通俗正教教話/神様の啓示の事

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(二)神様のけいの事[編集]

問 せいけうくわいおしへてりまするおしへなんびとつくったおしへございますか。

答 このおしへひとつくったおしへではございません、神様御自身がひとにおしめしになったおしへございます。

問 神様のおしめしもうしますると、いったいことなのでございますか。

答 神様のおしめしとは神様御自身が、にんげんものやうに神様をしんじて、やうに神様をうやまってかねばならぬものるかをひとにおおしへになった、そのことかみのおしめしもうすのでございます。

問 ではそのやうな神様のおしめしにんげんぜんたいためにおしめしになったのでございますか。

答 そうです、神様はみんなひとためそんなおしめしをなされたのでございます、しかみんなひともうしましてもたれかれみんな神様からじかそのやうなおしめしいただわけにはきませんので、神様はそんなおしめしをなさるにはそれさうたうひとをおえらびになって、そのひとまんなかいてひとぜんたいにおつたへになったのでございます。

問 なぜたれでもかれでも神様からぢかにおしめしいただわけかないのでございますか。

答 それひとにはつみきたなものりますので、おそおほくて神様のまへられませんのでございます。

問 では神様からぢかにおしめしてふだいしたひともうしますとどんかたがたなのでございますか。

答 アダムとかノイとかアウラアムとかモイセイとかもうやうかたで、またおほくのきうやくはりすとすうまれしまへ)のげんしゃも神様のおしめしけたのでございます、しかし神様のおしめしそんかたにおしめしになったことばかりでなくたくさんあるのでございますから、そのらないところかみひとりイイスス ハリストスみづかこのにおくだりになってそのらないところをおしめしになり、そのしめしそのでしらいただいて、こんそれみなひとつたへたのでございます。
このことをおでしひとりなるせいパエルがエウレイのひとおくったがみうちもうしてはれまするには『むかししばしばおほくはうはふもつて、げんしゃりてせんかたりしかみは、すえおいそのイイスス ハリストス)……にりてわれかたれり』(エウレイ一の一、二)と。

問 ひとは神様のとくべつのおしめしけなければ神様をることはできないものでございませうか。

答 いいえ、神様のおしめしけなくっても、なかはなや、さまざまうつくしいりっぱな、ひとかんがへることのできないかうめうぜんようましたばかりでも神様がまことることはたしかることができるのでります、しかこれものかみうへおいあまちからのないものりますから、神様はひとためとくべつのおしめしをおあたへになったのでります。