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『李陵』（りりょう） 作者：中島敦 姉妹プロジェクト：Wikipediaの記事, データ項目 底本：1968（昭和43）年4月5日中央公論社発行『日本の文学36 滝井孝作 梶井基次郎 中島敦』 漢の武帝の天漢二年秋九月、騎都尉（きとい）・李陵（りりょう）は歩卒五千を率い、辺塞遮虜鄣（へんさいしゃり…

『風物抄』（ふうぶつしょう） 作者：中島敦 底本：1994年7月18日岩波書店発行『山月記・李陵　他九篇　　中島敦作』 Ｉ クサイ 朝、目が覚めると、船は停っている様子である。すぐに甲板に上って見る。 船には既に二つの島の間にはいり込んでいた。細かい雨が降っている。今まで見て来た南洋群島の島々とは…

歷五王國，輜重人眾懾慴者弗取，冀獲單于子。轉戰六日，過焉支山千有餘里，合短兵，殺折蘭王，斬盧胡王，誅全甲，執渾邪王子及相國、都尉，首虜八千餘級，收休屠祭天金人，益封去病二千戶。」 其夏，驃騎將軍與合騎侯敖俱出北地，異道；博望侯張騫、郎中令李廣俱出右北平，異道：皆擊匈奴。郎中令將四千騎先至，博望侯將…

癸巳日記 → 乱中日記 壬辰日記 作者：李舜臣 1592年 初一日壬戌。晴。曉。舍弟汝弼及姪子菶，豚薈來話。但離天只。再過南中。不勝懷恨之至。○兵使軍官李敬信。來納兵使簡及歲物，長片箭雜物。 〈初一日壬戌。晴る。暁（あかつき）。舍弟汝弼及（およ）び姪子菶、豚薈来（き）たりて話（はな）す。但（た）だ…

第七の女は語る。 「五代を過ぎて宋に入りますと、まず第一に『太平広記』五百巻という大物がございます。但しこれは宋の太宗の命によって、一種の政府事業として李昉（りぼう）らが監修のもとに作られたもので、汎（ひろ）く古今の小説伝奇類を蒐集したのでありますから、これを創作と認めるわけには参りません。そこで、わ…

行狀:王姓李, 諱昪, 字道升, 英宗大王旁支也。 英宗再傳至正宗, 正宗傳純祖翼宗憲宗, 而憲宗無嗣, 王奉純祖妃純元王后之命, 入承憲宗大統。 考純祖倫序也, 禰憲宗統序也。 母妃安東金氏, 卽我純元王后, 永安府院君忠文公祖淳女也。 昔我正宗大王有弟曰恩彦君, 恩彦君有子曰全溪大院君, 王, 全奚大院君第三子也。…

中 → 唐太宗李衞公問對 (武經七書) 上 唐太宗李衞公問對 問對（もんたい）　上 　太宗曰く、「高麗數〻（しばしば）新羅を侵す、朕使を遣り諭せども詔を奉ぜず、將に之れを討たんとす、如何。」靖曰く、「探知するに、蓋蘇文自から兵を知るを恃（たの）み、中國能く討つ無しと謂（おも）ふ、故に命に違ふなり。…

　　　　悲まんや墨子燒芹を見ても亦 　　　　　山店子芹の飯煮させて深川まで持ちきたるこれに 　　　　我ために鶴哺のこす芹の食 苣 　　　　苣摘んで貧なる女機に倚る 嫁が萩 　　　　さかなにやいでちと妻も嫁が萩 春の草 　　　　木曾の情雪や生えぬく春の草 草若葉 　　　　芋植ゑて門は葎の若葉哉 　　　　　李下芭蕉を贈る 　　　　芭蕉植ゑて先憎む荻の二葉哉…

ものと見ることが出來るのである。而して新羅の半島を統一するや、其の勢力國內 に普く、次いで興起せる高麗及び李氏朝鮮も大體に於て新羅の地を繼承したので、 高麗及び李朝時代の朝鮮語なるものも大部分新羅語の直接の系統を引いたものとい はねばならぬ。朝鮮語に於ける新羅語の價値は正に印度歐羅巴語族に於けるサンス…

全祖︀之也、而注不知引」ト云ヘリ。 　此等ハ、謝・李ノ詩ニ見エタル素足ノ故事ヲ擧ゲタルノミニテ、當時纒足ノ有無ニハ論及セザレドモ、同書第二十五卷頊語類︀ノ處ニハ、「墨︀莊漫錄、載婦人弓足、始于五代李後主、非也、予觀六朝樂府、有雙行纒、其辭云、「新羅繡行纒、足趺如春姸、他人不言好、獨我知可憐」、唐李…

變負之臣，不容於刑。諺曰『死者復生，生者不愧』。吾言已在前矣，吾欲全吾言，安得全吾身！且夫貞臣也難至而節見，忠臣也累至而行明。子則有賜而忠我矣，雖然，吾有語在前者也，終不敢失。」李兌曰：「諾，子勉之矣！吾見子已今年耳。」涕泣而出。李兌數見公子成，以備田不禮之事。…

相思夕上松台立。蛬思蝉声満耳秋。 題李十一東亭　白居易 やまをのぞめばゆうげつなほかげをかくせり、 みぎりにきけばひせんうたゝこゑをます、 山（やま）を望（のぞ）めば幽月（ゆうげつ）なほ影（かげ）を蔵（かく）せり、 砌（みぎり）に聴（き）けば飛泉（ひせん）うたゝ声（こゑ）を倍（ま）す、 望山幽月猶蔵影。聴砌飛泉転倍声。…

てしたるに、乃ち令旗〈保護の命令旗〉を附して放置せられたが、途中亂屍山疊し血流れて渠をなせりと。又た聞く滿將王爺なる者照陽の李の宅に居り、錢數萬を以て日に難民に給しつつあつて、其の黨の人を殺すを往々勸阻〈勸吿して阻止すること〉して全活する所多かりしと。是の夜悲咽の餘昏々として睡り去つた。次日は則ち二十九日である。…

任西門豹守鄴，而河內稱治。 魏文侯謂李克曰：「先生嘗教寡人曰『家貧則思良妻，國亂則思良相』。今所置非成則璜，二子何如？」李克對曰：「臣聞之，卑不謀尊，疏不謀戚。臣在闕門之外，不敢當命。」文侯曰：「先生臨事勿讓。」李克曰：「君不察故也。居視其所親，富視其所與，達視其所舉，窮視…

，猶木之萌芽生於水而柔軟，尙多水氣也。ㄱ木之成質，ㅋ木之盛長，ㄲ木之老壯，故至此乃皆取象於牙也。全淸並書則爲全濁，以其全淸之聲凝則爲全濁也。唯喉音次淸爲全濁者，盖以ㆆ聲深不爲之凝，ㅎ比ㆆ聲淺，故凝而爲全濁也。ㅇ連書脣音之下，則爲脣輕音者，以輕音脣乍合而喉聲多也。 中聲凡十一字。 ㆍ舌縮而聲深，天開於子也。形之圓，象乎天也。…

李容九等謹代表二千萬民衆中心顒孚敢以籲天唯閣下採納之令達天聽李容九等恐惶頓首無勝氷淵之至 隆熙三年十二月四日 一進會長 李容九, 同 一百萬人 統監 子爵 曾禰荒助 閣下 （別紙 三） [上總理書按] 一進會長李容九等一百萬會員代表二千萬國民頓首再拜謹上議于內閣總理大臣李完用閣下李…

清順治元年甲申　質人五歳。 順治十一年甲午　質人十五歳。李草堂幼にして弘斎邵夫子を師とすること、墓志に見えたれば、李より十歳少き質人が之に従遊せしは、十五六歳以前よりせること明らかなり。国朝耆献類徴巻第四百に呉徳旋の聞見録を引て曰く、 程山〈江西の南豊に在り〉故約斎〈謝文洊の号〉与邵先士講易処也。…

(集疏)邢昺云。唐棣栘也。釋木文也。舍人曰。唐棣一名栘。詩召南云。唐棣之華。陸璣云。奥李也。一名雀梅。亦曰。車下李。所レ 在山皆有。其 　 page 40 華或白或赤。六月中熟。大如二李子一。可レ食朱熹云。唐棣郁李也。偏晉書作レ翩。然則反亦當二與レ翻同一。言華之動揺也。伊藤源佐伝。按角弓之詩。又有二…

迎㆓-鑾輅㆒、論㆑功睢陽最有㆑力、謾稱李郭安㆓天步㆒、出將入相位未㆑班、前狼後 虎事復艱、獻㆓策帝閽㆒不㆑得㆑達、决㆓志軍務㆒豈生還、且餘㆓兒輩㆒繼㆓微志㆒、全家 血肉殲㆓王事㆒、非㆑有㆔南柯存㆓舊根㆒、偏㆓-安北闕㆒、向㆓何地㆒、攝山逶迱海︀水碧、吾 來下㆑馬兵庫驛、想見訣㆓兒呼㆑弟來戰㆑此、刀折矢盡臣事畢、北向再拜天…

而東征，章邯因以三軍之眾要市於外，以謀其上。群臣之不信，可見於此矣。子嬰立，遂不寤。藉使子嬰有庸主之材，僅得中佐，山東雖亂，秦之地可全而有，宗廟之祀未當絕也。 秦地被山帶河以為固，四塞之國也。自繆公以來，至於秦王，二十餘君，常為諸侯雄。豈世世賢哉？其勢居然也。且天下嘗同心并力而攻秦矣。當此之世，賢智…