力学/発言に関する注意事項


発言に関する注意事項
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不均等な重さの運動量が、同じ比率の距離で互いに逆に吊るされることによって、どのように等しくなるかを示したが、同じ真実が合理的に確認できる別の一致と確率を黙って見過ごしてはならないように思われる。

なぜなら、ポンドABを点Cで不均等に分割し、距離BC、CAと同じ比率の重さを考えると

A と B の点から交互に吊るすと、一方が他方に対していかに重くなるか、その結果、一方に最小限の重力運動量を加えると、他方を持ち上げながら下方に移動するかは既に明らかである。したがって、重い錘 B に感知できない重さを加えると、ポンドは移動して B 点から E に向かって下り、他方 A から D に向かって上がる。そして、錘Bを降下させるためには、錘に増加するあらゆる最小の重力で十分であるから、この無感覚な重量を考慮に入れないと、ある錘が他の錘を支える力とそれを動かす力との間に差が生じないことになる。さて,Eで下降する重錘Bの運動と,Dで上昇するもう一方のAの運動を考えると,距離BCがCAより大きいように,空間BEは空間ADより大きいことが間違いなく分かるだろう。中心Cに,頂点にあるのと同じ2つの角度DCAとECBを形成し,結果として,2つの円周BE,ADが類似し,それらが記述する半径BC,CAの同じ割合をそれ自身に持つ。したがって、下降する錘Bの移動速度は、上昇する錘Aの重力が前者の重力を上回るのと同じだけ大きい。 錘AはDではゆっくりでも持ち上げられないので、もう一方の錘BがEで素早く動かなければ、錘Bの移動速度が錘Aの大きな抵抗を補い、Dでゆったり動き、Eで他方が素早く下降しても不思議ではなく、自然の体質に異存はないのである。したがって、一方をD点に、他方をE点に置くと、A点でゆっくり落下するA重錘は、B点でもう一方を素早く持ち上げ、運動の遅れによって失われたものをその重力で回復させることができるのは、理に適っている。そして、このことから、運動速度が増加するのと同じ割合で、家具の運動量を増加させることができることを知ることができる。もう一つ、先に進む前に考えておかなければならないことがある。それは、体がぶら下がる距離の問題である。

等距離と不等距離をどのように理解し、どのように測定するのか。したがって、直線ABは直線であり、その極点に2つの等しい重りがぶら下がっているので、その途中に点Cをとれば、距離ACは距離CBと等しいので、その上に平衡が成立する。しかし、線CBを上げて点Cの周りに回すと、CDに移され、2本の線ACとCDに従ってポンドが残るようになると、AとDの点からぶら下がっている2つの同じ重さは、Dに置かれた重さの距離がBにあったときのものより小さくなるので、点Cに同じ重さはかからなくなるのである。従って、前記錘が自由に動くときに弾み、下降する線を考えると、それは線AG、DF、BHであることに間違いはない。したがって、線分DFに従って点Dからぶら下がっている錘は運動量と推進力を作るが、点Bからぶら下がっていたときは線分BHで推進力を作り、線分DFは線分BHより支持体Cに近いままなので、したがって点AとDからぶら下がっている錘は点Cから等距離ではなく、直線ACBに従って構成されていると理解せざるを得ない。そして最後に、錘がぶら下がっていて、自由に下降するときに動く線と直角になるように距離を測ることに注意しなければならない。

訳注[編集]


この作品は1929年1月1日より前に発行され、かつ著作者の没後(団体著作物にあっては公表後又は創作後)100年以上経過しているため、全ての国や地域でパブリックドメインの状態にあります。

 

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