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- 梅花よそなから見むわきもこかとかむはかりのかにもこそしめ うめのはな-よそなからみむ-わきもこか-とかむはかりの-かにもこそしめ 00028 [詞書]題しらす 素性法師 むめの花をれはこほれぬわか袖ににほひかうつせ家つとにせん うめのはな-をれはこほれぬ-わかそてに-にほひかうつせ-いへつとにせむ 00029…14キロバイト (2,887 語) - 2023年9月2日 (土) 21:44
- [詞書]むめのはなを見たまひて 華山院御哥 いろかをはおもひもいれすむめの花つねならぬよによそへてそみる いろかをは-おもひもいれす-うめのはな-つねならぬよに-よそへてそみる 01446 [詞書]上東門院よをそむきたまひにける春にはのこうはいを見侍りて 大弐三位 むめの花なにゝほふらんみる人のいろをもかをもわすれぬるよに…46キロバイト (9,507 語) - 2023年9月3日 (日) 00:59
- もしまことに天に心あり、理(コトワリ)もありて、善人(ヨキヒト)に國を與(アタ)へて、よく治めしめむとならば、周の代のはてかたにも、必(ズ)又聖人は出ぬべきを、さもあらざりしはいかにぞ、もし周公孔子にして、旣(スデ)に道は備(ソナハ)れる故に、其後は聖人を出(ダ)さずといはむも…337バイト (9,616 語) - 2023年8月17日 (木) 16:51
- 廿五日、茶臼山へ御陣がへあり、諸大名も参謁し、還御の折、将軍家より進らせられし、黒粕毛の馬を引出でめされむとす、其時城の方に向ひて馬嘶きければ、敵方に向ひていばふ馬は、まれなるものなりとて、御気色大方ならず、藤堂和泉守高虎承り、この事いと御吉兆なりと申上ぐ、さて地道一二へむめすに、諸大名いづれも【…91バイト (7,505 語) - 2024年5月10日 (金) 03:50
- は重からぬあるを、「かう、さだ過ぐるまで、などさしも乱るらむ」と、いぶかしくおぼえたまひければ、戯れ事言ひ触れて試みたまふに、似げなくも思はざりける。あさまし、と思しながら、さすがにかかるもをかしうて、ものなどのたまひてけれど、人の漏り聞かむも、古めかしきほどなれば、つれなくもてなしたまへるを、女は、いとつらしと思へり。…40キロバイト (8,723 語) - 2022年12月1日 (木) 08:12
- 「人に向かはむほどばかりは、さかしく思ひしづめ、心収めむと思ふとも、月ごろにほけにたらむ身のありさま、かたくなしきひがことまじりて、末の世の人にもて悩まれむ、後の名さへうたてあるべし。思ひほれてなむ人にも見えざむなる、と言はれむも、同じことなれど、なほ音に聞きて思ひやることのかたはなるよりも、見苦しきことの目に見るは、こよなく際まさりてをこなり」…30キロバイト (6,380 語) - 2022年12月1日 (木) 08:10
- むにと、かねてよりや思しまうけけむ、いとわざとがましかむめり。 殿も渡りたまへるほどにて、「かくなむ」と、女別当御覧ぜさす。ただ、御櫛の筥の片つ方を見たまふに、尽きせずこまかになまめきて、めづらしきさまなり。挿櫛の筥の心葉に、 「別れ路に添へし小櫛をかことにて 遥けき仲と神やいさめし」…26キロバイト (5,692 語) - 2022年12月1日 (木) 08:13
- 幽仙法師 別をは山のさくらにまかせてむとめむとめしは花のまにまに わかれをは-やまのさくらに-まかせてむ-とめむとめしは-はなのまにまに 00394 [詞書]うりむゐんのみこの舎利会に山にのはりてかへりけるに、さくらの花のもとにてよめる 僧正へんせう 山かせにさくらふきまきみたれなむ花のまきれにたちとまるへく…14キロバイト (2,856 語) - 2019年3月25日 (月) 23:21
- [詞書]むま、ひつし、さる、とり、いぬ、ゐ 読人不知 むまよりはひつしはかりはあるものをとりにいぬるかかゐてきぬらむ うまよりは-ひつしはかりは-あるものを-とりにいぬるか-かひてきぬらむ 01354 [詞書]題不知 読人不知 うしと思ふ心をしはしなくさめむ後によひとをあはれと思はむ うしとおも…3キロバイト (482 語) - 2023年9月3日 (日) 00:41
- もてり、何れをもて嗣子とせむも、臣が思ふ所にありて、他人の議すべきにあらざれば、朝家においても、一二の皇子、いづれをもて皇嗣に定め給はむも、みな叡慮にこそまかせらるべけれ、但し第二の皇子は、槐門のよせ重くおはしませば、坊に居給はむ事しからむかと、御奏聞ありしにより、天感なゝめ…91バイト (7,367 語) - 2024年5月10日 (金) 03:46
- も例あらじとおぼゆる悲しさを見つるかな。今は、この世にうしろめたきこと残らずなりぬ。ひたみちに行ひにおもむきなむに、障り所あるまじきを、いとかく収めむ方なき心惑ひにては、願はむ道にも入りがたくや」 と、ややましきを、 「この思ひすこしなのめに、忘れさせたまへ」 と、阿弥陀仏を念じたてまつりたまふ。…27キロバイト (5,741 語) - 2022年12月1日 (木) 08:10
- 乎、僕等の命休すべく、日本の文章衰ふべし。我謹厳なる委員諸公は僕等の命休するも泰然たらむは疑ふべからず。(同時に又僕等の墓上の松颯々の声を生ずるの時に当り、僕等の作品を教科書に加へ、併せて作者の夢にも知らざる註釈を附せむも疑ふべからず。)然れども思へ。中堂の猛火、東叡山の天を焦がしてより日本の文章…11キロバイト (2,233 語) - 2019年9月29日 (日) 05:13
- 世の態は、 小車のめぐりめぐりて、 うつりかはりの跡留めぬに、 われのみは、 いつの世までもこのすがた、 つきぬ恨みをのこすらむ。 かくれ家を、 しほ路の底に求めても、 心やすめむ折はなく。 しらはたの、 源氏にあらぬあまびとの、 何を惡(にく)しと追ひ來(く)らむ。 まどかなる、 月は波上を照せども、…29キロバイト (5,568 語) - 2023年11月3日 (金) 22:46
- ちる花をなにかうらみむ世中にわか身もともにあらむものかは ちるはなを-なにかうらみむ-よのなかに-わかみもともに-あらむものかは 00113 [詞書]題しらす 小野小町 花の色はうつりにけりないたつらにわか身世にふるなかめせしまに はなのいろは-うつりにけりな-いたつらに-わかみよにふる-なかめせしまに 00114…19キロバイト (3,820 語) - 2019年3月25日 (月) 23:20
- も、いとほしければ、御文は時々たてまつりたまふ。 御裳着のこと、世に響きていそぎたまへるを、延べたまはむも人笑へなるべければ、二十日あまりに着せたてまつりたまふ。 同じゆかりにめづらしげなくとも、この中納言をよそ人に譲らむが口惜しきに、 「さもやなしてまし。年ごろ人知れぬものに思ひけむ人をも…26キロバイト (5,570 語) - 2022年12月1日 (木) 08:10
- ふ川に、流れ亡せたまひにけり」と思ふに、いとど我も落ち入りぬべき心地して、 「おはしましにけむ方を尋ねて、骸をだにはかばかしくをさめむ」 とのたまへど、 「さらに何のかひはべらじ。行方も知らぬ大海の原にこそおはしましにけめ。さるものから、人の言ひ伝へむことは、いと聞きにくし」…82キロバイト (17,612 語) - 2022年12月1日 (木) 08:14
- を召出し、御手に据ゑられし鷹を指し給ひながら、われ此頃は鷹つかふをもて、明暮の楽とす、都方は織田殿のすゝめにて一覧せしかば、今はた見まくも思はず、さりながら秀吉あながちに我を上せむとて、軍勢さしむけむには、この鷹一据もて蹴ちらさむものをと仰せられしかば、雄久等大に恐れて、京へ逃げ帰りしとか、また奥…91バイト (5,825 語) - 2024年5月10日 (金) 03:56
- [詞書]ひとひとあまたしりて侍りける女のもとに、友たちのもとより、このころは思定めたるなめり、たのもしき事なりと、たはふれおこせて侍りけれは よみ人しらす 玉江こくあしかりを舟さしわけて誰をたれとか我は定めん たまえこく-あしかりをふね-さしわけて-たれをたれとか-われはさためむ 01252 [詞書]をとこのはしめいかにおも…18キロバイト (3,567 語) - 2023年9月2日 (土) 21:52
- おいか世にうき事きかぬ菊たにもうつろふ色は有りけりと見よ おいかよに-うきこときかぬ-きくたにも-うつろふいろは-ありけりとみよ 01123 [詞書]題しらす 人まろ わきもこかあかもぬらしてうゑし田をかりてをさめむくらなしのはま わきもこか-あかもぬらして-うゑしたを-かりてをさめむ-くらなしのはま 01124…24キロバイト (4,855 語) - 2023年9月3日 (日) 00:39
- めむ いにしへに-ありきあらすは-しらねとも-ちとせのためし-きみにはしめむ 00354 [詞書]もとやすのみこの七十の賀のうしろの屏風によみてかきける そせい法し ふしておもひおきてかそふるよろつよは神そしるらむわかきみのため ふしておもひ-おきてかそふる-よろつよは-かみそしるらむ-わかきみのため…8キロバイト (1,515 語) - 2019年3月25日 (月) 23:19