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- 小夜のねさめ 群書類從卷第四百七十六 雜部三十一 作者:一条兼良 編者:塙保己一 文明十一年 1479年 小夜のねさめ 後成恩寺關白兼良公 唐國にはおほく春をあいし。我國の人は昔より秋に心をよするなるべし。されば光源氏も我身にしむる秋の夕風とながめ給へり。萬葉集より代々の歌にも此二のあらそひ未いづれ…483バイト (6,363 語) - 2019年1月4日 (金) 15:49
- さつさつと空に吹き乱いて、寄せては返す荒波に乳のあたりまで洗はせながら、太杖も折れよとつき固めて、必死に目ざす岸へと急いだ。 それが凡そ一時(ひととき)あまり、四苦八苦の内に続いたでおぢやらう。「きりしとほろ」は漸(やうや)く向うの岸へ、戦ひ疲れた獅子王のけしきで、喘(あへ)ぎ喘ぎよろめき…44キロバイト (9,185 語) - 2019年9月29日 (日) 04:48
- 「いとかしこきは、田舎びてはべる袂に、つつみあまりぬるにや。さらに見たまへも、及びはべらぬかしこさになむ。さるは、 眺むらむ同じ雲居を眺むるは 思ひも同じ思ひなるらむ となむ見たまふる。いと好き好きしや」 と聞こえたり。陸奥紙に、いたう古めきたれど、書きざまよしばみたり。「げにも、好きたるかな」と、めざましう見たまふ。御使に、なべてならぬ玉裳などかづけたり。…56キロバイト (12,117 語) - 2022年12月1日 (木) 08:11
- われ鹿にかはりてころされなば。 さりともすこしはとゞまりなんと思へば。 かくていられんとしておるなり。 くちおしういざりつとの給ふに。 この男ふしまろびなきて。 かくまでおぼしけることをあながちにし侍ける事とて。 そこにて刀をぬきて弓うちきり。 やなぐひみなおりくだきて。 もとどりきりてやがて聖にぐして法師になりて。…49キロバイト (10,902 語) - 2020年12月30日 (水) 13:38
- まりひきいり。さうす(上手歟)めきてのみ侍るめる。さのみして宮の御ためものゝかさりにはあらす。見くるしとも見侍り。これらをかくえりて侍るやうなれと人は皆とり〳〵にて。こよなうをとりまさることも侍らす。そのこととけれは。かのことをくれなとそ侍るめるかし。さ…450バイト (24,717 語) - 2020年7月26日 (日) 02:44
- 桜色にきたる衣のふかけれはすくる春日もをしけくもなし さくらいろに-きたるころもの-ふかけれは-すくるはるひも-をしけくもなし 00135 [詞書]やよひにうるふ月ある年、つかさめしのころ、申文にそへて左大臣の家につかはしける 貫之 あまりさへありてゆくへき年たにも春にかならすあふよしもかな あまりさへ-ありてゆくへき-としたにも-はるにかならす-あふよしもかな…21キロバイト (4,301 語) - 2023年9月2日 (土) 21:45
- 「かくしも急ぎわたりたまふべきことならず」 と、人びといさめきこゆれど、しひておはしましぬ。 ほどさへ遠くて、入りたまふほど、いと心すごし。ゆゆしげに引き隔てめぐらしたる儀式の方は隠して、この西面に入れたてまつる。大和守出で来て、泣く泣くかしこまりきこゆ。妻戸の簀子におし掛かりたまうて、女房呼び出でさせたまふに、ある限り、心も収まらず、物おぼえぬほどなり。…101キロバイト (22,093 語) - 2022年12月1日 (木) 08:09
- 「今さへかかるあだけこそ」 と言ひあへり。ささめき言の人びとは、 「いとかうばしき香のうちそよめき出でつるは、冠者の君のおはしつるとこそ思ひつれ」 「あな、むくつけや。しりう言や、ほの聞こしめしつらむ。わづらはしき御心を」 と、わびあへり。 殿は、道すがら思すに、 「いと口惜しく悪しきことにはあらねど、め…72キロバイト (15,561 語) - 2022年12月1日 (木) 08:07
- まけぬべきと案じて、その手をつかはずして、一めなりとも、遲くまくべき手につくべし」といふ。道を知れるをしへ、身ををさめ國を保たむ道もまたしかなり。 「圍碁雙六このみてあかし暮す人は、四重五逆にもまされる惡事とぞ思ふ」とあるひじりの申しゝこと、耳にとゞまりていみじくおぼえ侍る。…457バイト (41,862 語) - 2020年7月26日 (日) 02:55
- 野の鳥ぞ啼(な)く山河(やまかは)も ゆふべの夢をさめいでて 細く棚引(たなび)くしのゝめの 姿をうつす朝ぼらけ 小夜(さよ)には小夜のしらべあり 朝には朝の音(ね)もあれど 星の光の糸の緒(を)に あしたの琴(こと)は静(しづか)なり まだうら若き朝の空 きらめきわたる星のうち いと/\若き光をば 名(なづ)けましかば明星と…77キロバイト (15,236 語) - 2019年9月29日 (日) 05:25
- ← 藤袴 梅枝 → 源氏物語 (渋谷栄一校訂) 真木柱 真木柱 「内裏に聞こし召さむこともかしこし。しばし人にあまねく漏らさじ」と諌めきこえたまへど、さしもえつつみあへたまはず。ほど経れど、いささかうちとけたる御けしきもなく、「思はずに憂き宿世なりけり」と、思ひ入りたまへるさまのたゆみなきを、「いみ…54キロバイト (11,559 語) - 2022年12月1日 (木) 08:12
- 中納言殿聞きたまひて、あいなくものを思ひありきたまふ。 「わがあまり異様なるぞや。さるべき契りやありけむ。親王のうしろめたしと思したりしさまも、あはれに忘れがたく、この君たちの御ありさまけはひも、ことなることなくて世に衰へたまはむことの、惜しくもおぼゆるあまりに、人びとしくもてなさ…127キロバイト (27,499 語) - 2022年12月1日 (木) 08:13
- 渡りたまふことも、あまりうちしきり、人の見たてまつり咎むべきほどは、心の鬼に思しとどめて、さるべきことをし出でて、御文の通はぬ折なし。ただこの御ことのみ、明け暮れ御心にはかかりたり。 「なぞ、かくあいなきわざをして、やすからぬもの思ひをすらむ。さ思はじとて、心のままにもあらば、世の人のそしり言はむことの軽々しさ…31キロバイト (6,734 語) - 2022年12月1日 (木) 08:10
- 皇太后宮大夫俊成 おほ井かはかゝりさしゆくうかひ舟いくせに夏のよをあかすらん おほゐかは-かかりさしゆく-うかひふね-いくせになつの-よをあかすらむ 00254 藤原定家朝臣 ひさかたの中なる河のうかひ舟いかにちきりてやみをまつらん ひさかたの-なかなるかはの-うかひふね-いかにちきりて-やみをまつらむ 00255…31キロバイト (6,132 語) - 2023年9月3日 (日) 00:50
- させたまひながら、下りさせたまひにしかば、かひなく口惜しくて、世の中を恨みたるやうにて亡せたまひにし。 その御腹の女三の宮を、あまたの御中に、すぐれてかなしきものに思ひかしづききこえたまふ。 そのほど、御年、十三、四ばかりおはす。 「今はと背き捨て、山籠もりしなむ後の世にたちとまりて、誰を頼む蔭にてものしたまはむとすらむ」…146キロバイト (31,415 語) - 2022年12月1日 (木) 08:13
- 過ぐさぬ古代の御心にて、いかでかこの御いそぎを、よそのこととは聞き過ぐさむ、と思して、形のごとなむし出でたまうける。 あはれなる御心ざしなりかし。青鈍の細長一襲、落栗とかや、何とかや、昔の人のめでたうしける袷の袴一具、紫のしらきり見ゆる霰地の御小袿と、よき衣筥に入れて、包いとうるはしうて、たてまつれたまへり。…39キロバイト (8,300 語) - 2022年12月1日 (木) 08:14
- 「なほ、めざましくはおはすかし。心をあまりをさめたまへるぞ憎き」 など、あいなく、若き人びとは、聞こえあへり。 おどろき顔にはあらず、よきほどにうちそよめきて、御茵さし出でなどするさまも、いとめやすし。 「これにさぶらへと許させたまふほどは、人びとしき心地すれど、なほかかる御簾の前にさ…133キロバイト (28,838 語) - 2022年12月1日 (木) 08:10
- ふべきにかと、つてにもほの聞こえし御心の、名残なく静まりたまへるは、おぼろけの御宿世にもあらず、人の御ありさまも、ここらの御なかにすぐれたまへるにこそは」と思ひやられて、「数ならぬ人の並びきこゆべきおぼえにもあらぬを、さすがに、立ち出でて、人もめざましと思すことやあらむ。わが身は、とてもかくても同…44キロバイト (9,361 語) - 2022年12月1日 (木) 08:14
- かなしさは秋のさか野のきり〳〵すなをふるさとにねをやなくらん かなしさは-あきのさかのの-きりきりす-なほふるさとに-ねをやなくらむ 00787 [詞書]母の身まかりにけるをさかのへんにおさめ侍ける夜よみける 皇太后宮大夫俊成女 今はさはうきよのさかのゝへをこそつゆきえはてしあとゝしのはめ いまはさ…34キロバイト (7,009 語) - 2023年9月3日 (日) 00:53
- やう、いや〳〵かやうのものに、矢一すしにていころされん事は、くちをしき事なるへしとて、矢くらより下にとんており、大勢の中へわつていり、件の影安をめにかけて、おめきさけんてきつてまはる、本より安積は一騎当千の兵なれは、四かく八ほう、八はなかた十文字にきりまはり、きつておとす程に、手にたつものそなかりけ…3キロバイト (8,794 語) - 2024年4月21日 (日) 13:36