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  • 01033 [詞書]誹諧歌:題しらす 平貞文 春の野のしけき草はのつまこひにとひたつきしのほろろとそなく はるののの-しけきくさはの-つまこひに-とひたつきしの-ほろろとそなく 01034 [詞書]誹諧歌:題しらす きのよしひと 秋ののにつまなきしかの年をへてなそわかこひのかひよとそなく…
    24キロバイト (4,730 語) - 2019年3月25日 (月) 23:22
  • 小径(こみち)に赤き小櫛(をぐし)ひろへり 裏山の杉生(すぎふ)のなかに 斑(まだら)なる日影(ひかげ)這(は)ひ入(い)る 秋のひるすぎ 港町 とろろと鳴きて輪を描く鳶(とび)を圧(あつ)せる 潮(しほ)ぐもりかな 小春日(こはるび)の曇硝子(くもりガラス)にうつりたる 鳥影(とりかげ)を見て すずろに思ふ…
    67キロバイト (13,278 語) - 2022年4月5日 (火) 21:39
  • て公園内の茶店(さてん)へ入った。涼しい風の来そうなところを択(えら)んで、腰を掛けて、相川は洋服の落袋(かくし)から巻煙草を取り出す。原は黒絽(くろろ)の羽織のまま腕まくりして、帕子(ハンケチ)で手の汗を拭いた。  黄に盛り上げた「アイスクリイム」、夏の果物、菓子等がそこへ持運ばれた。相川は巻煙草を燻(ふか)しながら、…
    34キロバイト (6,448 語) - 2019年9月29日 (日) 04:54
  • むしろかかるおろかしきなやましさなり 聲は又も來る、又も來る ――きいたか、きいたか ぼろすけぼうぼう―― (十月二十日) 冬が來る 寒い、鋭い、強い、透明な冬が來る ほら、又ろろろんとひびいた 連發銃の音 泣いても泣いても張がある つめたい夜明の霜のこころ 不思議な生をつくづくと考へれば ふと角兵衛が逆立ちをする 私達の愛を愛といつてしまふのは止さう…
    107キロバイト (22,262 語) - 2023年1月8日 (日) 15:09
  • 「黒足袋が一足」 「御前のか」 「あなたんでさあね。代価が二十七銭」 「それから?」 「山の芋が一箱」 「山の芋まで持って行ったのか。煮て食うつもりか、とろろ汁にするつもりか」 「どうするつもりか知りません。泥棒のところへ行って聞いていらっしゃい」 「いくらするか」 「山の芋のねだんまでは知りません」…
    1.06メガバイト (208,385 語) - 2022年11月4日 (金) 04:57
  •  酒のさかな。胡瓜(きゅうり)もみに青紫蘇(あおじそ)。枝豆。到来物の畳(たた)みいわし。それに茄子(なす)の新漬(しんづ)け。飯の時にとろろ汁(じる)。すべてお玉の手料理の物で、金兵衛は夕飯に吉左衛門を招いた。  店座敷も暑苦しいからと、二階を明けひろげて、お玉はそこへ二人(ふたり)の…
    704キロバイト (133,425 語) - 2019年9月29日 (日) 05:04
  • な)わない、三度三度食っちゃ気の毒だと云うような事を話して、また皆(みんな)を笑わした。  織屋はしまいに撚糸(よりいと)の紬(つむぎ)と、白絽(しろろ)を一匹(いっぴき)細君に売りつけた。宗助はこの押しつまった暮に、夏の絽を買う人を見て余裕(よゆう)のあるものはまた格別だと感じた。すると、主人が宗助に向って、…
    486キロバイト (96,246 語) - 2023年10月17日 (火) 13:52
  • は格別の交誼(こうぎ)を受けていたが、貴女に対しても同様の交際を続ける必要のないのを遺憾に思う。明晩(即ちその夜)のお招きにも出席しかねる、と剣もほろろに書き連ねて、追伸に、先日貴女から一言の紹介もなく訪問して来た素性(すじょう)の知れぬ青年の持参した金は要(い)らないからお返しする。良人(おっと)…
    1.07メガバイト (224,993 語) - 2023年3月24日 (金) 10:36
  • はなほ御身を恋(こ)へり。さはれ、ああさはれとてもかかる世ならばわれはただ一人恋うて一人泣くべきに、何とて御身を煩(わずら)はすべきぞ。 主の僧ととろろ食うて親しく語る。夜、寒し。 九日。 今朝(けさ)、この冬、この年の初雪を見る。 夜、荻生君来たり、わがために炭と菓子とをもたらす。冷やかなる人の…
    509キロバイト (98,550 語) - 2023年11月4日 (土) 14:56