朝鮮王朝実録/1776年/3月10日/正祖実録9
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日本語訳
[編集]両司【大司憲趙時俊、大司諫李碩載、執義金楽洙、掌令申昕、李昌漢, 持平沈基泰、献納李枰。】らが議薬庁の数人の医官を捕らえ鞫問するところを国王は「私の孝誠が不足しているせいで、彼らもこのような境地にある。どうして医官達を罪状を与えることができようか、公論を伸ばしていたのだから、すぐに停止させるべきだ」と言った。
原文
[編集]兩司【大司憲趙時俊、大司諫李碩載、執義金樂洙、掌令申昕、李昌漢, 持平沈基泰、獻納李枰。】啓請議藥諸醫, 拿鞫正罪, 依啓, 旋敎曰: “誠孝淺薄, 奄遭此境, 豈可歸咎醫官乎? 公議旣伸, 其卽寢之。”
解釈
[編集]語録 | ハングル | 意味 |
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両司 | 양사 | 司憲府と司諫院を併せて呼ぶ際に使用する。 |
議薬庁 | 의약청 | 国王や王后が重患の際に設置される一時的な衙門。宮中では内医院が対応にあたるのが普通だが、危篤状態の際には医官・針医・医方などを集められるだけ配置し、属衙門に侍薬庁を設置させ、治療と投薬を慎重にした。薨去した後は廃設された。 |
【太白山史庫本】1本1冊2章B面
【影印本】44本562面