コンテンツにスキップ

ニカイア教父とニカイア後教父: シリーズ II/第1巻/エウセビオスの教会史/第3巻/第21章

提供:Wikisource

第3巻

第21章

[編集]

<< ケルドンがアレクサンドリア教会の第三代統治者となる>>


1. ネルヴァが1年余り統治した後[1]、トラヤヌスが後を継ぎました。彼の治世の1年目に、アレクサンドリアの教会を13年間統治していたアビリウス[2]の後を継いでケルドンが統治しました[3]

2. 彼は、初代アニアヌス[4]に続いて、その教会を統率した3人目の人物でした 。当時、クレメンスはローマ教会をまだ統治しており、パウロとペテロに続いて3人目の司教でもありました。

3. リヌスが最初であり、その後にアネンクレトゥスが続いた[5]


トップに戻る

脚注

[編集]
  1. 西暦96年9月18日から98年1月27日まで
  2. アビリウスについては、上記第14章の注2を参照。
  3. 伝説的な『聖マルコの行伝』によれば、ケルドンはマルコによって叙階された長老の一人であった。エウセビオス(教会史 HE IV. I および Chron.)によれば、彼はトラヤヌス帝の12年までその職にあった。
  4. Annianusについては、第2巻第24章の注2を参照。
  5. 初期のローマ司教の継承順位については、上記第 2 章の注 1 を参照。パウロとペテロはここで、エウセビオスによってローマの共同司教として一緒に位置付けられています。カイウスとコリントのディオニュシオスによる 2 人の使徒の関係と比較してください (エウセビオスが第 2 巻第 25 章で引用)。


トップに戻る
この文書は翻訳文であり、原文から独立した著作物としての地位を有します。翻訳文のためのライセンスは、この版のみに適用されます。
原文:

この作品は1929年1月1日より前に発行され、かつ著作者の没後(団体著作物にあっては公表後又は創作後)100年以上経過しているため、全ての国や地域でパブリックドメインの状態にあります。

 
翻訳文:

原文の著作権・ライセンスは別添タグの通りですが、訳文はクリエイティブ・コモンズ 表示-継承ライセンスのもとで利用できます。追加の条件が適用される場合があります。詳細については利用規約を参照してください。