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聖金口イオアン教訓下 第23講話
<<救(すくひ)の行(こう)為(い)は我(われ)等(ら)に係(かゝ)るものと神(かみ)に係(かゝ)るものとあり>>
極(ごく)善(よ)きものを選(えら)び、これを願(ねが)ひ、これを勉(つと)め、諸(もろもろ)の勤労(きんろう)を企(くはだ)つるは、これ我(われ)等(ら)の意志(いし)にかゝる。然(しか)れども其(そ)の志(し)望(ぼう)を終(おは)りまで達(たつ)せしめ、失墜(しっつい)に至(いた)らしめずして、効(こう)を実地(じっち)に収(おさ)めしむるは、これ至(し)高(こう)なる恩寵(おんちょう)に属(ぞく)するなり。