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聖金口イオアン教訓下/第8講話

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第8講話

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<<あい>>


あいはすべてぜんなるものなり、いづみなり、またははなり。じつかれ徳行とくこうのおびたゞしきようしょうずることごとく、あまたのながれを引出ひきいだすこといづみごとく。はしところものおのれふところいだくことははごとくならんとす。これりてさいわいなる保羅パウェルあいづけて聖神せいしん果実といへり、またかれあい特権とくけんして、律法りっぽう実成じっせいするものとさへづけたり、いはく『けだしあい律法りっぽう完全まっとうす』〔ローマ十三の十〕。万物ばんぶつ主宰しゅさいもんため充分じゅうぶんなる徴候ちょうこうとなし、また確実かくじつなる旌表せいひょうとなしてじんしめたまひしものは、あらずして、あいなり、へらくもしなんぢたがひあいをもたば、これによりてしゅうみなもんたるをらん。