埃及マカリイ全書/第四十講話

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第四十講話[編集]

<< すべてのとくこうまたすべてのあくこうたがひかんれんすること、たまきくさりけるごとくして、いつかかこと。 >>

一、 あいしゃよ、がいぞくするぎょうてきせいかつと、せいかつありさまこうしょうにしてだいいちなるものにつきてはごとくなりとるべし、すべてのとくこうたがひあひかんれんすること、れいしんてきれんにおけるたまきごとくにして、いつかかるなり、すなはちとうあいかかり、あいよろこびに、よろこびおんじゅうに、おんじゅうけんそんに、けんそんきんべんに、きんべんのぞみに、のぞみしんに、しんじゅうじゅんに、じゅうじゅんせいちょくかかるなり。かくのごとくこれとはんたいなるかはにありても、あくぎょういつかかるなり、えんこんふんかかり、ふんきょうごうに、きょうごうきょに、きょしんしんざんにんに、ざんにんかんまんに、かんまんらんに、らんはんもんに、はんもんかんにんに、かんにんしゃかかるなり、そのもろもろあくしゅうまたたがひかんれんすること、なほぜんなるかはにありてとくこうたがひあひかんれんしていつかかるがごとし。

二、 すべてぜんなるべんれいうちおいしゅようなるものとこうろうちょうじょうとは、べんえんとしてとうもっぱらなるにあり。とうもつかみにねがひてとくこうひびもとむることをべし、とうたまものたるものおいかみせいとくれいしんじょうちからしんすることも、そうめいなるしんじょうしゅたいするもいはれざるあいれんごういつすることも、これよりしょうぜん。けだしひびおのれひてとうつとむるものは、かみたいするれいしんてきあいもつしんせいなるしんぷくえんごとくなるがんぼうとのためひとせいにするれいしんてきかんぜんおんちょうをうけん。

三、 問、 ひとありざいさんり、れいはなち、かいめいすいこうすれども、このおいしんをうくるをつとめざるにより、かれはかくのごとせいかつするもてんこくらざるか。

答、 これせいこうようするのけんなり。けだしあるものしゅちょうしていふ、くにいつごくいつなりと、しかれどもわれはいはん、どういつくにまたどういつごくおほくのかいだんさいていのあるありと。それすべてのたいおいたましひいつなれども、うへにありてはかれたいのううちはたらき、したにありてはかれあしうごかさしむ、しんせいもかくのごとし、かれてんにあるものをもしたふちにあるものをもことごとくのぞうぶつほうかつして、そのはかるべからざるとかこあたはざるとにより、ぞうぶつほかにもれども、いづこにもすべてぞうぶつうちり。ゆえにしんせいはみづからひとびとちゅうしてすべてをえいもつせつするなり。それあるものもとむるところをらずしてとうし、きんしょくし、またえきもっぱらなるにより、なるしんぱんしゃたるかみしんこうりょうにしたがひてかくじんしょうするなり。けだしかれすところのものはかみおそるるのおそれによりてせども、かれはみなことごとたり、おうたり、ぎょうしゃたるにあらざるなり。

四、 いつおいさつじんしゃたり、かんいんしゃたり、あるものそうだつしゃたれど、あるものまたおのれざいさんひんしゃわかほどこさんに、しゅかれこれとをて、ぜんものにはあんしょうとをあたふべし、しかしてあまるのぶんりょうもあり、またしょうなるぶんりょうもありて、そのひかりそのさかえとにおいてはしゅじゅおなじからざるなり。ごくばつとにおいてもどくさつしゃあり、とうぞくあり、またしょうおいつみおかしゝものあらん。さればてんこくいつごくいつにして、かいきゅうあらずと、だんていするものしくせつすなり、こんにちかんがんふけり、そのほうとうおぼるるじんるいいくばくあるか。またとうしてかみおそるるものいくばくあるか。かみかれこれとをなるしんぱんしゃとして、いつしゃにはあんをそなへ、しゃにはばつをそなふるなり。

五、 ひとびとくるまし、うまぎょして、たがひとっしんし、おのおのてきつきおとして、かちそうせんをつとむ。かくのごとぎょうしゃこころはみづからかんぢょうをあらはして、かしこにきょうあくしょしんたましひとたたかひて、かみてんぎょうていせん。しかのみならず、おほくのあらたなるねんときどきたましひもつしょうぜらるべく、またあくしゃもつれらるるなり。けだしたましひかくれたるねんおほゆうするありて、ときにこれをせいしゅつせしむべく、またあくしゃにもおほくのねんもくさんとありて、じじたましひむかつてあらたなるねんしょうぜしめん、なんとなればきしなり、かれれいしゃし、ねんくつわりて、サタナくるまむかつてとっしんす、けだしサタナたましひむかつてくるまじゅんすればなり。

六、 問、 とうすなはちあんなるに、あるものとうするあたはず』といひて、とうつとめざるはなにゆえか。

答、 あんそのゆうもつきょうじゅつまたつとめおよぼさん、たとへばけいていほうもんし、でんどうつとむるごとこれなり。またてんせいゆきけいていふてことばぶるをうながす。とうぜらるるものはそのてんせいのままにてそんするあたはず、かならみづかとならん。かくのごとく、もしさいまつなるいしとうぜば、それよりしてそこばくのいしばひらん。もしひとあまりにふかかいちゅうしづみて、そのちゅうしんいたらば、できせん。されどぜんぜんすいちゅうものふたたきたり、うかんで、きしたつして、りくじょうひとんとほつす。れいしんかいおいてもかくのごとし、あるひとおんちょうふかきにりてさらそのともことおくすべく、またてんせいゆきけいていいたり、あいほんぶんつくし、ことばもつかれかためんことをうながす。

七、 問、 おんちょうつみとはどうしんちゅうるをるか。

答、 どうほかにあれど、ついたきぎふるときは、うつはねつして、うつはうちにあるものはうつはそとゆるためられてふっとうせん。されどもしひとおこたりてたきぎをそへずんば、ねつぜんぜんげんじてしょうめつせん、かくのごとおんちょうなんぢないにあるてんなり。もしなんぢとうして、そのねんハリストスあいするのあいするならば、さながらたきぎをそふるごとく、なんぢねんかみあいするのあいひたされん。それしんとほざかりてなんぢほかにあるがごとしといへども、かれなんぢうちにもりて、なんぢほかにあらはるるなり。されどもしたれいささかたりともあるひせいあるひほうしんみづからおのれして、ようやたいまんなるときは、つみふたたきたり、たましひて、ひときんちくするをはじめん。たましひぜんあんそくおもひいだし、ゆうしゅうして、しきりにくるしむをはじめん。

八、 あらたかみむかひ、ぜんあんあらたにかれにちかづききたり、かみをいよいよせつたづぬるをあらたはじめていはん、いはく『しゅなんぢせつがんす』と。たましひもやしてこれをやすんぜしむるぜんぜんくははりきたること、あたかつりばりもつうおすこしづつふかよりひきいだごとくならん。しかれどももしこれあらずして、たましひにがきととをあぢはふならば、いかんぞにがきをあまきより、せいよりべつして、せいかつほどこすのちちせいしんよよかんしゃするをん。アミン。