ書面ハ外國會󠄃社ノ本國ノ管轄󠄄官廳又󠄂ハ日本ニ在ル領事ノ認󠄃證ヲ受ケタルモノナルコトヲ要ス
第二百四條 外國會󠄃社ノ支󠄂店ノ廢止又󠄂ハ其登記󠄂事項ノ變更󠄃ノ登記󠄂ハ支󠄂店ノ代表者ノ申請󠄃ニ因リテ之ヲ爲ス
日本ニ於テ登記󠄂シタル外國會󠄃社ノ支󠄂店ノ代表者カ外國ニ於テ生シタル登記󠄂事項ノ變更󠄃ニ付キ其登記󠄂ヲ申請󠄃スル場合ニ於テハ會󠄃社ノ本國ノ管轄󠄄官廳又󠄂ハ日本ニ在ル領事ノ認󠄃證アル書面ニ依リテ變更󠄃ノ事實ヲ證明スルコトヲ要ス
第二百五條 削除
附則
第二百七條 過󠄃料ノ裁判󠄄ハ理由ヲ附シタル決定ヲ以テ之ヲ爲スヘシ
裁判󠄄所󠄃ハ裁判󠄄ヲ爲ス前󠄃當事者ノ陳述󠄃ヲ聽キ檢事ノ意見ヲ求ムヘシ
當事者及ヒ檢事ハ過󠄃料ノ裁判󠄄ニ對シテ卽時抗吿ヲ爲スコトヲ得抗吿ハ執行停止ノ效力ヲ有ス
手續ノ費用ハ過󠄃料ニ處スル言渡アリタル場合ニ於テハ其言渡ヲ受ケタル者ノ負擔トシ其他ノ場合ニ於テハ國庫ノ負擔トス
抗吿裁判󠄄所󠄃カ當事者ノ申立ニ相當スル裁判󠄄ヲ爲シタルトキハ抗吿手續ノ費用及ヒ前󠄃審ニ於テ當事者ノ負擔ニ歸シタル費用ハ國庫ノ負擔トス
第二百八條 過󠄃料ノ裁判󠄄ハ檢事ノ命令ヲ以テ之ヲ執行ス此命令ハ執行力ヲ有スル債務名義ト同一ノ效力ヲ有ス
過󠄃料ノ裁判󠄄ノ執行ハ民事訴訟󠄃法第六編ノ規定ニ從ヒテ之ヲ爲ス但執行ヲ爲ス前󠄃裁判󠄄ノ送󠄃達󠄃ヲ爲スコトヲ要セス
第二百九條 非訟󠄃事件手續法其他從前󠄃ノ法令ニシテ本法ノ規定ト牴觸シ又󠄂ハ重複スルモノハ本法施行ノ日ヨリ之ヲ廢止ス
本法施行前󠄃ニ裁判󠄄所󠄃カ申立ヲ受ケ又󠄂ハ著手シタル事件ハ舊法令ニ依ル
第二百九條ノ二 外國人ニ關スル非訟󠄃事件手續ニシテ條約ニ因リ特ニ定ムルコトヲ要スルモノハ司法大臣之ヲ定ム
第二百十條 本法ハ民法及ヒ商法ノ施行ノ日ヨリ之ヲ施行ス
この著作物は、日本国の旧著作権法第11条により著作権の目的とならないため、パブリックドメインの状態にあります。同条は、次のいずれかに該当する著作物は著作権の目的とならない旨定めています。
- 法律命令及官公󠄁文󠄁書
- 新聞紙及定期刊行物ニ記載シタル雜報及政事上ノ論說若ハ時事ノ記事
- 公󠄁開セル裁判󠄁所󠄁、議會竝政談集會ニ於󠄁テ爲シタル演述󠄁
この著作物はアメリカ合衆国外で最初に発行され（かつ、その後30日以内にアメリカ合衆国で発行されておらず）、かつ、1978年より前にアメリカ合衆国の著作権の方式に従わずに発行されたか1978年より後に著作権表示なしに発行され、かつ、ウルグアイ・ラウンド協定法の期日（日本国を含むほとんどの国では1996年1月1日）に本国でパブリックドメインになっていたため、アメリカ合衆国においてパブリックドメインの状態にあります。
