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  • ← 地歌 七草 作者:河野対洲 姉妹プロジェクト:データ項目 地歌。作曲は、初代の津山検校。 皇(すめらぎ)の、我が代も尽きじ石川や、瀬見(せみ)の小河(をがは)の絶えじと、思へばおもへば音(おと)澄める。鈴菜(すずな)すずしろ神(か)さびて、雲の上(うへ)にもはこべらや、結びし水も隔(へだ)て…
    1キロバイト (206 語) - 2020年1月7日 (火) 17:31
  • 七草(ななくさ)も過ぎ、蔵開きの十一日も過ぎてくると、かれらの影もだんだんに薄れて、日あたりの向きによって頭の上から融(と)て来るのもあった。眉のあたりから頽(くず)れて来るのもあった。腰のぬけたのもあった。こうして惨(
    34キロバイト (6,923 語) - 2019年2月27日 (水) 14:44
  • 行った草も多い。坂の降り口にある乾き切った石段の横手の芝なぞもそれだ。日頃懇意な植木屋が呉れた根も浅い鉢植の七草は、これもとっくに死んで行った仲間だ。この旱天を凌いで、とにもかくにも生きつづて来た一二の秋草の姿がわたしの眼にある。多くの山家育ちの人達と同じように、わたしも草木なしにはいられない方だ…
    7キロバイト (1,572 語) - 2019年9月29日 (日) 05:23
  • (それ)のみならず先生々々(せんせい/\)の立(たて)こがしに、七草考(なゝくさかう)の都鳥考(みやこどりかう)のと人に作らせて、我名(わがな)にて出版せしゆゑ、知らぬものは真の文雅(ぶんが)の士(し)とおもひ、訪(とひ)よるさへも多れば、忽(たちま)ち諸国(しよこく)にも園(その)の名を馨(かほ…
    24キロバイト (4,488 語) - 2020年10月24日 (土) 08:12
  • むら)が崎(さき)、誠意誠心みち〳〵て、粧(よそほ)ひなす彩色凡筆(ぼんぴつ)ならず。劃(わく)の廻ぐりは古(こ)薩(さつ)摩(ま)風(ふう)の秋の七草、金模様の蝶のちらし書き、この地(ぢ)つぶしの雲ぼかし形(がた)金なし地、先人未発の工夫をこらして、刻苦の跡いちじるく、台の書きつぶし淵腰(ふちこし…
    942バイト (16,772 語) - 2020年8月20日 (木) 14:11
  • 是を十日づつめす也。正月一日より十日迄召(めさ)るゝ御衣をば、子(ね)の日の御衣とて小松を織り青色也。中旬(ちうじゆん)にめす御衣は、若菜の御衣とて七草(なゝくさ)を織り、小袖むらさき也。下旬(げじゆん)には霞の衣とて空色(そらいろ)に織り白し。かくのごとく十二月を注るし織る也。扨又后の御衣のこと、…
    438バイト (15,045 語) - 2024年2月1日 (木) 14:12
  • [仮名]はぎのはな をばなくずはな なでしこのはな をみなへし またふぢはかま あさがほのはな [左注]なし [校異]なし [事項]秋雑歌 作者:山上憶良 秋七草 詠物歌 植物 [訓異]はぎのはな,[寛]はきのはな, をばなくずはな,[寛]をはなくすはな, なでしこのはな,[寛]なてしこのはな, をみなへし[寛]…
    183キロバイト (38,151 語) - 2023年9月5日 (火) 15:40
  • (おのおの)は各自に特有な温(あたた)か味()と清々(すがすが)しさを、いつもの通り互いの上に、また僕の上に、心持よく加えた。  その晩は散歩に出る時間を倹約して、女二人と共に二階に上(あが)って涼みながら話をした。僕は母の命ずるまま軒端(のきば)に七草(ななくさ)を描(か)いた岐阜提灯(ぎふぢょ…
    677キロバイト (132,287 語) - 2022年4月2日 (土) 11:15
  • 行つた草も多い。坂の降り口にある乾き切つた石段の横手の芝なぞもそれだ。日頃懇意な植木屋が呉れた根も淺い鉢植の七草は、これもとつくに死んで行つた仲間だ。この旱天を凌いで、とにもかくにも生きつゞて來た一二の秋草の姿がわたしの眼にある。多くの山家育ちの人達と同じやうに、わたしも草木なしにはゐられない方だ…
    282キロバイト (57,833 語) - 2021年5月19日 (水) 16:37
  • ところへも挨拶(あいさつ)に来て、紅白の紙に載せた野村の村雨(むらさめ)を置いて行った。  七草過ぎになっても裁判所からは何の沙汰もない。毎日のように半蔵はそれを待ち暮らした。亭主多吉は風雅の嗜(たしな)のある人だけに、所蔵の書画なぞを取り出して来ては、彼にも見よと言って置いて行ってくれる。腰張…
    731キロバイト (142,362 語) - 2019年9月29日 (日) 05:05
  •  榛軒は或日友を会して詩を賦した。此時父蘭軒が秋の七草を詠じた。わたくしは此にその「秋郊詠所見七首」の引を抄出する。「古昔寧楽朝山上憶良詠秋野花草七種。載在万葉集。其所詠皆是清淡蕭灑。可愛之種。実足想韻士之胸襟也。近時人間或栽而為賞。画而為観。秋七草之称。於是乎為盛矣。抑亦古学之所風靡。而好事之所波…
    1.54メガバイト (342,889 語) - 2024年3月25日 (月) 01:52